聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えたの評価:

3.36/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点3.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21〜36 2/2ページ
No.16
(4pt)

まるで数学の証明のようだ

前作同様に、他の探偵役が提示する推理をウエオロが否定していくというスタイル。ウエオロが目指すのは奇蹟の証明なので、他の探偵役たちの推理を否定するには明らかな矛盾を指摘する必要があるという点に注意が必要。つまり、「普通の人はそんなことしない」とか「起こる確率がとても低い」という理由で推理を否定することはできなくて、その推理が「絶対に」成り立たないことを示さないといけない。しかもそれをすべての容疑者に対して示さないといけない。
ただ、その意味では、今作は否定の論拠に登場人物たちの意図が用いられているのはロジックとしてちょっと弱いのかな、と。前作の方が、より固いロジックで探偵役たちの推理を否定していたような気がします。
網羅的に可能性を検証していくので、まるで数学の場合分けの証明のような感じで推理が展開します。読んでいてやや退屈なのは否めないので、探偵自ら推理の説明は読み飛ばしていいなんて言っちゃいます。そんな推理ものは初めて見た。実際読み飛ばしたし(笑) 作者には、こういうロジック重視の作品作りはぜひ今後も続けてほしいと思います。
魅力的で個性的なキャラクターと、作者の膨大な知識量をうかがわせるエピソードの数々は健在で、キャラ中心で読んでも十分面白い作品だと思います。。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.15
(4pt)

まるで数学の証明のようだ

前作同様に、他の探偵役が提示する推理をウエオロが否定していくというスタイル。ウエオロが目指すのは奇蹟の証明なので、他の探偵役たちの推理を否定するには明らかな矛盾を指摘する必要があるという点に注意が必要。つまり、「普通の人はそんなことしない」とか「起こる確率がとても低い」という理由で推理を否定することはできなくて、その推理が「絶対に」成り立たないことを示さないといけない。しかもそれをすべての容疑者に対して示さないといけない。
ただ、その意味では、今作は否定の論拠に登場人物たちの意図が用いられているのはロジックとしてちょっと弱いのかな、と。前作の方が、より固いロジックで探偵役たちの推理を否定していたような気がします。
網羅的に可能性を検証していくので、まるで数学の場合分けの証明のような感じで推理が展開します。読んでいてやや退屈なのは否めないので、探偵自ら推理の説明は読み飛ばしていいなんて言っちゃいます。そんな推理ものは初めて見た。実際読み飛ばしたし(笑) 作者には、こういうロジック重視の作品作りはぜひ今後も続けてほしいと思います。
魅力的で個性的なキャラクターと、作者の膨大な知識量をうかがわせるエピソードの数々は健在で、キャラ中心で読んでも十分面白い作品だと思います。。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)より
406511943X
No.14
(3pt)

論理学演習としてのアンチミステリ

盃を回し飲みした8人と犬1頭のうち,3人と犬が毒殺された.
この不可能犯罪はトリックなのか奇跡なのか?!

前作では不可能というより困難な殺人に,3つの奇想天外な推理を提示し,
それを次々と否定していくというスタイルだったが,
今回は想定される犯人すべてをしらみ潰しに否定するという展開である.
「恋と禁忌の述語論理」の応用編といったところか.

アリバイ的に不可能,動機から矛盾など否定の理由は様々だが,
ここまでやられると,もはやアンチミステリも行き着くところまで行ったという印象を受ける.
謎ときがあまりにも説明的で文章だけで理解するのは困難だが,
こういうロジックが好きな人にはたまらない1冊かもしれない.
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)より
406511943X
No.13
(3pt)

論理学演習としてのアンチミステリ

盃を回し飲みした8人と犬1頭のうち,3人と犬が毒殺された.
この不可能犯罪はトリックなのか奇跡なのか?!

前作では不可能というより困難な殺人に,3つの奇想天外な推理を提示し,
それを次々と否定していくというスタイルだったが,
今回は想定される犯人すべてをしらみ潰しに否定するという展開である.
「恋と禁忌の述語論理」の応用編といったところか.

