寒い国から帰ってきたスパイ

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評判

寒い国から帰ってきたスパイの評価:

4.08/5点 レビュー 84件。 A ランク

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平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全150件 141〜150 8/8ページ
No.10
(5pt)

冷戦が生んだエスピオーナジュの名作

奥付を見ると昭和53年5月発行とある。出てすぐに読んだのだ。当時、この本は決して捨てないで持っていようと思った。

『東欧革命』(岩波新書)を読み終えたとき、本書のことを思い出した。
で、段ボール箱をひっくりかえし、半日かかって見つけた。

ところどころ憶えている程度で、ほとんど忘れていた。私は読み終えると、片っ端から忘れてしまうのだ(老人力か!)。結末を憶えていないのは幸いだった。が、最後のページにきて、思い出した。
「よせ!」とリーマス(主人公。ジョン・スマイリーのシリーズなのだが、本書にはスマイリーがあまり登場しない)に心の中で叫んでいた。わかっているだけに最後のページをめくるのがつらかった。

重量級のエスピオナージュだ。
それにしても、冷戦を招いた「共産主義」とはいったい何だったのか……。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.9
(5pt)

スパイ小説の白眉

ジョン・ル・カレの代表作であると共にスパイ小説を代表する作品。冷戦時代にはスパイ小説が色々書かれたが、本作は一頭地抜けている。

主人公は密命を帯びて東(ドイツ)へ潜入する。冒頭から緊張感が続き、スパイという職務の過酷さ、虚しさ等が描かれる。そして道半ば、主人公は正体を暴かれてしまう。拷問に耐える主人公。そして遂に主人公の忍耐が切れる時が...。

全体に仕掛けられた構想に読者は驚くであろう。単なるサスペンス小説に終らない所が本作を抜きん出たものにしている。そして、ラストで主人公を待つ運命。東西冷戦を題材にしながら、冷戦の虚しさを浮き彫りにし、その渦中の人間の哀感を描き切ったスパイ小説の白眉。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.8
(5pt)

スパイ小説の白眉

ジョン・ル・カレの代表作であると共にスパイ小説を代表する作品。冷戦時代にはスパイ小説が色々書かれたが、本作は一頭地抜けている。

主人公は密命を帯びて東(ドイツ)へ潜入する。冒頭から緊張感が続き、スパイという職務の過酷さ、虚しさ等が描かれる。そして道半ば、主人公は正体を暴かれてしまう。拷問に耐える主人公。そして遂に主人公の忍耐が切れる時が...。

全体に仕掛けられた構想に読者は驚くであろう。単なるサスペンス小説に終らない所が本作を抜きん出たものにしている。そして、ラストで主人公を待つ運命。東西冷戦を題材にしながら、冷戦の虚しさを浮き彫りにし、その渦中の人間の哀感を描き切ったスパイ小説の白眉。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.7
(5pt)

非情な現代社会のバイブル的作品

スーパーマン的な人物が活躍するかつてのスパイ小説に代わって登場した、リアルな現代のスパイ小説のさきがけとなったのが本作なのだそうです。とにかく、“非情”という言葉がよく似合う雰囲気を持っています。これを読んでスパイに憧れる人なんていないでしょう。過酷な現代社会の象徴がスパイという位置づけなのかも知れません。

作者は本作の主人公リーマスと同様ドイツ語ができ、外交官として一時期はスパイに近い仕事をしていたそうです。だとしたら、ここに描かれているようなスパイ組織の謀略も、決して絵空事ではないということなのでしょうか。だとしたら恐ろしいことです。ラスト・シーンを読み終わった時、しばらく呆然としてしまうこと請け合いです。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.6
(5pt)

非情な現代社会のバイブル的作品

スーパーマン的な人物が活躍するかつてのスパイ小説に代わって登場した、リアルな現代のスパイ小説のさきがけとなったのが本作なのだそうです。とにかく、“非情”という言葉がよく似合う雰囲気を持っています。これを読んでスパイに憧れる人なんていないでしょう。過酷な現代社会の象徴がスパイという位置づけなのかも知れません。

作者は本作の主人公リーマスと同様ドイツ語ができ、外交官として一時期はスパイに近い仕事をしていたそうです。だとしたら、ここに描かれているようなスパイ組織の謀略も、決して絵空事ではないということなのでしょうか。だとしたら恐ろしいことです。ラスト・シーンを読み終わった時、しばらく呆然としてしまうこと請け合いです。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.5
(5pt)

マスターピース

冷戦中の話ですので、ややレトロな雰囲気が漂う作品です。

でもそこがまた味わいがあって、よろしいかと。

冒頭のつかみも良く、作品を貫く謎、そして後半からラストの1行まで、一気に読ませます。

読了後はしばらく放心状態になるでしょう。

本物を読んだ、そんな気持ちになるはずです。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.4
(5pt)

マスターピース

冷戦中の話ですので、ややレトロな雰囲気が漂う作品です。

でもそこがまた味わいがあって、よろしいかと。

冒頭のつかみも良く、作品を貫く謎、そして後半からラストの1行まで、一気に読ませます。

読了後はしばらく放心状態になるでしょう。

本物を読んだ、そんな気持ちになるはずです。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.3
(4pt)

冷戦

冷戦時の小説を今読み返すと

まるでSFを読んでいるような感覚に陥る事がある

(冷戦の真只中に生きていた頃には

 そんな違和感は何も感じなかった・・・)

エンディングがリアルでいい

・スパイという職業の悲しさ

・根強い人種偏見

等々色々考えさせられる要素もある
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.2
(4pt)

冷戦

冷戦時の小説を今読み返すと

まるでSFを読んでいるような感覚に陥る事がある

(冷戦の真只中に生きていた頃には

 そんな違和感は何も感じなかった・・・)

エンディングがリアルでいい

・スパイという職業の悲しさ

・根強い人種偏見

等々色々考えさせられる要素もある
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.1
(5pt)

古いけど・・・

読んでいて目立つのは古さ。小説としての古さというより訳の古さが非常に目立ち、ぎこちなく読みにくい。このあたりが小説そのものよりも時代を感じさせている気がした。英米の最優秀ミステリー賞を独占した・・・という通り、ストーリー展開は流れがよく、ラストも引き込まれ、素直にいい時間を過ごせた。あこがれを感じることのできないスパイの現実が描かれた古典的な作品なのだろう。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748