BUTTER

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評判

BUTTERの評価:

3.40/5点 レビュー 228件。 D ランク

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平均点3.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全378件 301〜320 16/19ページ
No.78
(2pt)

早い段階からの失速感が否めない。結局何が書きたかったのか?

「バター」に関しての描写や考え方などはとてもよく描かれていて今すぐバターが欲しくなる、そんな筆運び。
バター以外でも、食事に関する描写はみずみずしく、五感に訴えるものだった。
しかし、肝心のストーリーでは扱う内容に一貫性がなく、主人公の考えや主張、
心の機敏が短時間でコロコロと変わり色々と腑に落ちない。
登場人物たちのもつ要素を引っ張り出して、無理やりこじつけている印象。
それっぽい言葉選びでどうにか小説らしくしているようだが、
ストーリーに軸がなく、そもそものプロットが中途半端で雑だったのでは、と疑う。
それなりに著書がある作家で、女性誌などでよく取り上げられていて読むのを楽しみにしていたが、残念だった。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.77
(5pt)

一字一句丁寧に拾いながら楽しみたい小説

今年一番読み応えのあった小説。

この本をしばらく手に取らなかったのは木島事件がベースということで、私はそれに興味はなかったからである。
しかし、雑誌で引用されていた牛舎の表現に圧倒させられるものがあり、この本を手に取った。

これは、たまたま木島事件をベースにしているにすぎず、過去から現在に至る社会的弱者の女性すべてが手に書かれている。学校、会社、家庭など、様々なグループの中での行き詰まりを感じ、もし自分を責めている女性がいたらぜひ読んでほしい。過去の社会的規範から精神的に自分を解き放つためのヒントがさりげなく散りばめられている。

はたしてバターが本物でマーガリンが偽物なのか?
一般的なバターは雄不在で雌は人工授精させられている。その製造過程のなんと人工的なこと。いつの間にか「本物」=「ルール」となっているものを一度疑え、だれもそれで自分を他人を縛る権利なんてない。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.76
(5pt)

一字一句丁寧に拾いながら楽しみたい小説

今年一番読み応えのあった小説。

この本をしばらく手に取らなかったのは木島事件がベースということで、私はそれに興味はなかったからである。
しかし、雑誌で引用されていた牛舎の表現に圧倒させられるものがあり、この本を手に取った。

これは、たまたま木島事件をベースにしているにすぎず、過去から現在に至る社会的弱者の女性すべてが手に書かれている。学校、会社、家庭など、様々なグループの中での行き詰まりを感じ、もし自分を責めている女性がいたらぜひ読んでほしい。過去の社会的規範から精神的に自分を解き放つためのヒントがさりげなく散りばめられている。

はたしてバターが本物でマーガリンが偽物なのか?
一般的なバターは雄不在で雌は人工授精させられている。その製造過程のなんと人工的なこと。いつの間にか「本物」=「ルール」となっているものを一度疑え、だれもそれで自分を他人を縛る権利なんてない。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.75
(4pt)

リアリズムの苦味

「人は見たいと思う現実しか見ない」とはガリア戦記でのカエサルの言葉ですが、2000年経ってもこの真実は変わらない。連続殺人犯の梶井真奈子の物語には都合の良い「現実」に溢れている。その中から何を切り取って読者に伝えるのか、週刊誌記者の町田里佳との真剣勝負に親友が割り込み、物語は展開していく。
それらの時間のかかるプロセスを彩るのが、バターをふんだんに用いた料理の数々と、女性の人間関係を巡る葛藤。筆者は女性の生き難さを様々に挙げつつ、特に男に対してはかなり否定的。登場する五組の夫婦のうち、三組が離婚乃至破綻しているというのは、筆者らしいリアリズムも少し勢い余った感すらある。
里佳がカジマナの勢いに押され感化される前半から、その正体に辿り着きつつ自らの生き様を見い出す後半へ。ここに共感できるかどうかでこの本の評価が変わってくるのだけれども、個人的には若干の退屈感は否めなかった。小説の終わりに救いなりカタルシスなりを求めるのだとしたら、女性にはともかく、男性には少し苦味が残る。それを筆者らしいリアリズムと感取できるかどうか。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.74
(2pt)

長過ぎたんじゃないのか?

