Ank: a mirroring ape

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Ank: a mirroring apeの評価:

3.59/5点 レビュー 51件。 A ランク

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平均点3.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 1〜20 1/4ページ
No.78
(4pt)

鏡の中に敵がいる

鏡の中の自分自身に殺される同胞を見てしまった。私の目の前にも「鏡の中の自分自身」がいる。さて、どうしようか。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.77
(1pt)

不愉快

ただのパンデミックパニック小説、賢そうなこと書いてるが中身は無い、無茶苦茶、読んでて不愉快になった。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.76
(5pt)

歴史の鏡から目を背けるな

佐藤究『ank』読了。

まず冒頭に、本書内で事実と異なる可能性のある記述について、指摘しておきたい。
• ゾウの祖先がデイノテリウムであるという記述が見られるが、正確にはデイノテリウムはゾウの祖先ではない。
ゾウに似た姿を持つ近縁グループであり、これは収斂進化の一例にすぎない。
• また、「太陽の光が地球に届くまで8分20秒」とあるが、(※ある人物が8分19秒に修正したことが、ある意味で象徴的な場面となるが、ここではネタバレを避けておく)この数値も厳密には一定ではない。
地球は楕円軌道を公転しており、太陽との距離は日々変動している。
最も近い近日点:約1億4700万km → 約8分10秒前の光
最も遠い遠日点:約1億5200万km → 約8分30秒前の光
→ 年間で約10秒の誤差が生じている。

…と、こうした蛇足めいた科学的注釈はさておき、本書の主題はそこではない。
本作の核心は、“鏡”という象徴を軸に展開される深遠な物語である。

思い返せば『テスカトリポカ』でも、“水”や“鏡”は象徴的に扱われていた。
おそらく、これらは佐藤究の中核的なテーマであり、「自己とは何か」を問うための装置=メタファーとして位置づけられているのだろう。

本作で描かれる「自己鏡像認識能力」とは、社会的・心理的には共感・同調・集団行動・高次のメタ認知へとつながる進化のステップである。
そしてそれは、人類が“他者の心”を映すために獲得してきた認知機構=ミラリングに通じていく。

作中では、特定の類人猿がこの能力を獲得するに至るまでの経緯が、本能・遺伝子・歴史・科学・進化論の視点から重層的に描かれる。
それはまるで、暗闇の中で一筋の光が真実を照らしていくかのようだ。

だが、読み進めた先にあるものは、決して純粋な希望ではない。
光に照らされるのは、人工的な不安の影であり、読後には静かに揺れる疑念が残る。

それでも、読み応えは確かにある。歯ごたえがある。
鏡が自己を映すように、人類もまた歴史の鏡に自己を映し続けている。
だが、その鏡は真実を映すだろうか? 歴史は繰り返すが、決してそのままの姿ではない。

ミラリングとは、他者を見ることで自分を知ろうとする過程だ。
けれど、最後に立ち戻るべきはやはり、自分の内側だ。
「過去に縛られるな。しかし未来を恐れすぎるな。歴史の鏡を見続けろ」——そう書き残しておきたい。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.75
(5pt)

歴史の鏡から目を背けるな

佐藤究『ank』読了。

まず冒頭に、本書内で事実と異なる可能性のある記述について、指摘しておきたい。
• ゾウの祖先がデイノテリウムであるという記述が見られるが、正確にはデイノテリウムはゾウの祖先ではない。
ゾウに似た姿を持つ近縁グループであり、これは収斂進化の一例にすぎない。
• また、「太陽の光が地球に届くまで8分20秒」とあるが、(※ある人物が8分19秒に修正したことが、ある意味で象徴的な場面となるが、ここではネタバレを避けておく)この数値も厳密には一定ではない。
地球は楕円軌道を公転しており、太陽との距離は日々変動している。
最も近い近日点:約1億4700万km → 約8分10秒前の光
最も遠い遠日点:約1億5200万km → 約8分30秒前の光
→ 年間で約10秒の誤差が生じている。

…と、こうした蛇足めいた科学的注釈はさておき、本書の主題はそこではない。
本作の核心は、“鏡”という象徴を軸に展開される深遠な物語である。

思い返せば『テスカトリポカ』でも、“水”や“鏡”は象徴的に扱われていた。
おそらく、これらは佐藤究の中核的なテーマであり、「自己とは何か」を問うための装置=メタファーとして位置づけられているのだろう。

本作で描かれる「自己鏡像認識能力」とは、社会的・心理的には共感・同調・集団行動・高次のメタ認知へとつながる進化のステップである。
そしてそれは、人類が“他者の心”を映すために獲得してきた認知機構=ミラリングに通じていく。

