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君と時計と雛の嘘 第四幕
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君と時計と雛の嘘 第四幕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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第一幕から始まり第四幕まで一気に読んでしまいました。4冊長編なのに中だるみが一切なく駆け抜ける文章が上手い。 タイムリープのミステリーという設定がかなり好みで楽しめました。 切ないけどハッピーエンドに取れる終わり方も良いです。 | ||||
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全4部作のタイムリープ本。読み応えあり! 雛の嘘が明かされる。雛・・・お前ってやつは・・・ | ||||
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続きが気になるしキャラクターに感情移入しやすい。何よりも文章が美しい。 仕掛けも見事だと思うのでライト系SF好きには良い作品。構成もまた仕掛けである。 しかし、これで大円団にすると必ず読了でロスる。SF的には良いのかもしれないが、途中あそこまで心情描写するんならエンドは納得し辛い。エピローグの説明が蛇足で濁した方がとは思う。 シリーズ化を狙ってそうだから、もうちょっと助け舟を期待したい所だが無いだろうな。 自殺が結局肯定的に描かれてしまったのはいただけない。一巻の思想を大事にして欲しかったか。 アンチテーゼが多くなってしまったが、面白さは間違い無し。 | ||||
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きみとけシリーズ最終巻。 綾崎隼らしい、グッとくる終わり方。 好き嫌いは分かれるとおもいますが、僕はとても気に入っています。 | ||||
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普通に面白いです。 これ以外の言葉は思いつかない。 好き嫌いはあるかもしれないけど、ぜひ自身で全巻通して確かめて欲しいと思う。 | ||||
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このシリーズは読むべきです。昔はよく本を読んでいたのですが最近読んでなくてたまたま本屋で手にとって読み始めたのですが結構面白い、タイムリープとか恋愛が好きな人が読むと楽しいかもしれませんね | ||||
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四部作の完結巻は,繰り返してきた少年たちの戦いの終わり,新しい世界と愛の始まり, そして自身の存在に戸惑い,苦しみ,内にも外にも向け続けてきた一人の少女の嘘の物語. 良くも悪くも本篇後にある『プロローグ』が全てを持っていくような幕引きでしたが, 主人公の少年が過ごしてきた時間を,もう一人の少女の視点から見つめて描いたそれは, 時間は誰にも与えられ,そこにそれぞれの物語があり,紡がれることに改めて気付きます. そのもう一つの時間と物語はへと繋がり,少年のそれらと交わっていくのですが, 自分を捨て,大事な人を守るために嘘を吐き続けるしかなかった思いはあまりに切なく…. ただ,その虚勢によるこれまでの振る舞いが,それを素直に見られないという複雑な一面も. その反面,続く『エピローグ』では,書籍ならではの演出を利用した秘密が明かされ, いわゆる驚きの結末を迎えるわけですが,こちらはいささか都合が良すぎるように映り, その『結果』をハッピエンドとして畳むことには,これまた少しばかり違和感を覚えます. また,この巻から登場する人物を巡るやり取りも,唐突で消化不良の扱いに感じられました. | ||||
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過去に引き戻されるたびに「大切な人」が一人消えてしまうという重すぎるペナルティが課せられる タイムリープ現象に巻き込まれた三人の少年少女が織り成す綾崎隼のSFラブストーリー完結編。 何と言っても前回の「引き」が強烈すぎた。主人公・綜士の想い人である芹愛の姉・安奈の死を回避すべく 万端の準備を整えて、実際に回避まであと一歩という所まで迫りながら失敗。 しかも毎度引き起こされる大切な人の消失現象の対象となったのが絶対的知恵袋である千歳先輩。 基本オタオタしているだけの綜士や変な行動力はあるけど直情径行すぎる雛美だけ残されて 次の周回をどう乗り切るんだと読者に与えた絶望感が半端なかった。 「引き」を多用し過ぎる創作は問題だけど、こういう最終回一歩手前で登場人物と読者を 絶望のどん底に突き落とす系の「引き」は大歓迎。 で、読み始めたこの最終巻だけど、こりゃ「タイムリープ系のSFにかこつけたラブストーリー」じゃないか! のっけからペナルティの存在を知りながら姉を失った芹愛が自死を選んだ結果、 千歳先輩が消えた事を知った雛美のプッツンぶりが素晴らしい。芹愛を「あの女」呼ばわりですよ! 当初は自分のタイムリープのトリガーとなっている人物を元家庭教師の古賀だと言ってた雛美だったけど、 トリガーが綜士だって事が(読者にだけ)バレた事でだいぶ遠慮がなくなったというか… いや、もともと遠慮とかには縁遠い性格だけど恋に生きる乙女は強いのだw 綾崎隼の描くヒロイン像は多種多様だけど、個人的には「ノーブルチルドレン」シリーズの 緑葉とかが好きだったので、当初はトリックスターだった雛美がいよいよ物語の中心に立った この最終巻は大いに綾崎式元気娘の魅力を堪能させてもらった。 千歳先輩が消えてしまった状況でタイムリープを乗り越えるべく残された二人は手がかり探しに あれこれと動き回るんだけど、雛美がグイグイと引っ張りまくるので話に停滞感が無いのが素晴らしい。 