箱男

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評判

箱男の評価:

4.22/5点 レビュー 73件。 C ランク

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平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全95件 1〜20 1/5ページ
No.95
(5pt)

箱の中は世界の外側、箱男は世界の観測者

この世界では箱男が一種の社会病理らしい。静かな流行のような。
ふとしたことで誰もがなりうる人間もどきのような存在。
覗き魔が自分を消して世界のすべてを覗こうとする反転世界でもある。見られることを拒絶して完全に見る側になる。
浮浪者同然の生活で不潔かつ、所持品が少ない。

主人公は元カメラマンで現像液まで持ち歩いている。
突如狙撃してきたうえ、箱を5万で買いたがる医者と看護婦コンビ。
その思惑がよく分からぬまま、薬漬けの軍医殿を箱男に偽装して溺死させる依頼安楽死計画が始まる。

どこまでが事実でどこからが落書きなのかが分からない。
覗き魔の少年の話が挟まり、看護婦とカメラマンの同棲生活とその終わりの場面、窓もドアも釘付け密閉された彼らの隠れ家が実はけたたましい駅ビルの一部だったかのような夢みたいな描写で終わる。
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.94
(5pt)

箱の中は世界の外側、箱男は世界の観測者

この世界では箱男が一種の社会病理らしい。静かな流行のような。
ふとしたことで誰もがなりうる人間もどきのような存在。
覗き魔が自分を消して世界のすべてを覗こうとする反転世界でもある。見られることを拒絶して完全に見る側になる。
浮浪者同然の生活で不潔かつ、所持品が少ない。

主人公は元カメラマンで現像液まで持ち歩いている。
突如狙撃してきたうえ、箱を5万で買いたがる医者と看護婦コンビ。
その思惑がよく分からぬまま、薬漬けの軍医殿を箱男に偽装して溺死させる依頼安楽死計画が始まる。

どこまでが事実でどこからが落書きなのかが分からない。
覗き魔の少年の話が挟まり、看護婦とカメラマンの同棲生活とその終わりの場面、窓もドアも釘付け密閉された彼らの隠れ家が実はけたたましい駅ビルの一部だったかのような夢みたいな描写で終わる。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.93
(5pt)

箱の中は世界の外側、箱男は世界の観測者

この世界では箱男が一種の社会病理らしい。静かな流行のような。
ふとしたことで誰もがなりうる人間もどきのような存在。
覗き魔が自分を消して世界のすべてを覗こうとする反転世界でもある。見られることを拒絶して完全に見る側になる。
浮浪者同然の生活で不潔かつ、所持品が少ない。

主人公は元カメラマンで現像液まで持ち歩いている。
突如狙撃してきたうえ、箱を5万で買いたがる医者と看護婦コンビ。
その思惑がよく分からぬまま、薬漬けの軍医殿を箱男に偽装して溺死させる依頼安楽死計画が始まる。

どこまでが事実でどこからが落書きなのかが分からない。
覗き魔の少年の話が挟まり、看護婦とカメラマンの同棲生活とその終わりの場面、窓もドアも釘付け密閉された彼らの隠れ家が実はけたたましい駅ビルの一部だったかのような夢みたいな描写で終わる。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.92
(5pt)

箱男 それは携帯を持った現代人そのものだった‼️

街中で大声出して電話している人。
電車の中や、歩きながら、運転しながら、家の中でも携帯に釘付けになってる人。
自分の世界に閉じ籠って、まるで透明なダンボールを被った箱男、箱女そのものだ。
安部公房の予言した世界が、今現実となっている恐ろしさ
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.91
(5pt)

箱男 それは携帯を持った現代人そのものだった‼️

街中で大声出して電話している人。
電車の中や、歩きながら、運転しながら、家の中でも携帯に釘付けになってる人。
自分の世界に閉じ籠って、まるで透明なダンボールを被った箱男、箱女そのものだ。
安部公房の予言した世界が、今現実となっている恐ろしさ
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.90
(5pt)

箱男 それは携帯を持った現代人そのものだった‼️

街中で大声出して電話している人。
電車の中や、歩きながら、運転しながら、家の中でも携帯に釘付けになってる人。
自分の世界に閉じ籠って、まるで透明なダンボールを被った箱男、箱女そのものだ。
安部公房の予言した世界が、今現実となっている恐ろしさ
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.89
(5pt)

良かった

興味深いテーマ、読みやすい文章で楽しく拝読しました。
私には時々クスリと笑える箇所があり、電車の中で困りました。
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.88
(5pt)

良かった

興味深いテーマ、読みやすい文章で楽しく拝読しました。
私には時々クスリと笑える箇所があり、電車の中で困りました。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.87
(5pt)

良かった

興味深いテーマ、読みやすい文章で楽しく拝読しました。
私には時々クスリと笑える箇所があり、電車の中で困りました。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.86
(5pt)

