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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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面白かったですが、浅くてオチが想像できてしまった。 良くできた話だと思います。 自分の好みとは少し違うかなぁと思いました。 | ||||
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伊坂さんの作品は重力ピエロ好きですが、本作はずっと避けてました。あまり理由はありません。今回はキンドル購入記念に読んでみました。彼の作品に共通しているのは、暴力のきわどい肯定と、アウトロー的な解決。その源流がこの作品にあるように感じました。文体は最初に読んだ他の作品の時に感じた軽い違和感、やはりありました。本のタイトルとストーリーの展開は、良く納得できました。伊坂作品が好きな方は楽しめると思います。哲学的な世界観の深さがないのが特徴ともいえるかも知れません。 | ||||
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伊坂さんの作品の中では カジュアルな気がします。 (タイトルを見た時 村上春樹さんの「パン屋再襲撃」を連想しました。) もちろん きりっとしまった芯が通っているのですけれど。 ディラン(伊坂さんの作品にはMusicが必ず出てくる)と もっと取り締まってほしい 弱い動物達の命を奪う奴らを もう少しだけ 際立たせては欲しかったです。 それでも 伊坂さん大好きです。 | ||||
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上京してきて住み始めたアパートで変な尻尾の黒猫に会った。 次にあったのは長身の美青年。 その彼は唐突に一つの提案を持ちかける。 「一緒に本屋を襲わないか?」 長身の美青年・河崎を中心に、現在と2年前の物語が交互に展開される。 現在の物語は2年前の物語にリンクしているようで、ぼんやりとしていて。 一方で2年前の物語は胡乱で、物騒で、河崎と元彼女の琴美、ブータン人のドルジは自身の思惑にもなく巻き込まれてしまう。 ……ミステリのトリックとしては決して珍しいものではありません。 が、トリックそのものよりも2年前の出来事と現在の出来事を交互に読んでいることで、現在の物語の視点である「椎名」に起こっているが少しずつパズルのピースがはまっていくようなすっきりとした気持ちを呼び起こさせる小説です。 映画の方も見たくなりました。 | ||||
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どんでん返し、意外な結末。 という点では大変面白い小説だったと思う。 文章も上手く読みやすい。 しかし、年代的にも村上春樹の影響を受けたのかなあと 思わせる。 広辞苑を盗みに本屋へ強盗に押し入るという設定は (ネタバレになるので後は書きませんが) 村上春樹のパン屋へ押し入る「パン屋再襲撃」を思いださせる。 ボブ・デュラン・神様を閉じ込める、などといったキーワード。 重い言葉をわざと軽妙に語ってみせる点など。 話は純粋に面白いし、よくできた話だと思う。 もっと伊坂さんらしさが出ていれば☆5つでした。 | ||||
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以前映画を見て面白かったのを思い出したので、読んでみた。 「映画を見た」といってもかなり前なので、うろ覚えだっらのでほとんど初めて読んだといってもいいのだけど、オチと一番驚くべきであろう真実については覚えていたので、読んでいてもあまりワクワク感はなかった。 ためになるようなこともあまり、強いて言えばブータンの死生観についてくらいだった。 別につまらなかったわけではないので購読を勧めないわけではない。 ただ人それぞれだけど、自分と同じような性格の人もいるだろうから、映画を見た人にはあまりお勧めはしない。 | ||||
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とにかく読んでいて、気持が悪い。 早く終わってと思いながら それでも最後まで読んでしまった。 離れられない魅力はある。 気もワルイイ? それは 個性のある人物像が描かれていて その結末を知りたいからかな。 ただ セリフの言い回しが 洒落ていない(洒落ているようにしているのに) そこが残念。 | ||||
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初めて伊坂さんの本を読みました。 とても読みやすく、また中盤以降はぐいぐい話に引き込まれました。 「ブータン」がほんとに上手く使われてますし、また伏線が次々と回収されていくのは読んでて爽快な気持ちになるほどでした。 ただ、動物の虐待という要素が、私には非常に読んでて辛く、読後も胸に残るほどでした。 作品としては面白く読めますが、猫が好きな方や残虐なシーンが苦手な方は、注意した方がいいと思います。 | ||||
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ドジル、河崎、琴美の3人と物語に遅れて参加した椎名の物語。物語は現在と2年前が交互に語られ、段々と収束していきます。初っ端から“本屋を襲おう”なんてパン屋再襲撃を思い出してしまったのですが、物語はそんなにコミカルではなし。悪役がほんとにやな感じ(猫をいたずらで殺す若者。結構いい年なのが更にイヤな感じです)な影響が強いのか、ちょっと重い感じです。最後のトリックはさすがですが、そのトリック故に映画化不可能作品です。『葉桜の季節に君を想うということ 』と同系統かな。あまり読後感は良くない物語でした。 | ||||
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普通、「一緒に本屋を襲わないか?」 で本屋を襲わない。なぜなら、普通、強盗は、それもたまたま知り合った初対面の相手と本屋を襲わないからだ。この設定に無理がある。広辞苑が欲しきゃコンビニにしてその金で買え(ただし殺傷はダメだぞ)。フィクションだからいいじゃないか?というにしても皆さん寛容ですね。サスペンスはある程度リアリティが欲しい。導入の理由が不自然以外は話の流れは読ませるし、オチもしっかりしている。肝心な全容解明のところでわざわざ動物園に行ったりして、その描写がパラパラ入ってくるのはイライラした。イマ、ソンナコトドウデモイイデショ!話しするなら喫茶店にいきなさい。 | ||||
