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(短編集)

権現の踊り子



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【この小説が収録されている参考書籍】
権現の踊り子
権現の踊り子 (講談社文庫)

権現の踊り子の評価: 4.42/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

快か不快かといえば不快

「ふくみ笑」いは「けものがれ、俺らの猿と」のような陰鬱として粘着質で多湿、展開も不条理極まりない、町田作品の中ではあまり好きではない方の文章。「石井君のストーン」「工夫の減さん」は良かった。特に「減さん」はその不器用な生き様にホロッときた。
権現の踊り子Amazon書評・レビュー:権現の踊り子より
4062117606
No.1:
(3pt)

それなり

面白いのと面白くないのと半分半分。短いほど面白い率が高くて、長くなるとドライブ感を保てているのと失速してしまうのとがある。技巧研鑽の過渡期なんでしょうか。
 文字を使うあらゆる手段が文学だと再認識できる町田節文体。ただ、読者からも批評家からもオエライ方からも一歩引いて安全地帯から提出された優等生の小論文みたいな姿勢が垣間見える。教条的な発想など頭から無く、人間の人間臭い一瞬の善悪のつかない感情を善悪という価値観を被せず掬い取ってみせるのは正に文学だけど、かつてから失われていない文学であって現代的な文学ではない。そういう意味でもやっぱり安全地帯でこちょこちょやってる賢しい策士の「優良図書」といったところ。
権現の踊り子Amazon書評・レビュー:権現の踊り子より
4062117606

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