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(短編集)
君にさよならは言わない2
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君にさよならは言わない2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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無印とこちらの2を読みました。 とても良い時間を過ごせた。 正直に言うと、3を望んでいます。 桃香が生まれ変わって明と再会して、そして二人が出逢い幸せになる。そんな続きの物語りを見たいと思ってしまう。 | ||||
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また感動 | ||||
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気づいたら読み終わるぐらい、話に引き込まれていました。感動をありがとうございました。 | ||||
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2003年に電撃文庫から出た『Astral II』の改題・復刊。多少の加筆修正がなされているという。 3話+αから構成されており、いずれも前作同様に幽霊と、その成仏を巡る物語となっている。 ラストもあいかわらず感動的。 ただ、電撃文庫のときに2冊で終わった理由もわからなくないような……。 | ||||
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前作に引き続き素晴らしい展開です。 また、続きが読みたくなります。 作者さんへ、よろしくお願いします。 | ||||
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続けて購入しました。3もあるといいなぁと思いながら読みました。 気軽に読めるので、よいですね。 | ||||
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爽やかな物語。清々しい気分になる事ができます。 あまり細かいことに突っ込まずに、読む事をお勧めします。 | ||||
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すごくほっこりするお話しです。泣けて笑えて少し心が緩んで。オススメです。続きが読みたいです。続けてくれないかなあ? | ||||
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七月先生の作品はこちら以外の既刊本すべて読ませていただいております。 短編集ということでさらっと読めるのがとても新鮮で面白いです。しかし、主人公や周りの設定が変わることはないのでさらに読みやすいのがこの作品の大きな印象でした。 こちらのシリーズを読み終えると、自分が今なぜ生きていて、なぜこの場にいるのか、というのがとても不思議に思えます。恋愛ものと霊が見えるという一見ありふれた設定ですが、この先生の世界観に乗っ取るとどこか切なく、でも温かい作品になります。 恋愛というのは人によって様々な形があると思いますし、恋は落ちるものとはよく言ったもので自分が気が付かないうちに相手のことを想ってしまうのでしょう。ですから、この作品を読んでいて、柚ちゃんが明くんに恋をするのもとても純粋なことであり、素晴らしいことなのだと私は感じます。 愛する娘に嘘をついたまま死んでしまった母親や、お盆に帰ってきても誰も自分のことを思い出していないと勘違いしている霊など死んでも死にきれていない人たちがたくさん出てくることで、今自分がこうして世の中に生きていることが如何に大きな奇跡であるか考えさせられます。 本文の中に霊は生きている人たちが自分のことを考えているときその事柄が感じられる、とありましたが本当にそうであったとしたらお盆やお彼岸などそういう時以外にももっと亡くなった人たちのことを思い出し、今こうして生かされていることを彼らに感謝しなくてはいけないと強く感じました。 最後のシーンで桃華ちゃんが明くんにお別れをし、新たな人間として生まれ変わる、という感慨深い場面がありましたが、エピローグの中にあった鶯さんの子供が桃華ちゃんであるのかな?なんて考えてしまう自分がいました。 人と人との繋がり、そして人が生を授かるというのは本当に不思議なことですね。 「生きている」という大きな概念を深く考えさせられるある意味非日常的な作品です。 | ||||
