■スポンサードリンク
青くて痛くて脆い
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
青くて痛くて脆いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 81~94 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中盤から後半にかけて大きく流れが変わります。 ぐいぐい引き寄せられます。 しかし、あまりも内容がリアルで重い。 楓と秋好の再会のセリフも超リアルで読んでいて辛くなります。 でも良い作品なので時間を暫く置いてから再読します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作家の作品は全て持っています。 今回は社会に出てそれなりの年になると経験することのないガキンチョの戯れ物語でしたが、普通に面白かったです。 大学デビューを目論む女性に彼女がのし上がるまでの“つなぎ”として利用された主人公が、内定を得た後に暇つぶしに攻撃を仕掛ける物語 女性は友達が増えるにつれてイケテナイ友達から順に切り捨て、スクールカーストの上位に向かっていくタイプ 主人公が私怨を晴らすために団体の悪事を暴露しただけだったのなら、池井戸潤的に嫌な奴が成敗されるスッキリ系のお話になったかも知れない。 コミュ障で友人ができないのを「孤独を好む」「自立している」と思い込むことで自己肯定し、コミュニケーションの経験不足から相手の気持ちを汲み取れない。その結果“自分が陥れた相手が改心して自分を受け入れる”などという、通常ではありえないストーカー気質?な考えに至る主人公。この辺はいい感じに気持ち悪いですw 片や女性も、若い女性にありがち?な“嫌がらせをする男性は自分に気がある”という奇怪で都合の良い思考の持ち主w 周辺の登場人物が、どちらかというと良い奴的に描かれているのに対し、この二人だけがぶっちぎりで気持ち悪いです。 タイトルが「青くて痛い」だけど、まさにイタイ人達ですな。 この作家の作品で初めて、主人公達の将来の幸せを願えない。心底どうでもいいと感じる物語でした。 クラス替えのときや入学後数ヶ月は、この手の“とりあえず近くにいる人を利用する”人は必ずいるので、ありふれた話だと思いますが、団体を社会性のある規模にし、主人公を変人気質にする事で物語になり得てる感じです。 小学生の娘に今後の参考にと読ませてみることにしました。「膵臓」「同じ夢」が好きな子ですし、適当に学んでくれると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読み終えました。 読みながら、どっちもどっちだなと思いました。 過去の理想に囚われた傍観者vs理想を追い求めてるけど間違った方向に向かってる当事者 主人公の彼にも嫌悪感を抱きましたが、彼女の言葉にも同じような感情を抱く場面がありました。 たしかに綺麗ごとばかりでは、理想に近づけないかもしれません。それは、この本を読んだ大抵の方は、世の中に感じてると思います。 ただ、叶えたいものにたどり着く手段と努力の中に企業への名簿渡し(個人情報)が入ってるのでしょうか?秋好が、この事実を知りつつ黙認してたとしか思えませんし、楓のSNS拡散も後味の悪さが残りました。 人に理想を押しつけ、彼女が変わっていくと「それは僕が思ってた君とは違う」とっ勝手に頭の中で存在を消される。一歩間違えると危ない人です。ですが、彼の痛い行動もどかしさに共感する人もいると思います。 出会った頃の2人を思うと心が痛かった… お互いもっと話し理解しあえてたら、こんな事にならなかった感が半端ない物語。 救いは、楓が過ちを認めた後の行動ですね。 そして、一番思った事は、秋好の気持ちをもう少し知りたかったです。(続編希望) まさに「青くて痛くて脆い」作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全く響かなかった。 どこをどう読んだら面白かったんだろう…? アマゾン以外のレビューも良かったため期待して読んだのですが最後まで共感箇所が皆無でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(あらすじ) 青くて痛くて脆い自分、人とのコミュニケーションをとらない、それは人を傷つけ人に傷つけられるのを避けるために、そんな弱い自分を見ないために彼は少し冷めた目線から世の中を見ていた。そんな世界に現れたのは、大きな理想を掲げ、その理想の実現が為に今を真剣に生きる秋好寿乃、彼女の出現だった。彼女は僕と真反対の存在だった。言いたいことは人にきっぱりと伝え、人の目を気にしない。理想を高く抱え、現実を度外視した目線で世界を見る、そんな彼女と僕はひょんなことから仲良くなった。でも、彼女は変わってしまった。普通の人間に。そんな彼女に僕は絶望した。彼女は理想を目指すのでは無く、今ある現実を生きる人間に。つまらない人間に変わってしまった。彼女を取り戻すために、彼女を破壊する。