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アキラとあきら
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アキラとあきらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 181~185 10/10ページ
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いやあ、面白い本を読んだなあと言うのが、読み終えての感想です 次に驚いたのが、オビにある通り、新作がいきなり文庫化されたと思っていたら、2006年から2009年に連載されていたものを加筆·修正したものであったこと。ということは、半沢直樹シリーズと、時を同じくするんですねえ さて、本書の主人公はタイトルからもわかる通り、あきらを名前に持つ二人で、その30年あまりの期間を描いています さて、二人は共に社長の息子という共通項を持ちますが、かたや、やがて倒産することになる零細工場の息子、かたや、裕福な家の御曹司です で、そんな異なる境遇を持つ彼らが、3度、人生でまみえることになります 一度目は、倒産した工場を訪ねた瑛を、彬を乗せたロールスロイスがはねそうになる場面 二度目は、同じ産業中央銀行に入行し、新入職員研修で、融資をするかどうかをかけて対決する場面 そして、三度目は、銀行をやめ、元の会社に、社長として戻った彬と、中堅行員に成長した瑛が組んで、難解な案件を解決する場面です そして、この間に、バブル崩壊、バブル期に暗躍した妖しい人物、自行の収益のみを追求する銀行、裕福な家で発生する兄弟間の葛藤等が描かれ、果たして、二人の運命はどうなるんだろうと、1000ページあまりの長編ですが、一挙に読めてしまいます 本書で、著者は、「本来の銀行の使命とは」を描きたかったのかなあという内容になっています また、本読みとして嬉しいのは、一見関係のなかった人物がまた登場すること。これはネタバレになるので伏せておきます 一気に読める面白さと、人間の社会的使命のようなものを考えさせてくれる、内容のある一冊でした | ||||
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分厚さにひるんだ方もおられるとは思いますが僕はこのボリュームに歓喜しました。 まるでコロコロコミックではないか。 で、おもしろいおもしろいと、あっという間に完読してしまいました。 やはりコロコロコミックではないか。 とはいえ、じっくりゆっくり読まれる方でもOKな構成になっております。 金融や経済に疎い方でも、まずは子供目線からおカネにまつわる世界が語られるのでスンナリと物語に入り込んでいけます。 主人公達の成長を描いた人間ドラマを堪能していただきたい。 これだけの作品が何故今までまとまった形で発表されなかったのか不思議でなりません。 あとがきを読んで更なる歓喜。 そうですか、あのヒトがやってきますか。まだAmazonで予約はできませんか。 | ||||
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海運会社御曹司の階堂彬(アキラ)と町工場息子の山崎彬(あきら)。 読む前は家庭環境が全く違う二人のアキラがライバルになって対決・・のような話だと思ってましたが、むしろ銀行員になった2人が協力して階堂彬(あきら)の実家である階堂一族経営の「東海郵船・商会・観光」の絶望的な転落からどう救うのかという話でした。 優秀なオーナー(階堂雅恒)の息子達全員に経営者としての資質が引き継がれる訳でもなく親族特有の人間関係の狡さ、甘さがわかりやく表現されていて面白かったです。 外から見ればシンプルな問題も情やプライドが邪魔をして真っ当な経営判断ができなくなり転落していく様は現実味があって引き込まれました。 話のバランスでいえば階堂彬(アキラ)の方が印象的でしたので続編で山崎瑛の別の物語があったらぜひ読みたいと思うくらい魅力的な主人公二人です。読書の楽しさを存分に味わえました。 | ||||
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友達に薦められ、池井戸潤さんの作品は初めて読みました。 はじめはおカタイビジネス系の小説を書くイメージだったのですが、読んでビックリ。 こんなにもエンターテイメントに富んだ作品を書く方だとは思ってもみませんでした。 2人のアキラの苦くも懐かしい幼少時代から丹念に描かれていて、 大人になった2人の胸をすくような活躍に心が踊ります! | ||||
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ひと晩でイッキ読みしました。本当に面白かった。ふたりの「あきら」がお互いを認め切磋琢磨し成長する。向井理と斎藤工でドラマ化なんて見たくないはずがないです。 | ||||
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