■スポンサードリンク
(短編集)
ヴァラエティ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ヴァラエティの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一度はお蔵入りしたという、この作品を読むことが出来て良かった。 奥田さんの作品は好きなものと苦手なものと分かれるのですが、こちらは大好きです。 ●最後の編「夏のアルバム」はなんて繊細できれいな作品なのだろう!と思いました。 「向田理髪店」系の作品で、奥田さんのこちらの系統、大大大...好きです。 ここでは、母親の気遣いや幼い子供達の心理描写が耳に心地よい方言で語られています。 今そこに居るかのように匂いや砂利の感触までリアルに感じられ、胸に沁みました。 小さなころ、こんなこと、あんなことあったな~と走馬灯のように頭を巡った。 人間の避けられない悲しみに鼻の奥が痛くなり、ささいだけど大事な思いやりにしみじみ感動しました。 ●かと思えば、「おれは社長だ」「毎度おおきに」は奥田さんらしく、吹きだすほど笑えて面白い! だけど非常に勉強になるスパイスがたっぷり入ってるお話でした。 「東京物語」系の作品で、こちらの系統も大好きです。 なるほど~、ふむふむ...とか思いながら、何より笑って元気になれる物語でした。 早くこれら系の新作が出るのを楽しみにしています(^^♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、氏の作品としてはクオリティがばらばらで、あれ、というのも混じっている。 ただ、奥田英朗マニアにはたまらない短編集となっている。 自らの言葉をあまり発信しない奥田さんのあとがき、対談などは貴重。 また10年後にこういったものを出してほしい。 奥田さん、期待してますよ〜(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の「俺は社長だ」「毎度おおきに」までは面白かったですが、「ドライブ・イン・サマー」は全く面白くなかった。美人で肉感的な女性とか出て来て、「出たー!またかよ。男の理想論」と思いました。 広告代理店だけの話で一冊の本にまとめてほしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者本人が「あとがき」という名の「いいわけ」で書いているのですが、 今作はこれまで本としてまとまらず、お蔵入りになりかけていた作品をまとめて出版したものです。 短編・ショートショート、はたまた対談まで盛り込んであり、まるでごった煮状態! まぁ、これで奥田英朗初読みという人はいないでしょう。 コアなファンのため、そして著者本人のために出版された本ではなのでしょうか。 と、そういう経緯で出版された本なので安い紙を使ってるし、スピンもありませんw 特に一番印象に残ったのは「セブンティーン」という短編。 この親子(母と娘)のそれぞれのオンナゴコロ・・・わかるな~。ここに父親が介入するのは気持ち悪くて絶対にナシ!! でも、これを高校生の娘がいてもおかしくない世代の男性である奥田さんが書いてるというのが笑えますww 山田太一さんとの対談では、「よく生きる人は、真実に深入りしない」という言葉が印象的でした。 諦めることは一種の美学・・・。 これに似たことが以前よしもとばななさんの小説にも書かれてて強く心に残ったのを覚えています。 自分には無理っぽいことにがむしゃらにチャレンジするより、実現可能な世界で自分を磨いていく・・・・ うん、そっちの方が現実的で素敵な生き方なのかもしれませんねぇ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あとがきをスタバで読みながら吹き出さないようにするのに大変でした。80代、90代になっても書き続けてほしいです(笑) 「ガール」を読んだとき、心のひだに隠してある気持ちを活字にされた感じでヒャァ~っと思った、どうしてこんなに女性の気持ちがわかるのかと。今回は小学校二年生の男の子の活字にならない感情を読んでスタバで泣きそうになるのを必死でこらえた。家で読んでいたら雅夫くんと一緒にわんわん泣いていたと思う。 またいろいろと貯まったら(失礼・・)ヴァラエティ2、ぜひよろしくお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集や対談が入り混じった楽しい一冊だった。 イッセー尾形氏との対談で、著者はプロットを作らずに描き始めるとあったが、信じられなかった。それで「サウスバウンド」や、「最悪」、「邪魔」などを見事にまとめあげて完結させるのだから、素晴らしい創造力と表現力だと思う。創作の根本はみんなが熱中しているものに対する違和感であるという話も関心した。 短編集は、脱サラした大手企業の会社員の奮闘話が好きだった。金子社長を尊敬できないまでも、中小企業の経営者として感化されていく様子を長編小説として読んでみたかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集なのでまとまった時間がなくても少しづつ楽しめました 時代設定が今より少し前のものが多かったのですが 心情など覚えのある気持ちだったり、そうだろうなぁ と、想像のしやすいものだったりで最後まで楽しく読めました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥田氏にしてはどれもイマイチなデキだなぁ と、モヤモヤしながら最後まで読み あと書きを読んで、 あぁ、そういうことか…でした。 