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三度目の殺人
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三度目の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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ストーリーが面白いですね 一度では、理解できなくて 何度も観たくなり 原作も読みたくなる映画なんですね! 私も、その一人です | ||||
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是枝裕和、佐野晶『三度目の殺人』(宝島社文庫、2017年)は映画作品のノベライズである。ミステリー風であるが、日本の司法制度の問題や限界を描くことに重きを置いている。裁判官は判決の数をこなすことばかりを考えている。真実の追求を軽視する日本の司法の現実が描かれる。 殺人の前科がある三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。重盛(福山雅治)が弁護人になるが、三隅の説明が会うたびに変わり、違和感を抱く。 重盛は被告人の言葉を鵜呑みにせず、自分で調査する。自白偏重の日本の警察や検察と対照的である。検察官役は『シン・ゴジラ』で話題になった市川実日子。『シン・ゴジラ』と本作品だけでは感情を出さない女優になるが、テレビドラマ『アンナチュラル』では人間味があった。 一方で重盛には真実よりも依頼人の利益を重視する割り切ったところがある。ドラマ『 99.9 刑事専門弁護士』の深山弁護士は真実を追求することで冤罪から守った。改めて凄い存在であり、画期的なドラマと感じた。 最後に「器」がキーワードとして登場した。器と言えば、『機動戦士ガンダムUC』のフル・フロンタルを連想する。人間の心理描写でアニメが実写映画を先行していた。表現手段としてアニメを侮ることは誤りである。 | ||||
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すべてはこの一言に尽きます。 タイトルのパンチに惑わされてはいけません。 謎、トリック、動機、方法、真相解明、こういったミステリの醍醐味をこの本に求めてはいけません。ミステリを読みたいのならば、他の本をお選びください。 「もし○○が真犯人だとしたら」という情景が三度繰り返されているだけです。 | ||||
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映画は観る前に期間を過ぎてしまいましたが、先にノベライズを読んでよかったかも。法廷サスペンスは初めてだったのでぐいぐい引き込まれてしまいました。日本アカデミー賞6冠もうなずけるかも。人間の業を巧みに描いていますから。 | ||||
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殺人に対しての推理、真犯人解明をする小説だと思って、 読んでいたので、失敗しました。これは、そういう小説ではない。 謎解きは、二の次。 司法システム、犯人、被害者、被害者家族、弁護人。 裁判にまつわる各立場の思い。やるせなさ。 そういうものを読んで、どう受け止めるかは、読者次第。 あえて、もやもやするような結末にして、印象付けているのかもしれない。 ミステリー小説だと思うと、2/3、3/4で終わっているような小説。 | ||||
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『』『』『』『』など国内外で定評のある監督の最新作『』! 本書は映画『』〈9・9公開、監督:是枝裕和、主演:福山雅治〉のノベライズである。 というと先にも述べたように監督としての知名度や作品の評価が高い事を知っていたが、あまり食指が動く作風ではなかったのでほとんど観たことがなかった。 私が敬愛している映画評論のさんが毎回新作が出るたびに是枝作品を高く評価されていたので機会があればいつか見たいと思っていたが積極的に見たい監督の作品ではなかった(失礼!)。 唯一見た是枝作品が福山雅治主演『』〈2013〉だ。 ストレートに「よかった」「感動した」というよりも観終わった後にじんわりとくるような良さのある印象だった(よくある悲しいBGMを大音量でガンガン流して無理に泣かせよう感動させようとする演出ではないところはさすがだと思います)。 主演のさんもよかったが実の両親にあたるさんとさんも印象的でよかった。 本作も前評判の高さと物語的にも面白そうだったので手にした次第です(現時点では未見です)。 ギャンブルの返済に困って勤務先の食品工場の金庫から現金を盗んだ事がバレて解雇された事から社長を殺害した事件――。 動機と状況証拠がそろったありふれた強盗殺人事件の弁護を担当する事となった重盛。被疑者である三隅と接見するも供述がコロコロ変わり、重盛を困らせるが彼が当時起こした事件の身辺を調べ直すうちに事件に隠された意外な真相が見えてくるのだが…。 同期からの頼みで当件の主任弁護人を引き受ける事になった重盛朋章(46歳、演:)、重盛と司法修習の同期で当件の主任弁護士だった「ヤメ検」弁護士の摂津大輔(53歳、演:)、重盛の事務所に所属する新米弁護士の川島章(29歳、演:)、同じく事務職で働くバツイチ独身女性の職員・服部亜紀子(36歳、演:)、強盗殺人の嫌疑をかけられた当件の被疑者である元従業員の三隅高司(58歳、演:)、被害者の娘で左足に障害のある女子高生・山中咲江(16歳、演:)。 30年前にも強盗殺人を起こした前科を持ち、今回で二度目となる三隅だが、前回同様今回も被疑者の身勝手な犯罪で情状酌量の余地なしに思える案件だ。 弁護を引き受けた以上、被疑者が少しでも減刑されるよう法廷戦術を考える重盛だが、物語を読んでいて思ったのが、毎年2千人以上の弁護士が誕生しているから弁護士になったからといって必ずしも食えるワケではない弁護士の世界が描かれていることだ。最難関の司法試験を突破した選ばれし者というとイメージが強いが実際のところは弁護資格を持っても過当競争の時代なので事務所の運営や収入も厳しいのが現状なのだろう。そのあたりの弁護士としての生活感が描かれているのがよかった。 主人公の重盛も私生活では妻とは別居中だが中1の一人娘・結花との父子関係の微妙なやり取りができる何ともいえない距離感がイイ(上手くは言えないがこれは読んでみて感じてほしい)。 物語も進むに連れて事件の真相が次第に明らかにされていく展開となるのだが、それが本当に真実なのかわからない(はっきりしない)ところがもどかしい。 三隅が本当はどのような人物だったのか?もし供述に書かれているような人物ではなかったら?疑問を抱かせる要素はあるのだがそれを客観的に証明できるモノが何もなく、法曹関係もそれぞれの立場から粛々と行われるところが現実的であり、怖さを感じるところではあるのだが…。 読後感として読み応えはあるがスッキリしない重い作品でスカッとする内容ではない。 真相らしき事が明らかにされてもそれが真実なのか本当のところはわからない。 ただ、タイトルにもある『三度目の殺人』の「三度目」とはどういう事なのかと思ったが読み終えて「三度目」の意味がわかったような気がします。 | ||||
