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代体
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代体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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米津原始のアイネクライネみたいな小説でした。面白かったわよガハハハハハ | ||||
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すげぇ。 まるで未来の世界をそのまま小説にしたみたいな作品。 もっと早く出会いたかった、良い意味で。 意識と次元の話。 | ||||
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『百年法』にハマり、『ギフテッド』と『黒い春』に続いて山田先生の作品を読むのははこれで4冊目になります。 私はSFミステリーのような世界観が好きなのですが、山田先生の作品は毎回そのSFチックな設定がしっかりと練りこまれている上に、 政治的問題や社会的問題と絡められているので、とても読みごたえがあり楽しく読ませていただいてます。 この『代体』も人間の意識を抽出することができるようになった世界を描いており、読む前からすでにその設定に引き込まれていました。 前半は、この世界での現状とそれに付随する問題の出現がかかれており、この先この設定がどうなっていくのだろうとワクワクして読んでいました。 しかし後半になると話が一転して、意識の話が全世界的問題に発展し話が膨らみに膨らんで、正直僕の乏しい読解力では理解しきれずあまり楽しめませんでした。 最後の締め方も『百年法』や『黒い春』のような流れがある終わり方というよりは、『ギフテッド』のように突飛な締め方でそこも少し残念でした。 設定をいかに読者に理解してもらうかと、落としどころをどうするのかはSFストーリーの一番の問題だと思います。 私の理解力がおよばないのもありますが、個人的には完成度としては『百年法』の方が上だと感じました。 | ||||
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後半失速気味とのレビューが散見されますが、私の感じ方とは違いました。前半もすでに超現実的なところが数多くあります。確かに現代においては、想像しずらいことが数多く描かれているが、代体というものを扱っている時点で現実的でないとか、飛躍しすぎているという指摘の方が的外れと感じるのは、私だけでしょうか。代体というものが、仮にあったとして、どんなリスク、事件、葛藤が起こりうるかということがテーマになっており、様々な登場人物が止むに止まれぬ理由により、ときには違法性を伴う行為に走る描写が非常に興味深く、集中して読むことができた。 | ||||
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人間の脳というか意識を外部媒体へ移動し、代体と呼ばれる人型の器で活動できるという設定で 倫理・自我・入替わりによるサスペンスを描いたエンタメ 設定自体はSFでは目新しいものではないので、ストーリーとして面白いかどうか という点では、視点が多く散漫な印象があるのと、序盤の陰謀と捜査と比べて、終盤の盛り上がりが 欠けるのがマイナス点。前半★4、後半★3といったところ。 しかし、こういうのを読むと他の方も挙げられていますが「攻殻機動隊」の先見性は際立ちますね。 | ||||
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人の意識を取り出し、それを代体と呼ばれる人体のような器械に移転すれば生活出来るようになる程、医療技術や法改正が進んだ世界が舞台であり、実現性の可否はともかく、考えさせられる小説です。 当初こそ、政府の国家戦略や医療メーカーの利権、役人や警察との鍔迫り合いがメインストーリーかと思いましたが、最終的には、肉体や意識とは何か、その行きつくところは何処なのか、とかいった哲学的な要素も含んだ人間ドラマでもありました。 エンターテイメントの要素は前半部分で楽しめますが、結末に近づくにつれて、それは薄れつつあるように思え、自我の有りようを考えさせられました。 | ||||
