■スポンサードリンク


カシオペアの丘で



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

カシオペアの丘での評価: 3.82/5点 レビュー 89件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
<<12
No.4:
(3pt)

ちょっと違和感あり

決して悪い話じゃない。
むしろ崇高な命の物語である。
心が清らかになるというのもわかる。
でも、重松清っぽくない。
この違和感はなんだろう。
よくわからない。
期待しているものと違ったから?
重松モノとしては設定が特殊だからか。
ということで、辛口ですが星は3つです。

宮本輝が好きだという人には薦める。
でも、重松清が初めてという人には薦めない。
また、癒しを求めるひとには、「その日のために」をお薦めする。

絶賛レビューばかりの中で、ちょっと毛色の違うレビューになりましたが、
こういう変わり者もいるということで・・・。
カシオペアの丘で(下)Amazon書評・レビュー:カシオペアの丘で(下)より
4062140039
No.3:
(3pt)

宮本輝の本みたい・・・

最初に断っておくが、これを書いてる段階ではまだ下巻を読んでいない。
したがって上巻のみのレビューです。

正直なところ、重松清を読んでいるという気にまったくならなかった。
結構退屈で、わずか300ページほどを読みきるのに何度休憩したことだろう。
フレーズのさえもなく、登場人物も多すぎるように思う。
4人だけのエピソードでよかったんじゃないかなぁ。
「許す」というテーマがそう思わせるのか、設定がそうさせるのか、
宮本輝の作品を(初期のころではなく、中期以降の)読んでいるようだった。

以上が上巻のみを読んだ感想です。
星3つは途中経過と考えてください。
レビューを読むと下巻で大きく展開しそうなので、
それに期待です。
カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)より
4062766302
No.2:
(3pt)

濃密な人情が息づく世界

上下併せて扱う.面白くて一気に読み終えたが,あまりに濃密な人情に何となく気詰まりな気もした.何十年もの過去の事件が尾をひき,許す/許さないのレヴェルで話が進まなくなるのは,明らかに非都会的環境の反映である.恐らく作者は最近の文学が余りに都会的になり過ぎた,と感じて,そのアンティテーゼとしてこの物語を書いたのではないか,と推測される.その限りではよく書けているし読みやすい.しかし,都会人に対してはその出来の良さの故に,逆に一種やりきれない感じを強く与えてしまうのも事実である.少なくとも私はこのような心理劇にだけは巻き込まれたくない.もしそうした事態が近付いたら,ひたすら逃げたい.過去は客観的に変えられないのだから,許す許さないのレヴェルの主観でどうなるものではない,と言うのが都会的な人間の立場だろうと私は思う.
カシオペアの丘で(上)Amazon書評・レビュー:カシオペアの丘で(上)より
4062140020
No.1:
(3pt)

ちょっとくどいかな〜?

「許す」ということがこの作品の大きなテーマになっている。
どんなことがあったにせよ、相手を許すことができるのか?
許されたい人、許したい人、それぞれの心の葛藤は続く。
自分の運命を知った俊介、多くの人たちの運命を変えて
しまった俊介の祖父、思いがけない事件で家族を失って
しまった川原・・・。それぞれの人たちの切ない胸の
うちは、読んでいてつらい。
この作品の描き方は、「細やか」というよりくどく感じる。
読んでいてうんざりしてくることが何度かあった。それに、
いろんなことを詰め込みすぎているのではないだろうか。
そのため、感情移入がしづらい作品になっている。
「感動的に、最後はきれいにまとめよう」という作者の
意図を露骨に感じるようで、抵抗もあった。
カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)より
4062766302

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!