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映画が公開される前に原作を読んでみました。やはり人間は難し。 | ||||
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私が一番感情を乱されたのは三隅ではなく 弁護士の重盛である。家族への愛が彼からは 全く感じられず、助けを求める娘にさえも どこかうっとうしさを抱いてしまう、そんな人間 が、人を救っていることに凄く違和感を覚えた。 彼は本当の事などには興味もないのだ。それを 真正面から指摘したのが殺人犯の三隅である。いったい どこに真実はあるのか?人を裁くとはどういうことなのか? 重盛を通して、深く見つめ直すことができた。 | ||||
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映画は見ていません。 国選弁護士が引き受けた殺人事件の「向こう側」を追っていく展開に、ひとつの裁判の様々な思惑と感情を見ていくことができます。 最終的に「それでいいのか」と思ってしまうもやもや感と、「それが現実なんだよな」という虚無感が入り混じった読後となりました。 答えをもとめないことも、ひとつの結果なのだろうと思いました。 | ||||
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映画を観たあと読みました。まずまずかな。まあどちらを先でも大丈夫ですけど。 | ||||
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映画を観た後、補足したくて購入しました。が、ほぼ映画と同じ、読みながら映像が浮かんできました。 ただ、判決の場面は、映像でよくわからないところがあり、あーそうなんだ…と納得。逆に映画をもう一度見たくなりました。 | ||||
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弁護士が飲み込まれていく様が、心理描写と情景描写でありありと表現やされているが、やや冗長なところが残念。 | ||||
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一気読みしました でも、どうなの?が残ってすっきりしませんw なので星4つです | ||||
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映画は3回観ました、まだモヤモヤが残っていましたので本を読みました、本により細かい描写が手にとるようように見えて来ました。 本で読んで自分なりに感じたことをもう一度見て確認したいと思います、4度目の鑑賞が楽しみになりました。 | ||||
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まず、きっちり筋道の通った結論を求める人には、本書はおすすめできない。 本書において事件の真実は二の次だからだ。 かくいう私も、証拠を揃えて動機から殺害方法から全てキッチリと説明されて終わるほうが、妙なしこりが残らなくて好きなのだが、それでもこの作品には何か惹かれるものがあった。 とくに、三隅のその多面性。 柔和な物腰、金目的の強盗殺人、過去の殺人、空ろな態度、娘への愛情、食品偽装、カナリアを殺し、また慈しむ。 とにかくたくさんで、ちぐはぐなものが三隅という人間にあり、同時にそのどれもが違うような、真実であるような…この感覚はうまく言葉では言い表せない。 咲江を守るために死刑になる。 そこでやっと三隅を掴んだかと思いきや、最後にまた裏切られてしまう。 どれが正しいのか選べと言われると、私は 「生まれつき殺人ができる人間」 「からっぽの器に誰かの殺意が入る」 このあたりが一番手がかりになるのではないかと思うが、唯一の正解というものはないと思う。 それならばなぜ、死刑を宣告されたとき彼はカナリアを解き放ったのか… 消化不良による胃もたれではなく、心に深い重みを残されたのは、久しぶりだ。 | ||||
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すでに何名かの方が指摘してるとは思いますが、ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた黒澤明監督の芥川龍之介原作「羅生門」 これを現代風にアレンジして、そのベネチア国際映画祭に乗り込んだ是枝裕和監督作品の「三度目の殺人」のノベライズ。 映画は観てないですが、表現方法に幅が出て、想像力をかりたてるのでぜひ味わいたい作品です。 本作のように他作品をモチーフにして、新作を作り上げることは大賛成ですが、百田尚樹氏みたいに藤沢周平氏の作品を完全コピーして自作として上梓するのは野暮でしょう。 | ||||
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商品的にはいいが、価格が少し高い。でもいい感じで使用しています。 | ||||
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まず映画を観てノベライズを読んで、また、映画を見ました。最初に映画を観たときには、上っ面だけ理解して終わったように思います。しかし、本を読んでみると、分かったつもりでいたことや見過ごしていたことなどに気づかされたので、再度、映画を観たときには一度目よりは理解することができ、じっくり味わうことができました。何度も何度も映画を観ている人には、役者さんの表情やさりげないシーンにも深い意味があるというのがわかるのでしょうが、そんなに分析力に優れているわけではない一般人には、映画を理解する手助けになる一冊だと思いました。 | ||||
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わかりにくかったので、本を読んでもう一度理解したいと思います。本ってそれが何度も出来るのがいいですね | ||||
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奥が深すぎて、読み終わってもまだモヤモヤとした感じです。司法制度について改めて考えさせられました。 | ||||
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