期待しすぎたかな。しょっぱなはトバシ気味だけどなかなか読み応えがあるのに割とすぐ減速していき、ダラダラと話は横道に逸れたように感じはじめ、それは勘違いではなく、エピソード多すぎてまとまらなくなり、よくわからないところに着地。結果、面白くなかった。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.73
(4pt)

リアリズムの苦味

「人は見たいと思う現実しか見ない」とはガリア戦記でのカエサルの言葉ですが、2000年経ってもこの真実は変わらない。連続殺人犯の梶井真奈子の物語には都合の良い「現実」に溢れている。その中から何を切り取って読者に伝えるのか、週刊誌記者の町田里佳との真剣勝負に親友が割り込み、物語は展開していく。
それらの時間のかかるプロセスを彩るのが、バターをふんだんに用いた料理の数々と、女性の人間関係を巡る葛藤。筆者は女性の生き難さを様々に挙げつつ、特に男に対してはかなり否定的。登場する五組の夫婦のうち、三組が離婚乃至破綻しているというのは、筆者らしいリアリズムも少し勢い余った感すらある。
里佳がカジマナの勢いに押され感化される前半から、その正体に辿り着きつつ自らの生き様を見い出す後半へ。ここに共感できるかどうかでこの本の評価が変わってくるのだけれども、個人的には若干の退屈感は否めなかった。小説の終わりに救いなりカタルシスなりを求めるのだとしたら、女性にはともかく、男性には少し苦味が残る。それを筆者らしいリアリズムと感取できるかどうか。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.72
(2pt)

長過ぎたんじゃないのか?

期待しすぎたかな。しょっぱなはトバシ気味だけどなかなか読み応えがあるのに割とすぐ減速していき、ダラダラと話は横道に逸れたように感じはじめ、それは勘違いではなく、エピソード多すぎてまとまらなくなり、よくわからないところに着地。結果、面白くなかった。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.71
(3pt)

前半は良く出来ているが、テーマに一貫性が無い

中瀬ゆかりさんのエンタメ番付で横綱として取り上げられていたため読みました。

カジマナの追体験を求めて主人公が翻弄している中盤までは星5つ、その後仲間を家に集めて共同生活するあたりからは星3つという印象。カジマナの内面に食らいつくのをやめて内省的な内容になってからは文の勢いも失速し、ある意味ありきたりな女性の話となってしまったのが残念です。

他の方もレビューで書かれていますが、登場人物が多い割には描写が足りず特に会社の後輩たちに関しては特に印象も残らないままでした。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.70
(3pt)

前半は良く出来ているが、テーマに一貫性が無い

中瀬ゆかりさんのエンタメ番付で横綱として取り上げられていたため読みました。

カジマナの追体験を求めて主人公が翻弄している中盤までは星5つ、その後仲間を家に集めて共同生活するあたりからは星3つという印象。カジマナの内面に食らいつくのをやめて内省的な内容になってからは文の勢いも失速し、ある意味ありきたりな女性の話となってしまったのが残念です。

他の方もレビューで書かれていますが、登場人物が多い割には描写が足りず特に会社の後輩たちに関しては特に印象も残らないままでした。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.69
(5pt)

大変良かったです。

非常に興味深く読ませていただきました。
どの登場人物にも少しずつ共感する中で、誰の中にもある、澱のようなトラウマや重荷から逃れるには、ある時期真剣にそこに向き合わなくてはいけないのだ、、と気づきました。
主人公がもがきながら、真摯に受け止め再生しようとする様はとても勇気を貰いました。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.68
(5pt)

大変良かったです。

非常に興味深く読ませていただきました。
どの登場人物にも少しずつ共感する中で、誰の中にもある、澱のようなトラウマや重荷から逃れるには、ある時期真剣にそこに向き合わなくてはいけないのだ、、と気づきました。
主人公がもがきながら、真摯に受け止め再生しようとする様はとても勇気を貰いました。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.67
(4pt)

詳細な表現描写がすごい!

何気ない情景描写の設定やシナリオが奥深いのでオドロキ。背景が蘇ります。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.66
(4pt)

詳細な表現描写がすごい!

何気ない情景描写の設定やシナリオが奥深いのでオドロキ。背景が蘇ります。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.65
(5pt)

女同士って怖いですね

食欲を抑えるのが大変でした。ちゃんと料理しようと思いました。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.64
(5pt)

女同士って怖いですね

食欲を抑えるのが大変でした。ちゃんと料理しようと思いました。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.63
(4pt)

