クリスマスに少女は還る

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評判

クリスマスに少女は還るの評価:

3.67/5点 レビュー 45件。 C ランク

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平均点3.67pt

Amazonレビュー一覧

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全49件 41〜49 3/3ページ
No.9
(5pt)

原題の意味

ミステリと思って読んでいたんだが、途中から真犯人や過去の謎解きは二の次になってしまった。
この物語の主人公は、間違いなく誘拐された少女たち、サディーとグウェンだ。
ホラー映画マニアの二人の会話がめちゃくちゃ楽しい。
薄味な 「大人たち」 の中にあって、一際魅力的なのが、サディーの母親ベッカ。あの母にしてこの娘あり。
あと、警察署の女性職員マージ。なんとも、「抱かれたい」 女性たちだ。
「巧緻を極めたプロット」 だの 「超絶の問題作」 だのという過剰な宣伝文句はどっかにおいとくとして。
「みなさんはあの子を愛さずにはいられなくなるわ」
はい、愛おしくなりましたとも。
こうくるとはな。泣かされてしまった。
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)より
4488195059
No.8
(3pt)

糸の目立つマリオネット

オースン・スコット・カード「消えた少年たち」とメアリー・W. ウォーカー 「神の名のもとに」を足して3か4で割ったような作品。カバーの紹介に「巧緻を極めたプロット」と書かれていて、確かにそのとおり技巧を凝らした作品ではあるけれど、それが成功してるかというとちょっと疑問。技巧を凝らすために無理してるな、作りすぎてるなというところがかなりあり、それが気になりもうひとつ作品の世界に入り込めなかった。それがなければラストでもっと感動できたのに。惜しい。
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4488195059
No.7
(1pt)

認めたくない

不満だ、大いに不満だ。今からでもなんとかならないのか。何故ああいう終わり方なのだ。今からでも変えてもらいたい。そうすれば10個くらい星を与えたいし、今後の人生において何度でも読む本の筆頭に掲げてもいい。単なるミステリーとして読めればよかったのにと思う。しかし個人的感覚として、この本を読み終えた人のほとんどは、単なるストーリーテラーとしてのテクニック云々ではなく単純だが正直な人としての感情を吐き出すであろうと思いたい。試しに時を経ず連続して読んでみるといい。・・とえらそうに書いたが実は私には出来なかった。二人の少女のシーンはとてもじゃないが読むことができなかった。そのシーンは飛ばして読んだのだ。私は目をそむけた。否定したかったからだ。同時に作者に対するうらみ節があらためて湧き起こる。私はマロリーが大好きではある。この作品においてもキャロル・オコンネルという作者がここまで私を動かしたのは彼女の力量であるとわかってはいる。わかってはいるがこの作品ではどうしても彼女を認めたくはない。絶対認めてやるもんか。結末を変えて欲しい。
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4488195059
No.6
(5pt)

傷の深さゆえ快復が美しい

いわゆるミステリーの多くは、読者を驚かすトリックに重きを置くゆえ、人間ドラマとしての感動は浅くなりがちである。名作と呼ばれるものであっても、読後、心の深い部分に響くものはほとんど無い。それはそれで、何かしらの知的楽しみがあれば十分役割を果たしているのであろう。しかし、まれに、ミステリーとしてもきっちり成立していて、なおかつ謎を最後まで明かさない事が文学的必然になっている、奇跡のような作品が存在する。本書がまさにそれである。少女の誘拐事件を縦糸に、現代の宗教観や医師の守秘義務、登場人物たちの深い心の傷等を横糸に折込み、涙なしには読めない最後の衝撃までなだれ込んでいく。スケールは違うが、神の不在を宗教者が噛み締め、しかし神を否定できないリアリティなどは、あの「薔薇の名前」にさえ匹敵する。あ、決して、とっつきにくくないですよ。連れ去られた少女たちのホラー映画趣味なんかは、なかなか笑わせてくれます。
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4488195059
No.5
(5pt)

