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きりこについて
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きりこについての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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こんなにブスを連呼する作品は、今まで見たこともない。 だからと言って、不愉快な事は何もなく、清々しささえ覚える。 こんあに素敵な猫との関係は、西加奈子ならではの作風ではあるのだが、映像化出来そうにないのが残念無念 | ||||
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きりこがいかにぶすであるかという長々とした描写から始まり、以降もユーモアあふれる文章が小気味よいです。それでいて男女のことについて毒を含んだ鋭い洞察も多いです。また表紙のとおり猫小説としてもある意味論理だって書かれており、非常に優れています。 そう長くない小説の中で結構な数の登場人物が出ますが、著者がそれらの人物を愛して書いていることが伝わってきます。主人公のきりこだけでなく、それらの人物のそのままを愛する、という姿勢が素晴らしいです。 | ||||
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書き出しから引き込まれます。強烈なキャラの登場人物たちにも、何故か共感してしまう不思議な感覚は、西さんマジック? | ||||
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西加奈子さんの「サラバ!」を読んで、すごく感動しました。 そして、中古で本書を購入したのですが、期待以上! 読みやすい。そして抜群に面白い。 あっという間に読み終わりました。 猫さんが大好きになったし、西加奈子さんの本をもっと読みたくなりました。 私の語彙力では上手く感想を書けないのですが、素直に、良い作品でした。 この作品から得たものもあります。 ありがとうございました。 | ||||
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おもしろい! 私は中学生ですが、親に面白かったら見せてと言われてますが、見せれませんね… すごく面白いし、良いはなしですが。 | ||||
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面白い拾いねこのを通しての世界観からの展開に脱帽きりこ ラムセス猫かしこいの面白い展開 | ||||
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性の表現をもうすこし抑えてあれば、 ま、キリコのブスについて、これ以上ない表現をおもうと、 | ||||
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「まぁ、なんと...変わったお話だなぁ。」 というのが、読み始めて数ページの感想。 なにせ、冒頭2ページで”ぶす”という言葉が6回も出てくるので、読んでいてたじろがないわけにはいかず、 読み進めるうち、幼少期に少なからず私自身も経験したような日々を、まるで複写したかのようなストーリーに、 苦々しい思い出を今更、無理やり回想させられた気分にさえなり、 「んっ?この本なに?著者の西さんってどんな人?」とGoogleさえしてしまったほど、物語前半3分の1は嫌悪感を持ちながらページをめくっていましたが、 ちょうど83ページから、主人公きりこの人生もあわせて、物語の様相が変わります。 そこからは、ほぼ最後までノンストップで読んでいき、 「あぁ、思いがけなくとんでもない本に出会えたな」という感想です。 著者の西さんと黒猫ラムセス2世に、感情を操られ、導かれるように話が進んでゆき、 一言で言えば”大切な事を再確認させてもらえた”、そんな一冊です。 ”悲しさを背負って、喜びに気づく”という言葉が、一番この本の中で好きな言葉です。 | ||||
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猫の世界感、そんなもんあるとは思えない。でもこの作品を読むと「もしかして…猫ってこんなかんじちゃう?!」と思わせてしまう、なんともいえない西さん得意の「ことばづかい」とでもいうか、やわらかい言語力、すばらしくおもしろい。 そして、女の「性」やら「価値観」が題材の話はまあよくある。 いかにその個性が輝いているかだと思うのですが、この作品のきりこ。そしてきりこの世界。圧倒的です。 西さんの本に出てくる「女の子」は最初からちゃんとそれぞれ「女」である生々しさがある。それぞれに苦悩し、ひとりひとり違う生き方で大人になるというあたりまえのなかにうずまく泥のようなまた宝石のようなストーリーがものすごい存在感。 きりこ、それからちせちゃん。「会いたい!彼女らはどこにいるのですか!」と言いたくなる。 | ||||
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子猫と共に成長する、少女の姿が微笑ましく、やぱり面白い。 大人の創り上げた価値観を、違った観点で覆していく展開が気持ち良い。 すごく面白いので、あっという間に読み終わってしまいました。 | ||||
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これぞ、西加奈子さんだ、という内容でした、 最後の最後で、どんでん返しという感じです 迷っている人は、お勧めです 購入して、良かったです 値段も、安く手に入ったので、お得でした | ||||
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とても綺麗な商品でした まだ読めていないのですが、楽しみです ありがとうございました | ||||
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地の文が独特でかわいい。主人公はブスだがかわいい。 小川洋子さんのような丁寧な文体に舌っ足らずさを加えて、かわりに繊細さを取り払ったような文章である。 これがなかなか良い雰囲気をだしている。氏の著作を読むのは初めてだったが、読んでよかったと思った。 終盤のジェンダー論めいたハナシは正直蛇足に感じてしまったが、それを差し引いても良い読書ができたと思える作品。 特に序盤~中盤のすっとぼけた雰囲気が好きです。かわいいです。 | ||||
