寒い国から帰ってきたスパイ

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

寒い国から帰ってきたスパイの評価:

4.08/5点 レビュー 84件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全150件 81〜100 5/8ページ
No.70
(5pt)

スパイ小説史上名作中の名作を再再読する

最後にルカレの作品を読んだのは「繊細なる真実」、もう1年半前になる。ルカレも御大85歳になるはず、なかなか新作も期待できない。ということで
ルカレの名作中の名作、彼の出世作である「寒い国から帰ってきたスパイ」を再再読することにした。と言っても、最後に読んだのはたぶん20年
程前、作品の詳細はすでに忘れ、ただあっと言わせる最後の100ページの展開だけが非常に衝撃的であった記憶だけが残っている。初めて
この作品を読んだとき、ああこんなプロットの小説があるのかと思い、一気にルカレファンになった。3度目となると詳細は忘れても、最後のプロットの
流れは残念ながら(?)覚えていたものの、そのプロット以外のところでルカレが我々読者に感じさせようとした「国家の利益を追求する巨大な
機構に巻き込まれたスパイの悲劇」というテーマが、実は彼の最新作である前述の「繊細なる真実」において、「体制や大義が個人を蹂躙して
行くことへの大きな怒り」というほぼ変わらぬ形で維持されていることに新鮮な驚きを感じる。

これ以後書かれるルカレの小説に共通する、やたら詳細に拘ったり、内省的な人間の葛藤の部分は、まだこの「寒い国から帰ってきたスパイ」
においては余り見られない。その分読みやすくはあるが、その後のルカレ作品に慣れさせられた読者には、やや物足りなく思うだろう。まあ、
それだけルカレが同じテーマを描きながらも、より純文学に近い作風を指向していったということと理解している。いずれにせよ、私の今の希望は
ただ一つ、ルカレよ、せめてあと一作、新作を読ませて欲しい。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.69
(5pt)

スパイ小説史上名作中の名作を再再読する

最後にルカレの作品を読んだのは「繊細なる真実」、もう1年半前になる。ルカレも御大85歳になるはず、なかなか新作も期待できない。ということで
ルカレの名作中の名作、彼の出世作である「寒い国から帰ってきたスパイ」を再再読することにした。と言っても、最後に読んだのはたぶん20年
程前、作品の詳細はすでに忘れ、ただあっと言わせる最後の100ページの展開だけが非常に衝撃的であった記憶だけが残っている。初めて
この作品を読んだとき、ああこんなプロットの小説があるのかと思い、一気にルカレファンになった。3度目となると詳細は忘れても、最後のプロットの
流れは残念ながら(?)覚えていたものの、そのプロット以外のところでルカレが我々読者に感じさせようとした「国家の利益を追求する巨大な
機構に巻き込まれたスパイの悲劇」というテーマが、実は彼の最新作である前述の「繊細なる真実」において、「体制や大義が個人を蹂躙して
行くことへの大きな怒り」というほぼ変わらぬ形で維持されていることに新鮮な驚きを感じる。

これ以後書かれるルカレの小説に共通する、やたら詳細に拘ったり、内省的な人間の葛藤の部分は、まだこの「寒い国から帰ってきたスパイ」
においては余り見られない。その分読みやすくはあるが、その後のルカレ作品に慣れさせられた読者には、やや物足りなく思うだろう。まあ、
それだけルカレが同じテーマを描きながらも、より純文学に近い作風を指向していったということと理解している。いずれにせよ、私の今の希望は
ただ一つ、ルカレよ、せめてあと一作、新作を読ませて欲しい。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.68
(5pt)

時代を超えた傑作です。

再読と思ってよんだら、以前読んだ著者の他の作品と取り違えていたらしい。ジョン・ル・カレの著作はかなり読んだが、これは本当に傑作のひとつと思う。
彼の小説はひたすら暗く重く細部にこだわるので読むのに時間がかかる。
冷戦のもと、東側や共産主義への批判が多いが、今読むと当時の新進作家が情況へ迎合するためだったのでは?と思える。
それよりも貧しい女共産党員のみじめな生活とか、人種・民族・階級(ユダヤとかアイルランド人とか)へのこだわりの描写などが、今なお非常にリアルである。
おそらく20世紀を代表する小説として残るといっても過言ではないかもしれない。
寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8P22Y
No.67
(5pt)

時代を超えた傑作です。

再読と思ってよんだら、以前読んだ著者の他の作品と取り違えていたらしい。ジョン・ル・カレの著作はかなり読んだが、これは本当に傑作のひとつと思う。
彼の小説はひたすら暗く重く細部にこだわるので読むのに時間がかかる。
冷戦のもと、東側や共産主義への批判が多いが、今読むと当時の新進作家が情況へ迎合するためだったのでは?と思える。
それよりも貧しい女共産党員のみじめな生活とか、人種・民族・階級(ユダヤとかアイルランド人とか)へのこだわりの描写などが、今なお非常にリアルである。
おそらく20世紀を代表する小説として残るといっても過言ではないかもしれない。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.66
(5pt)

時代を超えた傑作です。

再読と思ってよんだら、以前読んだ著者の他の作品と取り違えていたらしい。ジョン・ル・カレの著作はかなり読んだが、これは本当に傑作のひとつと思う。
彼の小説はひたすら暗く重く細部にこだわるので読むのに時間がかかる。
冷戦のもと、東側や共産主義への批判が多いが、今読むと当時の新進作家が情況へ迎合するためだったのでは?と思える。
それよりも貧しい女共産党員のみじめな生活とか、人種・民族・階級(ユダヤとかアイルランド人とか)へのこだわりの描写などが、今なお非常にリアルである。
おそらく20世紀を代表する小説として残るといっても過言ではないかもしれない。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.65
(5pt)