アリバイ的に不可能,動機から矛盾など否定の理由は様々だが,
ここまでやられると,もはやアンチミステリも行き着くところまで行ったという印象を受ける.
謎ときがあまりにも説明的で文章だけで理解するのは困難だが,
こういうロジックが好きな人にはたまらない1冊かもしれない.
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.12
(5pt)

【ネタバレ無し】なぜ、ミステリランキングで1位になったか、読んで理解できた

これは力作。時系列を用いての、本格的な論理パズル式の犯人当て。
論理的思考とワーキングメモリをフルに求められる理系ミステリと言ってもいいかもしれない。
考えるのが苦手な人は頭が痛くなること必至。

古典的ミステリである「毒入りチョコレート事件」を彷彿させる、推理合戦も序盤に出てくるので、
それで頭慣らしは出来る。

しかし徐々に、様相は「悪魔の証明」に変わっていく。
可能性の証明ではなく、不可能の証明によって反証していく推理合戦になる。
段々、頭が痛くなってくる(笑)

・その人物が現場に居なかったために実行不可能、という物理的不可能性
・罪を擦り付けるためには、その証言は矛盾しているという心理的な矛盾性
そういった論理的な思考をフルに使い、時系列データを活用して推理していく・・・。
もうガッツリ、純度100%の本格推理じゃないでしょうか。

舞台背景や登場人物のキャラのせいで、トリッキーな新世代の飛び道具使いまくりなミステリかと
思われてしまうかも知れませんが、全くそのようなことはありません。
確かに登場人物のセリフとかは、若者向けではありますが。
逆を言えば、考えること無しに刺激を求め、アクロバティックで斬新さだけを求める読者には、
堅実な王道ミステリのような本書はまったく向いてないので買わない方がいいですよ。

久々にミステリ小説を読んだ!という気にさせられた素晴らしい逸品。
文句なし5つ星。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.11
(4pt)

一つの謎を延々と解明していく話しだが、面白い

普通の作品だと面白くなさそうだが、この作者の場合面白く読める。登場人物のキャラが面白いのかも。前作も同じようなタイプの作品だったが、こちらの方がよりよいと思う。文春のベスト10にも入っていたし。

第一刷
9ページ 10行目 むりくり→むりやり
263ページ 死別なので離婚歴はつかない。結婚歴がつくというべき。
264ページ 俵屋家からの遺産とありますが、この場合花嫁が受け取れるのは夫の個人の財産の3分の2のみで、夫の父親の遺産は全く相続できない場合です。二人が同時に死亡したと推定されるので。俵屋家からの遺産という言い方はややおかしい。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.10
(4pt)

シリーズ2作目

メフィスト賞作家の井上真偽氏によるその可能性はすでに考えたのシリーズ2作目である。
前作は本格ミステリ系ランキングで高く評価されたようだが、個人的にはデビュー作の恋と禁忌の述語論理の方が好みで、イマイチその非日常的な世界観に乗り切れなかったのだが、本作はフォーマットはその可能性はすでに考えただが、取り上げる事件は前作の奇想天外なものではなく、日常の結婚式での毒殺というオーソドックスなものになっていて、デビュー作の恋と禁忌の述語論理のテイストも戻ってきていて、取っ付き易くなった印象だ。
3部構成で1部は多重解決で押し、2部で前作のような非日常の世界観で展開し、最後の3章で本格ミステリらしく落ちるという構成だ。
個人的には前作の路線の2部がイマイチ乗り切れないのだが、1部のオーソドックスな多重解決志向はかなり楽しめた。
後半の論理はもう読んでいても否定論拠やら正直よく分からなくなってくるのだが、3部でちゃんと本格ミステリらしく決着は着くので訳が分からなくなるという事ではない。
前作の方が良かったという意見が多いが、個人的には本作の方が前作よりは楽しめた。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.9
(5pt)

横溝正史+笠井潔かな?

楽しく読みました。
横溝正史ふうの舞台に、サブカルチャーなキャラクターが大集合!これだけでも相当楽しいのですが、その後に続く不毛な推理合戦!お銚子と杯で延々議論するのに笠井潔さんの「青銅の悲劇」を連想したのは私だけでしょうか?その後、更に弾けた展開に!楽し過ぎます。ぜひ映像化して欲しいです。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)より
406511943X
No.8
(5pt)

横溝正史+笠井潔かな?

