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幽霊塔
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幽霊塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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題名は幽霊塔(時計台)ですが、謎の女性(怪美人)の正体とその女性を巡るメロドラマとういう感じです。舞台がロンドン郊外で登場人物は一人を除いて日本人という奇怪な設定と、当時の漢字遣いで読みにくいのですが、読者を惹きつけるイベントが多く飽きません。結末もいいですよ! | ||||
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キンドルは便利だがどうにも没頭感に欠ける。それで楽しみに読むのは紙の本と決めていた。 本書も何となく黒岩涙香の名前に惹かれて手にしただけ。それがどうだろう。頁を捲るのももどかしいほどの勢いで読み切ってしまった。涙香おそるべし。キンドル侮りがたし。 | ||||
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I picked this Kindle First book on a whim yesterday due to the couple positive reviews. The story took me in and I literally couldn't put it down today until I finished it. This book is not one that will make you feel good by telling you what you already know. | ||||
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"The pace of this book was wonderful, original, and I must say that it significantly increased my vocabulary. There was a small surprise at the ending. The first 30 pages may have lacked a little interest, but once past that point I found that I was compelled to read, read and read to exclusion of other things. Loved it. " I know when I go to sleep tonight, I will have excellent dreams because of this beautiful book. I want everyone to read it. I will say it: this is a book I will reread and often. I can't recommend it enough. | ||||
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Author hooked me and I couldn't stop reading until the end. You won't either. What an amazing book. Intimate. Intricate. But author is geographically challenged A MUST READ! If it is the only book you read this year, or this decade, read this one! READ THIS BOOK! I loved this book. I notice that some of the negative reviews thought the narrative was improbable and they did not like the ending. | ||||
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There are so many quotes in this book that need major snaps. I loved this book! I read through it pretty quickly the first time. Just a very good read. My husband cant stop talking about this book. My turn to read it. | ||||
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I experienced a host of emotions reading this book This is an awesome read... little tough... you might have to go back and re-read some things... but it's good I read it in 2 days, which is unusual for me. I found this approach to be deeply soothing and engaging, in a way that touched me deep in my core. | ||||
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自分も同じ過ちを犯していないか、読んでいてとても怖くなりました。この一作で、この作者のファンになりました。 話を読み返すと、届かない愛の話と時間読めました。 | ||||
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108年前発刊されたものとあって現代の文語との違いも漢字読みも難解なところもあり、初めはなかなか読み進めるのも大変でした。しかし物語の中盤からは純粋にストーリーに流され一気に読み終えてしまいました。何方かが現代語に直して再出版し、より多くの方に楽しんでもらえると良いかと思いました。 | ||||
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原作はA Woman in Grey(1898) という、英国女流作家の作品。 日本では黒岩涙香によって翻訳(翻案)され、人気を博したという。 後に江戸川乱歩が再発見し涙香訳をリライト、それを読んだ宮崎駿がインスピレーションを受けて「カリオストロの城」になったとかならないとか。 (乱歩の幽霊塔には、宮崎駿がイラストを描いたバージョンがある) さらに別のリライトが存在したり、また近年では本作を下敷きにマンガ化もされていたりと、とにかく多方面に影響を与えている。 ところが、この原作が長らく詳細不明で、涙香の研究家たちの間でも謎だったというから驚きである。 涙香が原題を誤って伝えた(あるいは意図的に?)のと、当の作家アリス・M・ウィリアムソンが本国でも半ば忘れられた存在だったせいのようだ。 内容はとにかく面白い。 西洋の作品なので舞台はイギリスやフランスだが、登場人物が日本風になっていたり(丸部道九郎とか松谷秀子とか)、語りや会話が講談調だったりしてて、この絶妙な和洋のミックス感が物語をさらに面白くしている。 また、当時の科学技術の水準で書かれているので、トリックが現代の観点からするとやや突飛な印象を受けるのだが、それもかえって今では新鮮に思える。 むしろ、現代では細かいツッコミが入ってミステリとして成立しないだろうから、その意味でも貴重な本である。 | ||||
