日の名残り

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日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1,047件 21〜40 2/53ページ
No.1027
(4pt)

英文学から英語文学へ

今日、地球上で英語で書く作家は多い。大英帝国の遺産である。カズオ・イシグロ氏の本書は、言わば大英帝国の『斜陽』であって、イシグロ氏は英語文学圏の太宰治なのであろう。執事{バトラー}を通して語られる大英帝国の斜陽はいみじくも『日の名残り』と題される。因みに、執事{バトラー}とは白人奴隷のトップとして貴族邸の家政を統括する立場にあった。『風と共に去りぬ』の主人公はレッド・バトラー、あの映画にあった教会は、鐘を打ち鳴らす少年黒人奴隷の妙技からしてロシア正教の教会だったと思う。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1026
(3pt)

執事のひとり語り

「ダウントン・アビー 」を観て、イギリスの貴族と家事使用人の関係に興味を持ち、執事のひとり語りによるカズオ・イシグロの『日の名残り The Remains of the Day』を読んでみた。
Wikipediaによると家事使用人の本質はリスペクタビリティとスノビズムらしい。つまり、社会的地位と俗物根性。
本作を読み進めるなかで、原題の「the day」がいつなのか気になって仕方がなかったが、複数形なら執事としてダーリントン卿に仕えた日々となりスッキリするのだが。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1025
(3pt)

執事のひとり語り

「ダウントン・アビー 」を観て、イギリスの貴族と家事使用人の関係に興味を持ち、執事のひとり語りによるカズオ・イシグロの『日の名残り The Remains of the Day』を読んでみた。
Wikipediaによると家事使用人の本質はリスペクタビリティとスノビズムらしい。つまり、社会的地位と俗物根性。
本作を読み進めるなかで、原題の「the day」がいつなのか気になって仕方がなかったが、複数形なら執事としてダーリントン卿に仕えた日々となりスッキリするのだが。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.1024
(3pt)

執事のひとり語り

「ダウントン・アビー 」を観て、イギリスの貴族と家事使用人の関係に興味を持ち、執事のひとり語りによるカズオ・イシグロの『日の名残り The Remains of the Day』を読んでみた。
Wikipediaによると家事使用人の本質はリスペクタビリティとスノビズムらしい。つまり、社会的地位と俗物根性。
本作を読み進めるなかで、原題の「the day」がいつなのか気になって仕方がなかったが、複数形なら執事としてダーリントン卿に仕えた日々となりスッキリするのだが。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1023
(5pt)

文学がこんなに面白くてよいのか

純文学と大衆文学という分け方が日本にはあるが(海外にも高尚なものとエンターテインメントみたいな分け方があると思うが)そんなのは無意味だということをカズオ・イシグロを読むと思う。それぐらいこの人の小説は面白い。日本の退屈な純文学に慣れていると、こんなに文学が面白いわけがない、おかしい、と妙に落ち着かない気分にさえなる。

本作はイギリスで最も権威のあるブッカー賞を受賞した、カズオ・イシグロ(1989年当時、弱冠35歳)の代表作である。1993年にはジェームズ・アイヴォリー監督で映画化され、わたしはそれで知った。それまでE.M.フォースター原作の映画を撮っていたアイヴォリーが、日本人の小説を? と頭の中がクエスチョンマークになったことを覚えている。

あれから30年、初めて原作を読んでみた。とにかく面白かった。しかるのちに映画も再見したので、比較めいたことを書いてみると、ひたすら「陰」のムードをまとった映画に対して、小説には不思議と「陽」のムードがある。最初これは訳者・土屋政雄氏のなせる業かと思ったが、いやいや本作は根源的に「陽」のムードをはらんでいる、とラストまで読んで確信した。

映画『日の名残り』も嫌いじゃないが、原作本来のムードに近いのはドラマ『ダウントン・アビー』的な世界観ではないかと思う。アンソニー・ホプキンス演じるスティーブンスはただただ陰気で気味が悪いけれど、それよりダウントン~のジム・カーター演じる執事のほうがスティーブンスに近い気がする。それに、やたら辛気臭い映画の音楽より、ダウントン~の音楽のほうがしっくりきそうである。

先にもちらりと触れたが、土屋政雄氏の訳がとても素晴らしい。カズオ・イシグロは、またとない日本語のパートナーを得たと思う。その土屋氏によるあとがきがせっかくよい文章なのに、さらに丸谷才一の解説(いきなりネタバレ全開で内容がダイジェストされている)が付いているのは蛇足である。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1022
(5pt)

文学がこんなに面白くてよいのか

純文学と大衆文学という分け方が日本にはあるが(海外にも高尚なものとエンターテインメントみたいな分け方があると思うが)そんなのは無意味だということをカズオ・イシグロを読むと思う。それぐらいこの人の小説は面白い。日本の退屈な純文学に慣れていると、こんなに文学が面白いわけがない、おかしい、と妙に落ち着かない気分にさえなる。