作中では、特定の類人猿がこの能力を獲得するに至るまでの経緯が、本能・遺伝子・歴史・科学・進化論の視点から重層的に描かれる。
それはまるで、暗闇の中で一筋の光が真実を照らしていくかのようだ。

だが、読み進めた先にあるものは、決して純粋な希望ではない。
光に照らされるのは、人工的な不安の影であり、読後には静かに揺れる疑念が残る。

それでも、読み応えは確かにある。歯ごたえがある。
鏡が自己を映すように、人類もまた歴史の鏡に自己を映し続けている。
だが、その鏡は真実を映すだろうか? 歴史は繰り返すが、決してそのままの姿ではない。

ミラリングとは、他者を見ることで自分を知ろうとする過程だ。
けれど、最後に立ち戻るべきはやはり、自分の内側だ。
「過去に縛られるな。しかし未来を恐れすぎるな。歴史の鏡を見続けろ」——そう書き残しておきたい。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.74
(1pt)

え、これ面白い?

テスカトリポカが面白かったので買ってみたが、別人の作品?というぐらい退屈した。冗長で繰り返しが多く、詩に近い文章が頻発する。コンセプトを思いついたから書いてみたけどうまく物語にまとめられませんでした、といった感じ。国内の大衆小説にたまにあるハズレパターン。半分ぐらい読んであとは流し読み。ストーリーが進む部分がめちゃくちゃ少ないにも関わらず、ストーリー以外の描写にあまり意味がないし暴力一本頼みで飽きる。百年の孤独でも罪と罰でも何でも良いが、ああいった文学的な読み方を要求する本ではなく、これはあくまでただ楽しく読めば済む本のはず。そのわりに重厚感を出そうと試みたような無駄な描写が多く、且つ失敗している。これは最後までちゃんと読んでいないせいにほかならないが、チンパンジーの声を聞いた人が人間という種類全体に殺意を覚えるロジックが不明。しかし論理がどうであれあまりにもありえないので入り込めない。有り得ないことをすんなり読ませる本はこの世にたくさんあるので、つまらない本は途中でやめる勇気をこれからも持っておきたい。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.73
(2pt)

もうウィルスでもいいじゃん

特殊な猿の鳴き声を聞いた人間は凶暴性が呼び覚まされ、お互いを殺し合うという話なのですが
作中で何度も何度もウィルス感染ではない事が強調されます。しかしやってることはあさやけやなげとかパンデミック物と同じなので、強調される度に嫌になります サブタイトルがmirroring apeになってますがイルカやシャチでさえ鏡の中の自分を仲間ではなく自分だと認識できるらしいですね。調査不足でしょうか
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.72
(2pt)

もうウィルスでもいいじゃん

特殊な猿の鳴き声を聞いた人間は凶暴性が呼び覚まされ、お互いを殺し合うという話なのですが
作中で何度も何度もウィルス感染ではない事が強調されます。しかしやってることはあさやけやなげとかパンデミック物と同じなので、強調される度に嫌になります サブタイトルがmirroring apeになってますがイルカやシャチでさえ鏡の中の自分を仲間ではなく自分だと認識できるらしいですね。調査不足でしょうか
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.71
(3pt)

単純なパニック物ではない作品

作者の特徴である暴力描写の上手さは十分に発揮されているが、傑作「テスカトリポカ」に比べて全体的なストーリー展開が少し緩やかに感じられた。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.70
(3pt)

単純なパニック物ではない作品

作者の特徴である暴力描写の上手さは十分に発揮されているが、傑作「テスカトリポカ」に比べて全体的なストーリー展開が少し緩やかに感じられた。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.69
(5pt)

不思議な小説

暴動シーンで「眼球」って単語が出てくるたびにひえーって感じだったし(まつ毛が一本入っただけでめっちゃ痛いのに)、結局なんだかよくわかんなかったとこも多々あったけれど、個人的に好きなポイントがいくつかあって、
①パルクール使いの少年←めっちゃカッコいい
②神話(ナルキッソスとエコー)の中に残されている失われた人類の記憶ってとこ
③小道具(ガルウィングのスーパーカーとロレックスの腕時計)の使い方
そこの部分だけで、なんかもう全てが許せる気分になる不思議な小説でした。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.68
(5pt)

不思議な小説

暴動シーンで「眼球」って単語が出てくるたびにひえーって感じだったし(まつ毛が一本入っただけでめっちゃ痛いのに)、結局なんだかよくわかんなかったとこも多々あったけれど、個人的に好きなポイントがいくつかあって、
①パルクール使いの少年←めっちゃカッコいい
②神話(ナルキッソスとエコー)の中に残されている失われた人類の記憶ってとこ
③小道具(ガルウィングのスーパーカーとロレックスの腕時計)の使い方
そこの部分だけで、なんかもう全てが許せる気分になる不思議な小説でした。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.67
(4pt)

