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花や散るらん
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花や散るらんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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『いのちなりけり』の続編となっていて雨宮蔵人と咲弥が鞍馬の山裾に居を構えるとこらから始まり、将軍綱吉の母桂昌院の従一位叙位に奔走する柳沢保明とその朝廷工作に暗躍する吉良上野介が絡んだことで赤穂藩主浅野内匠頭の刃傷事件に至る。浅野の遺臣達が何故討ち入りをしなければならなかったのか、朝廷側と幕府側の思惑に翻弄されていく蔵人と咲弥の命がけの働きがあった。単に主君の仇討ちでは済まされぬドラマでは描かれない赤穂浪士の討ち入りの真相を追求した知的好奇心をそそる作品です。 | ||||
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気になる汚れは無く、気持ちよく読書出来ました。 | ||||
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親がいて子供がいる。当たり前の様ですが、生みの親、育ての親、いろんな親がいます。絆、血、情、特に武士の情けなど入り混じって、そこに忠義が入って、武士とは、死ぬ事と見つけたりでしのうか? | ||||
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今、時代ものなら葉室さん。何と言っても葉室さん。 蜩の記に魅せられて、川明かりの面白さ。 この作品も迷うことなく手に取りました。 物語は元禄。柳沢、吉良の時代。いわゆる赤穂浪士の時代だねって、 読んでいったらドンピシャリ。なんと赤穂浪士の裏話ってか、こちらが 本物? 雨宮蔵人と咲弥。そして香也。絡まるのは大奥。浅野内匠頭に下された 大奥からの指令。それは柳沢、吉良上野介の二人の暗躍に鉄槌を下す。 そしていつもの赤穂浪士のお話に絡まっていく蔵人と咲弥。 複雑に、複雑に、登場人物が増えていくので、追いかけていくのが大変。 理解するのが難しい。 本当なのかしらって、あまりにも壮大なお話に、ちょっと疑問がたくさん あり過ぎて、読むのをためらってしまいましたが、最後はやっぱり葉室節。 良かったです。 90点。 作品はとても良好でしたが、題材が余りにも高名。裏話として語るには、 本当かいなって。 浅野内匠頭がちょっと惨め過ぎて、そこが減点。 これ、どこまで本当なんでしょう。 | ||||
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浪人している主人公ならまだしも、赤穂藩の武士が2人続けてにべもなく藩主の命令をはねつけ、あまつさえ藩主自らの刺殺を唆しそれがやがて松の廊下の刃傷沙汰になるなんて、まったく感情移入できませんでした。禁裏と幕府、大奥と将軍の母、吉保と上野介の関係などはねちっこいほど書かれているのに肝の部分が雑すぎです。ラストのクライマックスシーンも、幼女の一言で47対1の戦いに挑んだらいかんでしょう、あなたはその子にとって一番大切な人なのだからとしらけてしまいました。 2冊続けて読んで、やっと現在新聞連載中の第3部の前日談が理解できましたが、ち密なようでかなりむちゃくちゃな小説です。 | ||||
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忠臣蔵を読み込んできましたが、歴史的な知識を基に忠臣蔵のストーリーに入念な物語を組み込んで、あっという間に読ませます!素晴らしいです。尾形光琳まで登場します。国宝「紅白梅図」の制作年代とほぼ一致する時代考証も見事で、大石内蔵助のパトロンになるという発想に脱帽! そのほか様々な伏線が複雑に絡み合って、大団円を迎える構成の巧みさには、いつもながら惚れ惚れします。 時代小説初心者にもおすすめですが、忠臣蔵をある程度知っている人にはぜひおすすめしたいです。 | ||||
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面白かったの一言に尽きます。お勧めです。 朝廷と幕府の微妙なバランス。 将軍と正室、側室の関係。 様々な登場人物(主に女性)の心理と駆け引き。 暗躍する権力者達の心理と策謀。 赤穂浪士の討ち入りの裏にこんなストーリーが隠されていたとは・・。 がぜん歴史が面白くなりました。 でも蔵人と咲弥には出てきてほしくなかった。 | ||||
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なるほど、こういう見方の忠臣蔵もあるのかと、忠臣蔵フアンとしては、非常に楽しめた。 | ||||
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とにかく面白くて 時間が足りない位 「いのちなりけり」の続きとは知らず買い求めて ホントラッキー! 蔵人と咲哉のストーリーはもっともっと読みたい 忠臣蔵の別バージョン、こんなお話も有り、でした。 | ||||
