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銀河英雄伝説4 策謀篇
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銀河英雄伝説4 策謀篇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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イゼルローンを離れてフェザーンに旅立つユリアン・ミンツの心の描写が印象的。聡明な彼がいかにヤンやフレデリカを慕っているか、その独白に何故か涙が出た。 戦闘シーンもワクワクするがそれ以外にも読みどころ満載な銀英伝、今後がますます楽しみだ。 | ||||
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極上のエンタテインメントであります。戦略好き・歴史好きの人にはたまらないでしょう。著者はきっとプラトンの国家を読んでいると思いますね。本小説の読者にはプラトンの”国家”は是非お薦めです。実は6巻から10巻までは出来るだけ早く読みたかったので図書館で借りました。1日一冊のペースで読めましたね。余裕が出来たらKindol版も購入しますので,Amazonさんもご安心を・・・。好きなキャラクターはヤンでしたが,最後まで読むとラインハルトも,結構,可愛いところがあるので好きになりました。 最後の終わり方も大変爽やかで,これぞエンタテインメントの真骨頂かと思いますね。本書読了後,ツンドクにしていたクラウゼヴィッツの戦争論を読破してやろうかと思います。 本書のファンの皆さん,”失敗の本質”,”ガリア戦記”,”最終戦争論”などもお薦めですよ。 本書の欠点の1つですが,女性の描き方がステレオタイプですね。まあ,それは田中さんも承知はしているかと思いますけどね。 | ||||
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とうとう力のバランスが崩れて戦いへの流れが始まる。いままで帝国と同盟だったところに、フェザーンの事情も加わって、本格的な史的物語になってきた。 同盟の内部のごちゃごちゃのせいでヤンの元からユリアンが引き離されることに…。 個人的に熱いところはロイエンタールとシェーンコップ。 こんな長い話が一行も飽きないで読めるところがすごい。 | ||||
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やはり、面白い!帝国のしたたかさが際立っている、自由惑星同盟は自分たちの権力維持に躍起になって、現実が見えていない、民主主義や独裁国家は、どちらにしても、指導者の良し悪しで国家運営が決まって来るのだろう! | ||||
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アニメから入った者ですが、アニメでは描かれていない詳細な所も小説では読めるので楽しいですね! | ||||
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大きなドラマよ!語るべきドラマよ!銀河の英雄たちに栄光あれ! | ||||
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構想力は抜群です。三方の勢力が蠢動し、まもなく最後の決戦が始まるワクワク感を覚えます | ||||
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3つの勢力が均衡している時、一方の勢力は、強くなりそうな勢力の足を ひっぱるか、もう片方の勢力に協力することで均衡を保とうとするだろう。 銀河英雄伝説の前半は、この3つの勢力の均衡が上手く保たれる世界だっ た。しかし、前巻の無謀な遠征により、勢力の均衡が破られようとする時、 一方の勢力は、いかに動くのか?銀英伝が単なるスぺ―ス・オペラのジャ ンルを越えて素晴らしいのは、こうした現実世界でも起こり得る問いかけ を織り交ぜ、物語を作り上げている点が大きい。均衡が永久に不変である と考える者は敗れ、それは如何にでも変化すると考える者は、如何に行動 をするのか。本巻の愉しみでもある。 | ||||
