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燃えつきるまで
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燃えつきるまでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 21~40 2/3ページ
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紙の本もこれは持ってますが、気に入ってるのでキンドルでもダウンロードしました。 突然の失恋。もしかしたら、復縁できるかも…と思えば、 絶望のどん底に落ちる主人公の心が細かく描かれています。 失恋はどんなものでもつらいもの。 それがリアルにえがかれている秀作だと思います。 周りをとりまく女性陣もストーカーがいたり、 嫉妬心のある友人がいたり…と 女のいやらしさも描かれています。 ドラマ化もされましたが、 筋は一緒ですが、 本には出てない男の人がでています。 | ||||
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(ネタバレありです) 批判を覚悟であえてこの評価にさせて頂きます。 唯川さんの「テティスの逆鱗」を読み面白かったこともあり、次にこの本を手にしました。 自分自身31歳(男です)という事もあり、読み始めの文章に共感するところもありました。中盤まではとても興味深いと言うか、「女子の考えだとこうなんだ〜」的な新鮮な感覚で読めます。 ただ、後半の救いのなさは、嫌悪感を超えてストレスを感じるレベルでした。ストーカー化し不法侵入を繰り返す程に病み、30過ぎで大してコスト高でもない人材なのに体調不良でリストラされ・・・。しかも、その描写があまりにもリアル。包丁を刃毀れさせ、母子手帳を引き裂くとか、読んでるだけで背筋に冷たいものを感じます。最後は確かに立ち直ったのかな?という感じの終わりですが、また何かのきっかけでフラッシュバックしかねないような気がします。子供抱いてる姿を見たときとか。 凄い作品ではありますが、もう一度読みたいとは思えないです。 | ||||
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誰もが必ず知っている気持ちのモヤモヤを、最後にスッキリさせてくれる | ||||
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耕一郎に失恋し、気持ちを消化出来ずにだめになった理由を探す怜子。けれど、相手の気持ちというのはどうやっても思い通りにならないもので、心変わりは誰のせいでもないのだ。 失恋から立ち直ろうとあがく怜子が、理性では沢山のことを理解しつつも、実際感情面では自分の気持ちがコントロールできずにガタガタと崩れて行く様がとてもリアル。そこからどう気持ちに折り合いを付けて、立ち直る鍵を掴むか。失恋という、世の中で一番理不尽なのではないかと思える出来事に真っ正面から向き合った一冊。 | ||||
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もう、最後のページは涙なしではよめませんでした。時々、最後のページだけ読んでないてしまうほどです。 間違いじゃなかった。。そう私も勇気づけられた気がします。 | ||||
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有吉さんの『不信のとき』を思い出しました。あっちが、男性への報復のはなしなら、こっちは女性自身の報復の話し。 でもまだまだ軽いもんだと、思う。きっと世の中多かれ少なかれこの物語のなかの話しはある。きっと人の中にもある。 30歳という節目を微妙に意識させながら、進んでいく物語。読む年齢によって捉え方も変わるであろう秀作。心の変化をしっかりとらえる書き手にも脱帽します | ||||
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解説を春口裕子が書いている。 「「気楽に書いてやってください」ときづかってくれる。 編集者の人たちが「姐さん」と呼ぶ理由がわかる」 そんな馬鹿なと思う会話も、きっとそれが作者のいいたかったことなんだろうと目をつむろう。 「あなたならきっと立ち直れるわ」 「それでね、できたら私にも同じことを言ってくれないかしら」 「大丈夫、あなたならきっと立ち直れるわ」 「ありがとう」 著者の意図に思いがいかないと、詰まらない話だと思うかも知れない。 ps. 解説者にめぐまれていると思ったのは、著者の編集者、他の著者への思いやりという人間性があるからなんだということが分かった。 | ||||
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よく行く図書館で何気に手にとり、一気に読破してしまいました。女性が失恋した時の心の描写がリアルに感じられました。最後に電話で「もう大丈夫だから」と言い合うところ、グッときました。ドラマ化してもいい話ですね。 | ||||
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バスの中で読んでいて、辛くて辛くて涙と鼻水が止まりませんでした・・・。 とても他人事とは思えない。 女性なら誰もが経験する気持ちをこれほど細やかに描いた作品はなかなかないと思います。 | ||||
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唯川さん・・・昔からかなりのファンでほとんどの小説は読んでいますが、 今回「燃えつきるまで」を読んで、やっぱり大好きだと再認識しちゃいました。 主人公が突然5年も付き合った彼氏から別れを告げられることから この物語は始まります。 途中、とても主人公の気持ちが痛くて、 私も過去辛い思いをしたことを思い出しました。 わかる!すごくわかる! どんな人生を送ればこんな小説が書けるのでしょう・・・ 人はどんなに苦しくても辛くても、人を好きになる気持ちは止められない。 だけどそれが終わってしまった時、それをきちんと受け止めて、自分の生活を前向きに 過ごしていかなければなりません。 わかっているのに・・・ダメなんですよね・・・ 誰かを憎む気持ち、うらやむ気持ちも、ものすごくリアルに書かれていて 大変共感しました。 最後は胸が苦しくなって、涙があふれてきました。 ぜひ失恋した方、恋人との別れから立ち直れない方に読んでほしい一冊です。 | ||||
