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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた
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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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結論としては、犯人など作者の都合で如何様にでも設定できるという事かと。 反論が起きるであろうところの布石を丁寧に打っているのは作者だからできる後出しの対策。第二部への展開が以外だったのでエンタメとしては楽しめたし。でも「小説」じゃないよなあ。 トリックの出し惜しみないオンパレードに不安を覚えた読者もいるみたいだけど、可能性として考えられる範疇だから問題はないと思いますよ。 | ||||
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同著者の「恋と禁忌の述語論理」および「その可能性はすでに考えた」に続き、大いに期待しながら読んだ。結論から言うと「恋と…」が100点、「その可能性は…」が80点なら、本作は65点辺りというのが率直な感想である。事件に用いられたトリック説がいくつも提示され、探偵がひとつずつ切り崩しながら最後に真相にたどり着くという構成は前作と同様。だが、「微に入り細に入る」解説が長々と続き、とにかく疲れる。何というか、スカッとした驚きに欠けるのである。また最後の真相においては、それまで登場しなかった人物が絡んでいたことが判明するなど、ズッコケ感すら感じた。ただ、登場するキャラは相変わらずみな魅力的だし、第1部と第2部の場面転換も意外性たっぷりで、楽しめる部分も多く嫌いではない。次作「探偵が早すぎる」も購入済みなので、期待している。 | ||||
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2016年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 シリーズ第2弾。今回も長編ミステリで、結婚式での毒殺事件を扱っている。 例によって推理合戦となり、そこにとんでもない秘密が組み込まれており、ハラハラしながら読み進めることになる。 途中の推理はアクロバティックで華麗。 最後の真相をどうとらえるかが、評価の分かれ目か。 | ||||
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この本はシリーズ物の続編なので、主要登場人物の背景や個性などは既知のものとして描かれているので非常に分かりにくい。主要登場人物の見た目や能力がいかにもアニメという感じで、作中でも某アニメキャラのパロディを盛り込んでいたりして(ドラマにすると多分安っぽくて見ていられないと思う。)映像化狙ってるなというのがありありと感じられる。また、登場人物の数もかなりな数になるのだが、話が進むにつれて殺されたり、現場からいなくなったりしていないのに「用済み」とばかりにどんどん描かれなくなっていく。推理の展開も数学の証明問題のように複雑な展開をしているし、驚いたのが小説なのに「表」がいくつも現れることだ。本来、推理小説であれミステリー小説であれ、推理や時系列をいかに文章にするかが肝であると思っているのでいきなり表を使うのは邪道だと思う(また文庫本サイズだと字が小さくて見難い)。とにかく読むのが苦痛で読み終わってもミステリー小説や推理小説の読後感のカタルシスが感じられなかった。 | ||||
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他シリーズでも出てきている、主人公的な異彩を放つ探偵が漫画の主人公的な感じで面白い。 いまか今かと登場を待ち望んでしまう。 ストーリーも面白くはあるがこじつけもあるのでは?と思うが、キャラクターの個性が強いので、漫画やアニメ感覚で楽しめる。 | ||||
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前作【その可能性は・・】の著者の論理展開に慣れてしまえば楽に読める。 唯、奇蹟の存在の証明のために必要な事件(というか命題)と可能性の検証 との絡みがやや薄弱。 そのために多くの苦言が呈されているのではないか。 前作ではフーリンという中国人大女が、適度な緊張感を醸し出していたが 今回は出番が少ない。 著者名、真と偽。いかにも論理学だ。 著書、よく考えられてはいるが同じ論理構成ではそろそろ飽きてきた。 新作を期待したい。 | ||||