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本はきれいでしたし、梱包や到着までの時間も問題ありませんでした。 ありがとうございました。 内容は、独特なストーリーと文章でお話に入り込みスピーディーに読み進めましたが、後半はちょっと予想とは違う結末でした。 | ||||
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タイトルが『きりこについて』、すなわち『きりこ』という女の子の成長の記録です。きりこはブスで、それにより苦しむがそれを乗り越えるという、実にありきたりなテーマ。そのきりこの苦悩により導き出される結論も実に普通。中学生高校生位なら感動するかもしれませんが、私アラサーの子持ち主婦が読んでもちっとも心に響きませんでした。しかも、携帯小説に定番のAV女優、ゲイという言葉が出てきて物語がさらに軽いイメージになってしまう。そして駄目押しすると、後半が小説になってない。後半は結構酷いです。『○○ちゃんは結局こうなりました』というただの作文と化してます。 とまあ残念な点を一気に並べましたが、総合評価は☆4つ。単純に面白かったです。まずはきりこのキャラクターが強烈猫の視点で物語は進むのですが(この点については好みの問題なので評価を割愛する)この猫がきりこを慕っているのもあり、かなり生き生きと魅力的に書かれている。そして前半部分の文章のセンスの良さ猫のネーミングセンスもいいし、『酔っている』のくだりなんかは著者のセンスの良さをかなり感じた。このまま後半もこの品質のままなら、内容の薄さはどうでもよく、もっと評価できたのだが、如何せん後半が、前半のセンスのよさをちっとも感じさせないつくりなのが実に残念な作品なのである | ||||
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私はここのところ、「世の中って、結局男のためにあるんじゃない?そんなのってバカらしいしやるせない。」と思っていました。 そうしたら、この本が、心の凸凹に、ピタッと、優しくはまり、癒し、励ましてくれました。 この本は、日本にはびこる、メディアが国民に植え付けた価値観に違和感を感じて悩む人達を、安心させ、勇気づけてくれる素敵な本だと思います。 「本当に大切なこと」ってさ…やっぱ、こうじゃなきゃね! この本のサブテーマは、「人間の醜い心」なんじゃないかと思います。 私も、度々ハッとさせられました。 定期的に読み返したいです。 また、幼少期、そして思春期の子供達の心理を非常にリアルに書いていると思いました。 物心がついたばかりの子供達の、ポーッとした感じとか、大人から見たらおかしな、彼ら特有の秩序ってありますよね。 「こういうの、わかるなぁ〜。」って思いながら読みました。 それから、日本の中学・高校を支配するスクールカースト。 非常にリアルに書かれていて、私の中学・高校時代の周囲の状況とぴったり当てはまり、驚きました。 評価を★4つにしたのは、ところどころ「ええ話」にし過ぎかな、と感じたり、「少し未熟な部分があるな」と思ったためですが、それを補って余りあるほど、素晴らしい部分がたくさんありますので、興味を持たれた方は、ぜひ読んでみて下さい。 | ||||
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主人公と一緒に暮らす猫 ラムセス2世の語り口で綴られていく物語。 主人公のきりこをはじめ、登場人物が皆、その人らしさに溢れていて それゆえの苦悩もある。 それでも最終的には皆、そんな自分を、自分の人生を 肯定して生きていけるようになる。 世間の基準や他人の目が気になりやすい人には、とても元気をもらえる本だと思います。 | ||||
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人間を判断する材料、中身と容れ物。どちらも込みで、そして、経験してきた人生すべて合わせて自分である。ぶすな女の子、きりこがそう思えるようになるまでの生活が描かれています。きりこにかかわる周りの人間達、猫達。ユーモラスに軽快に、時事ネタも含みながら、軽い雰囲気で読み進められますが、最終的には、人生において大事なことはなんなのか、そんな深い事を考えさせられました。 | ||||
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ぶす…って言葉がここまで連発される小説は初めて。 40代後半になると、ブスってことはさておいて 悩みや困難がいろいろあるから、この本を読んで久しぶりに 自分がブスで思い悩んでいたことを思い出しました(^^; だから最初読み始めた時は、軽い内容!?と思いきや 悩みの原点というか、 少々オーバーだけど哲学的にも思える内容で… 元・美少女じゃない元・女子にオススメです(^^♪ 読みやすくて元気が出ます! | ||||
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可愛い表紙、テンポも文体も軽い、ユーモアもある。でも、けっして中身の軽い小説ではありません。 誰かを好きになる時、どうしても「容れ物(外見)」で判断しがちです。 誰だってぶすにうまれるよりは綺麗にうまれたい。 でも、そんなことよりも大切なのは容れ物の良しあしじゃなく、自分の好きなように自分らしく生きること。 自分は自分でしかない、それでいいんだ・・・。 それに気づき、自分の価値を受け入れた後のきりこの優しく賢い生き方はすがすがしく、素敵なお話でした。 「ぶす、ぶす」と普通は言いにくいことを連発しまくるので気分を悪くする人もいるかもしれないけれど、 これは作品の流れでどうしても必要なことです。そこはわかっていただきたい。 ラムセス2世がいい味出してます。人間と違う、猫の価値観が面白い。 この作品の猫たちは頭が良くて、人間以上に達観していました。 本当の主人公はきりこじゃなく、ラムセス2世なのかもね(*^_^*) | ||||
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