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主人公の気持ちがとても理解でき、引き込まれるように一気に読んでしまいました。 冒頭部分の『どうして???』っという混乱した気持ちが自分自身の経験とシンクロし、泣いてしまいました。 ある日突然、自分を奈落の底に突き落とした相手だけが幸せになって行く事に対する憎悪、怒りそして焦り。。。 経験された方ならきっと主人公の気持ちが理解できると思います。 唯川さんは女性特有の怖さや執念深さの描写が本当にリアルです。 女性ならきっと共感できます。 主人公の行動は度が過ぎていますが、「自分にもそんな所があるかも・・・」と考えてしまいます。 いわゆるハッピーエンドではないかもしれませんが、とても納得のできる作品です。 | ||||
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仕事も恋も順調に思われた女性が5年の付き合いの末、 予想もしない失恋を経験する。 その玲子の気持ちの整理ができていない状態から、キチンと過去の恋愛の区切りを つけられるようになるまでの心の動きを描いた作品。 私は20代前半の男ですが、玲子の心や行動に共感したり、それは違う、おかしいと思ったり、 「自分ならこんな時どうするんやろ」とか、自分の過去を思い出したり、未来のことを想像したり、 いろいろ考えたりしながら読んでいった。 きれいな物語ではないが、人ってきれいなものじゃないよな・・・ 人って誰でも、悪いとこもあれば、良いとこもある。 最後に出てくることば、 “出会うべき人にちゃんと出会い、恋すべき人にちゃんと恋をした。” こう思える恋をしよう。と自分に言い聞かせた。 | ||||
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女性の心境はとてもよく分かる内容だけれど、相手の男性の別れると決断するまでの、そして別れてから新しい彼女ができ、別れた彼女の嫌がらせに対する気持ちなど視点を変えても読みたい。江國香織さんと辻仁成さんの『冷静と情熱の間に』のような感じで。 | ||||
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最初、読んだ時はすごくネチっこい小説だと思いました。 だけど、主人公の気持ちが痛いほど分かるんです。 人間だから、仕方ないんです。 憎悪や妬みがあれば、当然ネチっこくなってしまうんです。 特に、恋愛はそう。 憎悪が募りやすいし、変なプライドを持ってしまいがち。 グチャグチャした人間関係や、人間の醜い部分を見るのが好きな人にはピッタリの小説です。 それとともに、読むと学ぶこともきっとあります。 今、交際中の方への見方も接し方も自然と変わるんじゃないでしょうか。 傍に居てくれる相手が居るって、どれだけ幸せか。 また、失ったものは戻ってこないということを教えてくれる小説です。 | ||||
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結川さんの描く世界って、女性なら少しは共感できるところがあると思います。 「そんなこと絶対にできない!」って思いながらもいつも自分が我慢しているところが描かれている…。 だから、読んでいてなんだかとても切なくて苦しいし、たまに気持ちが悪くなることも。 けど、どこかで清々しさも感じられたりして。 この『燃えつきるまで』の主人公の女性の失恋後の行動は、いけないことだとは思いながらも応援している自分がいました(汗 | ||||
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慰められたり、同情を向けられるより、欲しいのはこういう女としての 自信を取り返せる種類の言葉だったのだと実感した。 なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。 | ||||
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文庫本で300ページ超の作品で 「別れようか」というセリフから始まる。 それは五年付き合った32歳の男から31歳の女に発された言葉である。 以降、ずっとその別れを受け入れられない女の苦悩が最後まで綴られる。 やはり恋愛小説に幸せな話は合わないのだろうか。 あまりにも悲惨な話であるのに、はまり込んでしまうし、 いつ自分がこのような悲惨な状態に陥ってしまうかもしれん、 とも思ってしまう。 付き合うには両者の意思が必要やが、別れるには一方の意思だけでよい、 なんて恋愛小説によくある文句が心に重く響く。 周りは幸せに見え、自分だけが不幸なように思えてしまう。 そのような人間心理も表されているとは思いつつも、 やはり結婚するつもりでいた30代の女性に突如訪れた別れがメインであり、 その展開には寒気がする。 落ち込んでいるときに読むのは危険な本。 ビビりながらも引き込まれていく感じでした。 | ||||
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内容とタイトルが会わないな、という感じでした。 タイトルからすると、すごい恋愛のようですが、そんなことはありません。 恋人から別れを切り出された31歳のふつうの女性。 やがて、どんどん狂っていき、最後に自分を取り戻すまでを描いた作品。 女性らしい、女性のことがよくわかった女性特有の作品です。 途中からどんどん人が出てきますが、退屈な日常を描くにはそうするしかないかな、という感じではあります。 最後の方で、結局みんなそんなに幸せじゃないっていうことがわかって面白かったかな。 | ||||
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失恋したばかりの人は読むと共感でき、自分の感情を整理することができるのかもしれませんが、 普通の状態の人が読むとどうなんでしょうねぇ? 特にストーリーがあるわけでもなし、チープな表現・展開満載でぐったりしました。 | ||||
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告白した女性からフラれ、心のやり場がなくなり、藁にもすがるような気持ちでこの本と出合いました。主人公は女性ですが、自分自身の苦しい気持ちととてもシンクロし、一気に読んでしまいました。 「失恋」そのものは、相手に受け入れてもらえなかった、という寂しさが心の中心だと思いますが、30過ぎた男女にとっては、失恋は「それまで思い描いてきた明るい未来」の喪失でもあるのですね。自分が失恋で参ってしまったのも、相手に受け入れられなかった悲しみの裏側に、「奪われた未来」への絶望があったと思います。 恋をすると、追いかけてしまう。追いかければ追いかけるほど、相手は遠ざかってしまう。忘れよう、という気持ちと忘れたくない、という気持ちの波は、自分もとてもありました。「みっともないほど追いすがる」という事をしたくない、と思う人は多いでしょうが、相手への思いが深ければ深いほど、自分の気持ちに正直にならない限り、真の立ち直りには繋がらないように思いました。 この本のお陰で、とても気が楽になりました。自分のとった行動は誤りではなかったと。 | ||||
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