寒い国から帰ってきたスパイ

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評判

寒い国から帰ってきたスパイの評価:

4.08/5点 レビュー 84件。 A ランク

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平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全150件 101〜120 6/8ページ
No.50
(5pt)

スパイゲーム

ジョン・ル・カレ以前の英国のスパイ小説は、ハネイやジェームス・ボンドのように勇敢で行動的、自身に満ちた人物が主流だった。
カレはこの小説によって暗く反英雄的な展望、西の民主主義が東の共産主義よりも道徳的に優れているという意識など微塵もない世界を描き出す。
緊張感が無くむさくるしいスパイの世界、敵の裏をかこうとする複雑な作戦。
何が現実で何が幻想なのか、主人公リーマスも自分がただの駒でしかないことに気づく。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.49
(5pt)

スパイゲーム

ジョン・ル・カレ以前の英国のスパイ小説は、ハネイやジェームス・ボンドのように勇敢で行動的、自身に満ちた人物が主流だった。
カレはこの小説によって暗く反英雄的な展望、西の民主主義が東の共産主義よりも道徳的に優れているという意識など微塵もない世界を描き出す。
緊張感が無くむさくるしいスパイの世界、敵の裏をかこうとする複雑な作戦。
何が現実で何が幻想なのか、主人公リーマスも自分がただの駒でしかないことに気づく。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.48
(5pt)

世界の諜報戦の現実がわかる

スパイとは敵を欺くために、味方も欺く。その組織戦が、今世界で繰り広げられている。
日本人の感覚からすれば、”そこまでやるのか”という冷酷さ、計画性、非常さを感じる。
しかし、世界の常識は、非情で冷酷そのものなのだ。
日本人もその現実を感覚として知って居なければならない。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.47
(5pt)

世界の諜報戦の現実がわかる

スパイとは敵を欺くために、味方も欺く。その組織戦が、今世界で繰り広げられている。
日本人の感覚からすれば、”そこまでやるのか”という冷酷さ、計画性、非常さを感じる。
しかし、世界の常識は、非情で冷酷そのものなのだ。
日本人もその現実を感覚として知って居なければならない。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.46
(5pt)

非情さとその裏にある人間性

冷戦下の諜報戦を描いた名作。その時代の緊張感が伝わってくる。
スパイであるがゆえに、感情を抑え込み、隙を見せない。

本作に出てくるスパイは、非情さとその裏にある人間性が見えることで、リアリティが増す。
味方なのか、敵なのか。何が真実なのか、嘘なのか。
敵を欺いているつもりが、自分が欺かれている。
伏線も多く、読み応えのあるスパイミステリー。

ぜひ映画を見てみたい。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.45
(5pt)

非情さとその裏にある人間性

冷戦下の諜報戦を描いた名作。その時代の緊張感が伝わってくる。
スパイであるがゆえに、感情を抑え込み、隙を見せない。

本作に出てくるスパイは、非情さとその裏にある人間性が見えることで、リアリティが増す。
味方なのか、敵なのか。何が真実なのか、嘘なのか。
敵を欺いているつもりが、自分が欺かれている。
伏線も多く、読み応えのあるスパイミステリー。

ぜひ映画を見てみたい。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.44
(4pt)

スパイ小説の古典

確かに古典といって良い作品だと思う。裏切りに、また裏切り。誰が信用できるのかわからない状況。そして、ちょっとした人間らしさが罠となって破滅へ向う展開、と。

 1963年に書かれた作品ということなので、もう半世紀も前ということだ。事前知識として、冷戦期の知識はある程度いるかもしれない。「寒い国」=東側から帰ってきたものの、スパイという仕事を選んだ人間に、普通の生き方を選ぶという選択肢があるわけもなく、といった状況に哀愁を感じさせる。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.43
(4pt)

スパイ小説の古典

確かに古典といって良い作品だと思う。裏切りに、また裏切り。誰が信用できるのかわからない状況。そして、ちょっとした人間らしさが罠となって破滅へ向う展開、と。

 1963年に書かれた作品ということなので、もう半世紀も前ということだ。事前知識として、冷戦期の知識はある程度いるかもしれない。「寒い国」=東側から帰ってきたものの、スパイという仕事を選んだ人間に、普通の生き方を選ぶという選択肢があるわけもなく、といった状況に哀愁を感じさせる。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.42
(5pt)

