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模倣犯
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模倣犯の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全287件 41~60 3/15ページ
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| 被害者は家族も含め、どれだけ悲惨な目に遭い、また救済されないのかということを考えさせられた 大筋は読みやすく痛快だが 深く理解しようとすれば難解なのかもしれない | ||||
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| これは長い長いミステリー 原稿用紙3541枚、単行本上下組約700ページ上下巻、文庫本全4冊著者入魂の最長ミステリー。 著者はあとがきで週刊ポスト誌上で三年余の長期連載、その後加筆改稿に二年、五年がかりの仕事であったと述べている。 連続猟奇殺人の真犯人は?読者もはじめからラストまで緊張が持続する。 登場人物では鞠子の祖父有馬義男が印象深い。 テレビドラマ化されているが原作の感動にははるかに及ばない。 | ||||
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| 掘らなくてもいい心の闇を掘っている。読んでいて非常に気分が悪い。 その筆力を他に使って欲しい。 (ソロモンの偽証も同じ。) | ||||
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| 流石、宮部みゆきの作品。とても面白いが新刊は大きすぎる。文庫の方がよい。 | ||||
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| 自作自演の犯罪者が相棒やマスメディアを最大限利用して、自分を大衆に売り込むとともに、そのような自分に悦に入るという現代の劇場型犯罪の典型を描いた超大作である。1巻から5巻という長編であるが、いくつものプロットがうまく組み合わされているので、読んでいて飽きることがない。著者の代表作の1冊といってよいだろう。 | ||||
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| 直ぐ到着しました。シミひとつなく綺麗なじょうたいでした。「模倣犯」の第1巻から第5巻まで、ここで購入しました。付属のしおりが、いっぱいたまりました。これからも良品をたくさんご提供下さい。 | ||||
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| 宮部みゆきの小説を読むのは2度目であるが各々の登場人物の心理描写が精緻に描かれており圧巻だった。ただピースに関しては彼の人格形成についての記述はない。その点は読者の想像にお任せであると感じた。 本作品にでてくる有馬義男は登場人物の中でも最年長者であり、多少感情的なところがあるが、奇禍に遭いながらも加害者家族に冷静に向き合うところは人の強さを感じた。 | ||||
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| 納入予定日より早く届きました、ありがとうございました。1日早く届いた他の本(同時に4冊購入)があまりにひどい状態だったのでまったく期待をしていなかったのですが、今回は、綺麗に包装され本の状態もよかったです。「誰か」もほぼ同様のレベル。 | ||||
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| 自らの目的のためには他人を傷つけることを厭わない人物はごまんといる。 ヒロミみたいに、自分より下の人間は容赦なく利用するが、ピースのように上の人間には神のごとき扱いをする。 この手の人物は、自分を犠牲にする心優しい弱い人間を嗅ぎ分ける嗅覚に非常にすぐれている。 これは自己愛性パーソナリティ障害に特徴的で、ヒロミはこの種の人間だと思う。 ピースは、他人を駒のように使い、本当に罪悪感がない、容姿頭脳ともに優れており、感情的になることも少ない、 表面的には非常に魅力的、これもサイコパスに一貫する特徴でもある。 宮部さんの犯罪心理の研究者への取材のたわものだと思う。 しかし真犯人ピースの描写が少ないことや、いきなりピースが幼稚な言動を繰り返し、 部外者とも言える滋子が一番おいしいところをもっていったのは、納得いかないところでもある。 宮部さんは滋子に結構感情移入してたところがあるんじゃないだろうか。 そこらへんが不満だけど、一番重要なのは理不尽な悪に遭遇した人達なのだろう、 義男さんが一矢与えたようだが、結局ピースは獄中で生き続けて、彼の言葉に触発される者すら いるかもしれない、これだけの凶悪事件として名前を忘れ去られることはないのではないだろうか、 結局、犯罪はやった者勝ち、忘れ去られる被害者を尻目に凶悪犯罪者の名は残る。 執筆当時は今より被害者への支援は十分ではなかった。それも考慮にいれなければいけない。 いずれにしも、20年前にこれだけの作品を仕上げた宮部さんはやはり凄い。 でも、これ以降、犯罪ものを書くのに疲れたというのもやむを得ないぐらいの救いのない話である、 完成度とか、面白いとか、読んで損はないとか、そういう評価を下していい作品とは、 また違うレベルの作品だと思う。 | ||||
