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オリジン
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オリジンの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 61~80 4/5ページ
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| これから読む人に役立つよう、ネタバレ無しにレビューします。 このレビューを書くにあたって調べたのですが wikipediaによるとシリーズ物のミステリとしては 本作がもっとも売れているようで2億冊以上とのこと。 *List of best-selling book series で検索すると出てきます。 ミステリ好きの人たちからの評価はそれほどでもないみたいで ミステリ関係の本ではあまり名前が出てきません。 もちろん、ミステリの影響力としては ホームズとかクリスティの方が 歴史的に果たした役割が大きいかとは思います。 ただ、ベストセラーというのも 読者の支持があるという、大切な指標かと思います。 私は大好きで、1作目から順番に読んでます。 シリーズ第5弾であり 象徴学者である主人公ロバート・ラングドン教授が 探偵役となって活躍する物語 まず、シリーズ第5弾というところですが 前作未読でも本書から読んで楽しめます。 ミステリ作品によっては、 順番に読まない事情がわからなくて楽しめない、というものや 順番が違うと前作のネタバレが出てくる、というものまであるので 注意が必要ですが、本作はそういった心配は無用です。 主人公以外で継続して出てくる登場人物もいないので そのあたりはしっかりケアしてあります。 今回は、2017年の注目ワードでもある 人工知能やシンギュラリティがテーマになってます。 なので、読む時期的には早めに読んだ方が旬かと思います。 人工知能だけでなく、ウーバーやテスラなど 最新のITサービスも登場します。 なので、10年とか15年経過すると ”時代を感じる”となってしまう可能性もありますね。 これまでのシリーズの魅力をまとめますと ・主人公とヒロインが、一緒に逃げながら謎を解き明かしていく ・観光スポットと歴史的な美術品、芸術作品が絡む謎なので 読者が、”聖地巡礼”できる。 ・宗教に弾圧された科学や文化、の歴史や薀蓄を知ることができる ・ミステリとしての謎解きの面白さ といったもの。 本書もその骨格は、これまでのシリーズと同じなので 安心感を持ちつつ、その中での変化をつけているので ミステリとしても楽しめました。 こうしたヒットするフォーマットが決まると 『安定した面白さ』を確保できる一方で 『(シリーズ慣れした読者は)結末が予想できる』という ジレンマが発生します。 これはミステリでは顕著で ミステリ好きにとっては 「本格ミステリの最高峰 エラリー・クイーンの作品は 未読作品でも、登場人物を見ただけで犯人を予想できてしまう」 といったジョークがあるほどです。 ただ、だからといってツマラナイというわけではないです。 なので「予想外の結末」を予想して それが仮に当たったとしても楽しめる作品なので ぜひ楽しんでください。 | ||||
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| ダン・ブラウンの、ラングドンシリーズの5 作目、「オリジン」。すべて面白かったですが、今作が、一番洗練されてて、シャープな気がしました。 現代美術の苦手なラングドンがビルバオのグッゲンハイムの中をAIのウィンストンと巡るのは非常にユーモラスでした。そこでプレゼンする未来学者カーシュの壮大なテーマはまさに極限での問い。私は哲学者カントの二律背反の“宇宙に始まりがあるvs宇宙に始まりはない“に近いなと思いました。カントは結果的には人間は“物自体”は見れない、時間は外側にはなくて、我々の中の規範、ということで、要は、人間にはそういうことはわからない、神がいるともいないとも言えないと言いました。いないとは言えないという点で、信仰の余地を残したわけです。 カーシュは人間は、エントロピーの理屈、そもそも世界、物質は拡散したがる存在なので、それに従い、つまりは物理法則から自然発生的に生まれ出でたと・・。その後シンギュラリティの世界で、新たな種になるみたいなことを言いました。既存の宗教を一掃してみせ、一見、物理法則オンリーの世界観であり、カントと違って、時間を外側に見るニュートン的な世界です。ですが意外にも、“ラングドンの独白“により、“信仰の余地あり”であることがわかります。そこに関しては奇しくも、カントと似たとこに落ちてる気がします。確かに、じゃあ何で拡散したがる形態なのか?それは何で出来たの?と簡単に問えてしまいますね。時間軸がずっとあったなら、生命出現の時点がさらに前でも、2018年でもありえたはずが、そうではないわけですから、何で?が容易に続きます。頭が痛くなりますが・・・。 さて、今回の犯人に関しては、あれこれ推測して楽しんでいると、たどり着けはしたのですが、そうなると、動機が全然わからない。そして、読み進めると、成る程と納得いきました。これらの読者(私)の推理課程が、グッゲンハイム、カサミラ、サグラダファミリア、ときて、さらにとある場所へと誘われ、様々な名所巡りができて楽しいです。ウィンストンチャーチル、ゴーギャン、ダーウィン、ニーチェ、ウィリアム・ブレイク、ガウディなどが、宗教と科学、芸術を軸にピッタリ嵌まってるとこが見事な出来映えです。著者の実力はもとより、ラストの著者の謝辞におけるたくさんの協力者の尽力が、たしかに感じ取れます。あの人の名前が・・・。 ラングドンシリーズの5作とも評判ですが、 1作目のダ・ヴィンチコードにおいては別の作品の著者との問題があったと、ネットで見ました。レンヌルシャトーの謎という本で、ちょっと気になります。