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レキオス



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【この小説が収録されている参考書籍】
レキオス
レキオス (角川文庫)

レキオスの評価: 3.28/5点 レビュー 18件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

よくこんな世界を発想できる

これまで読んだ著者の本では、半分くらい読んだ辺りから少しずつ全体が見えてきました。ところが本書では2/3を過ぎても訳の分からない世界のままでした。いつもは一気に読むのに読了まで休日3日を要しました。
で、読了後の感想といえば複雑。あり得ない世界の中での論理の一貫性はいつものことですが、その論理の世界になかなか入っていけませんでした。147年を隔てた主として2つの世界だけでなく、3000年にわたるストーリーの壮大さに私の理解が追いつかなかったと感じています。
もう一度読み直せば理解できる気はしますが、結末を知ってしまっているので、そこまでする気はありません。でもよくこんな世界を発想できるものです。「やどかり・・」を読めばその一端は伺えますが。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
4043647026
No.6:
(3pt)

相変わらずの暴走ぶり

シャングリ・ラの原点とかかれたので手にとって見ましたがこちらのほうが面白かったです。
シャングリ・ラとの対比になりますがシャングリ・ラにはアニメ化しやすくまとめたところが鼻につきましたが、こちらはそんなのかんけーねーとばかりの暴走ぶりが面白い。とにかく無意味な濃さが良い。特にサマンサ・・・。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
4043647026
No.5:
(3pt)

ちょっと盛り込みすぎな印象を受けました。

はじめのあたりは、すごくおもしろく読めたのですが、ストーリーが進むにつれ、
だんだんついていけなくなってしまいました。
舞台である沖縄の描写、主人公であるハーフの女子高生デニス、
そして彼女の守護霊チルー……これだけでも十分個性的なのに、
次から次へと特殊な設定のキャラクターがバンバン出てきたり、
世界観も沖縄だったりインドだったりキリスト教の言葉が用いられたりと、
あまりにもいろんな要素が盛り込まれすぎているような印象を受けました。
沖縄はそういう文化の混在したところなのだ、と言われればそれまでなのですが、
できれば、デニスとチルー以外のキャラクターはひかえめな感じにしてほしかったです。
脇役のサマンサなどもキャラとしては悪くはないのですが、
物語の世界観からどうしても浮いているように見えました。SFアニメの「AKIRA」に、
萌えアニメ系の美少女が出ているような、そういう違和感があるのです。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
4043647026
No.4:
(3pt)

ちょっとつらかった。

ありえない設定とか、時代考証とか、そんなものはどうでもいい。だって彼はそういう作家なのだから。SFやアニメなどと同じく、エンターテインメントにおいてリアリティというのは、その物語内だけで成立していれば良いのだ。現代と比べる必要はない。そういう意味ではすごい才能を持った作家だと思う。ただどんな作品でも、やっぱりページを捲らせる力は必要で、その点に関してはよろしくなかった。無駄な文章が多いせいだろうか。もっとすっきり削ってほしかった、というのが正直な感想です。「シャングリラ」が素晴らしく面白かっただけに、残念です。
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4043647026
No.3:
(3pt)

広げた風呂敷は一応、畳んでね

「シャングリ・ラ」を読む前に、プールに入る前に浸かる塩素槽のようなつもりで読書開始。
大統一理論、兵器の描写、分からない琉球語に目を白黒させながらなんとか読了。
どれも薀蓄とまでは言えない、専門用語の洪水に疲れました。
途中、泣かせる挿話があったりして、なかなかと思ったりもしたのですが、作者のぶっ飛び具合が目に付いて、読んだ後も頭中が?マークでぐわんぐゎん鳴っているような錯覚に囚われました。煙に巻かれた気分です。
「シャングリ・ラ」はすでに買っちゃったんで読みますけど。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
4043647026
No.2:
(3pt)

飛ばし足りない

どうせ無茶苦茶をやるなら、もっとぶっとばしてほしかった、というのが正直な感想。キャラクターに比べてストーリーが弱いというか、キャラクターが暴れる時空が狭い感じ。

沖縄に行ったことがないとちゃんとした評価ができないのかもしれないけれど・・・。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
4043647026
No.1:
(3pt)

レキオスの不思議さ

アメリジアンとして生まれた少女を機軸とする物語。それは壮大な歴史という波に浮上させられた、過去と現在とを交差させている池上氏の力作のひとつだと思われる。ーしかし、私にはこの作品を一挙に読む事が出来なかった。空間を超え、時空を超え、人種をも凌駕する、その内容の圧倒的な強さに圧されてしまったからだ。
だがこの作品には、沖縄のおばぁの姿、怪しげな呪術師(占い師?)、沖縄が背負わされてきた背景が、「レキオス」という物語そして沖縄の独特の信仰とが見事に交じり合い、同時に浮かびくる迫力に凄みを覚えた。
ニヒリスティックに、しかしブラックユーモアも普通の笑いも、私の涙と同時に自然に生じていた。人を殺す事、殺される事、恨み辛みを抱えながら、それでも生きていく人の姿に感涙させられた。
作品最後の文章にある”引っかかり”を覚えたのは、果たして私だけだろうか???
余談:知識の浅い私にはよく把握出来なかった面は否めず、星3つとさせて頂いた。
レキオス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:レキオス (角川文庫)より
4043647026

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