■スポンサードリンク
(短編集)
祝葬
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
祝葬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
医家としての土岐一族の創始者である、明治生まれの曽祖父が55歳で 死んだのなら、当時の平均寿命からすると短命ではなかったと思う。 その子孫は比較的短命だが、それは「運命」や「DNA」のせいと言う より、彼らの異様と思える人格が原因なのではないだろうか。 死に強く惹かれながら死を恐れていた佑介、妻に異様な「愛?」を注いだ伊織、 自分が「死に至る病」に罹っているいることを知りながら放置していた覚馬、 これとは真逆に「治療のため」に死の直前まで患者を手術で切り刻み自分も切り 刻まれて死んだ冬司。なんとも気味の悪い短編小説を読んでしまった。 なお、最終章の「忌寿」は、『長生きは良いことか良くないことか』を 問うているが、それはすでに現在深刻化している問題であり、数十年後と いう時代設定にした意味が分からない。数十年後には、逆にそういう問題は 解決ないし緩和されているのではないかと思うのだが。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!