とはいえ、他の作品は問題も無さそうで、どの作品にも、作者がやりたいこと、というのがよく現れてて、作者のテイストが色濃く感じられるように思います。良くはわかりませんが、家系、周りの家族の専門分野とも良く、相互作用してるみたいですね。 さて、AIと人の共存を良く耳にする今、そんなシンギュラリティの世界(これに懐疑的な学者さんもいますが・・)で、人がその手綱を持ち続けるのは可能なのか、ということはちょっと考えさせられます。私は無宗教ですが(科学信望者でもなく)、祈るという行為は人間的なのかもしれません。ウィンストンみたいなのがいてくれれば、ある意味、心強いですが・・。ある意味・・・。しかし心強さは、やはり限定的なものであって、人は無宗教でも何故か祈りながら進まざるを得ないそんな存在かもしれません。 ラングドンが、瞬間的にビダルを恋しく思う箇所が、なんとも刹那いですね。人は人を求めずにはいられない、ということでしょうか。 | ||||
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| 53頁から一気に面白くなり、加速度をつけて読了。逃走劇と推理劇の中に、世の中の読者が知りたいと思っている様々な宗教・科学・名跡ネタやジェンダー問題などをうまく織り込んで、作品を仕立てていくあたりは正に手練れの芸風(?)と言えそう。本作自体が、いわく、「原始スープ」(210頁)のような小説でしたね。(それにしても、234頁にある「入れ忘れた材料」とは何なのでしょうか? 本文中で回答は示されていなかったように思いました。) 「ジェレミー・イングランドの理論は、ラングドンの理解が正しければ、世界はただひとつの指令に従って動く、というものだ。目標はひとつ。エネルギーの拡散である。」(229頁、エントロピー!) 「エネルギーをよりよく分散させるために、物質がみずから秩序を作り出すわけです」 ・・・ 「自然は-無秩序を促すために-秩序の小さなポケットを作ります。そうしたポケットはシステムの混沌を高める構造を具え、それによってエントロピーを増大させるのです」 ・・・ 「つまるところ、生物はエネルギー散逸のきわめて有効な手段なのです」 ・・・ 「生命は物理法則に従うだけでなく、その法則によって生じたとわたしは考えています」(230~2頁、人間!) 「なぜシステムはエネルギーを散逸させるためにDNAを作り出したのか? それは、人手が多ければ仕事が楽になるからです! 森はただ一本の木よりも太陽光を多く散乱させます。あなたがエントロピーの道具だとすれば、より多くの仕事をこなすいちばん簡単な方法は、あなたの複製を何体も作ることです」 ・・・ 「われわれは特別ではありません。神がいようといまいと存在しています。われわれはエントロピーの必然的な産物です。生命は世界の核心ではありません。生命は単に、世界がエネルギー散逸のために作り出して繁殖させたものなのです」(235頁、DNA!) 「第七の界。・・・ その名を"テクニウム"という。」(248頁、AI!) 「I+XI=X ・・・ X=IX+I」(288頁、正しくする方法!) しかし、上記の論でいくと、AIの発達が極まれば、人間は自己を複製して糞(=固形物の分解と放出=エントロピーの増大)をすればよいだけということになるのであろうか? 人間がいなくなるとエントロピーの増大が止まるため、それを防ぐために創り出されたのが社会倫理としての「神」観念や「宗教」文化なのであろうか? 「エネルギーの拡散」原理こそが神であるとして、ではなぜどのようにして宇宙は生まれたのか?(宇宙の膨張=エネルギーの拡散?) 酷暑のいっとき、一種の「エンタメ+情報小説」として評者の想像力をえらく刺激してくれる作品でした。 | ||||
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| 上が少し退屈しましたが、ダンブラウン 、やはり外しません!今回も感動しました♩哲学が有ります! | ||||
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| 面白かったけど、想像できる展開だったかな。 | ||||
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| 最後のくだりはなんとなく見えていたがそこまでに至るまでの流れや繋がりがとても心地よかった。現代の「これから」と言うものを何となく知ってる方は逆に自分の思考に落とし込みながら読むと見え方が違うかもしれない。作中の中での「イメージ」を創造させてくれるような言い回しがとても素敵だった。想像的な所から現実に戻すような表現なども楽しませてもらいました。 | ||||
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| まずは334頁のこのガウディの言葉が印象に残った一冊。それにしても、魅力的な謎の導出と冒頭の混乱的展開でこれだけ引っ張れる(頁数を稼げる)というのは、さすがダン・ブランである。ガウディの建築物やパルマール教会などに関する薀蓄(一般教養)もまた興趣に富んでいてこれまた流石。ニーチェの有名な言葉の全文を本書で初めて知ったのもまた収穫の一。 「神は死んだ。神はよみがえらない。殺めたのはわれわれだ。あらゆる殺害者のなかでも最たる殺害者のわれわれが、心を休めることなどできようか。・・・ われわれが成しとげたことの偉大さは、われわれにとって大きすぎるのではないか。それに値する存在となるには、われわれがみずから神々になるしかないのではないか。」(336頁) なんにせよ、早速下巻へと参ります。 | ||||
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| もう、読んでしまった‼️ すぐ読みたい気持ちを抑えゆっくり読んだのにもう…いつも感動をありがとう。自作を楽しみに待っています | ||||