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『特選どんでん返し』で井上真偽氏を知り、『その可能性はすでに考えた』を購入。 神作品だったので、続編の本作を購入した。 結論面白かったし、相変わらず知識量とサービス精神が桁違いに豊富。 エンタテイメントとミステリとロジックゲームが融合している。 が、一作目に比べると、二作目はやや胃もたれがした。 おいしいけど、推理的にもエンタテイメント的にもお腹いっぱいすぎるという。 なので星4つにした。 そして、大きなお世話かもしれないが、 井上真偽先生のせいで、推理小説界にトリックのデフレ(メイントリックとしてはインフレ)が起こってしまわないだろうか。 第一の仮説はまあ噛ませ犬、捨てトリックとして、第二の仮説は名探偵コナンの1事件としては全然成立しそう。 第三の仮説など、我孫子武丸先生、綾辻行人先生の短編とかでも通用しそうな、どんでん返しでもあり納得できるトリック。 第四第五はやや乱暴だが、これも何かには使えそう。 第六の仮説素晴らしい。これで終わっても全然納得だった。 第七の仮説も想像の斜め上をいく。素晴らしい。 第八の仮説はめちゃめちゃ強引だが大トリック。これで大団円でも全然いい。 そして色々調べたり、知識があるのがよくわかる。 そしてこれらを前フリとして、 出てくる本当の真実。 お腹いっぱい。 ひたすらネタ出しして、 それに自らダメ出ししているような…。 しかも講釈にならずにエンタテイメントで面白い。 こんな作り方を毎回されては他の推理小説家は本当に大変だと思った。 だけど、おなかいっぱい。半分でよかった。 | ||||
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映像化したらキャラが際立っているので、おもしろいかも。個人的には推理が複雑で良くわからない。 | ||||
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投入されたロジックのひねり方にもはや感心・感動を通り越してあきれるしかない。よくここまで入り組んだパズルを組み上げられたものだ。前作とちがって今作は黒社会のキャラも十全に使いこなしており、犬の死の真相が明らかになる場面は鮮やかの一言。 | ||||
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「奇跡」の証明を目指す青髪の探偵、上苙丞(ウエオロジョウ)が殺人事件の謎に迫るミステリ小説… と聞くと、何やらキャラありきのライトミステリと思いきや、かなり作り込まれた作品でした。 仮説(トリック)反証を繰り返すスタイルは、ミステリとしては新しく、一冊にここまでネタを詰め込むかと感心させられました。 ただ、その反面、状況設定が細かいのと一つ一つの論証が若干浅く、全体としてのテーマはすごく良いのですが、まだまだ深める余地ありで、このスタイルに挑む著者の今後の作品は大いに気になるところです! このあたりの課題感は著者も十分理解しているようで、その完璧さを達成できない心情をウエオロジョウに照らしているのかなとも思いました。 本書読もうとされるなら、ぜひ、前作の「その可能性はすでに考えた」からどうぞ。 | ||||
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前作同様に、他の探偵役が提示する推理をウエオロが否定していくというスタイル。ウエオロが目指すのは奇蹟の証明なので、他の探偵役たちの推理を否定するには明らかな矛盾を指摘する必要があるという点に注意が必要。つまり、「普通の人はそんなことしない」とか「起こる確率がとても低い」という理由で推理を否定することはできなくて、その推理が「絶対に」成り立たないことを示さないといけない。しかもそれをすべての容疑者に対して示さないといけない。 ただ、その意味では、今作は否定の論拠に登場人物たちの意図が用いられているのはロジックとしてちょっと弱いのかな、と。前作の方が、より固いロジックで探偵役たちの推理を否定していたような気がします。 網羅的に可能性を検証していくので、まるで数学の場合分けの証明のような感じで推理が展開します。読んでいてやや退屈なのは否めないので、探偵自ら推理の説明は読み飛ばしていいなんて言っちゃいます。そんな推理ものは初めて見た。実際読み飛ばしたし(笑) 作者には、こういうロジック重視の作品作りはぜひ今後も続けてほしいと思います。 魅力的で個性的なキャラクターと、作者の膨大な知識量をうかがわせるエピソードの数々は健在で、キャラ中心で読んでも十分面白い作品だと思います。。 | ||||
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盃を回し飲みした8人と犬1頭のうち,3人と犬が毒殺された. この不可能犯罪はトリックなのか奇跡なのか?! 前作では不可能というより困難な殺人に,3つの奇想天外な推理を提示し, それを次々と否定していくというスタイルだったが, 今回は想定される犯人すべてをしらみ潰しに否定するという展開である. 「恋と禁忌の述語論理」の応用編といったところか. アリバイ的に不可能,動機から矛盾など否定の理由は様々だが, ここまでやられると,もはやアンチミステリも行き着くところまで行ったという印象を受ける. 謎ときがあまりにも説明的で文章だけで理解するのは困難だが, こういうロジックが好きな人にはたまらない1冊かもしれない. | ||||
