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(短編集)
ゆんでめて
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ゆんでめての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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2010年に出た単行本の文庫化。 「しゃばけ」シリーズの第9弾である。 全5篇からなる短編集なのだが、不思議な構成をとっていて、未来から現在へとさかのぼってくるようにつくられている。 ただまあ、それがどの程度おもしろいかは、どのくらいコアなファンであるか次第か。 各篇のなかでは、5人の花嫁候補があらわれて謎をかける「こいやこい」の趣向がよかった。 | ||||
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しゃばけシリーズが好きです。大好きです。 この作者さんの他の作品まで手を付けるくらいには好きです。 でもここのところの質の低下には、我慢ならなくなりました。 初期の本が、しっかりとひとつひとつの物語を物語っていたのに対して、このゆんでめてはもちろん、最近のものは急ぎ足が過ぎると思います。 まるで思いついたまま走り書きしたものをちょっとだけ手直しして本にしてしまったような、書き足りなさが目につきます。 本腰入れて書けばこんなことにはなっていないでしょうに。 売れてきたから、仕事を抱えすぎているのでしょうか。他の日本ファンタジーノベル大賞受賞者にくらべても新作が多すぎますもの。 ふつう、作者さんというものは書けば書くほど文章が上達するものなのではないでしょうか。 なぜ書けば書くほど低下していくのでしょう。文章を推敲して吟味して切磋琢磨していく余裕すらないのかと想像してしまいます。 それほど最近のしゃばけシリーズはすらすら読んでいけない。 初期の家鳴はもっと人語をしゃべっていました。きゅいとかきゅわわとかなんてたまにしか言わなかった。たまに言うからこそかわいかったのに、ライトノベルの女の子がふつうは言わない言葉遣いをするような悲しさがあります。ふつうに話せばいいのに。マスコットじゃなくて小鬼なの。鬼がかわいいことするからギャップでかわいいのに! この「ゆんでめて」にいたっては最初から何を書いているのかさっぱり分からず、物語は無視してキャラを楽しみたくなるまで読めませんでした。 アマゾンを見て、評価が高いレビューが多くてびっくりしました。なんて御心が広いんだ。一太郎みたい。悪いけど私の心の広さは妖に近いようなので、そんなおおらかに読めません。 しかしそんなやさしいレビュアーさんたちさえ、この後に続く本では低評価のものが出ててくるので、文庫しか読んでいない身にはおそろしくも思います。でも読むんだけど。だって好きなんだもの。 すごく悔しいです。面白いのに、ちゃんと書いてさえくれたらもっともっと楽しめるのに。 どうしてちゃんと書いてくれないんだろう。 思えば算学の話が出た時が、嫌な予感の始まりだったでしょうか。 明らかに物語ありきではなく、算学ありきで、その話をするために無理やりキャラを巻き込んだような不自然さがありました。 一太郎たちが自発的に動いているというよりも「書かなきゃ」という作者さんの焦りのもとに動かされた物語という感じがしました。 この「ゆんでめて」ではしかし、その無理やり感はうすくて、それはうれしい変化なのですが 面白くなるネタはたくさん転がっているのに、まったく面白く料理できていない、それどころか説明が足りないところが多くありました。 最後の結末にいたっては、会えなくなる者についてもう少し分かりやすく書いてほしかった。 解説にて、未来にも関わりが描かれるものがあるらしいと聞いて安心しましたが、あの書き方ではまるですべてが無くなってしまったみたいで、なっとくいきませんでした。 解説にあるように、どうあっても大雨は起きるだろうし、おそらく縁談の話も起きるでしょう。ならば一太郎は悲しい気持ちになるだけでなく、未来にわくわくもするんじゃないでしょうか。 お涙ちょうだいのために、不自然な表現になったのではないでしょうか。 時系列も分かりにくくて、入り込めませんでした。 屏風のぞきがどういう状態にある時期かを書いてもらえたら、ああそのときの話なのかと思えたでしょう。 そもそも時系列をさかのぼっていく必要もないのだから、ふつうに語っていけば分かりやすかったし、入り込みやすかったと思います。私も一緒に屏風のぞきの心配したかった。 このまま改善が見られないなら、このシリーズとはそろそろ卒業かな、と。 ああ、悲しい。 願わくば作者さんが選ぶ「ゆんで」か「めて」が、余裕のある生活につづくものでありますように。 そして作品のクオリティが初期を超えていきますように! 生目神さまどうにかお願いできませんか。何もあげられないけれど。 | ||||
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その通りの結末だったのであくびが出ました。 実際読みながら2回落ちました。 はじめはいきなり物語背景が飛んでるので、???でしたが読み進めて行くうちに事件に迫っていくことが分かり、意外とすぐに謎が解けました。 個人的にはですけど、こういうなんでもあり設定になると面白みが薄れるかと思います。 若旦那が進むべくして選んだ道の先が今後のシリーズになるならちょっと楽しみですが、それでも惰性気味。 畠中さんより私が先に卒業しそう。 | ||||
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「しゃばけ」シリーズが好きで同じ作家ということで購入したのですが、この作家は「しゃばげ」「ぬしさまへ」の頃が一番頂点で面白く、その後は失速しているように感じる。 そろそろ若旦那一太郎に対する執着を解いて、全然違う別の作品を書いてはどうだろうか? | ||||
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