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掟上今日子の婚姻届
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掟上今日子の婚姻届の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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このシリーズ全体に言える事だが、通常のミステリでは全くない、西尾維新の脳内で妄想された屁理屈ワールド。この巻は特にその傾向が強く、全開と言って良いと思う。 そもそもの設定が、現実には存在しない奇病の持ち主であり、若いのに総白髪の美人探偵、なので、ファンタジーとして読むよりないと思うのだが、この巻はミステリとして読むのは無理なくらい、屁理屈でこね回している。個人的には面白いと思ったが、ファン限定の作品で、万人向けとはとても言えないのではないだろうか。 | ||||
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いつもと違う始まりと,いつもと違うトラブルが,いつもと違う雰囲気を漂わせ, 具体的には,停滞気味(?)な今日子さんの過去への掘り下げを期待したのですが, いくつか気になる言葉や台詞は出てくるものの,ここでも大きな進展は見られません. とはいえ,大きすぎる負担を背負った少女の,消せない記憶に事を発する物語は, 苦しみの中で自身を欺くことを覚え,黒く塗り重ねた末路を本当に責められるのか, 時を経た彼女に告げる青年の言葉は,その小さな疑問も相まって強い印象を残します. それは容赦のない断罪のようでもあり,見方によっては解放,哀れみのようでもあり, 『』などで垣間見えた彼の厳しさ,誠実さからさまざまな余韻を抱きそうで, 長いファンには,『』を思い起こす方も居たのではないでしょうか. このほか,自らがズルと語る今日子さんの『絶好調モード』への文字通りの『覚醒』は, そのかわいらしさも良かったですが,『忘却探偵』の面白い見せ方だったように思います. ただ,話の動き出しが少し遅めで,前置きから本題へと入る頃にはページは半分を超え, 終盤でのキーワードの拾い上げや,タイトルの『婚姻届』の由来はやや強引に感じました. | ||||
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