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人類は代わりの体を手に入れた。長期入院を伴う大けがや病気の治療中でも、人の意識を仮の体に移して日常生活ができるのだ。 しかし、それはいいことばかりではない。例えば、代体に入っている間に本来の体が死んでしまったらどうするのか。この小説にはそんな例も書かれている。 それだけではなく、代体にはいろいろ倫理的な問題が生じてくるのだ。ネタバレになるので詳しくは書けないが。 SFながら、最新のテクノロジーの先を想像して物語を構成し、その問題点をあぶり出すのは著者の得意とするところ。「百年法」と共通するところがある。エンターテインメントだが、むしろそれに伴う倫理的な問題提起こそが著者のメッセージではないか。 自分とは何か。意識とは何か。自我とは何なのか。この小説を読むと、そんなことを考えざるを得ない。私は実際にはどういうふうに「私」という存在として成り立っているのか。「私」を私たらしめているのは、実はあやふやな記憶でしかないのだ。自分という存在がそんな危ういものに過ぎないということが分かってくる。 非常に内容の濃い小説だ。小説家の想像力の全てがこの一冊に凝縮されている、と感じる。エンターテインメントでありながら、読者を哲学的な気分にさせてくれる、示唆に富んだ作品である。 | ||||
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士郎正宗の『攻殻機動隊』に出てくる義体の完全なるパクリです。代体という発想だけでなく物語の展開も酷似しています。 | ||||
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人間の意識を脳デバイスという別の容器に移して、それを代わりの体に転送する技術が確立してビジネスとなっている近未来を描いた話。 全ては、麻田ユキオという一人の父親が、難病にかかった5歳の息子を救うために開発した意識転送という技術から始まった。 医療メーカだけでなく、警察や関連省庁、研究者など多くの機関が絡み合いながら、最後は独立した意識が人類の脳内を周回していくという壮大な世界に入っていく。 肉体を失って意識だけで存在し続けるクリンガ(しがみつくという意味)、健康な人間を拉致して意識を転送した体に自分の意識を転送させるブランクという犯罪、意識の重層化など、非常によく考えられており、著者の創造力は素晴らしいと思った。 意識という姿が見えない敵との戦いは非常に読み応えがあり、結末はまったく予想できないものだったし、読後感もよかった。個人的には八田とガインのセンチメントを巡るやりとりが好きだった。 | ||||
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1/3位まではわくわくした。が、ひとつの身体に何人分でも詰め込める、と分かった時点で興が覚めてしまった。 先住が押し出されて、行場無くなってしまうならまだいいんだが、「気付かず同居」の多重人格もの的な「まだ出てくんの?」という感じが好みじゃない。 主役が確定していないと少し読みにくいな、とも思った。 概ねは楽しみました。 | ||||
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素晴らしい小説でした。 『代体』という意識を一時的に転送するビジネスを入り口に、最終的にとんでもない地点まで運ばれます。描こうとしているビジョンの壮大さ、一気読み必至のリーダビリティ、ラストの美しさ、ぐさぐさと心に刺さる小説で、こんなものを読ませていただいて本当にありがとうございました。 この物語、ピーター・ラッセルのガイアフィールド理論が元ネタになっている気がします(間違っていたらごめんなさい)。ガイアフィールド理論に基づいた物語で有名なのが、98年に放送されていた『serial experiments lain』というアニメで、個人的にこのアニメが好きなので、そのことを思い出しながら読んでいました。lainが好きなかたにもおすすめします。 | ||||
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一気読みして、眼精疲労マックス。半分ほどまでは、ウンチクはオリジナルなれど、進行している状態は、既視感満載で、ん? でも、だんだんオリジナリティー発揮。375ページ以降は、やばすぎ。特に、377ページは、全身総毛立ち、震え立ち、動悸息切れ、失神寸前。ラストで、冒頭のポエムのような文章の意味がわかって、もう失神。全宇宙を巻き込む壮大なストーリーと、真逆な何か(あえて、言いません)が、コラボ。絶対おすすめです! | ||||
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一気に読みました。 肉体に心があり、その中に魂が意識体があり 肉体は死んでも魂は輪廻転生をくりかえしながら 永遠に生き続けるのを具現化した未来小説 心理療法で前世療法やら、変性意識で 異次元を旅するヘミシングの本を数々読んできたが ソレを物理的に実現する物語 すばらしい小説です。 | ||||
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