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刑罰0号
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刑罰0号の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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西條奈加さんが好きで、図書館で適当にある本を借りて読んでますが。 この本はちょっと毛色が違う。 優しさは同じですが。 私的にはあまり好きではなかったです。 死刑の代わりに刑罰0号を使うという内容で、脳に直接働きかけて実体験のようになる、みたいな感じで。 それを使って、世界中に原水爆を落とす(落とした時と同じ経験をする)、というのがグラウンドゼロという作戦で、アメリカはそれを止めようとして、開発者の博士の妹家族を順番に殺そうとするけど、ちょっとそこはムカついた。 いやいや、自分ら広島と長崎に実験的に落としてるやん、落とされてもしゃあないやろ、どんだけ自分勝手やねん、って思ってしまいました。 変なレビューになってしまいました。 すみません。 | ||||
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6編の連作集。最初の掲載が2008年で、続編がその6年後ですから随分と間が空いています。しかし、死刑に代わる罰として、罪を犯した者に被害者の味わった苦しみを追体験させるという刑罰0号が運用されるという発想は、確かに短編で終わらせるのは勿体ない気がします。 当初は物語はこのシステムの不正使用により追放された開発者の後継者達と、最初の被験者の若者を中心に進みます。そのうち刑罰というより記憶・経験に話が移り、更には世界を巻き込んだ予想外の展開になります。タイトルからミステリーを想像しますが、全く違うテイストです。 | ||||
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正直、初っ端の「被爆50年後の大腸がん」は因果関係を求めるなよ。と、思った。ナチュラルに「そりゃ50年もいきてりゃ何かの病位発症するよ」と思ってしまう。「運動」系も敬遠する。世代が変わって後まで「謝罪」を求める姿勢が「七代先まで祟ってやる」に等しく思えて。講演の度にきっちり「涙を流して嘆いて見せる」のが「芸」域に達してる人が多すぎるからなあ。みたいな。 しかし、やはり西條氏は「上手い!」。軽快に読ませるのに「思うトコロのモノ」が随所にあり、つい、文字を追いながら「そらなあ。こっちから見りゃ『我ながら出来の良い子』だろうが、相手から見りゃ『瑕疵のある人』に思えるよなあ。『後遺症』は認めて貰いたいけど、『子に瑕疵はない』と思いたいのも相反するもんで…」とか、これまた随所で思索が広がってしまい、がつがつと話の先を求めているのに、読み進むのに時間がかかった。 楽しく面白く読みました。 | ||||
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