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今夜は眠れない
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【この小説が収録されている参考書籍】
今夜は眠れないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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読みやすいし面白い。けれどもラストはあれで本当にハッピーエンドなんでしょうか? 突如降って湧いた5億円遺贈事件によって家族も世間も大騒ぎ。 連日マスコミに追われ、引越しを余儀なくされる。 子供は学校でいじめに合い、夫も会社の人間関係に問題が生じる。 誘拐事件では警察も動員され、顧問弁護士も一時疑いをかけられていますね。 あのエンディングだと、上記の事柄について、それまでとは異なった重みが生じてくるはずです。 社会人・成人としての社会的責任、妻・母親としても。 家族内で「騙したり」「疑ったり」「利用したり」「賭ける」などというのはあまり気分のよいものではありません。 話のなかで、子供が母親の過去に疑問を持って内緒で調べまわる場面もありますね。 夫の浮気も然りです。 宮部みゆきさんの理想とする家族像とはどんなものなのかな? ふと疑問に思います。 この小説は家族の大切さを教えてはくれないけれど、考えさせてくれると思います。 | ||||
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軽い推理小説と言った感じでとてもよい内容でした。主人公が少年なので、忘れていた少年独特の推理力が純粋さが出ていてさすがと言わざるを得ない作品でした。私は宮部みゆきさんの作品はあまり読んだことがないのですが、社会派と言う感じがして現代作家のよさを感じました。 | ||||
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以前の中公文庫版のカバーが傷んできた為、メジャーな角川文庫版に買い替えです。 カバーデザインも個人的には中公文庫版の古川タク氏のイラストが好みではないので、こちらのカバーの方がすっきりしていて好感が持てるかな〜と思ったら、届いた現物はさらにまた、極々最近になって、志村貴子さんのイラストバージョンに変更になっています。 こちらの新カバーはまだ、2006年11月現在のデータ更新に反映されていないようですが、こちらのデザインもなかなかすっきりした印象ですね〜。 | ||||
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私の好きな、少年もの(少年が主人公の作品を勝手にこう名付けて楽しんでいるのです)。『パーフェクトブルー』の進也とは全く違う、普通の家庭の普通の中学生。この普通の家庭に起こる、嵐のような出来事を描いた作品です。 始まりは、雅男のお母さんが”5億円の遺贈”を受ける、というところから。 誰も殺されたりしないのだけど、次はどうなるの?5億円は結局どうなるの?と先が気になって一気に読めてしまうミステリ。そこには、夫婦の問題、家族の問題、少年の成長などいろんな要素が含まれていて、読みやすい小説だから中身が軽いのでは、などとあなどるなかれ。いろんな問題を描きながらもスラスラ読ませてしまう作者のチカラのすごさ、作品の奥深さ。何度読んでもおもしろい作品なのです。 これが気に入ったら、『夢にも思わない』もおすすめです。 | ||||
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私もこの主人公と同じ中学生。宮部みゆきさんの本は前から読んでみようと、1番興味が湧いた本がこの“今夜は眠れない”でした。 同じ中学生とあってか、共感できる場面が多くあったと思います。 笑いもあれば、少ししんみりとした場面。その一つ一つが楽しくてすごくはまりました。 読み終わったあとは心が温かくなり、読んでよかったと思える一冊です。 そしてこの本には続編があるということで、そちらも読みたいと思います。 | ||||
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この作品は自分が始めて読んだ宮部みゆきで、特別な思い出があります。 主人公は特別に格好良くも無く、スポーツ抜群でも無く、特別に頭が良いわけでもないごくごく普通のサッカーが好きな少年で公立中学に通う中学一年生です。 もしも、いきなり多額のお金が転がり込んだらあなただったらどうしますか? 突飛な話ですが、これがこの小説のスタートです。 主人公の友達の「島崎君」が探偵役で、主人公がワトソン役というのも面白いです | ||||
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子供向けの作品を書いたのだろうと思って読んだので、 内容の大人向けぶりに驚いた。小学上級からって・・・。 難し過ぎなんじゃ・・・。しかし、それもそのはず、 「今夜は眠れない」(角川文庫)を元に、難しい漢字を ひらがなにして全体にルビを振り、イラストを新たに 付けた作品だったのだ。 | ||||
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読むたびに「やっぱり巧いなあ…」と思わせられるのが宮部みゆきです。 最初は中学生の男の子の一人称で語られるので、 ジュブナイル風かと思いきや、 お金と人間、嫉妬という一般人の悪意など、社会派テーマになり、 ほんのりとした恋心あり、 そして最後にはしっかりとミステリ的な着地があります。 ほのぼの系の出だし (といってもすぐ遺産問題と不倫問題が出てくるのですが) からは予想もつかない仕掛けがある、という意味では 『R.P.G.』なみの驚きがあるといってもいいでしょう。 吉田タクのパラパラマンガは面白い遊びではあるものの、 果たして効果的かというとどうも…という感じなのが惜しいです。 | ||||