全く捻りのないタイトルからも この作品への力の入れようが分かります。 買う必要はないかと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭2編をシリーズとして1冊分読みたかった。お仕事系好きだし、かなりテンポよく好み系統だったから。 「セブンティーン」で、おいおい、自分の娘分は良いとしても、よそ様の娘さん分はそれあかんとちゃうか?と物凄く突っ込みを入れたくなった。よそ様のカップリング相手が、「いかにも頭悪そうなナリ」だったとしたらどうするよ?みたいな。 「クロアチアvs日本」みたいなのを1つの大会で全試合書いてみてくれないかなあ。 面白く読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥田英朗さんが、あちこちで書き散らしていた(失礼)短編を取りまとめたもの。 「クロアチアvs日本」サッカーも知らないのに2度読みしてしまったよ(笑) 「おれは社長だ!」「毎度おおきに」「ドライブインサマー」「住み込み可」「セブンティーン」「夏のアルバム」 「あとがき」も珠玉。 書く才能があるって、こういう事なんだなー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
広告代理店でイベントプロデュースなどを手掛ける中井は、38歳。 後押ししてくれるクライアントもあり、会社を辞めて起業を決意する。 しかし、いざ会社を立ち上げてみると、担当者へのキックバック、スタッフの ギャラの削減など、今までやったことのない裏金やコストカットに直面して 目からウロコの中井、会社員でいたときの常識がガラガラと崩れてゆく。 (「おれは社長だ!」) 最初は値切ることすらしなかった中井が次第にしたたかさを身につけてゆく ところが面白いその続編「毎度おおきに」だが、わずか、この2編で終わって しまう。 あとは著者があとがきでいう通り、ページを埋めるだけの「まとまらなかった 短編集」で、価格も安いが紙も悪いし、残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥田 英朗さんの最新短編集 と言っても内容は新作ではなく、あとがきで触れていますが、「まとまらなかった短編集」です。 よって初出も古い物では2006年と10年以上前の作品もあります。 収録作品は「おれは社長だ!」「毎度おおきに」「奥田英朗×イッセー尾形 対談」「ドライブ・イン・サマー」 「クロアチアvs日本~ショートショート」「住み込み可」「奥田英朗×山田太一 対談」 「セブンティーン」「夏のアルバム」 最初の2本が連作短編、対談2本、ショートショート、その他の短編4本の計9本のバラエティに富んだ構成になっています。 寄せ集め的な構成なので全体としてのまとまりはありませんが、奥田ワールドを楽しむにはもってこいの1冊になっています。 個人的には17歳の娘を持つ母親の葛藤がきめ細やかに描かれた「セブンティーン」 奥田さん自身が短編の中で五指に入ると書かれている「夏のアルバム」がお気に入りです。 自分も自転車の補助輪を外した頃の事を思いだし 昭和の懐かしさを感じると共に、少年・少女時代の純粋な気持ち想い起こさせてくれる様な作品でした。 イッセー尾形さんとの対談はもう10年も前の物ですがその会話から奥田さんの人柄が滲み出ていて 最近の作品の中にも通じる温かみを感じなんだか心がほっこりしました。 安心してください、つまらなかったなんて思いませんから(笑) これからも新しい作品を楽しみにしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は様々な事情によって、運悪く単行本としては世に出ることのなかった作品群をひとまとめにした物です。そのため、伊良部シリーズやお家シリーズなど今までの短編集とは違って統一されたテーマ性はありません。制作された年代も様々で、小説だけでなく対談なども盛り込まれています。 小説の内容自体は相変わらずクオリティの高い作品が多く、安心して読み進めることが出来ます。 奥田さんの小説を読んでいると、他のどの作家さんの作品よりも登場人物に感情移入をしてしまうことが多く、小説を読むことの面白さをいつも再認識させてくれます。 個人的には、「セブンティーン」が一番好きでした。 また、「あとがき」も読み捨ててはいけません。 「今まで黙っていましたが、わたしの小説の才は、とっくに切れかかっている。」と著者自身は書いていますが、そんなことはお構いなしに作品をあの手この手を使って書かせようとするのが編集者。 編集者とのやり取りと奥田さんの人柄の一端も垣間見れ、非常に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥田 英朗の小説にハズレ無し、小説を読むきっかけ、習慣が出来たのも、 空中ブランコが面白くて、それから小説を読むようになりました。 難しい書き方をしないので読みやすいし、笑える、 普通の日常を面白おかしく書いていて、勉強になる部分もある。 この作品も多分に漏れず、最高に面白いです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!