■スポンサードリンク
ゴールデンスランバー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ゴールデンスランバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全てが明らかにならないことに対して批判があるようだが、それ(追われている理由など)は、この主人公の立場になってみると、絶対知りようが無いわけで、明らかにならなくても、それは有りかなと思う。しかし、この本の問題は、そんなところにあるのではないと思う。主人公が逃げると決心した理由が、そもそも弱い。主人公の立場になるということであるなら、権力の罠があることなど、知りようが無いのだから、逃げる前に捕まるのが普通だろう。逃げることを初めとして、主人公の行動に脈絡も理由も無く、ただ、作者が決めたように主人公他の登場人物が動く。あまりにご都合主義が多くて、辟易してしまう。それはストーリーの話。書きっぷりに関しても、ここの登場人物の心理描写が全く無く、登場人物の人格が全く不明である。そういう人物達が、手を貸したりする理由も全くわからず。ご都合主義が際立つのは、その辺りも原因となっている。伏線はストーリーに繋がってこその伏線であるのであって、意味が無ければ、伏線でもなんでもない。とにかく、会話を初めとして、軽い小説で、自分には向かないことは確か。物語を解決させない手法は新しいのかもしれないが、商品として、あまりに不完全。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当にこれでいいのか?っと何度も自問自答を繰り返すラストでした。 ミステリーの大原則である、謎の種明かしが何カ所にも亘って全く成されず、消化不良極まりない作品でした。これが「このミス」1位と言うのは、全く府に落ちませんが、これを評価している人は、ミステリー系ではなく、エンターテイメント系の人なんでしょうな。 バリバリの推理作家や読者なら、「不誠実だ!」と一括されることは言を待ちません。 まぁ、ノンストップエンターテイメントとしての作品なら、少しは頷けます。期待してラストを待っていただけに、大変残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレになるので,詳しくはかけませんが,ミステリーではないでしょ.昔の仲間を懐かしむ味はあるように思いますが,ひねりは最後までなかったように思えて,肩すかしでした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィクションなんだから、思いっきりJFK暗殺を真似る必要ないよね。 計画者を教えなくても、せめて組織側のいざこざが見えれば想像が膨らんだのに、ちょっとつまらなかった。 ここまで友情ストーリーを描きたかったら題名を習慣と信頼にすればよかったのにね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説の大半を占める第四部「事件」は、小説でなくても済まされる話である。 つまりプロットだけ取り上げるなら、漫画でも映画でも媒体は何でもよかったと思われる(私はメディアミックスなる言葉を思い出した)。 したがって真の文学的価値を追求するならば、ご都合主義のドタバタ逃走劇に終始せず、 一般市民を突如襲う「権力」という恐るべき化け物の正体の一部でよいから、例えそれが幼くても拙くても構わないから、 何としても炙り出すべきだったと思われる。 金田首相には金田首相を押す「権力」というバックボーンがあったはずだから、 事件後それまで彼を支えてきたバックボーンがまったくテロの真相について踏み込んだ言及を避けたまま、只いたずらに犯人探しのみに拘泥し、 警察という国家権力と歩調を合わせて、反金田の勢力と共に犯人逮捕のみを目的に奔走し続けるとはとても思えない。 以下本文より抜粋し、問題点の「も」の字程度は、はっきりさせておきたい。 “テレビ番組は活き活きとしている。”コメンテーターはテロの真相について、首相寄りの人物から何も聞こうとしない。 犯人の情報のみを放送している。真相に迫ろうと金田側の政治家すら番組に出てこない。 “金田貞義暗殺事件の真相については、二十年が経過した今も明らかになっていない。”これこそ犯人逮捕よりも明らかにすべきだと思う。 “さらに、海老沢克男首相が鵜飼調査委員会や警察庁をはじめとする各種機関が収集した情報に関し、その後百年は公開しないことを決定したため…” とあるが、金田側の権力のバックボーンは易々とそれを認めてしまい、対立する権力にみすみす寝返ってしまったのだろうか? 