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果つる底なき
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果つる底なきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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普通に読書しました。 | ||||
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池井戸潤の小説には銀行内部のことが語られていることが多いです。「陸王」や、「空飛ぶタイヤ」では大手都市銀行が悪役でしたが、本作では銀行員が主人公となり、問題を解決していきます。最初は良く分からなかったこと(少し退屈です)が伏線として後から辻褄があうといった具合で時間を忘れて読めました。 | ||||
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今更ですが、江戸川乱歩賞受賞作品を読み進めているところでこの作品に出会いました。 銀行内部の描写は面白く読ませていただきましたが、主人公の銀行員が殺し屋に襲われる展開には違和感がありました。それに、ハードボイルド作品ばりに元恋人への葛藤が不必要に多いと感じました。 | ||||
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特に可もなく不可もなくという感じです。あくまで池井戸作品のレベルが高いからというのがありますが。 でも面白いですよ。 | ||||
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若干、推理物にしたててるご都合主義的な面はあれど、派手な展開と銀行絡みの展開は、中々面白いです。 とはいえ、やられたー!と言うほどの展開はなく、上手くまとめたなぁという感じです。 | ||||
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池井戸潤の初期の作品ということでさすがに荒さは否めませんが、この隙間を残さない話の作り方は今と通じるものがありますね。本作は江戸川乱歩賞受賞作、いつもの経済小説ではなくミステリー寄りの構成になっているので新鮮でした。舞台は作者お得意の銀行(笑)ミステリー小説とはいえ頭に「金融」がつくので、通常のミステリーとは楽しみ方が違うかもしれません。真相解明のためには金融、経済の知識が必要となってくるので、その方面に明るくない私は解決編を読んでなお理解しきれず、面白かっただけに少し悔しかったです。 もともと人間描写に重きを置くタイプの作者ではありませんが本作はいっそう薄味。登場人物はたくさんいますが個性が乏しいので3~4人くらいしか覚えられませんでした。そのため、ラストで真犯人が明かされ「お前は…○○!」となった時に「○○…誰だっけ?」と主人公と一緒に驚けなかったのが痛かった。ミステリーで一番いいところを…。 総括して☆3。文章は読みやすいし、キャラクター性は薄いもののトリック・ストーリーはそこそこ優秀。よく練られているので、特にツッコミどころはありません。ただ初期作品ということで作りが若干優等生すぎ、読んでいて退屈する場面も多々ありました。全体的な傾向として爆発性やリーダビリティには欠けるので普通に読んで普通に読み終われる、いわゆる普通の作品という印象。 | ||||
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騙す奴が悪いのか、騙される奴が悪いのか? 法に抵触しないならOkではなく、信義則にもとるなかれ。 人は嘘をつくが、数字は嘘をつかない。 見る人間により、異なるグラデーションを奏でる。 人も数字も、見る目を養うには経験が。 色情、金に女に現れる。 女と男が騙しあい。 悪い奴らに、明日はなし。 | ||||
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おそらく池井戸氏は、講談社が江戸川乱歩賞の受賞者を大切に育てることを知っていて、この賞を狙ったのではないでしょうか?鉄の骨や、いわゆる半沢直樹シリーズは非常に面白いのですが、決して同じ人が書いたと思えないぐらい、この作品は記憶に残りません。もともと推理小説を書いて大成しようとは思っていらっしゃらなかったと思います。現在の超売れっ子作家の駆け出しのころの作品として読むには、非常に興味深い本です。 | ||||
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池井戸さんの作品は2作目。 1作目に空飛ぶタイヤを読みました。 その印象が強かったため、少し私の期待とは違っていました。 池井戸さんは闘う男達の群像を描く事に手腕を発揮される方だと思います。 その意味では本作は違っていました。 本作は推理小説であり、始めから推理小説を読むと思って読めば、楽しめました。 ただ、殺人者の動機がイマイチ私にはリアリティーがありませんでした。 | ||||
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1998年の作品で、ところどころに時代を感じます。 池井戸潤さんの作品にしては引き込まれず、読むのに時間がかかりました。 面白くないわけではないけれど、やはり最近の作品のほうが好きです。 | ||||
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珍しく 人が死んだり、格闘シ-ンがあったりします。。 もう少し「平和」に 物事が進むと 池井戸さんらしいですね。。 心理的な葛藤・経済戦争・法的な戦い・・ のようなものを組み合わせてこのような物語を作り上げて欲しいです。 すぐ殺してしまっては、心理が判りません・・・・ | ||||