捜索のさ中で千歳先輩が綜士に一つの嘘をついていた事がバレるのだけど、裏切られた綜士が それでも千歳先輩を許そうとするので「千歳先輩には甘いよね」と嫉妬する雛美の何と可愛い事か! …というかこの巻の序盤は雛美の可愛さを徹底的に描くことを狙って書かれているとしか思えない。 だからこそ、千歳先輩が前の周回で自分の消失を予期して残した最終的解決手段の残酷さが際立つのだけど。 最終的解決手段はこれまでのタイムリープで消失した芹愛の友人や雛美の家族、 そして綜士の母親や友人の一騎といった十七人を取り戻す可能性を秘めた方法なのだけど、 その代償が極めつけにエグい。少なくとも三人のタイムリーパーには消えない傷を負わせる類の物とだけ 説明するに止めるがよくもまあ、こんな底意地の悪い解決方法を思いついたものだと 綾崎隼の性格の悪さにしばし呆然とした。ある意味、解決方法が見つからない方がマシだったと 思えるような究極の選択を迫る解決方法が示されてからの日々の中で雛美の可愛さが 倍増しになるのが余計に救われない。 ニブチンの綜士もようやく雛美が自分に向けていた想いに気付くのだけど、それを認めてしまえば 綜士が傷付く事を知っている雛美のつれない仕草とあくまで自分の嘘を貫き通そうとする恋の儚さには グッと来てしまう。元気娘を演じ続けてきた雛美という究極の乙女が想いを明かしてはならぬと忍ぶ姿は 「忍ぶ恋」の美しさの一つの完成形と言っても過言ではないかと。想い人に嘘つき娘と思われても 自分が想い人が背負うべき悲しみを肩代わりして背負う雛美の切なさには溜息が出るばかりであった。 本編が終わった後に「プロローグ」が始まるのだけど、これがもう… 雛美という名を付けられた一人の娘の狂おしいばかりの恋心がこれでもか、とばかりに描かれて堪らない。 恋する乙女は嘘が上手というが、雛美という究極の「嘘つき」は同時に究極の「恋する乙女」だったのだなあ、と 改めて思い知らされた次第である。ここまで純な娘を描いてみせた綾崎隼の恋愛譚好きには「おおお…」と 唸らされるものがある。何というか「どストレート」だね、これは! ただ、エピローグで起きた奇跡が…いや、雛美の悲恋をひっくり返す奇跡が起きる事を 否定するわけじゃないんだが、もうちょい丁寧に伏線張って欲しい。展開が唐突過ぎて、 論理的には納得できても説明臭さは拭えないし、同時に「ご都合主義」感がチラついてしまっていた。 奇跡を起こすにはそれなりの前触れが欲しかったと思うのは読者の反応としておかしな事だろうか? 本編とプロローグの出来が素晴らしかっただけに、最後の最後でケチがついたという 印象が残ってしまったのはあまりに惜しい。 同時に千歳先輩周りでこの最終巻に至って余りにも多くの「積み残し」を発生させたのにも納得がいかない。 千歳先輩が消えた世界で綜士と雛美がこれまであまり語られなかった千歳先輩の過去や プライベートな部分を探るのだけど、そこで新キャラを登場させる展開に持って行ったのには 疑問を感じざるを得ない。チョイ役で済ませるには顔を出し過ぎるし派手すぎる。だからと言って ストーリー上で大きな役割を果たし切ったかと言えば中途半端に話をかき回したとしか言いようがない。 どうにも中途半端だったという印象が残った。千歳先輩自身にも過去に失った人物を中心に謎が残りすぎたし、 次回作に繋げるつもりなのかもしれないが、このシリーズで出すべき要素だったのだろうか? SFめかしたラブストーリーとしては大満足。究極の一目惚れ物語といっても良いぐらいの恋する乙女の姿を 一冊使って堪能させてくれた事には綾崎隼のファンを続けてきて良かったなあ、と改めて思わされたし、 緑葉以来のフェイバリットヒロインをまた一人与えてくれた事にも感謝している。 ただ、それでもオチの部分で「あれ?」となってしまった事を惜しく感じたことは否定できないし、 千歳先輩周りで少々書く必要があるのか疑問に感じる要素を付け加えてしまった事にも疑問を感じた。 メインのストーリー自体には満足しただけに、最後の着地の部分でちょっとだけ足元がぐらついた様な 「ああ、最後の最後で…」という惜しさが残ってしまったシリーズ最終巻であった。 | ||||
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待ちに待った4巻でした。 3巻のようにあらすじがまとめられていて親切です。 最終巻なので最初からクライマックスのようです。 ほとんどの謎が3巻までで明らかになっていたのに、想像もつかなかった方向に物語が進んでいき最後の1ページまでページをめくる手が止まりませんでした。 本当に苦しくなるような展開が続きますが、最後にはあたたかな涙で本をとじることができました。 | ||||
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タイムリープもの第四幕にして完結編。 第一幕を読んだ時は、それ程、面白いとは思いませんでしたが、 第二幕、三幕と衝撃のラストを迎え、 最後はどうなるのかと期待の第四幕でしたが今一歩でした。 やはりエピローグですかね。 元々は「大好きな女の子が死んでしまった」から始まった物語なのに、 彼女との顛末をもっと書いてくれても良かったと思います。 プロローグをあそこに挟んだのは良かったです。 | ||||
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素直に気持ちが良かったです。 悲しみ喜び感動。伏線もすごいし。 3章まで読んだ方は絶対見ると思いますが。 ホントに読んだいた方がいいです。 各章の構成も完璧でした。 | ||||
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先輩の遺した最後の解決策と三人の出した結論ーー。最終巻で明かされる先輩の素性や雛美の真実等、ラストまで見応えありの一冊です。雛美のモノローグに泣かされます。三巻まで読んだ人なら必見。 | ||||
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