スパイ小説のクラシック

流行の新刊を読まない私には、古典的かもしれないですがロングセラーのこちらは大満足でした
寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8P22Y
No.64
(5pt)

スパイ小説のクラシック

流行の新刊を読まない私には、古典的かもしれないですがロングセラーのこちらは大満足でした
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.63
(5pt)

スパイ小説のクラシック

流行の新刊を読まない私には、古典的かもしれないですがロングセラーのこちらは大満足でした
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.62
(5pt)

スパイ小説のクラシック

流行の新刊を読まない私には、古典的かもしれないですがロングセラーのこちらは大満足でした
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.61
(5pt)

寒い国とはどこか

大学生のときに初めて読みました。スパイものと言えば007のような娯楽的で華やかな世界しか知らなかった身には、ここに描かれるどこまでも暗くて、寂しさが重く残るスパイの物語は衝撃でした。その後、辞書を引き引き原書も読み、これはスパイ小説というよりも文学ではないかと思っています。ペンギンのモダン・クラシックス版には、007映画の脚本も手掛けた小説家、ウィリアム・ボイドによるイントロダクションが付いていますが、これがとてもよい。「寒い国」を字義通りに冷戦下の旧東側諸国とのみ捉えるのではなく、スパイとして生きることに必然的に伴う「非人間性」も含意されているとの解釈を知ると、あのラストに救いが見えてきます。
寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8P22Y
No.60
(5pt)

寒い国とはどこか

大学生のときに初めて読みました。スパイものと言えば007のような娯楽的で華やかな世界しか知らなかった身には、ここに描かれるどこまでも暗くて、寂しさが重く残るスパイの物語は衝撃でした。その後、辞書を引き引き原書も読み、これはスパイ小説というよりも文学ではないかと思っています。ペンギンのモダン・クラシックス版には、007映画の脚本も手掛けた小説家、ウィリアム・ボイドによるイントロダクションが付いていますが、これがとてもよい。「寒い国」を字義通りに冷戦下の旧東側諸国とのみ捉えるのではなく、スパイとして生きることに必然的に伴う「非人間性」も含意されているとの解釈を知ると、あのラストに救いが見えてきます。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.59
(5pt)

寒い国とはどこか

大学生のときに初めて読みました。スパイものと言えば007のような娯楽的で華やかな世界しか知らなかった身には、ここに描かれるどこまでも暗くて、寂しさが重く残るスパイの物語は衝撃でした。その後、辞書を引き引き原書も読み、これはスパイ小説というよりも文学ではないかと思っています。ペンギンのモダン・クラシックス版には、007映画の脚本も手掛けた小説家、ウィリアム・ボイドによるイントロダクションが付いていますが、これがとてもよい。「寒い国」を字義通りに冷戦下の旧東側諸国とのみ捉えるのではなく、スパイとして生きることに必然的に伴う「非人間性」も含意されているとの解釈を知ると、あのラストに救いが見えてきます。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.58
(5pt)

寒い国から帰ってきたスパイ

スパイの世界は、何重にも騙し合いが絡んでいて、とても危険な仕事であることが読み取れる。全体として、話の流れは読み取ることができるが、地理的なことなど、理解の難しいところも有った。
寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8P22Y
No.57
(5pt)

寒い国から帰ってきたスパイ

スパイの世界は、何重にも騙し合いが絡んでいて、とても危険な仕事であることが読み取れる。全体として、話の流れは読み取ることができるが、地理的なことなど、理解の難しいところも有った。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.56
(5pt)

寒い国から帰ってきたスパイ

スパイの世界は、何重にも騙し合いが絡んでいて、とても危険な仕事であることが読み取れる。 全体として、話の流れは読み取ることができるが、地理的なことなど、理解の難しいところも有った。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.55
(4pt)

著者の経験か?

最近の映画や小説では、スパイ物といえばジェームス・ボンドの影響かアクション物とセットになっているが、本書は、しんみり系のスパイ小説である。映画ボーン・アイデンティティのようなインターネット、スマホといった情報機器に慣れた世代には、退屈かもしれないが、この本が持つ緊張感は、スパイ小説の真髄を描いている。冷戦期には、こんな諜報活動が世界中で行われていたのだろうと思うとゾクゾクするものだ。
寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8P22Y
No.54
(4pt)

著者の経験か?

最近の映画や小説では、スパイ物といえばジェームス・ボンドの影響かアクション物とセットになっているが、本書は、しんみり系のスパイ小説である。映画ボーン・アイデンティティのようなインターネット、スマホといった情報機器に慣れた世代には、退屈かもしれないが、この本が持つ緊張感は、スパイ小説の真髄を描いている。冷戦期には、こんな諜報活動が世界中で行われていたのだろうと思うとゾクゾクするものだ。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.53
(4pt)

著者の経験か?

最近の映画や小説では、スパイ物といえばアクション物とセットになっているが、本書は、しんみり系のスパイ小説である。インターネット、スマホに慣れた世代には、退屈かもしれないが、この本が持つ緊張感は、スパイ小説の真髄を描いている。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
4150401748
No.52
(4pt)

冷酷非情のスパイの世界

よくできています。そうだったのかと思わせるのですが、かといって、爽快感はなく、読後は、「1984年」や「わらの女」を読んだ時のような、やりきれない感じです。
寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1964年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JAEIO0
No.51
(4pt)

冷酷非情のスパイの世界

よくできています。そうだったのかと思わせるのですが、かといって、爽快感はなく、読後は、「1984年」や「わらの女」を読んだ時のような、やりきれない感じです。
寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 寒い国から帰ってきたスパイ (1978年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8P22Y