女の身の周りを真面目に取材して掘り下げた作品

1日の休暇を全部この作品に使いました。読了しないと外に出ていけないような気分になりました。
 2年前の夏の休暇に北原みのり氏『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』を講談社文庫で読み、後頭部がジンジンしたことと、面白かったのに誰にも「『毒婦。』が面白かったよ!」と言わなかったことを思い出しました。今回たまたま買ったHanakoに「食べ歩き、お取り寄せ、そして自慢の手料理を綴ったブログを残し、結婚詐欺と殺人の容疑で塀の中に囚われた梶井真奈子。」と本書の紹介文があり、山崎ナオコーラ氏とトミヤマユキコ氏の書評を読んで、読んでおきたいと思って本屋さんの平台から手に取って一心に読みました。
 小説は時代や社会を背景に、作家が人物像や関係性や出来事を構造化してつくるもの。その意味で、この作品は成功しています。女の身の周りの話題を真面目に取材して掘り下げたなァと感心しました。
 後半3分の1は、主人公にどんな結末が訪れるのか、だいたい予想がついたので、やや白けました。やっぱり勝ち組?魔法少女キャラ?でないと、作品て終われないのかな~ 主人公が作品の中で成長する小説は好きだけれども、立派になりすぎて、手の届かない神のような存在になってしまうのが惜しい。ということで-☆です。
 
 
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.62
(4pt)

女の身の周りを真面目に取材して掘り下げた作品

1日の休暇を全部この作品に使いました。読了しないと外に出ていけないような気分になりました。
 2年前の夏の休暇に北原みのり氏『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』を講談社文庫で読み、後頭部がジンジンしたことと、面白かったのに誰にも「『毒婦。』が面白かったよ!」と言わなかったことを思い出しました。今回たまたま買ったHanakoに「食べ歩き、お取り寄せ、そして自慢の手料理を綴ったブログを残し、結婚詐欺と殺人の容疑で塀の中に囚われた梶井真奈子。」と本書の紹介文があり、山崎ナオコーラ氏とトミヤマユキコ氏の書評を読んで、読んでおきたいと思って本屋さんの平台から手に取って一心に読みました。
 小説は時代や社会を背景に、作家が人物像や関係性や出来事を構造化してつくるもの。その意味で、この作品は成功しています。女の身の周りの話題を真面目に取材して掘り下げたなァと感心しました。
 後半3分の1は、主人公にどんな結末が訪れるのか、だいたい予想がついたので、やや白けました。やっぱり勝ち組?魔法少女キャラ?でないと、作品て終われないのかな~ 主人公が作品の中で成長する小説は好きだけれども、立派になりすぎて、手の届かない神のような存在になってしまうのが惜しい。ということで-☆です。
 
 
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.61
(4pt)

溶けたBUTTERがじんわり沁み入るように

無性にバターが、しかも高級なやつが食べたくなりました。食べることへの執念が愛しく描かれているのは、例のブログを彷彿とさせます。

評価の分かれる作品のようですが、私は☆4つ。女性としての価値観、喜び、そして哀しみの数々が、溶けたバターのようにジンワリ染み入ってきました。木嶋佳苗役と家族、主人公と恋人、その友人と夫、人々の心理が様々に絡み合い、運命が螺旋を織り成していく様は圧巻。タイトルの秀逸さ、表装の絵も素敵。

☆ひとつマイナスなのは、あんな風に易々と犯罪者の家族が家庭内に取材者を入れるものだろうか、妹がお喋り過ぎなのは何故?という疑問だけが最後まで払拭出来ませんでした。

木嶋佳苗がこの作品を酷評したそうで、名前を使われただけでなく、あまりにも人物像が的を得ているせいではないかしらと思ったり。登場人物たちにノンフィクションと勘違いしそうなリアルを感じました。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.60
(4pt)

溶けたBUTTERがじんわり沁み入るように

無性にバターが、しかも高級なやつが食べたくなりました。食べることへの執念が愛しく描かれているのは、例のブログを彷彿とさせます。

評価の分かれる作品のようですが、私は☆4つ。女性としての価値観、喜び、そして哀しみの数々が、溶けたバターのようにジンワリ染み入ってきました。木嶋佳苗役と家族、主人公と恋人、その友人と夫、人々の心理が様々に絡み合い、運命が螺旋を織り成していく様は圧巻。タイトルの秀逸さ、表装の絵も素敵。

☆ひとつマイナスなのは、あんな風に易々と犯罪者の家族が家庭内に取材者を入れるものだろうか、妹がお喋り過ぎなのは何故?という疑問だけが最後まで払拭出来ませんでした。

木嶋佳苗がこの作品を酷評したそうで、名前を使われただけでなく、あまりにも人物像が的を得ているせいではないかしらと思ったり。登場人物たちにノンフィクションと勘違いしそうなリアルを感じました。
BUTTER Amazon書評・レビュー: BUTTERより
4103355328
No.59
(5pt)

緻密な小説

縦糸は『悪女について』の究極版みたいなのだが、バターがらみの横糸(酪農・料理ネタから「ちびくろさんぼ」まで)がみごとに織り合わされて、ぎっしり噛みごたえのある良書でした。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3) Amazon書評・レビュー: BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435