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砂丘の蛙



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【この小説が収録されている参考書籍】
砂丘の蛙
砂丘の蛙 (光文社文庫)

砂丘の蛙の評価: 3.56/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

文庫本のつもりでした。

状態は良。よかった。
砂丘の蛙 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙 (光文社文庫)より
433477587X
No.8:
(3pt)

こんな事件が実際に起こっていたとは。まさに事実は小説よりも奇なり。

殺人事件を起こした崎津直也が刑期を終えて出所した直後に神戸で殺された。その直後、九年前に崎津を逮捕した刑事の片倉康孝も何者かに刺される。崎津から届いた手紙に書かれていた「砂丘の蛙」という謎の言葉に、戸籍には載っていない「妹」の存在。事件の渦中に巻き込まれた片倉は、捜査本部から外されても地道な捜査を続け、神戸、鳥取へと足を運ぶ。
砂丘の蛙 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙 (光文社文庫)より
433477587X
No.7:
(3pt)

山陰は地の果てか??

山陰本線で由良駅まで向かう下りでそのような表現があった。
勿論、悪気はないのだろうが、余りいい気はしない。

ただ、松江や鳥取の風景が細やかに描かれているのは楽しい。

この地の出身ではないが、地の利が悪いことで余り知られていない事を
残念に思っている身としては、このタイトルでどこまで迫ってくれるかと
期待が大きすぎたかもしれない。

実在の事件がヒントであろう、
千葉から石神井、神戸、松江、鳥取と続く旅情ミステリとも言える本作、
片岡刑事・柳井コンビの前作があるようだ。

本作に登場する美保関は、決して観光地では無いが
好きな場所の一つでもあるので、
旅好きな方がゆっくりしたいときにお勧めしたい。
砂丘の蛙 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙 (光文社文庫)より
433477587X
No.6:
(4pt)

ちょっと重たい(暗い?)内容

当作家は最近読んでいますが、ちょっと重たい感じでした。でも継続して読みます。
砂丘の蛙Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙より
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No.5:
(4pt)

成長過程にある作家

正直、作品のレベル自体は「普通」だろう。現場に関しては臨場感たっぷりに伝わるので、丹念な取材をしていると感じるが、肝心の事件に関するディテールに関しては詰めが甘いので、何故そうなるの?と言う疑問が多々出てきてしまう。
しかし、柴田氏の作品を読み続け、その大部分に関して大甘のハードボイルドと評して来た自分にとって、大変失礼ながらやっとこの手の作品を手がけてくれたという思いで、星4つにした。
他の作品もそうだが、実際の事件や取材で得た確実な情報に基づくストーリーの仕立ては、非常に上手い作家だと思う。次作が楽しみだ。

ところで、本作で頂けないのが、やたら“ ”で文字をくくる手法。昔の暴走族漫画っぽくて読んでいて邪魔臭かった。
砂丘の蛙Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙より
4334910866
No.4:
(3pt)

事件を追う刑事たちの執念

実際の事件をモチーフにしたと思われる社会派ミステリー。何となく入念な取材や調査をもとにしたノンフィクション小説のイメージが強い作者ですが、本作もその路線の印象です。退職間近の刑事が9年前に逮捕した男が殺害され、自身も襲撃を受けます。それを契機に、心に引っ掛かりを感じていた9年前の事件を、今回の事件とともに洗い直すという展開です。

展開は地味ですが、捜査の過程は丁寧に書かれ、終盤にかけ奥深い闇が露わになり、世間を驚かせた事件を思い出されます。主人公の刑事を囲む上司や同僚たちとの阿吽の呼吸や若手刑事たちの成長も上手く書かれています。
但し、捜査側の様子は良く伝わったのですが、この題材なら犯罪者側の描写がもう少し薄気味悪さ、不気味さが伝わってくるような感じだったらもっと良かったと思います。
砂丘の蛙Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙より
4334910866
No.3:
(3pt)

事件を捜査していく過程は楽しめたが、終盤があっけなくて残念だった

9年前に犯した殺人の罪で満期出所した崎津直也が何者かに殺害され、その男を逮捕した刑事である片倉康孝も襲撃を受けた。9年前の事件の真実とは。

序盤から中盤にかけては、崎津直也が片倉宛に送った手紙を検証しながら、事件を捜査していく過程は楽しめたが、終盤にかけてあっけなく事件が解決してしまったのが残念だった。疑似家族を巡る物語にしては軽すぎるし、その背景も描写が足りない気がする。

結局、9年前の事件は警察の捜査不備だと思うのだが、それが追求されることもなく終わってしまったのもがっかりだった。
砂丘の蛙Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙より
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No.2:
(3pt)

やはり柴田ワールド

面白かったですが、少しインパクトに欠ける所も有りました。
でも、全部含めて柴田さんの作品らしいです。私は好きです。
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No.1:
(5pt)

ウェルメイド しかし ほろ苦い

著者のことは「下山事件 最後の証言」で知り、それから何作か読んだ。
しかし、いつの間にか読まなくなっていた。

久々の再会・・・主人公は第一線から外れたロートル刑事で、腕は確かだが、よくあるミステリーのようなスターではない。
なんでもない日常的描写は、主人公が誰かに刺されても変わらない。被害者であるが故に、なおも操作から外される主人公。
そこからの地道な捜査、ピカイチではないが主人公とともに地道な捜査を重ねる刑事達。
思いの外、旅番組のように各地に出張する主人公だが、そこで描かれる街の多くはうらぶれたところばかり。

いつしか読者の目線は、主人公と同じように、まるで昭和のミステリー映画(松本清張的)を観ている感じになってくる。
そして、終盤で一気にストーリーは走り出す。タイトルや社会の捉え方含め、実に巧いラストだが、実にほろ苦い(ラストのクリープのような場面すらほろ苦い)

壮大なストーリーとか意外などんでん返しとは違う、ミステリー以前に小説として読ませる作品。
ラストまで読んで観る表紙の絵もまた、実にほろ苦い。
砂丘の蛙Amazon書評・レビュー:砂丘の蛙より
4334910866

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