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田中芳樹『銀河英雄伝説 4 策謀篇』(創元SF文庫、2007年)は神々の黄昏(ラグナロック)作戦である。自由惑星同盟は査問会ごっこに続き、致命的な失策を重ねる。銀河帝国の首都オーディンで皇帝誘拐事件が起きる。皇帝を誘拐した門閥貴族残党による亡命政府(帝国正統政府)樹立に協力する。それはラインハルトに侵攻の大義名分を与えるものであった。 どうしてここまで愚かなのだろう。銀河帝国の門閥貴族も愚かだったが、彼らは異なる価値観で育てられてきたから、そのようになることは理解できる。これに対して同盟の権力者の愚かさは現代日本の無能公務員にも重なるために笑えない。 同盟の失策はフェザーンの陰謀に踊らされた結果である。査問会ごっこはフェザーンが債権者として半ば脅した結果であったが、亡命政府樹立はもっと隠然としている。トリューニヒトはグルであったとしても、同盟の政策立案・実施者の多くが亡命政府が銀河帝国に対抗するために得策であると考えた筈である。 同盟では悪大臣の専横によって国王を蔑ろにするドラマを放映するという世論工作まで行われていた。しかし、帝国の民意が亡命政府を支持すると思っていたのか。それがなければ亡命政府を支援するメリットは乏しい。溥儀を担いで偽満州国を作った関東軍のようなメンタリティである。同盟は民主国家の悪い例というよりも、軍国主義国家の例とした方がしっくりくる。 ヤン・ウェンリーはラインハルトの統治が過去の銀河帝国よりも進歩的なものと評価していた。これはヤンのような天才でなくても、読者の多くが感じるものである。そこを同盟の政策立案・実施者が認識しないことが信じがたい。本作品はラインハルトとヤンという二人の天才を描く作品であるが、二人が天才というよりも周囲が馬鹿過ぎることで相対的に二人が天才に見えることもある。それとも同盟にとってはアスターテなどで多数の同盟軍人を葬ったラインハルトは、帝国の旧勢力以上に許せない存在なのだろうか。 | ||||
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何回今迄読んだことでしょうか? でもやっぱり面白い。 アニメがリメイクされるようですが、以前の出来がよかったのでちょっと心配。 4巻なのでここから読みはじめる人もいないと思いますが、オススメです。 | ||||
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この巻では、ヤンはほとんど活躍しませんが、ものすごく頭が良くて人に好かれるキャラクターであることがしっかりと書き込まれます。 だからこのへんの話は好きです。 この辺のヤンの話で、紅茶好きになった人いるはずです。 今となっては出来すぎのキャラクター二人による物語。 でも、やっぱり優れた物語は読む時期が違うと、違う学びが得られる(これは読者の能力ですけどね)。 いい本だ。 この本読んだら、ちゃんとみんなで話し合って決める民主的な手続きを尊重できるようになるかも。 | ||||
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幼帝が誘拐される。 事実上の支配者である帝国宰相ラインハルトは、そこにフェザーンの策謀を嗅ぎ取り、逆にこの事件を利用した。 ここに、銀河の均衡が崩れようとしている。 その作戦名は、「神々の黄昏(ラグナロック)」。 誘拐された皇帝は廃され、新たに8か月の乳児が新皇帝に擁立される。 ラインハルトは言い放つ。 「私はもうもどれない。私がここで覇道を退いたら、誰が宇宙に統一と秩序を回復する? 自由惑星同盟の身の程知らずや、旧体制の反動家どもに、人類の未来をゆだねるのか」 それにしても、作者の構想力と伏線の張り方は見事だ。 銀河帝国、自由惑星同盟、フェザーンという大局を俯瞰する目。 そして、両陣営で今後起こる物語のための、各登場人物の心理描写、新キャラクターの登場等、数巻もあとに影響するような仕掛けを埋め込んでゆく目配り。 トリューニヒト、オーベルシュタイン、ラング、ルビンスキー、地球教・・・・。 壮大な宇宙を翔ける物語がある一方で、腐臭を放つ地下茎の蠢きをも密に描いてある。 それも、この物語の魅力のひとつなのである。 | ||||
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新帝国軍はいよいよ同盟を駆逐するため、征旅に立つ。その先鋒のミッターマイヤーは回廊を確保する。 意外なことに彼は自らの手で三つの国家の命脈を絶つという珍しい業績を残すことになる。 その一つはゴールデンバウム朝銀河帝国。第2巻で玉璽を奪い、国権をローエングラム朝にもたらす。 二つ目が今回の戦いである。常に権力取り扱う立場にあるのは彼の私心のなさゆえであろう。 そしてそれが、僚友との違いであることもヒルダに見抜かれる。 だが、その小道具とされた亡命政権の面々はとんだ当て馬だ。だが、そこに巻き込まれたメルカッツの心中はどうか。 ラインハルトの宣戦布告をもって亡命政府への慫慂を断ることもできたはず。古い型の武人という人物像とは言え、どうだろう。 ただ、人生の有為転変を象徴するキャラクターとして、当然のことなのだろうか。 あと、今回もユリアンの活躍が光る。よくよく考えると、ヤン・ウェンリーは指揮座にあるとき以外に活躍したことがない。 ユリアンは白兵戦でもドッグファイトでもさらに参謀としても良く結果をだす。出番の多さでは実は主役以上だ。 それは、この物語の帰結にも反映されている。 本巻はラインハルトを皇帝として歓呼で迎える兵士達の歓声で締めくくられる。 一時のローマ帝国では皇帝は兵士の歓呼に推戴され元老院が追認した。それを踏まえた描写だ。 皇帝は議員の談合でも血脈でもない。兵士と民衆の支持で推戴され即位する。その古式に戻ったのがローエングラム朝だ。 歴史の学究だった作者ならではの描写が迫真性を産んでいる。 | ||||
