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遺留品



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【この小説が収録されている参考書籍】
遺留品 (講談社文庫)

遺留品の評価: 3.90/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

微妙な関係性が面白い。

シリーズ3作目。本書でようやく主人公の検屍官ケイ・スカーペッタと刑事ピート・マリーノのコンビがしっくりくるようになったという印象を受ける。どちらかというとむしろこの二人のやりとりこそが本シリーズの一つの「味」になりそうな気がする。気心が知れている、というのではないが、相手の考えが読み取れる、しかしそれを本人に知られるのはお互い気恥ずかしいという微妙な関係が非常に興味深い。それに対して事件の方はと言えば、冒頭こそ謎に満ちているのだが、それが最終的には終わり近くなってバタバタと解決されてしまったような気がする。それゆえ次回作では「事件の作り方」に注目してみたい。
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4061853139
No.9:
(1pt)

伏線回収なし

途中まで面白くてやめられなかった。
謎につぐ謎。気の毒な被害者と残虐な犯人像。文章も読みやすい。
で、話の締め方がこれ?という結果。
膨大な伏線を回収しないのならこんな話誰でも書けるわ!と読後出先のゴミ箱に捨てました。
ちなみに本をゴミ箱に捨てたのは初めての体験です。
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4061853139
No.8:
(3pt)

ふぅーん・・

事件性よりも人間味が強くて好きになれない作品ですーー。だらだらと仕方なく読んだ感じかな・・・・。でも評価は高いみたいですね。秋の夜長に合わせて再びこのシリーズを読んでいますが、次は1作目にいこうと思っています。本当は順序よく読むべきですよね。真犯人、死体農場は2度目でも楽しめました。
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No.7:
(4pt)

One of famous Scarpetta series

This is the third novel featuring Dr. Scarpetta who is a popular imaginary character from Miami and works as a medical examiner. Actually, the author herself is from Miami and has an experience in work for medical examiner's office, which enables her to write about that with sheer correctness and smoothness. The story is that she and the police are gradually solving the mystery of the serial brutal killing of young couples. Although the plot has little surprise, it develops logically and you can reach to the end without feeling time passing. The title may suggest that this time, even the clever heroine faces the difficulties for finding a key to unravel the mystery because the victims are badly decomposed. But it's my first time to read this series (whose number amounts to 21!), so I don't know how beautifully the heroine solves the riddle in other works. If you have time, that kind of comparison may be worth trying.
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No.6:
(5pt)

はまってます

シリーズのなかの1冊。結構なページ数ですがおもしろくて、一気によんでしまいました。
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No.5:
(5pt)

スピード感

前2作に比べ、いきなり「うまくなった!?」と感じれる作品。
コーンウェル節が始まった!!という感じ。
犯人のめぼしがつき、そのバック・グラウンドがはっきりすると、
とてもドキドキする。
相変わらず、ストレスや睡眠不足でイライラしているケイだが、
マリーノとのコンビとしての息も合いはじめる。
この作品を通して、不思議と、すごく力強く感じることは、
やはりタバコは悪なのか!?ということ。
それにしても、そこまで悪なのか!?と。
ラスト近くのアビー、
彼女には幸せになって欲しかったのに、本当に残念だ。
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4061853139
No.4:
(3pt)

俄か作家よりは錬れた文章だが

医学ミステリーでも、医学知識を縦横に駆使して筋を展開させ、それ自体が面白さとなっているロビンクックやマイケルパーマーと異なり、何か借り物のぎこちない医学を背景に、寧ろ人間関係を浮き彫りにしながら老練に筋をすすめるコーンウェルの特徴がでています。あえてタバコを吸い死体を扱う美女医と、些か現実とは正反対の設定をしながらも、実は現実に対するアンチテーゼ、現実に対する強烈な皮肉ともとれます。どんでん返しも、些か大芝居ぽい気がしますが、それでも頭を使わず楽しめる、寧ろ古典的ともいえる医学サスペンスです。英語は平易だが、前述の二人よりはこみいっているかな?
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4061853139
No.3:
(5pt)

シャーロック・ホームズ以来ハマッタぞ!!

パトリシア・コーンウェルの女性検死官ケイ・スカーペッター全11巻は、電子辞書片手に洋書で読みました。死体農場は和訳でも読んでみましたが、どうしても翻訳者と私の持つケイのイメージが微妙に違うのが気になってしまって。このシリーズはそれぞれの猟奇殺人事件解決への経過のみならず、ケイ、マーク、ウェーズリー、ピート、ルーシーの恋愛をも含めた人間模様からも目が離せません。できれば1巻から順に読まれることをお勧めします。オーディオ・テープはこのケイト・バートンの声が1番ケイの声にマッチしているようで好きです。ピートの訛った文法的に変な英語も多民族国家アメリカの空気を感じるし、ローズのような年配女性の弱々しい声も味わい深い。中高生の頃読んだシャーロック・ホームズ以来ハマッタぞ!!!
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No.2:
(5pt)

本格的推理小説

女性検死官「私」を主人公に、中年の警部と絶好のコンビを組ませ残忍な難事件を次々に解決していくシリーズものの一編であるが、この作者のどれを読んでもいつも一気呵成に読まされてしまう。この不思議な面白さは多分、作中の『会話』の上手さと、人物のその時々の感情を実に素直に吐露させる技術のせいかもしれない。推理小説ファンとしては、我が国にも、とかく国民性といわれる“照れ屋”性分をかなぐりすてた本物の推理作家の出現が待ち遠しい。コーンウェルは読後、いつも私にそう思わせる作家だ!
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No.1:
(4pt)

読者が容疑者を挙げる閑がない

米国でシリアル・キラーは実際にいるし、それを題材にした本も数多く出ている。その中でも、この本は殺人者にではなく、その周りの人々にぴったりと焦点が合っていると思う。コーンウェルのうまさは、犯人を本のどこかに登場させておきながら、最後になるまで読者に分からせないところだ。それは、あらゆる問題がケイにせまるため、怪しい人のことを忘れてケイの人生を読み進んでしまうから。今回は、「羊たちの沈黙」のように、女性政治家の娘がいなくなることにより、ケイにも政治の圧力がかかる。こんなことに気を取られているうちに、あっという間のクライマックスで、容疑者を読者として挙げる閑がない。
遺留品 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:遺留品 (講談社文庫)より
4061853139

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