本作はイギリスで最も権威のあるブッカー賞を受賞した、カズオ・イシグロ(1989年当時、弱冠35歳)の代表作である。1993年にはジェームズ・アイヴォリー監督で映画化され、わたしはそれで知った。それまでE.M.フォースター原作の映画を撮っていたアイヴォリーが、日本人の小説を? と頭の中がクエスチョンマークになったことを覚えている。

あれから30年、初めて原作を読んでみた。とにかく面白かった。しかるのちに映画も再見したので、比較めいたことを書いてみると、ひたすら「陰」のムードをまとった映画に対して、小説には不思議と「陽」のムードがある。最初これは訳者・土屋政雄氏のなせる業かと思ったが、いやいや本作は根源的に「陽」のムードをはらんでいる、とラストまで読んで確信した。

映画『日の名残り』も嫌いじゃないが、原作本来のムードに近いのはドラマ『ダウントン・アビー』的な世界観ではないかと思う。アンソニー・ホプキンス演じるスティーブンスはただただ陰気で気味が悪いけれど、それよりダウントン~のジム・カーター演じる執事のほうがスティーブンスに近い気がする。それに、やたら辛気臭い映画の音楽より、ダウントン~の音楽のほうがしっくりきそうである。

先にもちらりと触れたが、土屋政雄氏の訳がとても素晴らしい。カズオ・イシグロは、またとない日本語のパートナーを得たと思う。その土屋氏によるあとがきがせっかくよい文章なのに、さらに丸谷才一の解説(いきなりネタバレ全開で内容がダイジェストされている)が付いているのは蛇足である。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.1021
(5pt)

文学がこんなに面白くてよいのか

純文学と大衆文学という分け方が日本にはあるが(海外にも高尚なものとエンターテインメントみたいな分け方があると思うが)そんなのは無意味だということをカズオ・イシグロを読むと思う。それぐらいこの人の小説は面白い。日本の退屈な純文学に慣れていると、こんなに文学が面白いわけがない、おかしい、と妙に落ち着かない気分にさえなる。

本作はイギリスで最も権威のあるブッカー賞を受賞した、カズオ・イシグロ(1989年当時、弱冠35歳)の代表作である。1993年にはジェームズ・アイヴォリー監督で映画化され、わたしはそれで知った。それまでE.M.フォースター原作の映画を撮っていたアイヴォリーが、日本人の小説を? と頭の中がクエスチョンマークになったことを覚えている。

あれから30年、初めて原作を読んでみた。とにかく面白かった。しかるのちに映画も再見したので、比較めいたことを書いてみると、ひたすら「陰」のムードをまとった映画に対して、小説には不思議と「陽」のムードがある。最初これは訳者・土屋政雄氏のなせる業かと思ったが、いやいや本作は根源的に「陽」のムードをはらんでいる、とラストまで読んで確信した。

映画『日の名残り』も嫌いじゃないが、原作本来のムードに近いのはドラマ『ダウントン・アビー』的な世界観ではないかと思う。アンソニー・ホプキンス演じるスティーブンスはただただ陰気で気味が悪いけれど、それよりダウントン~のジム・カーター演じる執事のほうがスティーブンスに近い気がする。それに、やたら辛気臭い映画の音楽より、ダウントン~の音楽のほうがしっくりきそうである。

先にもちらりと触れたが、土屋政雄氏の訳がとても素晴らしい。カズオ・イシグロは、またとない日本語のパートナーを得たと思う。その土屋氏によるあとがきがせっかくよい文章なのに、さらに丸谷才一の解説(いきなりネタバレ全開で内容がダイジェストされている)が付いているのは蛇足である。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1020
(5pt)

the way it is.

だってあの時はそうするのがいいと思ったんだもん、しょうがないじゃん、という言い訳を延々としている話。
実直、勤勉が盲従を産む。しかし、一縷の希望がもたらされるのもそれ故にか。
ハルキムラカミは乾いて冷たいがカズオイシグロはしっとりとほの暖かい。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1019
(5pt)

the way it is.

だってあの時はそうするのがいいと思ったんだもん、しょうがないじゃん、という言い訳を延々としている話。
実直、勤勉が盲従を産む。しかし、一縷の希望がもたらされるのもそれ故にか。
ハルキムラカミは乾いて冷たいがカズオイシグロはしっとりとほの暖かい。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.1018
(5pt)

the way it is.

だってあの時はそうするのがいいと思ったんだもん、しょうがないじゃん、という言い訳を延々としている話。
実直、勤勉が盲従を産む。しかし、一縷の希望がもたらされるのもそれ故にか。
ハルキムラカミは乾いて冷たいがカズオイシグロはしっとりとほの暖かい。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1017
(5pt)

秀逸な翻訳!