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乱歩版の幽霊塔の原作というだけあり、乱歩のものより文体は古風ですが内容が凝っているような感じがしました。 | ||||
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黒岩作「幽霊塔」漢字の読みが独特で、最初読みにくいように思えますが、読み進むと慣れてきます。日本人でありながら、英国人のように扱い、幽霊塔のトリック、登場人物の経歴、そして恋を織り交ぜ、読み応えのある作品でした。 | ||||
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子供の頃に経験した紙芝居のように、毎回毎回、ワクワクドキドキするストーリー展開でした。作者の黒岩涙香は、「レミゼラブル」を「ああ無情」と訳した人という知識だけありましたが、海外の作品を日本人にも理解しやすいように登場人物を和名にしたりといった工夫があり、また、先述のように紙芝居的な構成もあり、最後まで楽しく読めました。 | ||||
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乱歩版はかつて楽しませてもらった記憶があるが、今回黒岩涙香初挑戦。随分読み進めてから舞台が英国のままであることに気づいて仰天した。倫敦へ行ったり伊太利に行ったり明治の日本人にしてはフットワーク軽いなあと思っていたら、何と翻案されてるのは人名だけだったのである(気づくのが遅すぎるって!)。後半には女王陛下の臣下という言葉まで出てくる。英国人が全員日本人名前を持つ異世界なのか、日本人しか棲息していない第十惑星の物語なのか、とにかく面白すぎ。 戦前の乱歩にすら「今の人には読みにくくなったので」とまで言われた(戦後のジュブナイル版代作者の偽コメントだったかも)ほど読みにくくはない。特に登場人物は魅力的。善悪相克する権田弁護士とか、あと、お浦。権高な悪女なんだけど、主人公に、乳母風情の娘が余の許婚者とは・・・とか初っ端から可哀そうな書かれ方をしていて、いきなりポイントアップである。日本の伝統的上流階級では、乳兄弟は軽い存在ではなかったはずだが、あ、ここは英国だったか! | ||||
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ジブリ美術館の時計塔の展示を見て、読みたいなと思っていたらKindle版で無料のものがあったので大変嬉しかったです。 登場人物は日本名ですが、地名は英国のものになっています。 読みやすくわかりやすく、とても面白かったです。 | ||||
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青空文庫収蔵作品。古さは否めないが、涙香独特の「アンダーワールド感」を愉しめる。 | ||||
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先駆者・黒岩涙香の代表作らしいので、読みました。 無条件に、面白いです。 読み始めは、戸惑いました。 舞台がロンドンなのに、人物名が日本人名なので、世界観の理解に戸惑いました。 人物名のところを割り切ってからは、面白くて止められませんでした。 少しの隙間時間でも、読みました。 推理ものというより、冒険ものです。 人間関係や舞台設定が、よくできています。 書かれた時代を考慮すると、凄いことだと思います。 読後感も、爽快です。 原作と、乱歩版も、読んでみたい気分になりました。 | ||||
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明治34年初版発行とのことです。今から約110年以上前の作品ですね。 なんともはやそれだけで三歩下がって土下座状態です。こんな作品が気軽に読めるのはキンドルならではですね。 正直な所、以前本屋で購入していたころは見向きもしないでしょうね。矢張り電子書籍ならではだと思います。 正直、かなり昔の言い回しや漢字など、困惑している部分もありますが矢張り読み甲斐がある。 ストーリーとしては怪談というよりサスペンスだと思うので、そのつもりで読んだ方が良いと思う。 今ようやく半分過ぎのところ最後はどうなるのかな。兎に角読み応えのある本を探しているならオススメです。 ちなみにキンドル版だと無料なので手に入れ易いです。 | ||||
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この前に旧文体の小説を読んでいたので、文章にはすぐ慣れました。 慣れると、章が短く区切られているので、かなり長編ですが、 展開が気になり、ぐいぐい読むことができました。 内容は今でも十分通用するミステリーだと思います。 終わり方も良かったです。 長編なので、読み切ったという思いが気持ち良いです。 | ||||
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古き良き時代の冒険推理ロマン──とでも形容すればよいのでしょうか。 1898年の英国の小説「灰色の女」を1899年(明治32年)に翻案したものだそうですが、その面白さに江戸川乱歩が、本作品を更に翻案し、同じ題名の「幽霊塔」を書いたとのことです。 内容は、幽霊塔と称される建物を買い受けた叔父の依頼で、検分に訪れた甥の丸部道九郎が、建物を巡る奇怪な事件に巻き込まれ、隠された財宝を探し当てていくというもの。 時計塔の迷路の秘密、財宝のありかを示す暗号の謎、首無し死体の発見と、道具立ては豊富です。 時代的には、名探偵ホームズシリーズが書かれていた頃なので、推理小説の草分け的な存在の小説であると考えられます。 今回の読書では面白い体験をしました。 明治時代に書かれたものなので、改行が少ないのは、致し方ないとしても、やたら、漢語が多い。 「愈々(いよいよ)」や「夫れ(それ)」ならばともかく、「頓て(やがて)」などは、とてもルビなしには、読めませんでした。 しかも、そうしたルビは一番最初にしか振られていないので、次にその漢語が出てくると、読めなくなってしまい──ただし、そこはキンドル本。 辞書機能に助けられ、次第に、現代ではあまり使われない漢語にも慣れていきました。 そのようにして読み慣れてくると、これが、テンポの良い日本語の文章なのです。 物語り──という言葉がピッタリで、黒岩涙香が語り部として、このどこかおどろおどろしい作品を読み聞かせてくれるのです。 惜しむらくは、内容的に、初期の推理小説ということで、「何度も使われた題材」という感じが拭えなかったことでしょう。 ミステリ的な驚きというものは、ありませんでした。 しかし、なんといっても、江戸川乱歩が代表作「幽霊塔」を書くきっかけとなった小説。 21世紀の現代人が読んでも、小説本来の面白さは感じ取れると思います。 特に、結末の後味の良さは強く心に残る作品なのではないでしょうか。 | ||||
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