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| 今までのシリーズは宗教やそれにまつわる芸術作品を基盤にして描かれてきましたが、今回は生命のオリジンをめぐる宗教と科学のバトルの物語です。 読みながら、自分は一体何の本を読んでいるんだ? と何度も思いました。時流に乗った作品です。 人類はどこへ向かうのか…私たちはそれを見届けながら、実感のないまま進化していくのだと気づかされました。 | ||||
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| またも素晴らしい構想。AIが身近にどう入ってくるか、あまりイメージができなかったが、こういうバトラーあるいは相棒的なサービスとして入ってくるのなら歓迎だ。 自分の悩みや意見についてコメントとかアドバイスしてくれるAIがいれば最高だと感じた。 ダン・ブラウンというと歴史とか宗教がフィールドかと思っていた(サイン・シンボル図鑑とか以前買ってしまった)が、内容を見ると、未来学者的というか、マイケル・クライトン化しているともいえると思う。 ダン・ブラウンが来日した際のインタビューをNHKがやっていたのだが、録画しとけばよかった。失敗! あまり、来日しない人のようだ。 | ||||
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| 大変おおしろいが相変わらず説明が冗長ですね。まずまずの面白さと満足です。 | ||||
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| ダン・ブラウンの最高傑作がもう1冊増えたといってよいでしょう。 ダビンチコードを上回ることはないと思いますが、それに匹敵する面白さです。ただし、だいぶ毛色は違います。 ストーリーの展開を全く予想できない点については、これまでの作品の中ではダントツです。 おそらく、この作品のテーマが「我々はどこから来て、どこへ行くのか」ですから、ストーリーもどこへ行くのかわからないようにすることに、かなりこだわったのではと思いました。 美術作品等のウンチクは減りましたが、それを十分補うだけの別の面白さがあります。 | ||||
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| 最近よく見かけるテーマであるAIとラングドンのタッグということで、期待して読みました。 上巻では、謎を解くというよりはアクション的な要素が多く、 過去のように象徴などに隠された秘密などはあまり出てこない感じです。 ただ、ストーリーとしてはテンポよくできているので、一気に読むことができました。 | ||||
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| 過去の作品に比べ、深堀が少なかったかなというところと、歴史・宗教部分が薄かった感じではあるが、 人類が今後どうなっていくかというシミュレーションはとても興味深かったです。 ターミネーターのような世界観になっていくのは遠い未来ではない!? | ||||
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| おなじみのラングドン教授が今回は元教え子のカーシュが発見したという宗教を否定する証拠を探し出す。 今までのパターンと違い、近未来を解決しようとする意欲作。 宗教関係者、王族、殺し屋、そしてAIを絡めて話が広がっていく。 下巻を読むのが楽しみです。 | ||||
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| いつも一気に読んでしまうのがもったいなくて、一字一字大切に読んでいます。やっぱりオリジンも面白いです。また下巻もゆっくり噛みしめながら読んでいきたいです。 | ||||
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| 2つの根源的な謎解きの落ちで引っ張れました。夢おちや放棄作品が結構ありますが きっちりと答えを見せてくれて納得。 | ||||
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| そこを乗り越えると面白さが広がる。 AIの役割がしっかりと描かれていて良い感じです。 | ||||
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| 今作で、4、5作目になるが、回を重ねるごとに、象徴学者としてのラングドンの魅力がなくなっていくようで、ファンとしては残念だ。 今回も、コンピューターの天才の一大発見が最後まで明かされないが、それが人類の起源と、人類の未来の驚くべき発見というには、 あまりに衝撃が少ないもので、少し拍子抜けした。 今回の舞台のスペインのサグラダファミリアを舞台にしたアクションや、あまり知られていないフランコ時代の墓など、観光旅行みたいで楽しめた。 相変わらず、ふんだんに芸術作品に対しての薀蓄や、魅力的なパートナーとか出てくるが、肝心の謎解き部分で、象徴学者としてのラングドンの出番が少なく、謎解き部分の薀蓄が少なく、謎解きに至る過程が、第1作に比べて興味を引かないのが、魅力がないと感じているのかもしれない。映画もあまりヒットしてないみたいだし、次作に期待したい。 | ||||
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| 上巻ではものすごく風呂敷を広げて下巻での展開がどうなるのか、今回の作品は羊頭狗肉かと心配したが、期待は裏切られなかったと言ってよいだろう。 しかし、このシリーズを理解できるのはコンピューター、シンギュラリティなどについてのある程度の知見がある人に限定されるのではないか? | ||||
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