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きりこについて
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きりこについての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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写真と同じ表紙が良かったです。 なぜ表紙の字がひょろひょろ文字なのかなど作品への愛を込めてこの本を手元に置いておきたかったのでショックです。せめて違う表紙が届くと記載して欲しかったです。 | ||||
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ぶすなきりこが自分はかわいいと勘違いしたまま成長。 …まあいつかは気づくよね。世間って案外正直だから。 両親の愛情はすごいな。 いろいろな人の人生がパラパラ語られて。 きりこにも結論が。 外見だけでも内面だけでも…ね。 なんか後半が、いまいち。 | ||||
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年代的にずれがあるからだと思うのですが、私が小学生の頃とは相当違うようで、私の小学生の時は、かわいい少女がリーダーではなく、むしろボーイッシュで、成績が良くて、体育も得意な女の子がリーダーでした。今はきっと違うのでしょうね。傍目に見て、全く可愛くない娘を、両親だけは「かわいいかわいい」と言って育てるのは、微笑ましいと思いますが、おそらくかなり太っていて(から首とあごの境目がはっきりしていないのでしょう)目が小さく眉が太くて、歯並びが良くない。という描写から、相当個性的な顔立ちを想像させ、それに似合わない、ひらひらした少女趣味の洋服が好きだという主人公の少女は、見た目かなりグロテスクな感じだと想像しました。ちせちゃんは逆に手足が長く、いかにも現代的な美少女なのでしょうけれど、出会い系サイトで一度だけ、色々な男性とセックスするのが好き。というのは、その年頃の男の子は普通できないですが、中学高校生の少女とあわよくばと思っている中高年男性は多いので、その辺を揶揄しているのだと思いました。見知らぬ男性とそんなことばかりしていたら、妊娠するか、病気をうつされるか、どちらかのは目に陥るはずですが、嫌なのに無理やりセックスをさせられるだけで済んだのは、むしろ不幸中の幸いなので、強姦といえばそうなのかもしれませんが、そういう危険もちゃんと描かないと、片手落ちだと年頃の息子たちを持つ私は思います。好きな女の子相手ですら、コンドームをきちんとつけるのを嫌がるのが日本の男性ですから。ちせちゃんはきちんと付けてくれる男性だけとしていたと主張していますが、普通にありえない話だと思います。 いくら両親が「かわいい」と言って育てても、小学5年生まで「自分はかわいい」と思い込んでいられる、と言うのも、ほとんどありえないし、引きこもっていて、中学も高校も行かずに勉強もせず、社会に出て働いたことがないのに、ちせちゃんの作ったAV制作会社の副社長が務まるわけないとも思うし、何もかも、童話なら許せるのかもしれないけれど、ずさんな設定だなと思いました。そういう荒さが目についてしまうので、 最近はこういうのも小説として成り立つんだなと思って、楽しんで読もうと思いましたけど、この作家の他の作品を読もうとは多分思わないでしょう。それなのにどうして読んだかというと「宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作まで」という本に、この小説が紹介されていたからです。 | ||||
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不細工な女の子のきりこ。 猫と、きりこ視点で書かれています。 鈍感な女の子なので、自分がぶすなことに気づかずに成長するのですが、良い題材だと思うのですが、 ただ、だらだらとした感じが否めません。 読み終わった後に、もっとパンチが欲しかったなーと感じました。 ゆったりとした話が好きな人にお勧めですが、早い展開やドロドロとした心理戦や考えさせられるような ヘビーな題材などが好きな人にはだめだと思います。 特にテーマのない日常が描かれているような作品が好きな方にお勧めです。 | ||||
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きりこはブスであることを自覚したことから引き篭もるけど 美人でも美人の悩みから同じようなことも起こる ブスも美人も関係ない。コミックの「主に泣いてます」を読めば それは分かる。人が自分をどう思うか?ということに 囚われているときは自分を生きてないことになる ということを改めて思わされる 自分のやりたいことを叶えるのは自分だけ~それがすべてですね それを実感したきりこは強い! | ||||
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面白かったです。 関西弁は方言の中でいちばん耳になじむ言葉ですね。 するすると読み進んでいけました。 きりこの顔について、あんまり想像がてきず。 ぶすである、ということだけを認めなくてはなんない強制! はじめは、独裁きりこが鼻につくストーリーでしたが、 じょじょになりを潜めて、予知夢がみられるあたりは、 なんだか神様みたいな神聖な雰囲気が感じられました。 ラスト、語り手が実は猫ラムセス二世というのは、少しほんの少しがっかりでした。 意外性は特にないな、というのが感想です。 きりこが予知夢で見ていたとか、きりこ自身が知っていたというのなら、 よかったかなーと思いました。 | ||||
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現代版・吾輩は猫である(?)、この作品は自称IQ740の猫・ラムセス2世によって語られます。 西さんが、猫をつかって作品を書いて面白くないわけがない!と楽しみにしていました。 猫が語る猫の賢さや、猫たち同士の会話など、も〜猫好きにはたまりませんw。 このお話のもう一つのテーマは『ぶす』 きりこは、両親から溺愛されて育った。 両親は「きりこは、ほんまに可愛いな〜」と言って育てたので、本人は世界で一番可愛いと思っていた。 だからこその傍若無人ぶりが凄い。 女王として君臨し、彼女のペースで遊びを作り、皆がその世界で動いていた様が凄い。 全てのルールがきりこであった。 しかし小5のとき、そのきりこの華やかな世界が終わりを告げた。 大好きなこうたくんに、あんなぶす!と言われ、皆も、きりこがぶすなことに目覚めた。 きりこは失恋と同時に全てを失った。 何が基準で、どんなことがきっかけで優位性が決まったり、崩れたりするのかってことが、とても興味深く描かれていた。 後半は、ひきこもりになったきりこが、予知夢をみてちせちゃんを助け出ることになる。 きりこの引きこもりや、強姦などなど、この間読んだ『うつくしい人』とテーマがかぶる部分もある後半でした。 『うつくしい人』よりも、楽しく読め、前向きな気持ちになれるこの本のほうが、私は好きかな。 | ||||
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