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二都銀行に勤務する主人公・伊木。 ある日同僚の坂本がアシナガバチによるアナフィラキシーショックで死亡する事件が発生。 しかも坂本が顧客の口座から預金を引き出していたことも発覚する。 不自然な死因と共に、坂本をよく知っていた伊木は不審に思い、生前彼が何をしようとしていたのかを調べ始める…。 というストーリー。 ある会社の倒産とその裏でうごめく金の亡者たち。 最後に明らかになる犯人像にドキドキしましたが、もう少し上手なドンデン返しを期待していただけに個人的にはちょっと残念でした。 | ||||
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著者の初期の作品らしいが、すらすら読めてそこそこ面白いが、物語に深みがない、その点今いちだった。 | ||||
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銀行を舞台にしたミステリで、不可解な友人の死、裏に潜む巨額の金、 なぜか命を狙われる主人公、それに恋愛と、まさに審査員受けしそうな要素を あれこれと盛り込んだ優等生的乱歩賞作品だ 良くも悪くも無難な出来なので、そこまでつまらないということはないが、 とてつもなく盛り上がるということもない まあ乱歩賞を集めてる人には安心して買える作品だろう | ||||
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著者の初期の作品ということで、その後に出版される本に登場する 様々な要素がギュッと詰まった印象です。 やや強引な展開もみられましたがおもしろく読めました。 | ||||
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有能な回収担当の同僚が、外回りの車の中で変死体となって見つかります。 別れ際に「これは貸しだからな」と、得意げに謎の言葉を残していました。 その死の真相を探る話です。 金融用語がたくさんでてきますが、物語の中で自然と理解できます。 事件の背後にある市場経済・産業構造に係る企みの、壮大さ鮮やかさは、知的好奇心を十分に満足してくれました。 とても読みやすかったです。 そして、主人公の銀行員は非常にかっこいいです。 例え閑職に追いやられることがわかっても、組織に、しがらみに迎合せず、自分の価値観で動きます。 そんな生き方は、なかなかできません。なかなか出来ないからこそ憧憬を抱くのでしょうが。 ただ、それだけで十分おもしろく、変死体が出てくる必然性が果たしてあったのかなと思います。 文体は、ハードボイルドを意識している感じです。 時たま、主人公の幼い頃を背景にした心象描写が出てくるのですが、何かとってつけたような印象が残りました。 チャンドラー、原りょうをまた読んでみたくなりました。 | ||||
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今をときめく直木賞作家の作品ということで期待をして読んでみたが、正直イマイチ。 最初に感じたのは、人物が描けていないということ。どこにでもいる会社員ばかりで特徴が無い。 ストーリーも同様に、ありふれた内容。殺人を無闇やたらに増やすことでインパクトを与えようとしているのがみえみえで、不快だった。 「下町ロケット」は未読だが、きっとこの本より数段面白い内容になっていることを期待している。 | ||||
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池井戸さんの作品は大好きなのですが、この作品については行きすぎ感がいなめません。マニアックなまでの銀行描写は相変わらずゾクゾクさせられるのですが、無意味に人が死にすぎですね。 特に後半に出てくるスカイラインの運転手まで死なせることはないかと。恐らく池井戸さんも本意ではなかったのではないでしょうか。賞を取るにはある程度インパクトがないとダメなんでしょう。 どうも低俗小説書きの貴志祐介とだぶってしまったのが悔しいです。 | ||||
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先に「花のバブル組」シリーズや「鉄の骨」といった近作を読んでから読んだ デビュー作だったので、少々粗が目立ってしまい星3つとした。 銀行内部を描いたミステリーとしては当時画期的であったし、筋立ても面白い。 不満な部分は、銀行関係の専門的な事に関しての説明部分が「花のバブル組」 シリーズに比べると分かり辛いというところ。 つまり当時よりも現在の池井戸さんの筆力が格段にアップしているということ になるわけで、これは作家としては理想的な話ではあるのだけれど。 また、この作品のようなハードボイルドタッチの文章よりも、最近のコミカル なタッチの方が好きだ。 きっと今の池井戸さんが書けば、もっと面白い作品に仕上がるのだろうなと思う。 | ||||
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大学生の菜穂と主人公のおっさんとの恋にムリがあるし、半分ぐらいから話に絡みすぎでウザイ。ストーリーは、読んで退屈はしないレベルだとは思うので「スカ」ではないでしょう。しかし、同じ池井戸潤作品なら「空飛ぶタイヤ(上下)」のほうが面白かったと言えるしお勧めです。 | ||||
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