京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

十歳で突然死んだ幼なじみの真広は、臨時の養護教諭になった二十五歳の紗絵の前に、いまも姿を現す。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

「私、100万回生きてるの」読後にわかる“きみ”の意味に涙が止まらない 美桜は100万回生きている。

涙の数だけケーキを食べよう。

売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立つ美しい少女・陽を偶然撮影する。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

お待ちかねの修学旅行は青い海きらめく沖縄。

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。

ついに、未羽と颯人は恋人同士に。イケメン王子と夢の手つなぎ登校で学校中が大騒ぎ。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。

甘すぎて、罪。 ついに告白――! ? 1年ぶりの最新刊は、刺さりまくる新展開。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

僕は春が嫌いだ。

7年前、25歳で死んでしまった一樹。

「神に愛された天才」vs「人に愛された中年の星」 知られざる将棋のタイトル戦を舞台に繰り広げられる、感動の人間ドラマ。

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。

ケーキの橋をふたりで歩こう。

繰り返す時を駆ける青春エンターテイメント 高校1年の少年、望月譲はある日、自分がいつの間にか入学式の日に《戻っている》ことに気がついた。

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

人気シンガーソングライターの上条梨乃は、ある朝、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ました。

飼い犬と共にお茶が飲めることで人気のドッグカフェ「ワンノアール」に勤める森川凛は、 幽霊の姿が見え、幽霊と会話できるという能力を持つ。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

僕は今でも君が好きだよ――映画化も決定、あの感動作が再びよみがえる! 不治の病「発光病」で入院したままの少女・渡良瀬まみず。

『君の膵臓をたべたい』の住野よる史上 いちばんキュートな主人公、登場! 「朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。

「流されるままに生きればいい」。小さな診療所を始めた医者・桐子は患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

二人の結末を見届けた時、きっともう一度読み返したくなる――。

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。

なぜ、私は「あしたはれたら死のう」と書いた翌日、橋から飛び降りたのか―。

「死ぬくらいなら、僕にならない?」――生きることに絶望した立井潤貴は、自殺寸前で彼に救われ、それ以来〈高木健介〉として生きるように。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。

大好きだった妻の澪が亡くなって1年、身体にさまざまな不具合を抱えた巧は、町の小さな司法書士事務所に勤めながら、6歳になる一人息子の佑司とひっそりと暮らしていた。

出会うたび、時間を巻き戻すかのように美しく若返っていく不思議な女性・時尼。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

夜になると、僕は化け物になる。 寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。

人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代―両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦は、地元の進学校に入学した。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説! 九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。