再生の為に彼女を破壊する。 (感想) 私は、住野先生の作品は1,2作品目は目を通しています。そして、著者さんが今作を最高傑作と銘打っていたので興味を持ち購入しました。やはり、1作品でも思っていましたが、主人公が気持ちが悪いですね。今作の主人公は、自分は普通の人間だと勘違いしている精神破綻者と言った感じでしょうか。本当に読んでいて、気持ちが悪かったです。ページを進めるたびに怒りが湧き起るので、時折本を閉じて休憩しました。本を閉じて休憩しないと、心が保てないと感じたからです。主人公の気持ちの悪さをいくつかあげます。 一つ目は、自分、今、を度外視して人に理想を押し付けている点です。日に日に環境、人間関係、そして自分もと変わっていくものです。変わらないものなどは存在しません。諸行無常、万物流転、私たちは変わる生き物です。だから、彼女はずっと理想を追い求められる人間ではありません。時には、現実に立ち変わることもあるでしょう。それなのに、主人公は彼女はつまらない人間に変わったと憤慨します。かと言って、自分が理想を追い求める人間であるのかといったらそんなことは無い。自分は、自分の本当気持ちを隠しながら生き、その生き方に満足している。理想だけを人に貼り付け、その理想と違ったらそんな人間なのかと人を批判する。自分に甘く、人に厳しい、自己中心的な考え方、生き方しかできないつまらない人間だと思ってしまいました。 二つ目は、その全ての問題を他人と介さず、自己完結して納めている点でしょうか。それが分かるあるシーンがあります。彼女と再会する場面が作中にはありその場面で、主人公は彼女とその間、連絡を取り合わなかったのを、つながらなかったのではなく、「あのときも秋好の周りには誰かがいただろ、僕なんて必要なかったんだろう」、と答えています。彼女は、「二年半前もちゃんと話をしたかった」とも言っています。彼は自分の考えを自己完結し、行動しています。人とコミュニケーションを重ねれば、万事解決できたであろう問題を自分の考えに固執しているがゆえに、ひととの弊害が起きているのです。それをひとのせいにしている点であきれてしまいました。 三つ目は、結局彼がしようとしてることがただの暴力にしか感じない点。モアイを壊すのが、目的であり彼女と一緒に作ったモアイを取り戻そうなんて思想が一つも見えない。彼女との喧嘩の場面でも、彼女を如何にして傷つけようかとしているみたいで、凄い不愉快でした。喧嘩のさいごの台詞なんて絶句です。彼は、自分から避ければよかったじゃないか。 帯文の、「青春が終わる。傷つきながら。傷つけながら。」という言葉。人とのコミュニケーションを採らず、勝手に傷つきながら、更に人を傷つけたのは自分で、青春を終わらせたのも自分なのです。だからこそ良い帯文だと思います。彼は全てが終わったあと、自覚したのでしょう。自分の罪に。そして変わった。彼は一歩前に踏み出した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
300ページ中250ページは平板な物語ですが、最後の50ページに輝きが あります。 作家の筒井康隆が太宰治の「人間失格」を評して、 「これは誰もが自分の話だと思う小説である。そのため読んだ誰もが 嫌悪感を抱く」と語ったことがあります。 この「青くて痛くて脆い」も多くの人が自分にもある部分だと感じるのでは ないでしょうか。そのため、感動というより自分の見たくない部分を見せられる そんな気持ちになる小説だと思います。 また、 1991年、「風と共に去りぬ」の続編「スカーレット」が発売された時 とても批判されました。確かにスカーレット・オハラとレット・バトラーの 「その後」は読者の想像で良いのかもしれません。 ただ、やはり私は青くて痛くて脆いの2人のラストシーンのその後が とても気になります。ないでしょうが、続編があれば読みたいなと思う 一作でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
住野よるさん作品で1番えぐられました。 ただ、響かない人には全く響かず、むしろ退屈に感じる人も居そう。。 あくまで主観で評価を付けました。 そうしたくなる程、人間味が胸に浸透しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
☆5付けといてなんですが、読まなきゃよかったと後悔してるくらい、心に爪痕の残る作品でした。現在就活を終えた大学4年生の自分には何もかもリアルすぎて、描写が正確すぎて、読んでいて苦しかった。素晴らしい小説だと思います。思いますが、しばらく読み返したくないです。3年くらいしたらこの痛みも思い出と笑えるのでしょうか。 ただ、青春が終わるこの時にこの本に出会えてよかった。今じゃなきゃこの本がこんなに刺さりはしなかった。住野よる先生には感謝の気持ちとやりやがったな!