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どんな親にも子どもにいえない秘密が一つはある。この台詞が印象的でした。実際に起こったら笑えないストーリーでしたが、宮部みゆきで読むとなぜか温かさを感じてしまう一冊でした。 | ||||
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活字になれてない私でも一気に楽しく読める本でした。でも 総武快速に幕張行はないし幕張にも 西船橋にも 止まりません。そこで ちょっとテンションが落ちました。総武各駅停車の間違いかなぁ。 | ||||
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主人公が中学生・・・ということでなんとなく敬遠していた作品ですが、読んでみると物語の展開のうまさに圧倒されました。さすが宮部みゆき、と舌を巻きました。作品の設定によらず、読ませるなあ。物語はその謎解きの鮮やかさのみならず、「温かさ」が胸を打つ作品です。 | ||||
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活字に抵抗の無い、ミステリー好きの方だと少々ものたりないかもしれません。暇が出来たし、読書を始めてみようかな。ミステリーを読んでみようかな、そんな方は、読みやすくてよいと思います。ものすごく凝った内容でもないし、ちょっとそれは都合がいいな、と思うストーリー展開ですが、子供視点なので許せるかなという感じです。普通の家庭に飛び込んできた突然の転機と、親の過去と今、それに対する子供の反応が少し客観的に書かれていておもしろいです。最後まで読んで、「えー、そうだったの!」と驚いた後、また読み返して「あー、なるほど」と納得するのもまたいいのでは。 | ||||
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大金を得た家族に対する興味、妬み、そして、バラバラになる家族。コミカルに進みながらも笑えない現実、それだけに、結末が判った時の安心感も大きかった。「僕」の視点で、簡易な言葉遣いで書かれているので読みなれていない人でも簡単に入れるし読みやすいと思う。ただ、ちょっとご都合主義すぎる感はした。 | ||||
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ある日、突然大金が手元に舞い込んできたら・・・・そんなことがあったら家族は、どうなるか。決して幸運だけでは終わらないだろう、そんな大金をめぐるどたばたを描いた小説です。物語は、サッカーの試合を模して前後半、それでも決着が着かないので延長・PK戦にもつれるといった構成にしてあります。もちろんこれには、理由があるのですが・・・主人公の緒方と知能指数高そうな島崎とのかけあいも、ホームズとワトソンとまではいかないけど物語を楽しくさせてくれます。果たして、試合では勝利することができるかどうか。物語りもそれほど複雑でなくページ数も少ないのですんなり読める本だと思います。この作品は、同著者の「夢にも思わない」にもつながる作品なので、そちらもどうぞ。 | ||||
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私は「夢にも思わない」を先に読んでいて、「今夜は眠れない」が読みたくなって読みました。途中で「えっ?なんで??」と思う点がいくつかあったんですけど、後のほうで「あぁ、そういうことか」と納得しました。話の途中で小さな疑問点を残して後の方でそのことがわかる。私にとってはそんな感じでした。なので、すごいな~と思いました。話の構成に感動しました!小さな出来事でも記憶に残ってますし、読みやすいです!また主人公とその親友の性格もまた良いと思いました!ドキドキしながら読んでいける本でした! | ||||
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しっかり理解できるミステリーでした。島崎が名探偵コナンみたいな子で(笑)、しっかり主人公の雅男君を助けてくれます。大金と大きな賭け。色々と考えさせられる作品です。 | ||||
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個人的に言うと、私が宮部作品のなかで一番好きな作品です。主人公は中一の男の子なんですが、この男の子の目から見た、世間や大人に対する思い・考え方などがなんとも言えずいいです!もう良すぎて言葉では表現できません。また、最後は「え!?そうだったの!?」という風に本に向かって叫んでしまうほどのどんでん返しも素晴らしい!とりあえず読んでみて! | ||||
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すごくおもしろかったー。先が気になってしまって一気に読んでしまいました。ミステリー小説って読んでいるうちに先が見えてしまうことが多いけれど、これには私も騙されました。 | ||||
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宮部さんの作品のなかでも、家族をテーマにしたものにはアタリが多いのですが、これは最高に素敵です。狂言回しの中学生の「僕」にあわせて文体が児童文学のように軽く、普段本を読まない人やミステリ初心者にもお勧めではないかと思います。自分の息子も、この主人公のように、よい友達に恵まれ、少しませながらも、かつ優しい心を持っていたらいいなあと思いました。でも、ちょっとできすぎでしょうね、余計な期待はしないようにします。そういう意味では、もう少年少女ではなくなった大人のためのファンタジーなのかも。結末も含めて。 | ||||
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ミステリー=殺人のような印象を受けてた私にとって、この小説はすごく優しい気持ちで読めました。ミステリーでは殺人というか、内容が悲しく、読んでいて辛くなるときが多いです。だからか、この本を読んでいてッホっという気持ちを味わって欲しいです。 | ||||
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