金田首相を支えてきた政治権力がすべて反金田に翻ったのなら、一文でよいから著者はそこに触れるべきではなかったろうか? 逃走劇というものは得てして追われる側に都合のよい展開となってしまいがちだが、ここまでご都合主義に徹してしまうと 一部の読者は興ざめしてしまうと思われる。かてて加えて話の終わりで、「たいへんよくできました」などというスタンプを 都合よく樋口晴子の家族が携帯していて、彼女の娘から青柳の左手の甲に押させるなどというのは、如何なものであろうか? この度重なる「ご都合主義」の方が、黙して語られない「権力」の真相よりよほど怖いものと私には思われる次第であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂幸太郎らしく高評価が多いのであえて反論する側からレビューを書きます。 既に★2つ以下の方々が書いてるのであまり書きませんが、首相暗殺を主人公に濡れ衣を着せる理由、その主人公が数年前にアイドルを助けて有名に なってる意味、主人公を助ける人(モトカノはともかく)の理由、特に殺人犯が応援してくれる理由、街中で銃をぶっ放すほど主人公に罪をきせねば ならない組織の存在理由、すべて何も解決しません。主人公と彼を逃がそうとする人たちの心温まる話・・・であれば納得。 これはミステリーではないと思います。僕は伊坂幸太郎のだらだらしながらも繊細な文章が好きなのでまあこれもありかなとは思います。まあ現実に 強大な組織が一個人を犯人にしたてあげようとすれば逃げるしかないのですが・・・。 わかってはいますがが、結末を求める方はご注意を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
追いかけてきているはずの警官や警備員がいきなり追いかけてこなくなったり 登場人物を厳しく監視していたはずの捜査官が突然、一番怪しい行動を見逃してくれたり あれ、これどういう状況?と思うことばかりでした。 なにより日本の話なのに物騒すぎます。読んでいてもう、えー…、と。 ラストシーンに向けて準備を進める主人公たちには、高揚感を感じましたが なんとなく肩透かしで終わってしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
来年映画が公開されるらしいので観る前に読んでおこうと思って読みすすめた。初めて読んだ伊坂幸太郎の小説だったが、各所に伏線と思われるものが張り巡らされていて、最後には全てきれいに回収してくれるのだろうと期待していた。話自体はどこかで読んだものだが、文章は下手ではないので残り30ページあたりまではまあ★3つくらいかなと思っていたが、ラスト30ページで裏切られた。もちろん悪い意味で。あまりにもがっかりする結末。ラストに至るまでの500ページはなんだったのだろうと思うほどだった。正直、評価された理由がわからない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
序盤から引き込まれて、伏線が絡み合い解けてゆく様は読んでいて爽快であり素晴らしい。 が、中盤の山場を越えた途端、物語はどんどん失速を始め、最後はしゃんしゃんな展開に…… 極めつけは、オチが極端に弱い事。 その為、読後何ともいえない嫌なモヤモヤが残る事に。 後半からラストはもっと展開を工夫できたはず、途中まで良かっただけに実に残念な作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2009年の本屋大賞の大賞を獲った「告白」が面白かったので、昨年の対象である本書を読んでみた。 しかし、スピード感ゼロの文章、あまり意味のないタイトル、設定の陳腐さ、偶然を多用した流れ、などなどひたすら退屈な大作でありました。 最後のオチだけはよかった。そこを評価して星ひとつ。この人の作品はもう読みません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
