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燃えつきるまで



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【この小説が収録されている参考書籍】
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)

燃えつきるまでの評価: 4.25/5点 レビュー 53件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 41~53 3/3ページ
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No.13:
(5pt)

この本がきっかけになりそう

失恋したばかりで、自分の気持ちを処理しきれずにいる人がこの本を読んだら、何かしらのきっかけになると思います。

玲子の陥っていった状況はリアリティはあるけれども、どこか過激過ぎてフィクションだからだ…と、正直思えるところもあります。

しかし、玲子が繰り広げる行動、心理の描写は、私たちが心の奥底で感じている『もの』を表現していると思います。本の中の玲子が、いつしか本を読んでいる今の自分自身と重なり合い、冷静に見つめなおすきっかけになると思います。

だからこの本は立ち直る、奮起するきっかけになると思うし、リアリティある唯川ワールドの面白さだと思います。

そしてそんな私も、この本がきっかけで6年間の別れに決心がついたところです。
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:燃えつきるまで (幻冬舎文庫)より
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No.12:
(5pt)

失恋に解決はない

男と女って一つ歯車が狂い出すと、どんどん狂いが大きくなっていく。昨日までものすごく好きだった部分が、ほんのささいな出来事で、あるいはその積み重ねで「嫌い」の方向に変わっていってしまう。つらかったです、この小説。人の心ってなんとも不思議でいかんともしがたいものですね。
 怜子は犯罪行為を犯してしまうけど、私はそれを責められない。私も彼を失った時、心の中で、怜子の行為と同じことを何度も何度もシュミレーションした。「心の中で思う」ことと「実際に過ちを犯してしまう」ことの間には、大きな隔たりがあるけれど、紙一重でもある。
 恋を失うということは、からだの一部をもがれたようなもの。最後、怜子は立ち直って新たな出発を迎えるけれど、私は確信している。また、怜子の心は揺れる。何度も何度も揺れるはず。それを思うと、ますますつらくなります。
 読まなきゃよかった…でも読んでよかった…
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No.11:
(4pt)

はっとさせられました

私にも耕一郎のような安全パイと呼べるような四年付き合っている彼がいます。なにをしても私を受け止めてくれるしとてもやさしい。だから振られることはないし、もうすぐ結婚かな…とも考えています。でも、この小説を読んではっとしました。5年間まったく円満に続いていたと思っていたのに相手は1年も前から違和感があった。でも、そのことに彼女は全く気付かなかった。私もそうなのかも…なんて思ったら怖くなりました。そして、彼との接し方を考えなおしてみようと思いました。 失恋の描写はとてもリアルで自分の過去の経験もあわせてしまって泣けました。失恋はつらいし悲しい。でも出会わなければ良かった人なんていないし、怜子も5年間は楽しいことがあったし、きっと今後は人の痛みがわかる優しくて強い女性になれると思う。結局すべて自分のためになるんです。だから恋愛は出会いから別れまですべてひっくるめて素敵なことなんだと思います。
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:燃えつきるまで (幻冬舎文庫)より
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No.10:
(4pt)

失恋のつらさ

大好きだったひとに振られたことのあるひとは主人公の気持ちがよくわかるとおもいます。
彼としたいろんなことを思い出すたびに、涙が出てきて、、
裏切られたという恨みもこみ上げてきたり、、、こんなことでぐずぐずしている自分が嫌になったり・・・主人公の怜子はちょっと後半やりすぎな部分があったけど、共感できる部分は沢山ありました。
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No.9:
(4pt)

男でもわかる(ややネタばれ)

「女性」が主人公だけど、男の自分も共感できた。男性だって怜子と同じ感情を持つし、女性だって耕一郎と同じ感覚を持つこともある。
 また、「失恋」がモチーフになってるけど、仕事や友人関係でも同様な感情は芽生える。

 この小説のテーマは「理不尽」なのだと自分は受け止めた。

 人間は幸福に対しては理由をさほど求めない。「偶然の出会い」とか「幸運に恵まれて」で済ませることができる。しかし、不幸に対しては徹底的に理由を探してしまう。でも、理不尽とは結局は「自分にとって合理性がない」だけで、周囲はそれを気に留めることはない。

 耕一郎は「合理の対極」で描かれていて非常に上手いと思った。別れの理由は最後まではっきりしない。人間の思考は所詮合理的ではない。だから、恋愛も仕事(組織の人間関係)も理不尽の山積みだ。そうだと分かっていても、自分にとっての合理を求めてしまう。だから、傷つく。でも、結局は自分で時間をかけて消化するしかない。

 話の大部分を占める激しさに比べて、最後の部分はあっさりしてるという人もいるが、私はそこが好きだ。「憑き物が落ちる」きっかけが訪れるのだろう。

 「いつだって、人生は『こんなはずじゃなかった』との戦いだ」

 小説の最後の方で、立ち直り始めた怜子が心のなかでそうつぶやく場面がある。その言葉が、今の自分を元気づけてくれた。
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No.8:
(4pt)

リアリティに感服

私が唯川恵の小説の一番の魅力だと考える「リアリティ」がやはりはんぱじゃありません!主人公の行動や考え方、まるで自分のことのように身につまされて痛いほどです。それだけに他人の日記を盗みしているようで、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。面白かったです。
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No.7:
(4pt)