思想と個人

第二次大戦以降の資本主義陣営(ヨーロッパでは西側、イギリス・西ドイツ等)と
共産主義陣営(東側、ソ連・東ドイツ等)の対立である冷戦を背景にしたスパイ小説。
敗戦国であるドイツは米、英、仏、ソ連が4分割。その後西側地域はドイツ連邦共和国、
ソ連占領地域はドイツ民主共和国となる。(チャーチルは東側を「鉄のカーテン」と称した。)
ベルリンの壁が築かれたのが1961年、作品が書かれたのが1963年。
(1963年、日本では鉄腕アトムが放映開始された)

ネタバレになるかもしれませんが、訳者あとがきのル・カレのインタビューが、
端的にこの作品を紹介しています。
「僕がこの小説で、西欧自由主義国に示したかった最も重要で唯一の物は、
個人は思想よりも大切だという考え方です」

自由主義国に生きる私にとっては共産主義は遠くまるで悪かのように思っていましたが、
ル・カレの作品を読み進めて行くと、
どちらの思想も幸せに暮らす方法を必死に模索して出来た物で、
そしてどちらの思想も個人を犠牲にする権利は無いなあと感じました。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.41
(5pt)

思想と個人

第二次大戦以降の資本主義陣営(ヨーロッパでは西側、イギリス・西ドイツ等)と
共産主義陣営(東側、ソ連・東ドイツ等)の対立である冷戦を背景にしたスパイ小説。
敗戦国であるドイツは米、英、仏、ソ連が4分割。その後西側地域はドイツ連邦共和国、
ソ連占領地域はドイツ民主共和国となる。(チャーチルは東側を「鉄のカーテン」と称した。)
ベルリンの壁が築かれたのが1961年、作品が書かれたのが1963年。
(1963年、日本では鉄腕アトムが放映開始された)

ネタバレになるかもしれませんが、訳者あとがきのル・カレのインタビューが、
端的にこの作品を紹介しています。
「僕がこの小説で、西欧自由主義国に示したかった最も重要で唯一の物は、
個人は思想よりも大切だという考え方です」

自由主義国に生きる私にとっては共産主義は遠くまるで悪かのように思っていましたが、
ル・カレの作品を読み進めて行くと、
どちらの思想も幸せに暮らす方法を必死に模索して出来た物で、
そしてどちらの思想も個人を犠牲にする権利は無いなあと感じました。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.40
(4pt)

リアルなスパイ小説でした。

読み応えのあるスパイ小説でした。ストーリーかしっかりしておりまた、リアリティーある内容に時間を忘れました。これからも、このような読み応えある作品を低価格で提供するとKindle ファンは増えるでしょうね。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.39
(4pt)

リアルなスパイ小説でした。

読み応えのあるスパイ小説でした。ストーリーかしっかりしておりまた、リアリティーある内容に時間を忘れました。これからも、このような読み応えある作品を低価格で提供するとKindle ファンは増えるでしょうね。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.38
(4pt)

楽しめました。

昔なつかしい冷戦中のスパイものは如何にも有りそうな感じが楽しめます。
元々スパイ物が好きな人にはお薦めです。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.37
(4pt)

楽しめました。

昔なつかしい冷戦中のスパイものは如何にも有りそうな感じが楽しめます。
元々スパイ物が好きな人にはお薦めです。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.36
(4pt)

昔みた映画が蘇った

昔、映画でみた原作を読んで、改めて面白かった。
現実に近い展開だと思うが、実際は不可能だろう。
スパイと二重スパイ入り乱れた諜報活動の一端が伺えて興味深いが、実際はこんなことでは誰もだまされないだろう。
小説は小説だが、面白かったのは事実だ。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.35
(4pt)

昔みた映画が蘇った

昔、映画でみた原作を読んで、改めて面白かった。
現実に近い展開だと思うが、実際は不可能だろう。
スパイと二重スパイ入り乱れた諜報活動の一端が伺えて興味深いが、実際はこんなことでは誰もだまされないだろう。
小説は小説だが、面白かったのは事実だ。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.34
(5pt)

知性で勝負するイギリス諜報部

この本は、主人公の超人的身体能力で敵側の重要な情報を入手、敵を撹乱殲滅するという007等のスパイものとは違い、知性を使い、敵に対して、謀略を仕掛けるスパイが描かれています。