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ちょっと派手な時代物だなと思いましたが、疑問視しながら、ありかもに引きずられ一気によんでしまいました。 作者のもっとも意とするところはなんだろうかと考えます。一口に言っておもしろいです。 資料あつめは大変だとおもいます。またそれがあるから、おもしろい。 | ||||
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多くの時代小説で取り上げられている元禄ですが、登場人物が多いのにもかかわらず、人物描写が巧みで物語に引き込まれていきます。 | ||||
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最初「いのちなりけり」の続編と知らずに読んだ。 その主人公の蔵人と咲弥が冒頭のシーンで登場した時には、小躍りしそうな気持ちだった。 前回と同様、様々な勢力の対立と策謀が渦巻く中、「天地に仕え、命に仕える」蔵人が今度は忠臣蔵の討ち入りに 巻き込まれていく。作者の「忠臣蔵」の新しい解釈も、子の香也の出生の秘密もストーリ展開に 欠かせないファクターとなっており、充実した内容になっている。 | ||||
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先に読んだ「いのちなりっけり」に感銘を受け、さらにこの作品により益々彼の作品のファンになった。 | ||||
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3部作となるのかな。銀漢の賦、いのちなりけり、花や散るらん。活劇を見る(テレビの時代劇のように)感覚で読める本です。 | ||||
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命なりけりの続編ですが、忠臣蔵の内容があって楽しめました。また、和歌が素敵でした。 | ||||
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「いのちなりにけり」の続編です。 その「いのちなりにけり」よりは漢詩の説明等は少なく多少読みやすくなっております。 葉室燐の時代小説の筋書きそのものはとても良いと思います。 登場人物の性格や想いが繊細に描かれております。 赤穂浪士の討ち入りの裏に暗躍する権力者達の策謀に巻き込まれる「蔵人」と「咲弥」夫婦。 我々現代人が知っている忠臣蔵は、史実とは相当に異なった内容であることは知るところです。 葉室燐の小説は時代小説なのか?歴史小説なのか?、まぁ時代小説であることは間違いないでしょう。 しかし、それにしては実在の登場人物のBackgroundを相当細かに探求分析し、 それら登場人物が当時置かれていたであろう立場、時代環境から、 おそらくこういう発言なり行動をしていたであろうという理詰めの筋書き構成かと思います。 そこが読者にとって「なるほど」と共感を生むのか、或いは時代小説なのにサラサラ感が無く、 「読み辛い」となるのかの評価の分かれ目になろうかと思います。 いずれにしても葉室燐なる小説家の知識教養には敬服致します。 | ||||
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きれいな保存状態・梱包、迅速な送付で、満足しています。 | ||||
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本書は、黒田如水や秋月騒動などを題材にした作品がある著者が いわゆる「忠臣蔵」を、独自の視点から描く意欲作です。 吉良、大石、浅野といった主要キャストはもちろん、 桂晶院の叙任を目指す幕府中枢と それを阻止しようとする大奥・禁裏。 予期せず事件の渦に巻き込まれていく武士夫妻など 視点や視座を交錯させることによって、 語りつくされたかに見える事件の新たな側面を浮かび上がらせます。 幕府と大奥・禁裏の対決構造、 討ち入りに挑む浪士間での想いの違い、 そして、思いがけず「悪役」に仕立て上げられた吉良とその妻の関係など 事件に巻き込まれていく人々の繊細な心理描写と 彼らが織り成すドラマもさることながら 個人的に、印象深かったのは 尾形光琳、水戸光圀、山鹿素行のように 一見すると関係のないような人々を不思議な縁で結びつけ、 歴史や社会、思想をより立体的に描き出す筆者ならではの手法です。 『乾山晩愁』、『いのちなりけり』等で 断片的に示されたパーツが一枚の絵となり、 すでに発表された作品で重要な役割を演じた人物も多く再登場するなど まさに筆者にとって集大成とも言うべき本書。 以前から著者の作品を読んでいる方はもちろん、 初めて著者の作品を読む方にも強くおススメしたい著作です。 | ||||
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討ち入りの裏には、幕府と朝廷、そして大奥が関わっている というよく聞くようになったネタを、 咲弥達、第三者の視点から書いていて、討ち入りに至ったまでの様々な「偶然」が面白い。 「花や散るらん」たる武士の一番最後となったのが、もしや赤穂浪士なのかも・・・。 ここで書かれた吉良の最期は、彼もまた武士であったのか という感じがして良かった。 ただ、蔵人がもう少し活躍してほしかったなあ とそこが残念。 | ||||
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