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カシオペアの丘での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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決して悪い話じゃない。 むしろ崇高な命の物語である。 心が清らかになるというのもわかる。 でも、重松清っぽくない。 この違和感はなんだろう。 よくわからない。 期待しているものと違ったから? 重松モノとしては設定が特殊だからか。 ということで、辛口ですが星は3つです。 宮本輝が好きだという人には薦める。 でも、重松清が初めてという人には薦めない。 また、癒しを求めるひとには、「その日のために」をお薦めする。 絶賛レビューばかりの中で、ちょっと毛色の違うレビューになりましたが、 こういう変わり者もいるということで・・・。 | ||||
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最初に断っておくが、これを書いてる段階ではまだ下巻を読んでいない。 したがって上巻のみのレビューです。 正直なところ、重松清を読んでいるという気にまったくならなかった。 結構退屈で、わずか300ページほどを読みきるのに何度休憩したことだろう。 フレーズのさえもなく、登場人物も多すぎるように思う。 4人だけのエピソードでよかったんじゃないかなぁ。 「許す」というテーマがそう思わせるのか、設定がそうさせるのか、 宮本輝の作品を(初期のころではなく、中期以降の)読んでいるようだった。 以上が上巻のみを読んだ感想です。 星3つは途中経過と考えてください。 レビューを読むと下巻で大きく展開しそうなので、 それに期待です。 | ||||
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上下併せて扱う.面白くて一気に読み終えたが,あまりに濃密な人情に何となく気詰まりな気もした.何十年もの過去の事件が尾をひき,許す/許さないのレヴェルで話が進まなくなるのは,明らかに非都会的環境の反映である.恐らく作者は最近の文学が余りに都会的になり過ぎた,と感じて,そのアンティテーゼとしてこの物語を書いたのではないか,と推測される.その限りではよく書けているし読みやすい.しかし,都会人に対してはその出来の良さの故に,逆に一種やりきれない感じを強く与えてしまうのも事実である.少なくとも私はこのような心理劇にだけは巻き込まれたくない.もしそうした事態が近付いたら,ひたすら逃げたい.過去は客観的に変えられないのだから,許す許さないのレヴェルの主観でどうなるものではない,と言うのが都会的な人間の立場だろうと私は思う. | ||||
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「許す」ということがこの作品の大きなテーマになっている。 どんなことがあったにせよ、相手を許すことができるのか? 許されたい人、許したい人、それぞれの心の葛藤は続く。 自分の運命を知った俊介、多くの人たちの運命を変えて しまった俊介の祖父、思いがけない事件で家族を失って しまった川原・・・。それぞれの人たちの切ない胸の うちは、読んでいてつらい。 この作品の描き方は、「細やか」というよりくどく感じる。 読んでいてうんざりしてくることが何度かあった。それに、 いろんなことを詰め込みすぎているのではないだろうか。 そのため、感情移入がしづらい作品になっている。 「感動的に、最後はきれいにまとめよう」という作者の 意図を露骨に感じるようで、抵抗もあった。 | ||||
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