安部公房のすごさがわかる作品

安部公房の傑作と言われる「砂の女」を読んでも正直この作者が生きていればノーベル賞だったと言われる理由がわからなかった。ただその後この「箱男」を読んですごさがわかった。僕の印象では、作風は違うけど大江健三郎の「万延元年のフットボール」に匹敵する作品。ノーベル賞の有力候補になったのも納得できた。
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.85
(5pt)

安部公房のすごさがわかる作品

安部公房の傑作と言われる「砂の女」を読んでも正直この作者が生きていればノーベル賞だったと言われる理由がわからなかった。ただその後この「箱男」を読んですごさがわかった。僕の印象では、作風は違うけど大江健三郎の「万延元年のフットボール」に匹敵する作品。ノーベル賞の有力候補になったのも納得できた。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.84
(5pt)

安部公房のすごさがわかる作品

安部公房の傑作と言われる「砂の女」を読んでも正直この作者が生きていればノーベル賞だったと言われる理由がわからなかった。ただその後この「箱男」を読んですごさがわかった。僕の印象では、作風は違うけど大江健三郎の「万延元年のフットボール」に匹敵する作品。ノーベル賞の有力候補になったのも納得できた。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.83
(5pt)

登録・匿名、見る・見られる

"ぼくは今、この記録を箱のなかで書きはじめている。頭からかぶると、すっぽり、ちょうど腰の辺まで届くダンボールの箱の中だ。つまり、今のところは、箱男はこのぼく自身だということでもある。"1973年発刊の本書は登録・匿名、見る、見られるといったSNS社会を予見するかのような実験小説。

個人的には、WEB記事などで作中の箱男を再現した人の写真をちらほら見かけていた事から興味を持って手にとりました。

さて、そんな本書はストーリーラインにそって素直に読んでいくと【誰が誰だかわからなくなったり】なかなか難解な構成になっていて。一応の筋としては"箱男が、箱の中で、箱男の記録をつけている"として、箱の作り方の説明から始まり、他の箱男Aの話をした後で、自身の箱を『5万円で買いとる』という女と待ち合わせしている場面から物語が展開していくのですが。

まず、浮浪者とは違い、完全な匿名性が約束されている(らしい)『箱男』の魅力とはなんなのか。といった部分に惹きつけられたのですが。様々な公的な番号で登録されたり、SNSを利用する為に自ら情報を登録したりする時代に『箱男』は、そういった登録社会から【自らの意思で完全に逸脱した存在】といった事なのだろうか。と解釈し、実際にしている行為自体は『単なる覗き』とはいえ【現代社会で生きる以上、登録を避けるのは実質的には不可能】だからこそ、何となく逆説的に惹かれてしまう部分がありました。

また本書では『視線』が"見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある"と、看護婦や贋箱男との関係や、挿入されるエピソードとしてD少年と女教師など繰り返し【見る・見られる】が対照的であったり、立場がいれ変わったたりしながら繰り返し描かれているのですが、こちらについては、せっかく『箱』や『カメラ』『アングルスコープ』といった一方的に見ることが出来る立場を得ても、結局は【見られてしまう事で意思に反して登録、つまり社会に組み込まれてしまう】といった事を暗示しているのだろうか。とか考えてしまいました。(実験的な作品。解釈は読み手それぞれに委ねられているのかもしれませんが。。)

よし、私も『箱男』になってみようか。そう思い立ってしまった人にマニュアルとして(笑)また、登録・匿名、見る、見られるといったSNS社会に疲れた人や、実験的な不条理小説好きな人にオススメ。
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.82
(5pt)

登録・匿名、見る・見られる

"ぼくは今、この記録を箱のなかで書きはじめている。頭からかぶると、すっぽり、ちょうど腰の辺まで届くダンボールの箱の中だ。つまり、今のところは、箱男はこのぼく自身だということでもある。"1973年発刊の本書は登録・匿名、見る、見られるといったSNS社会を予見するかのような実験小説。

個人的には、WEB記事などで作中の箱男を再現した人の写真をちらほら見かけていた事から興味を持って手にとりました。

さて、そんな本書はストーリーラインにそって素直に読んでいくと【誰が誰だかわからなくなったり】なかなか難解な構成になっていて。一応の筋としては"箱男が、箱の中で、箱男の記録をつけている"として、箱の作り方の説明から始まり、他の箱男Aの話をした後で、自身の箱を『5万円で買いとる』という女と待ち合わせしている場面から物語が展開していくのですが。

まず、浮浪者とは違い、完全な匿名性が約束されている(らしい)『箱男』の魅力とはなんなのか。といった部分に惹きつけられたのですが。様々な公的な番号で登録されたり、SNSを利用する為に自ら情報を登録したりする時代に『箱男』は、そういった登録社会から【自らの意思で完全に逸脱した存在】といった事なのだろうか。と解釈し、実際にしている行為自体は『単なる覗き』とはいえ【現代社会で生きる以上、登録を避けるのは実質的には不可能】だからこそ、何となく逆説的に惹かれてしまう部分がありました。