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昔買ったのが古すぎて朽ちてきたので買い直しました。田中芳樹さん、やっぱり良いです! | ||||
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状態はこんな物かなと思う。しかし巻数表示が初期版だったのが、ちょっと・・・! | ||||
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おもしろいという事を聞いたので、購入。読んでいくうちに引き込まれていきました。 | ||||
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三竦み状態だった三国の均衡が一気に壊れそうな予感がされる第4巻です。 若き天才軍師ラインハルトン、彼に率いられ帝国軍の勢いは留まることを知らず、 同盟軍との戦力差は日に日に開くばかり。 その事実を冷静に分析したフェザーンが、同盟軍の切り捨てにかかります。 下準備はすでになされており、後は帝国との交渉を進めるだけ・・・。 フェザーンと帝国、秘密裡に手を組んだ二つの国、 対する同盟軍は、目の前の利益しか見えておらず、 自分が崖っぷちに立たされていることに全く気づいていません。 もちろん、ヤンは何が進行しているのか感づいているのですが、彼の意見が上に通るわけもなく、 それどころか、彼の権力が強くなるのを恐れた幹部たちにより、彼を孤立させる計画が進んでいます。 独裁国家でありながら、民衆の自由と平等を守る、理想的な国になりつつある帝国、 民主主義を謳いながら、権力者のための腐敗した国になりつつある同盟国。 何が良いのか、何が悪いのか、分からなくなって不安になります。 ・・ヤン、頑張って。 大きな転換の予兆のような第4巻です。 | ||||
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たくさんの我々世代の人間が10代の頃に読んだ銀河英雄伝説。それがオリジナルが絶版になっていた事を知ってかなりショックでしたが、創元SF文庫さんから再販され喜ばしい限りです。今回息子に読んでもらおうと本屋で探したことからその事実を知りました。こんな名作が簡単に買えないなんてもったいないの一言に尽きます。4作目は5作目へ続く橋渡し的な位置付けにあり、艦隊戦など高揚感があるシーンが少ないことが星4つの理由ですが、その分政治や人間性・思想的な部分に焦点があてられ考えさせる1冊となっており、またいよいよ決戦を迎えるであろう5作目が早く読みたくなります。初版の頃は次の1冊が読みたくてもまだ出ていませんでしたので、一気に読める今の世代が羨ましく、もっともっと若い方に読んで頂きたいシリーズです。 | ||||
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ヤンが可哀想だよぉ(ノ△T) 無能で現場に出て来ない上司に、駒として扱われるヤン…。 どんなに理不尽でも逆らえない命令…。 皇帝を否定している同盟軍が、亡命してきた皇帝に味方し、ラインハルトを共通の敵にすることになります。 本末転倒。 『絶対的な善と完全な悪が存在する、という考えは、おそらく人間の精神をかぎりなく荒廃させるだろう。 自分が善であり、対立者が悪だとみなしたとき、そこには協調も思いやりも生まれない。 自分を優越化し、相手を敗北させ支配しようとする欲望が正当化されるだけだ。』 『人間は、自分が悪であるという認識に耐えられるほど強くはない。 人間が最も強く、最も残酷に、最も無慈悲になりうるのは、自分の正しさを確信したときだ。』 両方とも、ヤンの思考です。 全くその通りで、現在の情勢にまんま当てはまるので、愕然としました。 そういう心理でこうなるのか。 単純なことで、たくさんの命が犠牲になるのか。 | ||||
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面白いのですが、ヤンの出番が少ないので星は4つ。(ヤンのファンなので。)帝国、同盟、フェザーンの勢力バランスが崩れ同盟は危機に。ヤンの深い洞察も無能な指導者の下では活かされません。馬鹿な上司の下でストレスをためているサラリーマンなら共感できるでしょう。 | ||||
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