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| ある殺人をカモフラージュするため、無差別に若い女性を殺す計画を立てて実行していき、 あまつさえ、それを無関係の善良な知人のカズに全てなすりつけようとする獣すら行わない鬼畜な所業を、 嬉々として計画するピースとヒロミ。 そして、ヒロミの言葉通りに、のこのこ悪魔の手の内にやってくるカズ、全ては計算通りのはずなのだが・・・ 山荘でのピース、ヒロミ、カズのやりとりがこの二部のクライマックスだろう。 他人を踏みにじることに無上の喜びを感じる畜生極まりない人間と、 散々虐められた相手でも、幼少期の思い出から一心に一人の人間を信じる人間、 対極にいる種類の人間同士だが、それはひょっとしたら同じぐらい悲しく愚かなことなのかもしれない。 優しすぎる人間もまた悲劇を生み出すのだから・・・。 星をひとつさげたのは、やや冗長な部分と、好きではないヒロミに感情移入しすぎる描写が多くあるということ、 ヒロミの少女の亡霊に悩まされる部分はもう少し短くしてもよかったかもしれない。 それ以外は、文句はない出来です。やはり数々の賞を受賞している作家さんの腕に疑いはなしなんでしょう。 | ||||
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| 600ページ近くある第一部だが、あっというまに読み終えてしまった。 人物描写が秀逸で、特に失踪した鞠子の祖父、豆腐屋の義男さんの存在が印象的、 およそ人間の所業とは思えない言動を繰り返す犯人に対して、 あくまで冷静に機転を利かせ、事実を受け止め、向かいあう姿勢には心を打たれる。 また、義男が語っていた頭がおかしい人間のたとえも興味深い、 頭がおかしい行動をとる人間でも、どこかで普通の人間と同じ行動をとることが多い、 およそ、よく目にするクレーマとかモンスター人間はこれにあたるんじゃないだろうか、 だが、この義男に電話をかけてきた犯人は違う、明らかにそれより一線を画している。 たまに目にする凄惨な事件には、こういう人間がかかわっているんだろうと思わせられる。 あまりこの筆者の作品は読んでないけど、経歴から見ればこの出来栄えも納得、 続きが非常に気になる作品である。 | ||||
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| やっと読み終えました。最後の最後は本当に一気読み。長いことを批判する向きもあるようですが、それだけ中味は詰まっています。特に、ミステリーでない部分では内容も深いです。若い人にはわかりにくい箇所もあるかもしれませんが、中年過ぎるとそれがわかります。 ところどころステレオタイプの人が出てくるのはミステリーだから仕方ありません。そんなことを批判していたら、ファンタジーの世界に入っていけないじゃありませんか。登場人物はかなり魅力的です。造けいがしっかりしてます(そのために長い)。 樋口めぐみを最後までわからずやの少女にしておいたのは、「お決まり」でなくて良かったです。高井由美子が結局は哀れな末路を辿るところも。色々な意味でこの小説には深さがあります。その辺りに気づくと、この小説の長さは気にならないでしょう。評価はもちろん最高点です。 | ||||
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| やっと上巻を読み終えた。これは凄い小説だ。各誌の評価で2001年のベストミステリーに輝いただけのことはある。 宮部みゆきというのはストーリーテリングの天才だ。上巻だけで2段組720頁。これを一気に読ませるのだから大したもの。 物語は連続誘拐・猟奇殺人事件。これが色々な人の立場から描かれる。第二部からは倒叙形式(犯人側の視点)で書かれるようになるという凝った構成。 うー、今はただとにかく下巻が読みたい。こんなレビュー書いてる場合じゃない! | ||||
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| 584ページもの分厚い本読めるかなーなんて思ってましたがとにかく犯人が子供っぽいけどどんな酷いことするのか、どんなやつなのか気になってページが止まらない。そしてなにより主人公の1人である義男おじいさんが辛いことにも耐えて冷静に犯人と関わっていくのがとにかくかっこいい。続きはすぐ読みたい。 | ||||
