(短編集)

ポイズンドーター・ホーリーマザー

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評判

ポイズンドーター・ホーリーマザーの評価:

3.60/5点 レビュー 92件。 C ランク

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平均点3.60pt

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全127件 61〜80 4/7ページ
No.67
(5pt)

「毒娘」「聖母」

なにより、著者の感性に驚かされる。複雑な心理描写を綿密に描ききっているのはもちろんのこと、特筆すべきはこのタイトル。

「ポイズンドーター・ホーリーマザー」

僕はこのタイトルをはじめに見て、特に何も感想を抱かなかったのが悔しくてたまらない。
そうだ、これが逆なら「ポイズンマザー」、近年よく使われる「毒親」のスラングと一致するではないか。作品のテーマをタイトルに包含し、少々の工夫を加えて芸術性を高める。その技法には脱帽するばかりだ。

次にテーマについて。
「毒娘」という言葉からもわかるように、上記のスラングを痛烈に批判する側面が大きい。
傍目から見れば単なるおせっかいや束縛に見える行動も、当人の視点に立てば、根っこにはたしかな善意があったことに気づかされる。親子関係のみならず、あらゆる人間関係についていえることだ。

善意の行き違い。

本作の短編六篇は、すべてこのテーマを柱にして構成されている。
一面的な人間観察でなく、様々な人の事情を鑑みてその行動を評価しようとする。著者の懐の広さがうかがい知れるテーマ設定だ。

章についてだが、個人的に一番好きなのは第一篇の『マイディアレスト』。
六篇すべて起伏に富んで面白いが、第一篇にはサスペンス要素が加わり、グイグイと引き込まれる面白さがある。40ページとは思えないほどの読後感を味わえること間違いなし。

ただ、イヤミス形式であるため一つ一つの内容はやはり重い。一日で読みきろうとすると重すぎて胃もたれする。
一日一篇、あいだに休憩もはさみ、一週間で読み終えるのが一番良いだろう。
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.66
(5pt)

「毒娘」「聖母」

なにより、著者の感性に驚かされる。複雑な心理描写を綿密に描ききっているのはもちろんのこと、特筆すべきはこのタイトル。

「ポイズンドーター・ホーリーマザー」

僕はこのタイトルをはじめに見て、特に何も感想を抱かなかったのが悔しくてたまらない。
そうだ、これが逆なら「ポイズンマザー」、近年よく使われる「毒親」のスラングと一致するではないか。作品のテーマをタイトルに包含し、少々の工夫を加えて芸術性を高める。その技法には脱帽するばかりだ。

次にテーマについて。
「毒娘」という言葉からもわかるように、上記のスラングを痛烈に批判する側面が大きい。
傍目から見れば単なるおせっかいや束縛に見える行動も、当人の視点に立てば、根っこにはたしかな善意があったことに気づかされる。親子関係のみならず、あらゆる人間関係についていえることだ。

善意の行き違い。

本作の短編六篇は、すべてこのテーマを柱にして構成されている。
一面的な人間観察でなく、様々な人の事情を鑑みてその行動を評価しようとする。著者の懐の広さがうかがい知れるテーマ設定だ。

章についてだが、個人的に一番好きなのは第一篇の『マイディアレスト』。
六篇すべて起伏に富んで面白いが、第一篇にはサスペンス要素が加わり、グイグイと引き込まれる面白さがある。40ページとは思えないほどの読後感を味わえること間違いなし。

ただ、イヤミス形式であるため一つ一つの内容はやはり重い。一日で読みきろうとすると重すぎて胃もたれする。
一日一篇、あいだに休憩もはさみ、一週間で読み終えるのが一番良いだろう。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.65
(1pt)

つまらん

普通につまらん。
評価信用できんな
彼女の他の本の方が面白い
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.64
(1pt)

つまらん

普通につまらん。
評価信用できんな
彼女の他の本の方が面白い
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.63
(4pt)

ポイズンドーター、ホーリーマザー

人の真意はなかなか言葉に出さなければ、伝わらないのだと、ゾッとしました。
普通の人が抱く心の闇を読んで怖くなりました。
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.62
(5pt)

