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レキオス



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【この小説が収録されている参考書籍】
レキオス
レキオス (角川文庫)

レキオスの評価: 3.28/5点 レビュー 18件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

読後感

沖縄の地政学的観点、沖縄に伝わる風俗を背景に、米国、中国、台湾、日本の立ち位置から政策についてフィクションを交えて描かれていました。面白い書物だと思いました。
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No.17:
(4pt)

夢のような小説

「ありえない。」「意味不明。」「作者頭おかしい。」と思いながらも目が離せず、最後まで読んだ。悪い夢を見ているようだった。
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No.16:
(2pt)

テンペストをお薦めします

ファンタジー的要素が大きい。
それが、圧倒的な理解に基づく沖縄文化の提示を曇らせている。
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No.15:
(4pt)

読み辛いけど、面白い!

これは面白かった!
設定や世界観は壮大で、それでいて破綻しておらず、上手くまとまっていたと思う。
読み終えて、正直「やられた!」と悔しかった。

ただ、問題もあって、アパッチロングボウ攻撃ヘリやF15戦闘機、F22ラプターなどが飛び交う中に魔方陣が出現し、時空を超えたり、魔法攻撃をしたりしても、許せるかどうかだと思う。
アインシュタインの言葉を引用して「科学も宗教も行き着く先は同じ(しかも魔法や宗教の方が進んでいる、あるいは完成されていて、科学が追従してそれを翻訳ないし証明しているだけ)」という言い訳も作中になされていますが、それが許容できる人には楽しめるし、そうでない人は最後まで読むのが苦痛だと思います。

ただ、ことあるごとにコスプレし、台詞の最後に「くすくす」が付く某変態博士(女性)は、なんだか胸焼けを起こしそうでした。あれって面白いんですか?他、生体コンピューターの「ろみひー」とか。

確かに、この超スケールのストーリーを読み解く役目は、普通の天才では足らず、務まらないないでしょう。変態博士のような、つき抜けてある意味壊れた存在の登場が必要なのでしょう。
それに普通のコンピューターで計算は追いつかないでしょうから、「ろみひー」みたいなイカレたコンピューターの登場も必要なのでしょう。

しかし、この博士の下品な設定は全く面白くありませんでした。
それでもこのストーリーは、十分面白いと思えました。
ちょっとできすぎていて、悔しかったぐらい。
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No.14:
(2pt)

正直しんどい・・・

頭の中でアニメに直して読めばよかったと気がついたのは、読み終わってから。やたらにディープな蘊蓄の詰まった漫画の原作といった感想。著者の沖縄に対する思い入れとともに登場する人物は、混血の女子高生だったり、露出マニアの天才学者(秀逸!これ一作ではもったいない)だったり、肝っ玉オバぁだったり、キャラクターの輪郭が基本的に漫画。悪魔だか呪いだかと近代科学が奇妙に合体していたりするのは正直目まいがする。結局ベッテルハイムは世界に対して何をしたかったのか書いてあったかな?作者のイマジネーションは認めるとしても、読み通すのは正直しんどかった。特にクライマックスのレキオスが出現するシーンでは、レキオスの形態と動きをもっと描写してもらわないと何が起きているのかわからない。漫画化されているようだからそちらを先に読めばわかりやすかったのかもしれない。疲れた。
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No.13:
(3pt)

よくこんな世界を発想できる

これまで読んだ著者の本では、半分くらい読んだ辺りから少しずつ全体が見えてきました。ところが本書では2/3を過ぎても訳の分からない世界のままでした。いつもは一気に読むのに読了まで休日3日を要しました。
で、読了後の感想といえば複雑。あり得ない世界の中での論理の一貫性はいつものことですが、その論理の世界になかなか入っていけませんでした。147年を隔てた主として2つの世界だけでなく、3000年にわたるストーリーの壮大さに私の理解が追いつかなかったと感じています。
もう一度読み直せば理解できる気はしますが、結末を知ってしまっているので、そこまでする気はありません。でもよくこんな世界を発想できるものです。「やどかり・・」を読めばその一端は伺えますが。
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No.12:
(3pt)

