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掟上今日子の婚姻届



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【この小説が収録されている参考書籍】
掟上今日子の婚姻届
掟上今日子の婚姻届 (講談社文庫)

掟上今日子の婚姻届の評価: 4.42/5点 レビュー 19件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

西尾維新の脳内で妄想された屁理屈ワールド全開で、ファン限定の内容。

このシリーズ全体に言える事だが、通常のミステリでは全くない、西尾維新の脳内で妄想された屁理屈ワールド。この巻は特にその傾向が強く、全開と言って良いと思う。
 そもそもの設定が、現実には存在しない奇病の持ち主であり、若いのに総白髪の美人探偵、なので、ファンタジーとして読むよりないと思うのだが、この巻はミステリとして読むのは無理なくらい、屁理屈でこね回している。個人的には面白いと思ったが、ファン限定の作品で、万人向けとはとても言えないのではないだろうか。
掟上今日子の婚姻届Amazon書評・レビュー:掟上今日子の婚姻届より
4062200716
No.1:
(3pt)

いくつもの意味と余韻を残す別れの言葉

いつもと違う始まりと,いつもと違うトラブルが,いつもと違う雰囲気を漂わせ,
具体的には,停滞気味(?)な今日子さんの過去への掘り下げを期待したのですが,
いくつか気になる言葉や台詞は出てくるものの,ここでも大きな進展は見られません.

とはいえ,大きすぎる負担を背負った少女の,消せない記憶に事を発する物語は,
苦しみの中で自身を欺くことを覚え,黒く塗り重ねた末路を本当に責められるのか,
時を経た彼女に告げる青年の言葉は,その小さな疑問も相まって強い印象を残します.

それは容赦のない断罪のようでもあり,見方によっては解放,哀れみのようでもあり,
『』などで垣間見えた彼の厳しさ,誠実さからさまざまな余韻を抱きそうで,
長いファンには,『』を思い起こす方も居たのではないでしょうか.

このほか,自らがズルと語る今日子さんの『絶好調モード』への文字通りの『覚醒』は,
そのかわいらしさも良かったですが,『忘却探偵』の面白い見せ方だったように思います.

ただ,話の動き出しが少し遅めで,前置きから本題へと入る頃にはページは半分を超え,
終盤でのキーワードの拾い上げや,タイトルの『婚姻届』の由来はやや強引に感じました.
掟上今日子の婚姻届Amazon書評・レビュー:掟上今日子の婚姻届より
4062200716

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