公園で逢いましょう。
- 虐待 (178)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
公園で逢いましょう。の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
住宅地の中にある公園で遊ぶ子供と,彼らを背後で見守るママ(とパパ)。他愛も無いシーンの裏に彼らが背負ってきた過去を,リレー形式で語る短編集。 登場人物の年齢も,境遇もバラバラ。しかしそれでも,いやそれだからか,一緒にある場所に集まると,自然と役割分担ができる。まるで砂場のアリの群れのように。おそらくそういう物語ですが,全体のまとまりとしては・・・という感じ。 同じ多視点ものでも,家族の深刻な状況を笑い飛ばした「厭世フレーバー」に比べると,キャラの描き分けがハッキリしてなくて,どれも同じ人物に見えてしまうのがつらいところ。公園に集まる親世代だから,タッチが似てしまうのかな。 以前の作品に比べても「この作者らしくないな」という感じがします。次作に期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「厭世フレーバー」はよかったのに「イレギュラー」は今ひとつで、「あれ?」って思い忘れてしまっていたが、これはまたいいです。 公園に集まる小さい子を連れたお母さんたち。ゆるいつながりで、互いの内面には触れずにいる。この小説は、彼女たちがかかえる過去をひとつひとつ追っていくんだけど、「なるほど、そういうことだったのね」という、見方が変わると中身も変わるよくできただまし絵のような驚きと発見がある。人はみんなひとりひとり自分の人生を生きる孤独な生き物だけれど、それらが交差する瞬間に救いがある、そんなお話たちだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供を連れて、公園に集まるママ達(パパ一人)のエピソードが綴られています。現在の公園で見せる顔と過去のエピソードの対比が面白く、私としてはなかなかのヒットでした。特に4章目(唯一のパパ)は、思うようにならない人生に鬱屈しながらも、言動がユーモラスで最初から最後までニヤニヤしながら読んでしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オムニバス小説の傑作本『Sweet Blue Age』で、 個人的にベスト・ワンだと思っている三羽さんの、待望の新作。 期待に胸を膨らませて読みましたが、 途中で「ホントに三羽さんの作品?」と 著書名を見直してしまうほど、 いままでとは違う作品でした。 構成としては『厭世フレーバー』と同様、 ある同じ場所に集う人物の アングルがスイッチしていく バトンリレー形式になっているのですが、 いつもの精彩を欠いているな、という印象を 最後まで拭えぬまま読み終わりました。 三羽さんの作品は、テーマがいつも異なるので、 今回の題材(公園に集まるママ友)がどうとかではなく、 あのニヤリとさせられる“三羽節”に一回も出会えなかったのが残念です。 新境地なのか、模索中なのか、 この作品に作者が込めた思いは 一読者には測りかねますが、 まずは『タチコギ』を読んでみなければ、と思います。 そしてなにより『ニート・ニート・ニート』の書籍化希望! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
公園を舞台にそこに集う子供を連れた保護者であるママやパパの、表の顔から親になるまでに心に残っている過去のエピソードを連ねた短編5作品収録。 子どもを連れて公園に集うものの当たり障りのない話をして過ごしている親たちが辿ってきた道を綴られても、過去のない人は居ないだろうと突っ込みたくなるくらい感傷的な構成に無理がある。 小奇麗に仕上がっているだけで、読んでいて心に響かない。 三羽省吾作品だから期待しただけに、作品へのひねりが皆無で落胆も大きい。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|