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(短編集)

人類最強の純愛



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【この小説が収録されている参考書籍】
人類最強の純愛 (講談社ノベルス)

人類最強の純愛の評価: 4.00/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

やはり彼女は語られる側

「哀川潤に釣り合う存在を探そう,という広義の婚活」という『あとがき』の言葉に,
相手は軒並み人外ばかり,話も舞台も無茶や強引の向こう側を行く理由を見つけた気分.

また,どの篇もそれらしいテーマは窺えますが,遠回しに薄く引き延ばした印象で,
話の動きも遅く,最後にうまくまとめているだけのように映り,頭に入ってきません.
おかげで読後感もスッキリせず,独特の一人称語りはと同様に読みづらく感じます.

さらに,このシリーズとは別になる,『哀川潤の失敗』の二篇も収録されていますが,
やはりこの人は語るのではなく語られる側,脇でこそ輝く人だと再認識をさせられます.

一方,父親らの存在に触れることで自身を見直し,過去や未来の自分と向き合うなど,
これまでは決して見られなかった,彼女の内側が描かれていたのは良かったと思います.
このほか,赤がまばゆいカバー絵が美しく,裏表紙にまで続くそれは一見の価値ありです.
人類最強の純愛 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:人類最強の純愛 (講談社ノベルス)より
4062990741

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