心の闇を覗き見る

久しぶりに湊かなえさんの本を読んだが、独特の作風に惹き込まれ、寝る間も惜しんで一気読みした。

複数の視点からそれぞれの真実を語らせる構成の巧みさ、負の感情や狂気を捉える洞察力やリアルな表現力に感心するが、
何と言っても、人間の深い心の闇を覗き見する時の逆らい難い魅力、他人を理解することなど決してできない絶望感とすれ違いの悲劇にゾクっとする。

短編集だが、バリエーションが豊富で、どの作品も外れがない。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.61
(5pt)

サクサク読める短編集。ただ主題の二話はちょっと重い

主題の二話、毒親を巡って2つの異なる視点から描かれ騙されたような気にもなる
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.60
(5pt)

Great product

Recommended
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.59
(1pt)

聖母かな?

主人公にとって母は毒親という認識。周囲には聖母と映っていたという設定。
周囲の人たちが口をそろえて聖母っていうほどのエピソードはなく、主人公は女優なのにテレビのインタビュー番組で
動揺しまくって誰も訊いていないことをぺらぺらとしゃべり出す。違和感あり。なんだか極端すぎ。
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.58
(5pt)

困るなぁ

誰にでも内在する悪魔的な部分。
著者はそこを執拗に攻めてくる。
これが自分とは乖離した異常者の話なら、他人事として楽しめるのだが。
まったく困るよなぁ。
そこエグらないでくれよって感じ。

解説の清水友佳子さんが言う「あちら側」に、実際落っこちる人は少ないかもしれない。
しかし危うく落ちそうになった事がある人は、当方含めて多いのではないか。
その差は、表面張力が決壊する一滴の差かも。

WOWOWの映像化、楽しみです。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.57
(5pt)

いちいちぞくぞくする!

湊かなえワールド満載の短編集。表紙に惹かれて買いましたが、自分の直感信じてよかった〜。
親を含め、周りの人との人間関係を改めて考えさせられます。
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.56
(5pt)

いちいちぞくぞくする!

湊かなえワールド満載の短編集。表紙に惹かれて買いましたが、自分の直感信じてよかった〜。
親を含め、周りの人との人間関係を改めて考えさせられます。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.55
(4pt)

分かり合うって儚いですね

湊かなえさんの短編集です。
ストーリーは読んでみてのお楽しみですが基本人が死にます(笑)

清く正しく美しく、と大人に教えられ生きてきてもそれが通用しない大人の世界。
最後に脚本家の清水さんという方が解説で述べていますが、
救いようのない結末の中に、もがきながら生きる人間への愛と祈りが込められている。
という解説にとても共感出来ます。

正しさだけでは成り立たない社会の隙間を表現するのに復習や怒りだけでなく、
愛を感じさせる著者の作品は好感が持てます。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.54
(1pt)

考察が浅い

人物の心情描写が細かい!と聞いて期待して読んだのですが、考察が浅く表面的、典型的表現、ストーリーばかりで期待はずれでした。現代小説的にはこの位で細かな表現ということになるんですかね?残念です
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.53
(3pt)

さすが、湊かなえ

恐ろしい小説もあったもんだ。母子家庭ばかりじゃない、今やほとんどの人間関係において感染症のごとく毒が蔓延しているって言いたいのかな。人間関係の希薄さは毒への防衛本能だとも。いかなる小説でも作者の本音がどっかに隠されてると聞くがこの作者の本音は奈辺にあるのだろう。読後はドロンとした妙な感覚が残る。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.52
(5pt)

最後の最後でタイトルの意味が…

最近毒親や育児放棄、貧困などをテーマにした作品をよく読むが、その大体が子ども視点。
共感はして読むが、最後のお話で「毒親」と思っていたけど親の方は…という部分を自然に描いていて、ゾッとした。
「私は悪くない!!」と思ってるのではなく、本当に子どもを想って行動していたかもしれない…
人間の分かり合えなさにリアリティを感じた。

蚤取りのお話が個人的に大好きでした。
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.51
(5pt)