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「一緒に本屋を襲わないか」たった一冊の広辞苑のために本屋を襲う・・・ この筋書きに惹かれ、ワクワクしながら読んでみました。 正直な感想、期待は大きかっただけに実際は、う〜んでしたね。 もっと、ドキドキするような展開がほしかったです。 最後は、とくに琴美と河崎の個人的展開の最後はあっけらか〜んでした。 しかし、全体としての最後は「へぇ〜、そうゆう事だったんだ!」と まぁまぁワクワクしました。 この作家さんは、たくさんの人も書かれているように、個性的な登場人物を描くのが うまいんだなと思いました。登場人物が繰り広げる会話は、このまま立ち聞きしていたいくらい 面白く、彼らが作り出す独特の世界が面白いです。伊坂さんが話を作っているのではなくて、 彼ら登場人物がストーリーを作っていて、私はそれを盗み見しているんだと思いました。 私は正直、伊坂さんの作品は好きではありません。 みんなが言うほどおもしろい作家さんかなと思いましたが、それでもやはり、手にとって筋書きを 見て読んでみたいと思ってしまいます。それは、やはり彼が作り出す奇妙な登場人物や世界観に惹かれて しまうのでしょうね。 最後に、この本の中に登場するボブディランの曲・・・。このストーリーにぴったりです。 この本を読みながらこの曲を聴いていると、現在のせわしない世界から解放されます。 本と一緒にもう一度ボブディランを聞いてみるのもいいのでは(*^_^*) | ||||
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伊坂さんの作品三冊目ですが、コレは「面白く読める」というものではありません。 想像力豊かな人にはツラいです。 でも、「生と死」や「因果応報」について考えたい人にはいいのかも。 「そうきたか!」という後半の展開はさすがなのですが 私には読むのが辛すぎました・・・ 一人暮らしの女性にはお勧めできません。 ワタシも読み終わった日、ダンナが接待で帰りが遅くて ちょっとした物音にビクビクして過ごしました。 | ||||
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ストーリーが現在と過去をいったりきたりで展開されていきます。 わたしは、その切り替えが頭の中でなかなかできず、ストーリーを楽しめませんでした。 いつも、本を読むと、その中にはいりこんで、登場人物が勝手に想像で浮かんでくるのですが、 この本に関しては、登場人物のディテールがなぜか頭に最後まで浮かんできませんでした。 若い世代に人気の伊坂作品、40代のわたしには、ちょっとついていけません。 | ||||
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伊坂作品は『重力ピエロ』に続いて2作目。 『重力ピエロ』でも思ったが物語の内容は重い話のはずなのにどこか軽く感じる。 犯した罪に対して軽いノリで済ませてしまっている印象がある。 ブータンの宗教に対する考え方とボブディランが一部で神格化されてる辺りで説得力が無くは無いとは思うけども。 ただ構成は秀逸。 隣の隣の外国人がどういう状況か分かる場面まではグイグイ引き込まれた。 終盤をもっと締めてくれれば、さらに好きになれる作家さんなんだよなぁ。 | ||||
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苦労もせず世間を知ったような気になって冷めてる若者の、青春グラフティー。読後、ほんのりお洒落気分が味わえます。それ以外は特に。働け!と言いたくなります。 | ||||
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2年前と現在の話が交互に書かれていて、それらが最後に衝撃的な真実に気付かせる.... 面白いけど、伊坂作品の中ではいまいち。 | ||||
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読む前から薄々感じていた、イヤな予感は的中した。 どうも好きになれないのは、特に若い作家に多い、 「半端な洒落た会話と、斜にかまえたような姿勢と言動」を 連発する登場人物のせいだ。 薄っぺらく、人間味が感じられない。 (そういう洒落た物語だから、それでいいのだ。 とも言われそうだが、物語は決して洒落たものではない。) ただし、物語の最大のトリックにはやられました。 これは面白そうだと期待して読んだが、 ストーリー(構成)には★4つ 登場人物(会話)には★2つ といったところ。 | ||||
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だいぶ良くなりました。 ただ、これだけネタがあるなら、あと2倍は膨らませて欲しい。 コピーの域を脱していないと感じます。 | ||||
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2年前と現在とが交互に進められているのに、読んでいても、ちっとも振り回されない感じは、さすがでした。ストーリーもおもしろかった。タイトルも良くて。 でもちょっと、やり過ぎな感があるような、、伊坂ワールドどっぷりな方にはいいのかもしれません。 | ||||
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多彩な作風を持つ伊坂氏の事、本作ではどんな趣向を用意しているか期待して読んだが、ミステリを書いていると悟った瞬間、その期待は萎んだ。 大学の新入生の僕に、悪魔のような黒づくめの河崎と名乗る男が、「一緒に本屋を襲わないか」と誘う発端(現在)。物語は、僕を語り手とする現在と、ペットショップの店員琴美を語り手とする二年前とがカットバックで描かれる。折原氏が良く用いる手法である。二年前の登場人物は琴美の他、女好きの"榎木津"のような河崎、琴美の当時の恋人のブータン人ドルジ、ペットショップの店長麗子、そして琴美と河崎は元恋人の関係。現在の登場人物は僕の他、麗子と生き返ったと称する河崎。ペット殺しの犯人を念頭に置いて、簡単な算数をすると作者の意図は自ずと分かってしまう。本線の他にも、強引な挿話が多い。動物園は動物にとってはストレス源で、憩いの場と言うよりは物悲しい場所である。パンダも模様を無視すれば、顔は熊以外の何者でもない。また、ブータンを理想郷のように描いているが、実際は政争の絶えない国なのである。私にとって本作での一番の謎は、麗子の"氷の性格"だったが、この謎は最後まで置き去りである。 「イニシエーション・ラブ」や「葉桜の季節に...」よりはレベルが上だと思うが、上質のミステリとは思えない。作者の得意な「洒脱な人間模様もの」に徹した方が良かったのではないか。 | ||||
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