また本書では『視線』が"見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある"と、看護婦や贋箱男との関係や、挿入されるエピソードとしてD少年と女教師など繰り返し【見る・見られる】が対照的であったり、立場がいれ変わったたりしながら繰り返し描かれているのですが、こちらについては、せっかく『箱』や『カメラ』『アングルスコープ』といった一方的に見ることが出来る立場を得ても、結局は【見られてしまう事で意思に反して登録、つまり社会に組み込まれてしまう】といった事を暗示しているのだろうか。とか考えてしまいました。(実験的な作品。解釈は読み手それぞれに委ねられているのかもしれませんが。。)

よし、私も『箱男』になってみようか。そう思い立ってしまった人にマニュアルとして(笑)また、登録・匿名、見る、見られるといったSNS社会に疲れた人や、実験的な不条理小説好きな人にオススメ。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.81
(5pt)

登録・匿名、見る・見られる

"ぼくは今、この記録を箱のなかで書きはじめている。頭からかぶると、すっぽり、ちょうど腰の辺まで届くダンボールの箱の中だ。つまり、今のところは、箱男はこのぼく自身だということでもある。"1973年発刊の本書は登録・匿名、見る、見られるといったSNS社会を予見するかのような実験小説。

個人的には、WEB記事などで作中の箱男を再現した人の写真をちらほら見かけていた事から興味を持って手にとりました。

さて、そんな本書はストーリーラインにそって素直に読んでいくと【誰が誰だかわからなくなったり】なかなか難解な構成になっていて。一応の筋としては"箱男が、箱の中で、箱男の記録をつけている"として、箱の作り方の説明から始まり、他の箱男Aの話をした後で、自身の箱を『5万円で買いとる』という女と待ち合わせしている場面から物語が展開していくのですが。

まず、浮浪者とは違い、完全な匿名性が約束されている(らしい)『箱男』の魅力とはなんなのか。といった部分に惹きつけられたのですが。様々な公的な番号で登録されたり、SNSを利用する為に自ら情報を登録したりする時代に『箱男』は、そういった登録社会から【自らの意思で完全に逸脱した存在】といった事なのだろうか。と解釈し、実際にしている行為自体は『単なる覗き』とはいえ【現代社会で生きる以上、登録を避けるのは実質的には不可能】だからこそ、何となく逆説的に惹かれてしまう部分がありました。

また本書では『視線』が"見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある"と、看護婦や贋箱男との関係や、挿入されるエピソードとしてD少年と女教師など繰り返し【見る・見られる】が対照的であったり、立場がいれ変わったたりしながら繰り返し描かれているのですが、こちらについては、せっかく『箱』や『カメラ』『アングルスコープ』といった一方的に見ることが出来る立場を得ても、結局は【見られてしまう事で意思に反して登録、つまり社会に組み込まれてしまう】といった事を暗示しているのだろうか。とか考えてしまいました。(実験的な作品。解釈は読み手それぞれに委ねられているのかもしれませんが。。)

よし、私も『箱男』になってみようか。そう思い立ってしまった人にマニュアルとして(笑)また、登録・匿名、見る、見られるといったSNS社会に疲れた人や、実験的な不条理小説好きな人にオススメ。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.80
(5pt)

箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.79
(5pt)

箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.78
(5pt)

箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.77
(4pt)

あなたも今日から箱男♪

冷蔵庫が入っていたような大型ダンボール箱を頭からかぶると、あなたも今日から箱男だ。
浮浪者に似ているが、浮浪者ではない。もっと下の存在である。

珍妙な設定のもと、時系列がよじれる奇妙な物語が語られる。スタイリッシュな奇譚あるいは奇人伝というべきか。
韓国映画のキム・ギドクの作品を連想した。ギドクは安部公房の影響を受けているのかもしれない。
安部公房は作中に非日常的な設定を大胆に取り入れた最初の日本人作家ではないか。
人が箱をかぶって暮らすという一発ネタで世界が構築されているのは、なんだか凄い。
あと、安倍作品の男はろくでなしだが、女は優しくて色っぽいことが多い。そのせいで安心して読めるのかな。
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.76
(4pt)

あなたも今日から箱男♪

冷蔵庫が入っていたような大型ダンボール箱を頭からかぶると、あなたも今日から箱男だ。
浮浪者に似ているが、浮浪者ではない。もっと下の存在である。

珍妙な設定のもと、時系列がよじれる奇妙な物語が語られる。スタイリッシュな奇譚あるいは奇人伝というべきか。
韓国映画のキム・ギドクの作品を連想した。ギドクは安部公房の影響を受けているのかもしれない。
安部公房は作中に非日常的な設定を大胆に取り入れた最初の日本人作家ではないか。
人が箱をかぶって暮らすという一発ネタで世界が構築されているのは、なんだか凄い。
あと、安倍作品の男はろくでなしだが、女は優しくて色っぽいことが多い。そのせいで安心して読めるのかな。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083