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ありがとうございます。 七月 隆文 さんの本が読んでみたくなり購入。 これから読んでいきます。 交通事故後に幽霊が見えるようになった 少年の話。 の二巻。 今回も面白く読めました。 義理の妹(かなり優秀)が主人公を好きになっていたり? 一巻で出た幼馴染の幽霊がお盆で帰ってきて 溺れた妹を助けてくれたり。 ハラハラして面白かったです。 また機会がありましたら、宜しくお願いいたします。 | ||||
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何時も楽しみに体験(読ませて)いただいています。 七月 隆文さんおストーリ展開が好きで、 大ファンの一人として次回作が凄く気になります。 | ||||
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第一巻のそのままの続きで、霊が見え、会話できる明が、現世に好きな人を残してしまった霊の思いの解消に努力します。善意の物語ですから、甘くすっきりしていて、上質なフルーツを使ったパフェのよう。どこかで食べた気がするし、一口食べれば二口目、三口目の味も大体想像できるのですが、良いじゃないですか。上手な作家が定石に従って編んだ作品を憂いも心配もなく味わえる幸せ。 短編が三篇入っています。「花と鳥」は母娘の、「わたしの世界」は妹の友達の兄妹の誤解を解き、想いを繋ぎなおします。「静かの海」では女の子、三森こずえの霊を助け、そのお返しに明も助けてもらいます。定番っぽく完成度が高いのが「花と鳥」ですが、レビュアーは三森こずえが「閉ざしていた心を開いて救われる」話が、地味ながら一番ジンと来ました。最後にタイトルの意味が分かります。 おまけの「明の休日」はエピローグ的。熱を出した明が義妹の柚に看病されています。明は霊のことには勘が働くのに柚のことは分からないのが不自然ですが、めでたしめでたしということで大団円なのでしょう。 くしゃくしゃした心を素直に伸ばす薬になる、良い本だと思います。 | ||||
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電撃文庫から10年以上前に刊行された作品「Astral」の復刻作品・第二弾。交通事故で生死の境を彷徨った結果、幽霊が見える様になった少年・須玉明の 物語。個人的に短編集が好きな事もあるが、それ以上に最近のゴテゴテしたラノベに比べると落ち着いた雰囲気が気に入って拝読 物語は夏休みのある朝、主人公の須玉明がかつて母親と過ごし、そして捨てられた日々を振り返る様な夢から醒める場面から始まる。久しぶりに思い出した 苦い過去に引きずられる様に昔母親と暮らしていたマンションへと赴く場面から始まる。自分が住んでいた頃とさほど変わらない様子を見せるマンションで 何でこんな場所に来てしまったんだと苛立ち、立ち去ろうとした明だったがその瞬間一人の二十代半ばとおぼしい女性の幽霊と目が合ってしまう。自分が 見える人間が現れた事に驚きながらも声をかけてきたその女性の幽霊は館川小梅と名乗ると、かつてここで共に暮らしていた娘の様子を見てきてほしいと 明に頼んでくる。それなら自分で行けばいいじゃないかと渋る明だったが、小梅は地縛霊でこのマンションから二十年も出られないでいるらしい。生前は ファッションデザイナー志望で専門学校に通っていた小梅は同じ学校に通う男と深い仲になった結果妊娠したが、男にチャンスが巡ってきた事もあって 別れる事になり親からも勘当された状態で子供を産む事を決意したらしい。やがて生まれてきた娘・鶯と過ごした幸福な日々を明に語って聞かせる 関わり合いになってしまった以上、見捨てる事も出来ず、成人しているであろう鶯が小梅が別れた実の父親に引き取られた事を教えられ、様子を見に行く 事になるが、そこは想像以上の高級住宅街であった。インタフォンを通じて鶯に同窓会のお知らせを持ってきた知人のふりをして電話番号を聞き出そうとした 明だったが、運悪くその場に一人の男と連れだって鶯が戻って来てしまう。何の為に鶯の電話番号を聞き出そうとしたのかと気色ばむ男を宥めながら鶯は その男と明後日結婚式を行う為に実家に挨拶に来たのだと明に教えてくれる。