って気持ちでいっぱいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めは 「よるのばけもの」の様な ちょっと変わった女の子との心の交流を描いた作品かと思い 期待通りの作品 と思いましたが違いました 本の帯にも書いてあった 新境地 かも 読後 主人公と一緒に自分も成長した気がします 最後いい感じです! でも もう一度読みたい本では ないですね 対照的に「また同じ夢を見ていた」は何度も読みたい本 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は面白くなかった。ツッコミを入れたいところも多々ありフィクションでもこれはいいのか?と思ってしまった。も私は君の膵臓を食べたいからこの作者の作品は買っていた。私は君の膵臓を食べたいがとても面白かったと感じていた。その上でいつもこの作者の作品を買う時は、 君の膵臓を食べたいの面白さを超える面白さ得る事ができると期待していた。しかしいつも期待はずれに終わってしまう。作者は君の膵臓を食べたいの作者というレッテルを貼られている。このレッテルを剥がす事はできないだろう。そしてこの作者は今後も君の膵臓を食べたいより面白い作品は作る事が出来ないと思ってしまった。また、大学時代を青春としているのも気に食わない。大学時代は将来の自分の為に専門的な学問を学ぶ時間だ。そして就活は自分の性格を変えてまで死ぬ気で自分の為に取り組むものだ。そのような時間を青春として捉えるのはどうかと思う。大学時代を青春と捉えているような愚かな人物は大学生の中にいない。もうこの作者の本は買わないだろう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
半分ほど読んでみたが世界観に引き込まれとても面白く先がきになる! しかし、君膵の方がより引き込まれたので最高傑作とは言い難い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人と人との繋がりや、自分が持っている理想、現実そう言ったものをついふと考えてしまった自分がいました。 住野先生の『よるのばけもの』と違い、先生の明確な答え?と言っていいでしょうか、そういったメッセージ性の強い作品だと思います。 自分の理想を他者に押し付けてしまう事、相手の事が好きだから、相手の全部を受け入れたくて、『自分の価値観と違う所』を否定したり、距離が近いからこそ傷つけてしまう事が誰にでもあると思います。 読んでみての感想が、一番『青くて痛い』のは終始主人公であること、規模の大きい『仲間割れ』と『独りよがりな身勝手』をずっと見させられる感覚でしょうか 否定しているわけではありません。 大きく物語が動くわけでも、SF映画のようにエンターキーを一回押したら世界中に混乱が生じたり、ライトノベルのように素敵なヒーローが現れて、世界がある日突然良くなったりはしないのです。この小説の登場人物達は物凄く狭い世界で生きているのです。目の届く範囲、手の届く範囲の小さな小さな世界で生きています。 そこで目的を持って、私利私欲をちゃんと持って『頑張っている人たち』きっと私達と同じだと思います。 登場人物達の中に物凄く共感できる人、現実世界にはいないであろう物凄く悪いヤツ、損得なく他者を助ける正義の味方のような良い人はこの小説には存在していません。どんなに好き好んでも、他人の気持ちを完全に理解できないように、登場人物達の一部に凄く共感し、そして全く共感できない部分もあるかもしれない。そして全く理解できないのはたった二人から始まった『青くて痛くて脆い』理想を掲げた二人の心情だと思います。 なぜここまで必死になるのか、なぜこんなにも傷つけてしまったのか、それはこの二人ときっと作者である『住野よる』先生にしかわからないのではないでしょうか?そこがとても良い小説だと思います。 長い文章になってしまいましたが、もし、あなたが今本屋さんにいて、たくさんの本の中から『青くて痛くて脆い』が目について、スマートフォンを取り出して目の前でレビューを見ているのなら、ぜひ、手にとってみてください | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
派手なストーリー展開があるわけではないが、特に後半の主人公の内面的な葛藤には共感できた。 誰もが自分が可愛くて、自分なりの独りよがりの正義を振りかざす人間のどうしようもない側面を描く一方で他者への愛情、思いやりの側面も主人公や周りの登場人物を通して描かれている。実際人間はその両方の間で揺れ動きながら生きていると感じる。極端に性善的にも性悪的にも描かれていない分共感しやすいし、自分もそうだと思うと背中がゾクっとする。 エンタメ小説というよりは純文学的な要素の強い小説だと思うが、テンポのいい文体とわかりやすい題材でスラスラ読み進められてしまうところに作者の技量を感じる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすいなと思いました。 また、読んでいると続きがどんどん気になってくる内容 。 住野よるさんのTwitterで最高傑作という言葉は嘘じゃありませんでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!