相変わらずの暴走ぶり

シャングリ・ラの原点とかかれたので手にとって見ましたがこちらのほうが面白かったです。
シャングリ・ラとの対比になりますがシャングリ・ラにはアニメ化しやすくまとめたところが鼻につきましたが、こちらはそんなのかんけーねーとばかりの暴走ぶりが面白い。とにかく無意味な濃さが良い。特にサマンサ・・・。
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No.11:
(3pt)

ちょっと盛り込みすぎな印象を受けました。

はじめのあたりは、すごくおもしろく読めたのですが、ストーリーが進むにつれ、
だんだんついていけなくなってしまいました。
舞台である沖縄の描写、主人公であるハーフの女子高生デニス、
そして彼女の守護霊チルー……これだけでも十分個性的なのに、
次から次へと特殊な設定のキャラクターがバンバン出てきたり、
世界観も沖縄だったりインドだったりキリスト教の言葉が用いられたりと、
あまりにもいろんな要素が盛り込まれすぎているような印象を受けました。
沖縄はそういう文化の混在したところなのだ、と言われればそれまでなのですが、
できれば、デニスとチルー以外のキャラクターはひかえめな感じにしてほしかったです。
脇役のサマンサなどもキャラとしては悪くはないのですが、
物語の世界観からどうしても浮いているように見えました。SFアニメの「AKIRA」に、
萌えアニメ系の美少女が出ているような、そういう違和感があるのです。
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No.10:
(3pt)

ちょっとつらかった。

ありえない設定とか、時代考証とか、そんなものはどうでもいい。だって彼はそういう作家なのだから。SFやアニメなどと同じく、エンターテインメントにおいてリアリティというのは、その物語内だけで成立していれば良いのだ。現代と比べる必要はない。そういう意味ではすごい才能を持った作家だと思う。ただどんな作品でも、やっぱりページを捲らせる力は必要で、その点に関してはよろしくなかった。無駄な文章が多いせいだろうか。もっとすっきり削ってほしかった、というのが正直な感想です。「シャングリラ」が素晴らしく面白かっただけに、残念です。
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No.9:
(5pt)

読み手限定!

伝説、魔法陣、霊、結界、ユタ、時空、そしてリアルな沖縄。
いろんな意味で、濃い匂いがぷんぷんします。
セヂの概念はとても勉強になりました。
大胆な設定、奇特な登場人物、キレた展開、全てが奇想天外なファンタジーです。
でもこれもあり得る世界だと、納得して受け入れてしまう自分が不思議です。
シャングリ・ラも読みましたが、私は断然レキオスが好きです。
2回読み直しましたが、読む度に新たな発見、新たに理解できる部分があり、とても楽しめます。
きっと、3回・5回と読み直す、私の愛読書となるでしょう。

ただ、読み手を選ぶ、否、限定される本だということを、強く付け加えておきます。
現実派の方には、全くお勧めできませんので。
So Dangerous!
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No.8:
(2pt)

密度薄し

前作の風車祭は良かったが今回は今一つ。風車祭は単純なストーリーの割りにかなりの長さだった。つまりストーリーに直接関係しないエピソードが豊富だったということだが、それらが独立した魅力を持っていて退屈しなかった。対してレキオスは複雑なストーリーの割りに短く、話を進めるための伏線が占める割合が大きかったために退屈だった。
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No.7:
(3pt)

広げた風呂敷は一応、畳んでね

「シャングリ・ラ」を読む前に、プールに入る前に浸かる塩素槽のようなつもりで読書開始。
大統一理論、兵器の描写、分からない琉球語に目を白黒させながらなんとか読了。
どれも薀蓄とまでは言えない、専門用語の洪水に疲れました。
途中、泣かせる挿話があったりして、なかなかと思ったりもしたのですが、作者のぶっ飛び具合が目に付いて、読んだ後も頭中が?マークでぐわんぐゎん鳴っているような錯覚に囚われました。煙に巻かれた気分です。
「シャングリ・ラ」はすでに買っちゃったんで読みますけど。
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No.6:
(4pt)