自分に幽霊が視える特殊な能力があると鶯に明かした明はマンションで 小梅が地縛霊となっており、一度だけ会いに行ってほしいと頼むが、母親の名前を出した瞬間鶯は怒りを露わにしあんな人は母親ではないという ある日突然、男を連れてきてこの人と暮らすからお前はもう要らないと一方的に絶縁されたという鶯の言葉に、自分も母親から捨てられた明は小梅に対し どういう事なのかと問い詰めるが、小梅の口から明かされたのは突如舞い込んだ不運から愛する娘を想うが故に取ったやむに已まれぬ事情であった… 今回も短編三作から構成。2003年に刊行された旧作は読んでいなかったのだが、文中にスマホの存在が描かれるなど、多少改稿してある様子が伺える 話の方は結構バリエーションに富んでおり、登場する幽霊も地縛霊に生霊となかなか凝っている 個人的には巻頭の幼い頃に愛娘と別れざるを得ず、そのまま20年間マンションに縛り付けられる地縛霊となった母親・小梅の物語が最高の出来。内容は 割りとベタな泣かせ話なのだけど、溺愛しながらも別れざるを得なかった娘の門出である結婚式を一目見たいと願う母親と、新しい男と暮らす為に勝手に 自分は捨てられたのだと思い込み母親を憎んでいた娘の関係を自分自身に重ね、地縛霊である小梅がマンションを離れてしまえば存在を消されてしまう 事を知りながら何とか結婚式場の教会へと向かわせ、想いを叶えてやろうとする明の奮闘が描かれている。覚悟の上とはいえ、存在が消えていく中で 花嫁姿の娘と向き合い鶯が立派な大人になった事を知り、これから夫となる人と新しい人生を歩む事を告げられた事で安心して天に召されていく小梅の 姿を描いた場面では不覚にも涙が零れそうになった 二本目は明のバイト先であるバーガーショップの仲間で、明の義妹である柚の友人でもある鈴置杏奈を軸とした物語。彼女を目当てにした客も来る程の 美少女である杏奈が兄と不可解な別れ方をした元恋人・寧子を復縁させようとするものの、その行動が小学生の様な姿の幽霊に阻まれ続ける展開 本作では幽霊は生者に対して直接的な行動を取る存在として描かれなかったけど、今回登場する小学生女子の幽霊は生者の首を絞めてきたりと 中々におっかない存在。その正体は六条御息所みたいな生霊なのだけど、誰の生霊なのかは割りとあっさり明かされる。年上の素敵な女性でかつては デブとバカにされていた杏奈に綺麗になる方法を教えてくれた寧子への想いと、虐められていた頃に唯一の味方だと縋っていた兄・雪秀への想いの 矛盾から生霊が産まれる展開は良いけど、解決方法がちょっと単純すぎるというかあっさりし過ぎていて中盤までの盛り上がりに比べるといささか 拍子抜けしたというか、尻すぼみな展開になったのがちょっと残念 三本目は明自身と義妹の柚の物語。ちなみに柚の妹キャラで、なおかつメガネっ娘ってのはちょっと珍しい。直球で好意を示すのではなく、義兄への仄かな 想いを押し殺し続ける義妹ってのはなかなか良かった。柚の明への想い自体は二本目の杏奈の話で結構描かれるので(杏奈が明にチューすると笑顔の まま、夕食を塩パンだけにするってのは容赦なくて笑わせてくれた)。話の方は明と柚・杏奈、そして柚への好意が隠せていない明のクラスメート井倉が 江の島近くの海岸に出掛けた際に、お盆なので現世に帰ってきたという印象の薄い女性の幽霊・三森こずえと明が出会う物語。話の方は幽霊モノとしては かなり微妙。周りへの印象が薄いっていうこずえの設定自体は良いが、読者に与える印象まで薄くしてどうすんの…?幽霊基本的に話の筋に関係ないし 基本的にブラコン娘である柚が完全に話の軸で、しかもピンチに陥った柚を助けるのがこずえじゃなくて別の霊だし。その霊にしたって伏線無しにポンと 出してしまって感動よりも、「え?このタイミングでそのキャラ出すの?」という違和感しかなかった。全体的に幽霊を軸にするのか、ラブコメを軸にするのか 中途半端で何がしたかったのかよく分からない 一本目は非常に良かったのだけど、二本目、三本目と次第に話の出来がイマイチになっていった印象。短編集なのだからその話のゲストキャラを軸に 話を展開させるべきなのだろうけど、明のキャラを掘り下げたり、明に想いを寄せる柚の姿を描こうとするあまりゲストキャラの存在感が吹っ飛ぶのでは どうにも短編集として描く意味が薄れてしまうのではないかと思われた。サービス過剰過ぎて読んでいて疲れる作品が多い最近のラノベに比べれば ずっと落ち着いた大人向けの雰囲気を損なっていないのは良いのだが、話の完成度が完璧だと言えるのが一本目だけ、というちょっと物足りなさが 残ってしまった第二巻であった | ||||
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