 小説の視点がコロコロと変わるので読みにくいのは確かです。

 しかし、それを補うだけの、国際的な謀略が、緻密に、時に、大胆に展開されていくので、読者は引き込まれていきます。

 ところどころに、散りばめられた伏線が、また、読み進める中の楽しみとなります。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.33
(5pt)

知性で勝負するイギリス諜報部

この本は、主人公の超人的身体能力で敵側の重要な情報を入手、敵を撹乱殲滅するという007等のスパイものとは違い、知性を使い、敵に対して、謀略を仕掛けるスパイが描かれています。

 小説の視点がコロコロと変わるので読みにくいのは確かです。

 しかし、それを補うだけの、国際的な謀略が、緻密に、時に、大胆に展開されていくので、読者は引き込まれていきます。

 ところどころに、散りばめられた伏線が、また、読み進める中の楽しみとなります。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.32
(5pt)

「間接的アプローチ」の教本

やや古いスパイ小説だ。孫崎享氏が『日米同盟の正体』で「間接的アプローチ」の教本として紹介されている。

1960年代の冷戦の頃、イギリス情報部中枢は、東ドイツ情報部の重要幹部の抹殺を狙って、ある作戦を発動する。しかし、抹殺と言っても、相手は、情報部の奥の院に鎮座するトップであるから、ゴルゴ13のように路上で暗殺するわけにはいかない。そこで、イギリス情報部が考案したのが、東ドイツ情報部の防諜機関に、その幹部がイギリス側のスパイ、内部通報者であるかのような偽情報を信じ込ませ、敵側による粛清を仕組むという戦略だった。どうやるかは読んでのお楽しみだが、この小説の結末は、もうひとひねりしてあって、イギリス情報部中枢が欺瞞しようとした対象が、実は全く相反していたという展開が用意されている。この戦略も素晴らしい。

偽情報を信じ込ませ、強制ではなく、自発的意思により、相手を誤った行動に誘い込み、自滅させる。しかも、戦略の目標とする対象そのものが、欺瞞工作によって巧妙に隠される。相手方に、Aが目標と信じ込ませ、偽情報によって誤った行動に誘い、真の戦略目標であるBを獲得する。間接的アプローチの真髄だ。

対日開戦時の米国は、日本の南部仏印進駐を阻止するためと見せかけて、対日石油全面禁輸を行い、真珠湾奇襲攻撃を誘いながら、その実は、ヨーロッパ戦線における対ドイツ参戦のための世論喚起を狙っていた。モンロー主義のもとで米国がヒトラーと戦うためには、日本との開戦が必要だったわけだ。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.31
(5pt)

「間接的アプローチ」の教本

やや古いスパイ小説だ。孫崎享氏が『日米同盟の正体』で「間接的アプローチ」の教本として紹介されている。

1960年代の冷戦の頃、イギリス情報部中枢は、東ドイツ情報部の重要幹部の抹殺を狙って、ある作戦を発動する。しかし、抹殺と言っても、相手は、情報部の奥の院に鎮座するトップであるから、ゴルゴ13のように路上で暗殺するわけにはいかない。そこで、イギリス情報部が考案したのが、東ドイツ情報部の防諜機関に、その幹部がイギリス側のスパイ、内部通報者であるかのような偽情報を信じ込ませ、敵側による粛清を仕組むという戦略だった。どうやるかは読んでのお楽しみだが、この小説の結末は、もうひとひねりしてあって、イギリス情報部中枢が欺瞞しようとした対象が、実は全く相反していたという展開が用意されている。この戦略も素晴らしい。

偽情報を信じ込ませ、強制ではなく、自発的意思により、相手を誤った行動に誘い込み、自滅させる。しかも、戦略の目標とする対象そのものが、欺瞞工作によって巧妙に隠される。相手方に、Aが目標と信じ込ませ、偽情報によって誤った行動に誘い、真の戦略目標であるBを獲得する。間接的アプローチの真髄だ。

対日開戦時の米国は、日本の南部仏印進駐を阻止するためと見せかけて、対日石油全面禁輸を行い、真珠湾奇襲攻撃を誘いながら、その実は、ヨーロッパ戦線における対ドイツ参戦のための世論喚起を狙っていた。モンロー主義のもとで米国がヒトラーと戦うためには、日本との開戦が必要だったわけだ。

このような間接的アプローチは、TPP信仰にのめり込んだ野田佳彦首相には、もちろん「想定外」だろう。真の目標は、北方領土であり、TPPは、欺瞞工作であるのなら賞賛するが、これは能力的にあり得ないな。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748