余韻を残すミステリー

この小説を読んだのは、あるミステリーの同好会で話題になっていたのがきっかけだった。斬新なプロットの組み立て方には賛否両論あるようだったが、それでも著者の大胆な挑戦は、概ね好意的に受け入れられていた。読み始めて感じたのは、いわゆる情景描写にたけている小説家だということ。人物の心を通して感じる物語中の天候や景色が、これから起こるであろう出来事を予測させ、読者に対しても不安やかすかな希望をもたらす。また、癖のある個性的な登場人物も、魅力たっぷりに描かれている。最後は何とも不思議な終わり方をするが、それが却って読了後の余韻を長く残す。これで事件が解決したと言われると納得のいかない感もあるが、これほどにサディーという少女の印象を強く植えつける終わり方はないだろう。二人の少女の間に何が起こったのか決定的なことは分からない。しかし彼女はたしかにそこに存在した、という事実に思わず涙が出た。
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4488195059
No.4
(5pt)

ラストよりもエピローグに愕然

 まず各キャラクターの個性がとても個性的。 「この人が主人公かな」「あ、こっちが主人公か?」というかんじで最初はとまどいましたが、(今思うと主人公が一人ではなく、主人公格が4人)物語の展開にはまってページを繰る手がどんどん早くなりました。 主人公にだけ感情移入するのではなく、この個々の個性に対応しながら読み進めるので、海外ミステリー初心者(名前を見ても誰だか分からなくなるとか)だと若干とっつきにくさがあるかもしれません。 通常、小説のプロットとしては、ラストは最高潮に盛り上がり、エピローグで幸せ感やしんみり感といったものを感じるものですが、はっきり言ってこの小説はラストよりもエピローグが衝撃的でした。 このエピローグには、作者のサディズムを感じたほどです。 謎解きが醍醐味というミステリー愛好者には、この結末は納得いかない方もいらっしゃるかもしれません。 が、私は涙が止まりませんでした。この本を偶然手にした自分に拍手です。
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4488195059
No.3
(3pt)

消えた少女たちの生還劇

クリスマスがè¿'くなる度にï¼'人ずつå°'女が消える事件ã‚'、脱出するå'と捜査するå'から書いた作å"ã€‚邦訳のã"の分野で私は、P.コーンウエルやJ.ディーバーなども扱ったスクールバスのバスジャックという実在事件ã‚'ç' æã«ä½¿ã£ãŸä½œå"ã°ã‹ã‚Šã‚·ãƒ„コク読ã‚"できた為かæ-°é®®ã€‚謎ã‚'解くというミステリとã-ての面白さよりも、登å '人物の灰汁ã‚'楽ã-める。殊にç'«è‰²ã®å°'女サディーの個性は強烈。上手いなぁと思うのはサディーの母親もまた烈女とã-て描かれている点。一ç·'にæ"«ã‚ã‚ŒãŸå°'女グウェンの母親がæ"¿æ²»å®¶ã§ã‚り、トモすればã"ちらの母親が警察機構に圧力ã‚'かã'てäº'ã€...する展é-‹ã«çµ‚å§‹ã-そうだが、とã"ろがどうã-て、サディーの母親はãƒ'ステリックとも思える発言と行動だã'でäº'è§'に渡り合っている。一地域のみで展é-!‹ã™ã‚‹ç‰©èªžã§ã‚り、結果とã-て人é-"é-¢ä¿‚のどろどろがメインになってきそうだが、物語中盤のè¶...過勤務時é-"空ã'の捜査陣と子供é"がひとり、またひとりと加わって始まる野球のシーンにæ•'われる。ã"ういう昇華ã‚'やってのã'るミステリ作家はä»-にないのでは?
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4488195059
No.2
(4pt)

残ります・・・

後をひく作品でした。サディーはほんと愛される子ですね。ラストはびっくりするよりも、余韻として残りました。
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4488195059
No.1
(4pt)

囮の子

2人の少女が誘拐された。連続少女誘拐殺人犯の犯行だが、ルージュ・ケンダル刑事の双子の妹を10才の時に殺害した人物と同一犯なのだろうか。 探偵役のケンダルの心の傷となっている妹の殺害事件と、今回の事件を絡ませていく二重構造の作品。最初は冗長で「こんな分厚い本、最後まで読めるかな」と感じたが、途中からがぜんテンポがよくなり、一気にラストまで走れた。 なんと言ってもサディーのキャラクターがいい! 彼女がいるからこそ、この作品が面白くなっているのだ。 ラストに興がそがれたと感じる読者もいるだろうが、私はちゃんと昇華した、読み甲斐のある作品だと思う。
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)より
4488195059