色々な意味で「ありえない」小説

「シャングリ・ラ」が気に入ったので、原点といわれているこちらも読んでみた。

原点と銘打っている通り、

人物造詣(選ばれしスーパー女子高生・青臭いヘタレ軍人・何でもできちゃう天才美女・影の薄い親友)、

設定(三種の神器・魔方陣)、

そしてオチの一部が非常に似ている。

内容の普遍性やプロットなど、全体的な完成度では「シャングリ・ラ」に及ばないが、

ぶっ飛び度や”濃さ”は圧倒的に「レキオス」の方が上。

「シャングリ・ラ」をアニメっぽいと批判した者がいたが、そういう人は「レキオス」を少し読んだだけで投げてしまうに違いない。

「シャングリ・ラ」は最後で若干失速したが、「レキオス」は逆で、

ラスト数十ページで一気に暴走もとい加速する。

あれだけ好き勝手に物語を暴走させておいて、最後は小奇麗にまとめるのだから大したもの。

マイナス点があるとすれば、濫用される専門用語や固有名詞になんの解説もないところと(単なる雑学自慢にしか見えない・・・)、

人物の動機付けや普通の人間との違いをぐだぐだと文章で解説する癖があるところだろうか。

タイムスリップやニューエイジ、怪獣パニックと様々な要素が入り乱れる異様なこの作品。

確かに人を選ぶが、そういったごった煮的なものを愛せる器量のある人は是非読んでみてほしい。
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No.5:
(3pt)

飛ばし足りない

どうせ無茶苦茶をやるなら、もっとぶっとばしてほしかった、というのが正直な感想。キャラクターに比べてストーリーが弱いというか、キャラクターが暴れる時空が狭い感じ。

沖縄に行ったことがないとちゃんとした評価ができないのかもしれないけれど・・・。
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No.4:
(1pt)

チャンプルー?

悪の秘密結社に沖縄の伝説と,あり得ない取り合わせもそうですが,
黒船に攻撃する米軍戦闘機など,時代考証を無視した展開に目がまわり,
結果,中盤ほどでついていけなくなり,最後まで理解できませんでした.

ラストはハッピーエンドでしたが,まじめなのか笑わせたいのか,
かなり賛否両論というか,読み手を選ぶような作品だと思います.
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No.3:
(5pt)

失われた何かがある場所。

~久々に1ページ目からガツンとやられました。その圧倒的で過剰なまでの想像力と、強引と
も思われるストーリー展開が織りなすめくるめく物語世界。時間と空間と存在をも超えた
おぞましくも魅力的な登場人物たち。これこそセンス・オブ・ワンダー!
背景には「沖縄」が抱える問題が色濃くあるのですが、そんなことも笑いの中に消化して、
軽やかにその先に~~行く奥深さ。それは沖縄の持つ包容力のなせる技か。毒の効いた壮大な
ホラ話が好きな人は是非一読を。~
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No.2:
(3pt)

レキオスの不思議さ

アメリジアンとして生まれた少女を機軸とする物語。それは壮大な歴史という波に浮上させられた、過去と現在とを交差させている池上氏の力作のひとつだと思われる。ーしかし、私にはこの作品を一挙に読む事が出来なかった。空間を超え、時空を超え、人種をも凌駕する、その内容の圧倒的な強さに圧されてしまったからだ。
だがこの作品には、沖縄のおばぁの姿、怪しげな呪術師(占い師?)、沖縄が背負わされてきた背景が、「レキオス」という物語そして沖縄の独特の信仰とが見事に交じり合い、同時に浮かびくる迫力に凄みを覚えた。
ニヒリスティックに、しかしブラックユーモアも普通の笑いも、私の涙と同時に自然に生じていた。人を殺す事、殺される事、恨み辛みを抱えながら、それでも生きていく人の姿に感涙させられた。
作品最後の文章にある”引っかかり”を覚えたのは、果たして私だけだろうか???
余談:知識の浅い私にはよく把握出来なかった面は否めず、星3つとさせて頂いた。
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No.1:
(4pt)

扇のかなめ

ストーリーは破天荒でありながら、扱われているテーマは結構ナイーブなものが多い。沖縄の基地問題などは新聞やニュースを見ればある程度知ることはできるが、なかなか実感することは難しい。本書にでてくるはまったく不可思議な登場人物たちであるが、その人物だちが沖縄の抱える問題を語ってくれるところくだりは中々真に迫って沖縄に住む人間の八方塞がり感をよく描いている。好作ですが好みにより評価は激しくわかれるかもしれません。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
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