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| 今更ながら原作を読了。 感想は、読みがいもあるが結構的には 非常に疲れたかな。 この巻でいえばやはり網川(ピース)に 利用された高井由美子に対して やるせない思いは募った。 塚田くんが気付いた高井和明の 電話での相談の話がとりあげられる のかと思い読みつつも 結局は、前畑滋子から盗作扱いされた 網川が自分で自分を追い込む始末。 頭脳明晰などと言われつつ そういう部分ではプライドが強く 非常に子どもっぽいとしか言いようが なかった。 宮部みゆき作品のなかでも ほぼ救いの少ない作品だと思います。 | ||||
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| 週刊ポスト誌で、5年間の連載を経て、単行本、文庫本化された宮部みゆきの長編作品第1巻。 長い長い事件は1996年に遺体の一部である右腕の発見から始まる。 主な登場人物は、最初の遺体の発見者である塚田真一と、被害者の祖父であり、豆腐屋の主人の有馬義男。この二人は全巻を通して、重要な役割を果たすことになる。そして、ライターの前畑滋子。宮部さんはこの前畑滋子に自分をなぞらえているのではないかと思う。 高校生の真一は、別の事件の被害者一家の唯一の生き残りであり、複雑な境遇にある。真一はあることから前畑の所に一時的に滞在することになる。警察関係者は、それほど深く描かれる者はないが、捜査本部のデスクである武上巡査部長だけは割と詳細に描かれる。 被害者が複数いることが次第に判明し、失踪人、家出人の捜索など全国にその余波が広がっていく。そして或る日突然、有馬義男の元に、ボイスチェンジャーで声を変えた犯人から電話が入る。さらには、テレビ局にまで犯人からの電話が入り、日本中が大騒ぎになる。犯人のメディア露出というのがこの作品における犯罪者の特異性を一番表していると思う。 1巻の最後は犯人と思われる二人の若者が自動車事故を起こし、死亡するという、事件の全体像が全くわからない展開で終わる。だからこそ、読者を惹きつけるのだろう。5巻読み終えて、この1巻の構成は非常に巧み書かれていると思う。しかし、自分にはその後の展開は期待以上のものはなかった。有名な作品なので、一度は読んでおかないといけないと読んでみたが、タイトルで受けた印象とは随分と違っていた。 | ||||
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| 宮部みゆき作品初めて読みました。 1巻~5巻通しての書評です。 まず、 1巻 通して面白い、最後にヤマがくるので2巻が楽しみ! 2巻~4巻 ストーリーに引き込まれるが暗い描写も多く読むスピード少し落ちた 5巻 転結一気にきます! 面白かった。 普段推理小説読むことが多く、この作品もそのつもりで読み始めました。 実際には探偵役がでてこず、 各登場人物の精神的な弱い面、暗い面なども克明に描写されたサスペンフィクションという印象。 ドキュメント物やノンフィクション物が好きな方なら間違いなく魅き込まれるはず。 私は、読むのが途中で少しだれてしまったので★1つ減らしましたがそれでも十分楽しめました。 宮部みゆきの他作品にも手をつけたいです。 宮部みゆき作品がkindle化してくれればもっと手軽に手を伸ばせるのですが… この作品はこれで見事に完結しているのであれですが、 あの人の獄中の様を描いた続編なんかもあればおそらく買ってしまいます。 | ||||
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| 人物像の描写がすごい。 まだこの一巻しか読んでいませんが、全巻読んでから一巻目のコメントをするのと、今コメントをするのとではきっと変わってくるだろう、と思ったので、一巻読了の時点で口コミます。 特に被害者の祖父の描写が良かった。 この一巻ではかなりの重要人物として登場しています。 「鞠子、鞠子、俺の宝だったのに…」 の声に出ない一言に涙が止まりませんでした。 伏線が張られている感がすごいので、早く2巻目以降を読まないと忘れてしまいそうです。 1巻目読了時点では、ハテナだらけです。 チープなミステリーだったらここで終わる可能性もあるくらいだと思いますが、恐ろしいことに5巻まであるとのこと。 ここからが宮部みゆきさんの本領発揮でしょうか。 続きが楽しみです。 | ||||
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| この著者の作品はこれが初めてです。 5巻まである長い話のようですが、全体の5分の1とは思えないボリューム感、そして引き込まれ感を感じました。かなり面白くなりそうな予感! | ||||
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| 犯人視点で何が起こったかを追っていく2巻。 「真犯人が誰なのか」という部分はどうでもいいタイプの作品のようなので、今後どのような内容にページ数が割かれていくのか、非常に楽しみですね。 | ||||
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