これから社会人になろうとする人にはお勧め

5年間付き合い、付き合う中ではプロポーズもされた男から、突然別れを告げられる怜子。責任ある仕事を任され、それでも付き合っている相手がいるのだ、という精神的な安心感に身を委ねていた怜子は、精神的に不安定な状態に陥ってしまう。
5年間という決して短くない時間を共に過ごした男から、ほとんど何の説明もなく別れを告げられたのでは、人によっては確かにたまらんのだろうな、とは思うが、怜子がその後辿る時間は、私にはやはり理解から程遠い世界の話だ。
「22歳の別れ」という曲では、5年間付き合って別れようとする女性の姿が描かれるが、この怜子とは大分違う。怜子はもう31歳。自分を年だと思ったことはなかったが、それもいずれは結婚する予定の男の存在があったからだ、ということに男に去られてから漸く気付く。次第に常軌を逸してゆく彼女は、自分で自分のことがイヤでたまらない。仕事に集中したい時には恋愛はおざなりに、恋愛に集中したい時には仕事がおざなりに、というのは世間の習いだし、私もそう思う。ただ、仕事も恋愛もそのものだけに頼りきるのは危険だな、と思う一作。
唯川作品には、彼女の会社勤め時代の実感が込められているので、これから社会人になろうとする人にはお薦めかもしれない。
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No.6:
(5pt)

つらかった・・・

自分の昔と照らし合わせながら一気に読んだ。私は書店で働いているがこの本が20~30代の女性を中心に良く売れて、興味を持って読んでみた。もう2年前くらいになろだろうか・・・。私が今付き合っている男性とは付き合って3年以上になる。初期の頃、彼の元彼女とむごん電話とまではいかないまでも、非通知メールなんかにひどくやられたことがある。・・・・・・。そう。女ってコワイ。平然とした顔で。まぁ、耕一郎と彼は違って決して何もしてくれなかったけど。相手にするなって。あの頃のことは時と共に封印していましたが、この本読んでちょっと思い出しちゃったなぁ。恋愛って。女って。
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No.5:
(4pt)

後半はありえない感じでしたが・・・

途中まではリアルな感じで良かったのですが、後半は20代後半独身の私にはありえないような展開でした。
とはいえ、怜子の様に実際に行動はしないにしても「相手だけ幸せになるのはいやだ」という感情は抱いたことがあるので、そういう意味ではまったくありえないことではないのかも知れません。
でも実際の女性は強いので、怜子が城崎との誤解が解けてうまくいく等々立ち直りってくれるのをみたかった気もします。
結婚しなくとも痛々しくなく公私共に幸せに生きている、そんな女性の物語が呼んでみたいです。
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:燃えつきるまで (幻冬舎文庫)より
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No.4:
(3pt)

気持ちよく分かります。

1日で読んでしまいました。それは、主人公だけでなく、登場人物全員の言っている事や気持ちに「そうそう!その通り!」と思えたからです。男性は案外未練もなく別れるということもその通りだと思ったし。ただ、好きな人を忘れられないからといっても、中盤以降の主人公の行動には「分かる」という気持ちではなく怖さを感じました。それと、終盤で主人公の立ち直りの経緯が、あんなに苦しんだ割には、あっさりとしすぎていて少し物足りなかったかな。
女性なら、過去でも現在でも、人を死ぬほど好きになった事はあると思います。そんな人には是非読んで欲しいです。
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:燃えつきるまで (幻冬舎文庫)より
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No.3:
(5pt)

恋って、人生ってせつない・・・

~人を好きになったことのあるすべての女性に読んでほしいです。
失恋、仕事、年齢、不倫、遊び、結婚、専業主婦、婚約解消、妊娠、復讐等々。
31歳の主人公を取り巻く様々な恋愛の形。誰もが、人ごととは思えないリアルさで描かれ、始めから入り込んで、本を置く間もなく、一気に読んでしまいました。
読み終えた後は、明日からの毎日を大切にしようと思~~えて、思いがけず涙があふれて来ました。終盤で、打ちのめされる主人公に続く無言電話の主、あなたはわかるかな?~
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No.2:
(4pt)

リアル!!

振られた。でも好き。いつかもどってくるんじゃないか。
でもやっぱり戻ってこないのか。
すごく共感できる話です。
ちょうど失恋したときによんだら、ちょっとリアルすぎて、
なんだか悪い方向に考えてしまった・・・
「恋愛はどっちかがだめだとおもったらだめなんだ」
わたしもそうおもってます。
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:燃えつきるまで (幻冬舎文庫)より
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No.1:
(4pt)

日曜の夜に読みたい本

唯川恵の恋愛小説は疲れなくていい。雨の日曜日,一人での夕食の後,思わず時間が空いた休日。そんなときに読みたい本。
この本は,最後のページを立ち読みして思わず購入して読んだ。仕事に恋愛に万事が自分の思うペースで順調に進んできた玲子が,ある日恋人から別れを告げられるところから物語が始まる。信じられないくらい心身共にボロボロになりストーカーまがいまで進んだ後,やがて自立の道を歩きだすまでの物語。
いくら分かり合えたと思っていても男女の仲はわからない。「恋の傷を癒すのは新しい恋しかない。」という作品中の言葉が重い。
最後の1ページのために人は恋をし,涙し,そしてまた人を好きになるのだと信じたい。
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:燃えつきるまで (幻冬舎文庫)より
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