ホモサピエンスとエイプの違いとは

面白いです。
人類の進化に興味がある人は思いと思います。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.66
(4pt)

ホモサピエンスとエイプの違いとは

面白いです。
人類の進化に興味がある人は思いと思います。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.65
(3pt)

理論構築に大きな違和感を感じる

少しでも遺伝子について知っている人には、大きな違和感が残ります。

暴動の描写は、できるだけ生々しくしたい意図は伝わってきますが、同じ様な描写が続き、退屈を感じてしまいました。

今一歩深みがないように感じてしまいました。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.64
(3pt)

理論構築に大きな違和感を感じる

少しでも遺伝子について知っている人には、大きな違和感が残ります。

暴動の描写は、できるだけ生々しくしたい意図は伝わってきますが、同じ様な描写が続き、退屈を感じてしまいました。

今一歩深みがないように感じてしまいました。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.63
(5pt)

鏡は恐い!/ミステリーの謎解きとSF的発想のハイブリット小説

●すごい小説に出会ってしまった・・・
前半は知的探究の静的な高揚、中盤以降は凄絶なバイオレンスの連続です。メリハリの利いたダイナ
ミックな展開です。ジェットコースターに身を任せた私は、上下左右に揺さぶられっぱなし。絶叫し
たり嘆息したり・・・。ラストは痒いところに手の届くような伏線の回収と興奮を静めるためのエピ
ローグにただただ感心するばかりでした。
 SFの科学的発想をベースにミステリーの謎解きにも似た論理展開。大型類人猿や自己鏡像認識、St
Sat反復・・・等々まるで脳科学の論文を想起させる迫力です。

 本書は大藪春彦賞と吉川英治文学新人賞を受賞していますが、なぜかSF関連あるいはミステリー関
連の賞は受賞していません。斯界の文壇はこれ程の秀作に全く目を向けていなかったのでしょうか。
それとも排他的な感情を抱いていたのでしょうか?残念です。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.62
(5pt)

鏡は恐い!/ミステリーの謎解きとSF的発想のハイブリット小説

●すごい小説に出会ってしまった・・・
前半は知的探究の静的な高揚、中盤以降は凄絶なバイオレンスの連続です。メリハリの利いたダイナ
ミックな展開です。ジェットコースターに身を任せた私は、上下左右に揺さぶられっぱなし。絶叫し
たり嘆息したり・・・。ラストは痒いところに手の届くような伏線の回収と興奮を静めるためのエピ
ローグにただただ感心するばかりでした。
 SFの科学的発想をベースにミステリーの謎解きにも似た論理展開。大型類人猿や自己鏡像認識、St
Sat反復・・・等々まるで脳科学の論文を想起させる迫力です。

 本書は大藪春彦賞と吉川英治文学新人賞を受賞していますが、なぜかSF関連あるいはミステリー関
連の賞は受賞していません。斯界の文壇はこれ程の秀作に全く目を向けていなかったのでしょうか。
それとも排他的な感情を抱いていたのでしょうか?残念です。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.61
(4pt)

圧巻の情報量、息をつかせぬスピーディーな展開

丁寧に調べ尽くされた霊長類の進化に関する圧倒的な情報。そして時期と場所それぞれ違えた地点からの描写は読者を決して飽きさせることなく、この「異常」な事態に没入させる。あまりに痛ましい事態にも関わらず読後感に何か温かいものを感じるのは何故なのだろう。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245
No.60
(4pt)

圧巻の情報量、息をつかせぬスピーディーな展開

丁寧に調べ尽くされた霊長類の進化に関する圧倒的な情報。そして時期と場所それぞれ違えた地点からの描写は読者を決して飽きさせることなく、この「異常」な事態に没入させる。あまりに痛ましい事態にも関わらず読後感に何か温かいものを感じるのは何故なのだろう。
Ank: a mirroring ape Amazon書評・レビュー: Ank: a mirroring apeより
4062207133
No.59
(2pt)

論理の矛盾

他の方も指摘されているように、若干エンジンの掛かりが遅かったが途中までは楽しめた。一挙に醒めたのは、問題の音が重度聴覚障がいを持つ者にも影響を与えると記述されているのに、ヘッドフォンを付けていた者には影響を与えなかった点だ。これを著者は矛盾と捉えなかったのだろうか。後半の論理、特に言語の起源に関する説明は説得力に欠け、情景描写も繰り返しによりパターン化し、読み始めの期待感は失望に変わっていった。
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Ank : a mirroring ape (講談社文庫)より
4065171245