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ちょちょら



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【この小説が収録されている参考書籍】
ちょちょら
ちょちょら (新潮文庫)

ちょちょらの評価: 4.03/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.03pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21~30 2/2ページ
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No.10:
(3pt)

この先に何が・・・

江戸留守居役だった兄の突然の死。そして兄の許婚千穂とその父入江貞勝の失踪。そこには、
多々良木藩存続の危機が!兄と同じ多々良木藩の江戸留守居役を拝命した間野新之助は、
兄の死の真相に迫ろうとするが・・・。

兄の切腹、許婚千穂とその父の失踪と、事態はかなり深刻なはずなのに、重苦しさをまったく
感じさせない軽いストーリー展開になっていて読みやすかった。しかしまあ、江戸留守居役とは
何と雑多な仕事の多いことか!その実態をこの作品で初めて知った。膨大な種類の仕事の内容を
覚えなければならない。江戸留守居役組合の先輩たちの愛のムチ(?)も受けねばならない。
新参の新之助に、のんびりしている暇はない。さらに新之助には、兄の死の真相を調べるという
大仕事もある。それは、藩の危機を救うことにもつながるのだが・・・。
自分の藩さえよければいいというほかの者たちと違って、すべての藩のことを考えようとする
新之助の奮闘ぶりはとても好感が持てる。新之助は、自分自身が思うほどダメな人間ではない。
才能も勇気も、しっかり持っていると思う。
ラストは、「えっ!こういう終わり方なの?」と突っ込みを入れたくなった。限りなく余韻を残し、
「この先に絶対何かある!」と思わせるものだった。はたして、新之助にまた会うことができるのか?
うーん・・・。
ちょちょらAmazon書評・レビュー:ちょちょらより
410450713X
No.9:
(5pt)

『ころころり』とリンク(?)

本作品には、しゃばけシリーズ『ころころり』の[ほねぬすびと]に名前だけしか出てこなかったある印象的な人物と同一人物ではないかと思われる男が出てきます。
たぶん、20年以上のタイムラグはあるものの、同一人物ではないかと思われるのですが…。
話自体は、コン・ゲームに似た印象を感じました。
とくに、何かの企みを大多数の人間で実行するドキドキ感が。
中盤から、一気に話の展開が早まります。
ちょちょらAmazon書評・レビュー:ちょちょらより
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No.8:
(5pt)

江戸時代の武士たちのイメージが一新しました。

最初は武家社会の用語や仕来たりの内容が頭にスーっと入ってこなくて、
正直面白みを感じませんでした。
今までの畠中さんの作品は町人ものが多く、武士社会なる世界は江戸時代の社会について不勉強だと、ちっとも面白くない。とまで思ってしまいました。

けれども読み進めていくうちに、
藩主(国の殿)との主従関係や各藩の立場、
「お役人たち」の日々の人間模様が見えてきて、後半はノンストップで読んでしまいました。

わたしは、普段目にするテレビの時代劇などの武士たちにリアリティーを感じだことがありませんでしたが、
この「ちょちょら」を読んで、持っていたイメージが変わりました。
華やかな見た目とはまるで違う地味な生活、「お役目」に奔放する辛い立場など、畠中さんの時代設定や調べられた資料の、生活感漂う肉厚な世界は味わい深かったです。
(次に時代劇を見るときの目線が変わります)
この作品、絶対時代劇で武士役の人は読んだ方がいい!!
役作りで、見えない部分を把握するのにはもってこいだと思います。

間野新之助、この作品の最後に老中:水野氏と取引をしてしまうのですが、その結果はさらりとしか描かれていませんでした。
ということは、もしかしたら続編あり?ということなのでしょうか?
そうだったら、とても楽しみです。
ちょちょらAmazon書評・レビュー:ちょちょらより
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No.7:
(2pt)

う〜〜〜ん・・・

軽く読みこなすにはいいかなという本ですね。
畠中さんの作品は、どれも「読み応え」という満足感にはほど遠いものです。
言ってみれば、ライトノベルの時代物といったところでしょうか。
それなりに楽しいとは思いますが、読み終わって物足りなさを毎回感じ、
あぁこれで時間を潰してしまった・・・的な感が毎度ぬぐえません。
ちょちょらAmazon書評・レビュー:ちょちょらより
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No.6:
(5pt)

よかった!!

歴史ものなんですけど、今の自分にも社会にも当てはまるものがあって、とっても考えさせられました。
情報収集の大切さ。恩や義理は作っておく。周りの人ともっと関わる。その能力が評価される。
畠中さん、もっとファンになりました。ありがとうございました。
次の作品も楽しみにしています。
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No.5:
(3pt)

まあまあ

著者の作品をはじめて読みました。
新聞の書評を見て読んでみたくなりました。

筋も人物描写も時代描写も、まあまあでした。

主人公は別に「ちょちょら」ではないですね。
もっと無責任男っぽくトリッキーな展開があるかと思っていましたが、そうでもなかったです。
軽いエンターテインメント読み物としては悪くないと思います。

官僚機構というか「伏魔殿」で思い出すのはフランツ・カフカの「城」なんですが、比べようもないというか、まあ著者の動機からして違うでしょうね。
この作品は、生活者が良い気分になるものです。
カフカのは気が滅入るというか考えさせられるというか。

良い・悪いじゃないです。
自分がこう感じただけです。悪しざまに言うつもりもないです。あしからず。
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No.4:
(5pt)

2時間ほど時間を確保して一気に読んで欲しい本

一つの藩の中の話はたくさんありますが、これだけ多数の藩や旗本がからむ話しははじめて読みました。
江戸留守居役達がなぐりあったり助け合ったり。
藩の利益を代弁する立場でもあるけど、同じ留守居役組合のメンバーを助けるために他藩の藩主にも一歩も引かない。
江戸留守居役には2種類あるとご存知ですか?
江戸留守居役は組合を作っているとご存知ですか?
ご存知でない方にはぜひ、知っている方でも、時代物がお好きな方にはぜひ一度読んでいただきたい本です。
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No.3:
(5pt)

応援したくなりました

始めの部分はシリアスな展開で、重苦しい雰囲気が漂っています。
が、主人公の奮闘ぶりに最後まで一気に読んでしまいました。
あまりに主人公が気の毒で、途中から主人公を応援していました。
面白かったです。
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No.2:
(5pt)

畠中節ですね。

畠中さんの本は全作拝見させて頂いてます。
今回は江戸留守居役と新しい感じの主人公でしたが、本当に面白かったです。
やはり、畠中さん特有のアジがあり、読み返してみても面白い本です。
お江戸もの好きなかた、オススメです。
また、次回作が楽しみです。
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No.1:
(5pt)

次を待ってます

相変わらず、楽しい展開。何度、読んでも飽きないのです。畠中病といえる?
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