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これは力作。時系列を用いての、本格的な論理パズル式の犯人当て。 論理的思考とワーキングメモリをフルに求められる理系ミステリと言ってもいいかもしれない。 考えるのが苦手な人は頭が痛くなること必至。 古典的ミステリである「毒入りチョコレート事件」を彷彿させる、推理合戦も序盤に出てくるので、 それで頭慣らしは出来る。 しかし徐々に、様相は「悪魔の証明」に変わっていく。 可能性の証明ではなく、不可能の証明によって反証していく推理合戦になる。 段々、頭が痛くなってくる(笑) ・その人物が現場に居なかったために実行不可能、という物理的不可能性 ・罪を擦り付けるためには、その証言は矛盾しているという心理的な矛盾性 そういった論理的な思考をフルに使い、時系列データを活用して推理していく・・・。 もうガッツリ、純度100%の本格推理じゃないでしょうか。 舞台背景や登場人物のキャラのせいで、トリッキーな新世代の飛び道具使いまくりなミステリかと 思われてしまうかも知れませんが、全くそのようなことはありません。 確かに登場人物のセリフとかは、若者向けではありますが。 逆を言えば、考えること無しに刺激を求め、アクロバティックで斬新さだけを求める読者には、 堅実な王道ミステリのような本書はまったく向いてないので買わない方がいいですよ。 久々にミステリ小説を読んだ!という気にさせられた素晴らしい逸品。 文句なし5つ星。 | ||||
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普通の作品だと面白くなさそうだが、この作者の場合面白く読める。登場人物のキャラが面白いのかも。前作も同じようなタイプの作品だったが、こちらの方がよりよいと思う。文春のベスト10にも入っていたし。 第一刷 9ページ 10行目 むりくり→むりやり 263ページ 死別なので離婚歴はつかない。結婚歴がつくというべき。 264ページ 俵屋家からの遺産とありますが、この場合花嫁が受け取れるのは夫の個人の財産の3分の2のみで、夫の父親の遺産は全く相続できない場合です。二人が同時に死亡したと推定されるので。俵屋家からの遺産という言い方はややおかしい。 | ||||
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メフィスト賞作家の井上真偽氏によるその可能性はすでに考えたのシリーズ2作目である。 前作は本格ミステリ系ランキングで高く評価されたようだが、個人的にはデビュー作の恋と禁忌の述語論理の方が好みで、イマイチその非日常的な世界観に乗り切れなかったのだが、本作はフォーマットはその可能性はすでに考えただが、取り上げる事件は前作の奇想天外なものではなく、日常の結婚式での毒殺というオーソドックスなものになっていて、デビュー作の恋と禁忌の述語論理のテイストも戻ってきていて、取っ付き易くなった印象だ。 3部構成で1部は多重解決で押し、2部で前作のような非日常の世界観で展開し、最後の3章で本格ミステリらしく落ちるという構成だ。 個人的には前作の路線の2部がイマイチ乗り切れないのだが、1部のオーソドックスな多重解決志向はかなり楽しめた。 後半の論理はもう読んでいても否定論拠やら正直よく分からなくなってくるのだが、3部でちゃんと本格ミステリらしく決着は着くので訳が分からなくなるという事ではない。 前作の方が良かったという意見が多いが、個人的には本作の方が前作よりは楽しめた。 | ||||
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楽しく読みました。 横溝正史ふうの舞台に、サブカルチャーなキャラクターが大集合!これだけでも相当楽しいのですが、その後に続く不毛な推理合戦!お銚子と杯で延々議論するのに笠井潔さんの「青銅の悲劇」を連想したのは私だけでしょうか?その後、更に弾けた展開に!楽し過ぎます。ぜひ映像化して欲しいです。 | ||||
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キラキラネームが増えてくるのは、現実にもあるので仕方ないとも思うんですが、家族のパワーバランス的に、父親が名付けてると思われるのに、こんな名前考えるかと。 | ||||
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ロジックは複雑すぎて冗長、ストーリーは荒唐無稽であまりに漫画チックである。 そもそも、真相に無理筋がある。★1つでもいい程度だが、作者の努力を評価して2つとする。 | ||||
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小説っていうかラノベ? 西尾維新っぽい キャラの性格や発想は面白いが中身が追いついてない かなり薄い サムネだと見えないが実物はキラカードみたいで、ブックデザインがヒデェ… 目にドクだし見づらいし、同じ装丁に多作品紹介まであるが、これも見にくい 何考えてんだ、一体 いやキラカードはカッコイイからイイんだが。だがこのブックデザインは最低で、ダメダメなんだ | ||||
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小説っていうかラノベ? 西尾維新っぽい キャラの性格や発想は面白いが中身が追いついてない かなり薄い サムネだと見えないが実物はキラカードみたいで、ブックデザインがヒデェ… 目にドクだし見づらいし、同じ装丁に多作品紹介まであるが、これも見にくい 何考えてんだ、一体 いやキラカードはカッコイイからイイんだが。だがこのブックデザインは最低で、ダメダメなんだ | ||||
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