今頃になって読んでみました。実は私は、村上小説を何度読んでも途中で挫折していたので、実際にノーベル賞を受賞したイシグロ氏の小説でも同じく挫折したら、これはもう自分の読解力や感性の無さが原因だと判断するしかないと思っていました。

と思って恐る恐る本書を読み始めると、もう止まりません。私が村上小説で挫折するのは、男女のとりとめのない会話がだらだら続く箇所なのですが、本書にはまずこれがありません。まだ読了していませんが、とりあえずスラスラ読めるのが嬉しいです。

スラスラ読めるのは、土屋政雄氏による見事な翻訳のお陰でもあります。原文を読むと、平易な英文なので読みやすいですが、これをいかにも老執事が話すような語り口で翻訳したのは、もう名人芸としか言いようがありません。この日本語版はまさに、イシグロ氏と土屋氏の共同作業の賜物です。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1016
(5pt)

秀逸な翻訳!

今頃になって読んでみました。実は私は、村上小説を何度読んでも途中で挫折していたので、実際にノーベル賞を受賞したイシグロ氏の小説でも同じく挫折したら、これはもう自分の読解力や感性の無さが原因だと判断するしかないと思っていました。

と思って恐る恐る本書を読み始めると、もう止まりません。私が村上小説で挫折するのは、男女のとりとめのない会話がだらだら続く箇所なのですが、本書にはまずこれがありません。まだ読了していませんが、とりあえずスラスラ読めるのが嬉しいです。

スラスラ読めるのは、土屋政雄氏による見事な翻訳のお陰でもあります。原文を読むと、平易な英文なので読みやすいですが、これをいかにも老執事が話すような語り口で翻訳したのは、もう名人芸としか言いようがありません。この日本語版はまさに、イシグロ氏と土屋氏の共同作業の賜物です。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.1015
(5pt)

秀逸な翻訳!

今頃になって読んでみました。実は私は、村上小説を何度読んでも途中で挫折していたので、実際にノーベル賞を受賞したイシグロ氏の小説でも同じく挫折したら、これはもう自分の読解力や感性の無さが原因だと判断するしかないと思っていました。

と思って恐る恐る本書を読み始めると、もう止まりません。私が村上小説で挫折するのは、男女のとりとめのない会話がだらだら続く箇所なのですが、本書にはまずこれがありません。まだ読了していませんが、とりあえずスラスラ読めるのが嬉しいです。

スラスラ読めるのは、土屋政雄氏による見事な翻訳のお陰でもあります。原文を読むと、平易な英文なので読みやすいですが、これをいかにも老執事が話すような語り口で翻訳したのは、もう名人芸としか言いようがありません。この日本語版はまさに、イシグロ氏と土屋氏の共同作業の賜物です。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1014
(4pt)

映画『生きる』を観てファンになった

生きるは、黒沢の映画をどうアレンジするのか、気にしながら観て一気にファンになった。
この映画はまだ見ていないが、ぜひ観てみたい、そう思わせる小説だった。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1013
(4pt)

映画『生きる』を観てファンになった

生きるは、黒沢の映画をどうアレンジするのか、気にしながら観て一気にファンになった。
この映画はまだ見ていないが、ぜひ観てみたい、そう思わせる小説だった。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.1012
(4pt)

映画『生きる』を観てファンになった

生きるは、黒沢の映画をどうアレンジするのか、気にしながら観て一気にファンになった。
この映画はまだ見ていないが、ぜひ観てみたい、そう思わせる小説だった。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1011
(5pt)

ゆっくりじっくり

何かで紹介をされてて興味を持ち購入
気分的に真夏の今、読む感じではないと思い、秋になったらじっくり読みたいと思います
楽しみです
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1010
(5pt)

ゆっくりじっくり

何かで紹介をされてて興味を持ち購入
気分的に真夏の今、読む感じではないと思い、秋になったらじっくり読みたいと思います
楽しみです
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.1009
(5pt)

ゆっくりじっくり

何かで紹介をされてて興味を持ち購入
気分的に真夏の今、読む感じではないと思い、秋になったらじっくり読みたいと思います
楽しみです
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.1008
(5pt)

カズオイシグロ的黄昏流星群

男として、仕事人として自信を失くしている頃に巡り合った一冊です。
あの時違う選択をしていたら...このまま自分の人生はどこに向かうのか、そしてなんのために生きるのか...

夕陽の場面を多様して、視覚的にも「日の名残り」を想像させてくれます。
読み終えると、これに日本人的甘えと中年男の妄想力を付け加えれば黄昏流星群に至ることに気づくかもしれませんが、みなさまはいかがでしょう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037