仙台市内で金田貞義首相が暗殺される。容疑者として浮かんだのは青柳雅春という男。しかし青柳自身には全く身に覚えがなかった…。 伊坂幸太郎には「アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)」の時に痛い目にあっているので、少なからず及び腰ではありましたが、本書が山本周五郎賞や『このミステリーがすごい!2009』第一位を獲得するほど評価の大変高い作品だと聞き、思い切って手にしてみました。 しかし今回も私は満足することができませんでした。 本書はまず金田首相暗殺の真相を追う物語ではありませんでした。 JFK暗殺事件におけるオズワルドの立場に重ねて描かれる青柳の逃走劇は、逃走そのものに終始していて、その背後にあるはずの巨大な陰謀の真相が明かされることを期待すると肩透かしを食らうことになります。 では青柳の逃走話自体に手に汗握る興奮を味わえるかというと、私はまるでダメでした。 この主人公に同化して物語の中を疾走することができず、常に彼の斜め上あたりからその姿を眺めながら伴走するといった思いに終始して、どこか他人事にしか物語を見つめることができませんでした。 青柳が逃走途上で出会う人々は、どうにもご都合主義的に現れては消えていくばかりで説得力がありませんし、その人々のことごとくが、そろいもそろって軽佻浮薄なしゃべりかたで単調です。 主人公の内面の描き方も薄味で、共感できるような人間臭さは垣間見られません。 全体的に肉付けのない、物語の骨と筋だけを延々と見せられる思いがしました。 さらにいえば、この著者の日本語はワープロの悪い癖で、日常的には使わない漢字表記がルビも伴わずに頻出します。また読点の打ち方も過剰で、日本語の流れがたびたびさえぎられて大変わずらわしく感じました。 文章にもプロットにも練りこんだ跡が見られない、粗雑な作品をつかまされたという苦い思いばかりが残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回は、騒がれている程夢中にはなれず、読むのに苦労しました。 好きな作家さんなので、何とか最後迄読みましたが、疲れました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞受賞や映画化等の話題作なのでかなり期待して読みましたが、 個人的には微妙な内容でした。 主人公が少し好人物なだけで、これだけあちらこちらから助けが得られる ものなのか?と疑問になり、すべての事柄があまりにもタイミング良く 主人公に有利に発生するので、途中から少しシラけました。 逃走の最終盤に市街地での花火のシーンは、読んでいて、それは無いだろ・・ と言うのが正直な感想です。 界雅人、竹内結子で映画化するらしいですが、リアリティのある小説でも 映像化すると、とても陳腐に見えることが多いですが、小説自体にあまり リアリティがないものを映像化するとどのようになるのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読んだ感想としては、 謎が謎のまま解明されず、釈然としないまま終わりました。 2010年に映画化されるそうです、 監督はアヒルと鴨のコインロッカーの映画の人なので期待しています。 が、しかし、自分はこのゴールデンスランバーのご都合主義な展開が どうも好きになれません。 学生時代の友人が主人公を助けるのはいいと思いますが、 〜かもしれないという理由で行動するのが理解できない。 主人公が、昔、空き地に置いてあった車が今は動くかもしれないから行ってみよう。 主人公の元カノが、昔、空き地に置いてあった車を主人公が使うかもしれないから、 バッテリーを交換しに行こう。 もう10年以上も経過しているのにそんなことを思うんですか? 動くかどうかも分らない車を空き地まで取りに行くのか、 主人公が来るかどうかもわからないのにバッテリーを持っていく元カノ…。 伊坂幸太郎の作品では時々、奇跡的な偶然が度々、発生するので突っ込む気も起きません。 あと、連続殺人犯のキルオ君もなぜか主人公を助けていて それも偶然だそうです。 他にも偶然が多いので探してみると面白いかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評判がよろしいとのことで、購入しましたが、何が評価されているのか全く理解できませんでした。リアリティに乏しく、登場人物も魅力に欠け、薄っぺらい。共感できることは無い。何を伝えたいのか。読者は何を感じ取ればよいのか。これが山本周五郎賞か? これで過去の受賞作品「砂のクロニクル」「血と骨」と同列なのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後,どうしても割り切れないので,レビューを書くことにしました。 逃走劇はそれ自体,読み手を惹きつける魅力に満ちています。