鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集
評判
鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集の評価:
5.00/5点 レビュー 1件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集の評価:
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著者の作品と作品集については、日下三蔵氏による「編者解説」の中で詳しく解説され、皆川博子初心者の私には勉強になりました。
各作品とも発表されて久しいのですが、ご参考までにいくつか簡単に感想等をご紹介します。
「鎖と罠」
表題作。
現在と過去が重なり合い、「こいつ」は「あのこと」を知っていたことを悟ることになる。
「鎖」の意味は途中で分かりますが、「罠」の意味はラスト近くまで引きずられます。その引きずり方がお上手です。
以降、好きな順に、
「反聖域」
人を「削る」という表現が凄い。女性の女性に対する憎しみは怖いです。特に身近な人間に持ってしまった憎しみは・・・。
「水底の祭り」
ある一族の暗い事情を覗き見てしまった女。「水底の祭り」とは何やら明るい雰囲気?ですが、実はおどろおどろしい。
「聖夜」
ねちねちねちねちとした描写が居心地が悪い。子供はある意味罪深いです。
「まどろみの檻」
ほとんど全てが思い込みなのだが、でもその思い込みの強さが気持ち悪い。
「鏡の国への招待」
もしかしたら殺されてしまうかもしれないけれど、でもそれよりも自分の存在感が欲しい。ありえますが危くて恐い。
その他、掲載順に、
「牡鹿の首」、 「紅い弔旗」、 「疫病船」、「風狩り人」