楽しく読みました。
横溝正史ふうの舞台に、サブカルチャーなキャラクターが大集合!これだけでも相当楽しいのですが、その後に続く不毛な推理合戦!お銚子と杯で延々議論するのに笠井潔さんの「青銅の悲劇」を連想したのは私だけでしょうか?その後、更に弾けた展開に!楽し過ぎます。ぜひ映像化して欲しいです。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.7
(2pt)

名前が難読なんですよね

キラキラネームが増えてくるのは、現実にもあるので仕方ないとも思うんですが、家族のパワーバランス的に、父親が名付けてると思われるのに、こんな名前考えるかと。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.6
(1pt)

凡人が必死に天才ぶろうとして書いた凡作

小説っていうかラノベ?
西尾維新っぽい

キャラの性格や発想は面白いが中身が追いついてない
かなり薄い

サムネだと見えないが実物はキラカードみたいで、ブックデザインがヒデェ…
目にドクだし見づらいし、同じ装丁に多作品紹介まであるが、これも見にくい
何考えてんだ、一体

いやキラカードはカッコイイからイイんだが。だがこのブックデザインは最低で、ダメダメなんだ
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.5
(1pt)

ただの凡作

小説っていうかラノベ?
西尾維新っぽい

キャラの性格や発想は面白いが中身が追いついてない
かなり薄い

サムネだと見えないが実物はキラカードみたいで、ブックデザインがヒデェ…
目にドクだし見づらいし、同じ装丁に多作品紹介まであるが、これも見にくい
何考えてんだ、一体

いやキラカードはカッコイイからイイんだが。だがこのブックデザインは最低で、ダメダメなんだ
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.4
(2pt)

冗長かつ荒唐無稽

ロジックは複雑すぎて冗長、ストーリーは荒唐無稽であまりに漫画チックである。
そもそも、真相に無理筋がある。★1つでもいい程度だが、作者の努力を評価して2つとする。
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4062990792
No.3
(4pt)

後半の証明が面倒くさい

「矛盾する」が続く反証パートは現代文学ばりに退屈。切り口は相変わらず面白いので、もう少しリーダビリティが欲しかった。しかし前作以上に共感や同情できる人物がおらず、ゲームのように殺人談義とゲーム的展開が進むのに全く違和感がないのは流石。それにこんなにひどい話のわりに、読後感が良いのも不思議な魅力である。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)より
406511943X
No.2
(4pt)

後半の証明が面倒くさい

「矛盾する」が続く反証パートは現代文学ばりに退屈。切り口は相変わらず面白いので、もう少しリーダビリティが欲しかった。しかし前作以上に共感や同情できる人物がおらず、ゲームのように殺人談義とゲーム的展開が進むのに全く違和感がないのは流石。それにこんなにひどい話のわりに、読後感が良いのも不思議な魅力である。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792
No.1
(2pt)

残念

前作は、驚異的に面白かったので、本作を本屋で見つけてすぐ購入。読み始めるも、なかなかページが進まず、やっと読了。はっきり言って、面白くない。前作は、評価が分かれているが、わたし的には、最高の新本格。何といっても、冒頭から魅力的な謎があった。そして、圧倒的にバカバカしい、映像的にも抱腹絶倒的にくだらない(褒めてます)トリック。奇跡が存在する証明という、オリジナリティ。しかし、本作は、毒殺という点からして地味。相変わらず、ものすごい緻密な推理があるが、それは、アクロバティックな、痛快な、トリックがあればこそ、読むに耐える。いくら、ミステリ好きとはいえ、煩雑な細かすぎる推理は、「どうでもよい」。ちなみに、新本格ファンは、作中の見取り図、系図の類は大好きで、最初にペラペラと見てしまう。本作は、要注意! トリックが、挿絵で堂々と書いてある! それもまた、興ざめ。前作の何が面白かったのか、著者自身が良く検討すべき。緻密な推理にあらず、動的、視覚的、大胆、バカバカしい、トリックだったと思いますよ。
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)より
4062990792