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(短編集)

祝葬



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【この小説が収録されている参考書籍】
祝葬
祝葬 (講談社文庫)

祝葬の評価: 4.00/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

早死を招いたのは一族の異様な人格が原因では?

医家としての土岐一族の創始者である、明治生まれの曽祖父が55歳で
死んだのなら、当時の平均寿命からすると短命ではなかったと思う。
 その子孫は比較的短命だが、それは「運命」や「DNA」のせいと言う
より、彼らの異様と思える人格が原因なのではないだろうか。
 死に強く惹かれながら死を恐れていた佑介、妻に異様な「愛?」を注いだ伊織、
自分が「死に至る病」に罹っているいることを知りながら放置していた覚馬、
これとは真逆に「治療のため」に死の直前まで患者を手術で切り刻み自分も切り
刻まれて死んだ冬司。なんとも気味の悪い短編小説を読んでしまった。
 なお、最終章の「忌寿」は、『長生きは良いことか良くないことか』を
問うているが、それはすでに現在深刻化している問題であり、数十年後と
いう時代設定にした意味が分からない。数十年後には、逆にそういう問題は
解決ないし緩和されているのではないかと思うのだが。
祝葬Amazon書評・レビュー:祝葬より
4062207729

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