その意味では成功です。 主人公は,多くの友やモトカノに助けられ,しかも信用してもらえており,心温まります。 しかし,なぜ彼が追われることになるのか?どうして,ストーリー半ばで現れる意外な救世主が彼の味方なのか?そして,黒幕は誰だったか?最も知りたいことが,明らかにされないので,読者は割り切れない思いのまま放り出されます。 ケネディ暗殺事件が下書きだから・・・?それは言い訳でしょう。その核心を描くことができるのに,なぜそこまで固めてから,この作品に取り掛かれなかったのか,残念です。 さらに,「ゴールデンスランバー」というタイトルが,ただそれだけの意味で終わっていることも,ビートルズファンに失礼です。もしかすると,ジョンレノンの死と関係するの?などと期待した読者もいたかもしれませんし。 あと,この話の中では,警察官たちが天才バカボンの目玉つながりのおまわりさんのようにバンバン撃ちまくります。現実の警官が,必要なのに発砲しないことが問題になっている時代にリアリティのない話で,そこからは,重量感のない話に思えました。 しかし,公務員も人間ですので,どのような情報操作があれば,我が国の警官があんなに発砲できるようになるか,その動機付けには興味がありましたが,その説明さえありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大風呂敷を広げるだけ広げて、 謎が一つも解決しないまま終了・・・ 確かに文章力などはあるかもしれないが プロットだけだったらこんなストーリー誰でも書けるんじゃないですか? 学生のサークル感覚な登場人物にも何か共感できないし、台詞が微妙にクさいし・・・ 何でこれがこんなに賞賛されるのかわからん! 浦沢直樹の20世紀少年といい、最後がうやむやなものが売れるのかなぁ・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これが08年の日本人作家の『大賞』ですか?日本人作家のレベルってこんなに低いんですかね。何か皆さん、マスコミや出版界の人気作家作りに乗せられ、勘違いしてませんか? 伏線は最初から露骨でこれ見よがし、登場人物は全くステレオタイプで少年漫画並み、警察官の表現に至っては、「無表情」の完全ワンパターンの繰り返し、お金がもったいないので最後まで読みましたが、これからの人にはお勧め出来ません。『チャイルド44』と比べて見ても良いかもしれません。 後、この作家、言葉の使い方が稚拙。この手のストーリーものは、スピード感ある文体が求められるのに、時代劇でしか使わないような言葉が突然出てきたりして、リズムが崩れます。例えば、危険なシーンで突然『三和土』って書かれていて、何を意味してるか分りますか?この言葉、調べるだけでも大変で、興ざめ。明らかに基礎力に欠けてます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年のミステリー大賞1位みたいな宣伝につられて読んでます。 半分過ぎまで読んでるんですけど 本当につまらない。 全然、緊張や興奮も伝わってこないし 読むのが苦痛です・・・・ もったいないので最後まで読むけど なんでこれが1位なのか理解出来ない。 告白の方が断然面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
教科書倉庫ビルが拠点となって国家元首が暗殺されたんだろ。それもパレードの最中に。なぜ、マスコミは『ケネディ暗殺事件の模倣か?』『次の1手も模倣されるのか?』『そもそもなんで模倣されたのか?』と騒がないのか? なぜ、はめられた人たちは『巨悪は誰なのか?』『何のためにこんな大事件が起きたのか?』『何で巻き込まれたのか?』には関心をもたずに逃げることに専念できるのか? なぜ、主人公は首相選の投票権を持っているのか(P90)?政治に興味がないのに党員なのか?それとも直接選挙っていう設定か?この設定がないと成立しないストーリーなのか? そして一番大きな疑問が国家元首暗殺の軽さ。ケネディが暗殺された時、米国民は、怒り、困惑し、不安に震え、深い悲しみに沈んだのではなかったか?しかし、なぜ、芸能人の離婚を追い回すレベルのマスコミと大学サークルのノリの社会人は三面記事程度の緊張感しか持っていないのか?そもそもケネディ暗殺事件をモデルにする必要性はあったのか? てな疑問を持っているようでは伊坂ファンにはなれないんだろうな。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!