最後の最後でタイトルの意味が…

最近毒親や育児放棄、貧困などをテーマにした作品をよく読むが、その大体が子ども視点。
共感はして読むが、最後のお話で「毒親」と思っていたけど親の方は…という部分を自然に描いていて、ゾッとした。
「私は悪くない!!」と思ってるのではなく、本当に子どもを想って行動していたかもしれない…
人間の分かり合えなさにリアリティを感じた。

蚤取りのお話が個人的に大好きでした。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.50
(3pt)

おもしろいけど暗さが上回る

同じテイストの作品をまとめた短編集です。
なぜ、人を殺してしまったのか、という理由を犯人の視点から書いています。害を与えた方にも理由はあるということで、犯人が被害者であるかのように錯覚してしまう作品も多くて、ただ、それが悪いというわけではなく、繊細な人の心の動きを描くのが上手な著者だと思います。
表題になっているホーリーマザー、ポイズンドーターは言うまでもなく面白いです。
妙に感心したのは、脚本家を目指す女性を描いた作品。ドロドロ具合とリアリティに引きこまれ、最後に意外な結末に驚かされます。
読後感は、残念ながらよくありません。二度読みたいかと言えば嫌。その部分が同じ著者の「告白」との違いかと思います。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.49
(5pt)

私の「人生オセロ」は、”白色”と”灰色”かも知れません!!

湊かなえさんの得意とするサスペンスタッチの小説でした。主人公となる娘から見た母親像は、何んと「毒親」としての描写が中心になっていましたが、友人の義母から見た主人公の母親像は、真逆の「良親」として登場してくるなど、何回か読み直して初めて、そのからくりに気づくという我ながらに難解な内容のものでした。そこが何んともいえない魅力でもあり、湊かなえさんの書いた本が癖になってしまうのです。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965
No.48
(4pt)

心が揺さぶられる感覚

グサグサと槍で突かれているような感覚で読み進め、読後は目の前がぐらぐらした。

毒親から逃れようともがく娘と、周囲から聖母だと称されていたものの、毒娘の行いによって深く傷つく母。
毒親という言葉が流行りすぎている世間への風刺、といったレビューも見かけたが、作者は決して母と娘のどちらにも寄ってはいないと感じた。
全てのパートが誰かの主観で描かれており、結局のところ事実を掴むことはできない。それぞれが、それぞれの事情の中で苦しみ、傷つき、好き勝手に語っているだけなのだから。
唯一答えを握っているだろう母の視点が無かったところに、作者の巧さを感じた。

ここからは私個人の意見になるが、私はどちらかといえば毒親に支配されてきた側の人間であり、弓香には感情移入しやすかった。
母は、家事と育児だけに留まらず、義父母の相手をし、夫の着替え等全ての面倒を見る、世間的に見て素晴らしい妻であり、母であった。
客観的に見ればそうなのだ。しかし私は母を毒親だと思っていた。
付き合う友達は選べ、男と会っていないと嘘をつくな、飲食店はすべて水商売だからアルバイトをするな等、自分の気に食わない行動を私がとれば、禁止した。
私が反抗すればあなたのために言ってるのに、と涙を流す。そうすれば、私が悪いことになる。私が折れる。その繰り返しだった。
虐待されていただとか、洗脳されていたとか、それだけが毒親ではない。「あなたのために言ってるの/やってるの」というていで、自らの価値観を押し付け娘を支配する。

弓香の母は、そういうタイプの母親だった。

この作品において弓香の母の主観は語られていない。いや、語られていたとしても、それは理穂が感じていたそれと同じものかもしれない。
それでも、本人にさえそのつもりはなくても、弓香にとっては忘れることのできない支配だったのだ。
理穂はそれを全く理解することのない、あくまでも他人だった。

「毒娘」と、他人から語られる母娘。そこに事実は存在せず、主観のみが折り重なってゆく。
誰も正しくない、誰もが毒を背負っている。

目の前がぐらぐらした。
ポイズンドーター・ホーリーマザー Amazon書評・レビュー: ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947