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黄昏の囁き
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黄昏の囁きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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綾辻作品を読むのは恐らく二作目。本書が「囁きシリーズ」なるものの三作目というのも知らずに読んだ。 さて、以下ネタバレが多数含まれます。 まず、読み始めてすぐに、これはたぶん駄目だろうと思った。それは地の文に括弧で科白が入ってくるからだ。更にフォントを変えての括弧の科白。こういうラノベっぽい手法が好きになれない。著者本人は臨場感を醸し出したいのかもしれないが、自分にとっては余計な作業。 また、著者の本をまだ一冊しか読んだ事がない為かも知れないが、いきなりヴェランダという言葉に違和感を感じた。某芸能人がカメラの事をキャメラというのと同じ様な苦笑する感覚だ。 物語は淡々と進んでいく。その進行は極めて自然で、どんどん読み進めていきたくなる素晴らしい力量の文だと思う。 突然の兄の死をきっかけに、過去の記憶が蘇ってくる主人公。兄とは予備校の先生と生徒だった関係の人物と行動を共にしながら、兄の死の謎を解き明かしていく。 その過程まではそこそこ面白いのだが、いよいよ左手側にあるページ数が少なくなるにつれ、「ん?このままでは今まで出てきた人物が犯人だよね?」という所で、主人公の記憶と、当時の関係者への聞き取りから、意外な人物が犯人像として浮かんでくる。もちろん、そこからどんでん返しがあるのだが、そのどんでんがえしが意外中の意外と言うか、え?それって有り?と感じてしまい、結果評価が低くなってしまった。 本書では、当然のごとく殺人が行われる。真犯人には動機が当然ある訳だが、本書の真犯人の動機が全く理解出来ない。殺された四人は、最初の事件の単なる目撃者で有り、何一つ加担した訳では無い。にも関わらず、なぜ真犯人は殺意を抱いたのか?そこが余りにも不明瞭。そしてどうして十何年も経ってからの犯行なのか?そこも不明瞭。更に殺された四人は何故真犯人に対して易々と殺されるはめになったのか?どうして反撃しなかったのか?真犯人の心理状況などを近くの者は何も感じなかったのか? 殺された四人と最初の事件の被害者との関係も理解できない。ミスリードとしては上手いと思うが、実際には子供の持つ世界観では相手にしないのが普通だろう。同年代の知的障害のある人物と言った設定の方が、まだ納得出来た。 | ||||
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忘れ去られた過去の記憶というテーマで、 サスペンスタッチの雰囲気を楽しむ作品です。 でも、読んだ後にあまり印象に残りません。 犯人の設定や動機にも、現実性が感じられません。 囁きシリーズでは、小説の内容と同じ位、いや、もしかしたら それ以上に、講談社文庫版の表示に使われてる天野可淡の 人形に強い印象を受けました。 まるで、この人形たちのために、小説を書いたみたいです。 その死後も多くの後継者たちに強い影響を与え、しかし、決して 後継者が追いつける事は出来ない、明確な一線を感じさせる 「KATAN DOLL」たち。この人形の表紙のためだけでも、本を 買う価値があると思います。 なんて事を書くと、綾辻ファンの人には怒られるのかな? | ||||
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忘れ去られた過去の記憶というテーマで、 サスペンスタッチの雰囲気を楽しむ作品です。 でも、読んだ後にあまり印象に残りません。 犯人の設定や動機にも、現実性が感じられません。 囁きシリーズでは、小説の内容と同じ位、いや、もしかしたら それ以上に、講談社文庫版の表示に使われてる天野可淡の 人形に強い印象を受けました。 まるで、この人形たちのために、小説を書いたみたいです。 その死後も多くの後継者たちに強い影響を与え、しかし、決して 後継者が追いつける事は出来ない、明確な一線を感じさせる 「KATAN DOLL」たち。この人形の表紙のためだけでも、本を 買う価値があると思います。 なんて事を書くと、綾辻ファンの人には怒られるのかな? | ||||
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アヤツジ作品初体験の方には○ 彼の作品に共通して流れている雰囲気はこの作品で充分に味わうことができる。 ただアヤツジ作品読み漁っている人には(そんな人がこんなレビューを読むとも思えないが)読む必要がない作品。 『人形館の殺人』のセルフカヴァーだから。 幼児期の無垢さが結果として引き起こしてしまう犯罪。 意図は無かったにせよ、その結果に動じることからくる大きな心の傷。 被害にあった者の復讐の意志。 復讐への怯えと罪の意識の葛藤。 そして意外な結論。 文章は上手だし、すらすら読めてしまうし、 セルフカヴァーでなければ悪くない作品なのだけれど いくら作家が好きなテーマとは言え ここまで同じものを提示されると。 『人形館の殺人』かこれか どちらか一つ読めば足ります。 | ||||
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アヤツジ作品初体験の方には○ 彼の作品に共通して流れている雰囲気はこの作品で充分に味わうことができる。 ただアヤツジ作品読み漁っている人には(そんな人がこんなレビューを読むとも思えないが)読む必要がない作品。 『人形館の殺人』のセルフカヴァーだから。 幼児期の無垢さが結果として引き起こしてしまう犯罪。 意図は無かったにせよ、その結果に動じることからくる大きな心の傷。 被害にあった者の復讐の意志。 復讐への怯えと罪の意識の葛藤。 そして意外な結論。 文章は上手だし、すらすら読めてしまうし、 セルフカヴァーでなければ悪くない作品なのだけれど いくら作家が好きなテーマとは言え ここまで同じものを提示されると。 『人形館の殺人』かこれか どちらか一つ読めば足ります。 | ||||
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綾辻さんの「囁きシリーズ」3作目。やっぱり、ミステリーじゃなくて、サスペンス調だった。ちょっとがっかり。相変わらず、人間性とか風景は上手ですけど、謎解きとか、意外性が感じられない作品でした。囁きシリーズこれで、終わってもいいのかも。 | ||||
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綾辻さんの「囁きシリーズ」3作目。 やっぱり、ミステリーじゃなくて、サスペンス調だった。 ちょっとがっかり。 相変わらず、人間性とか風景は上手ですけど、 謎解きとか、意外性が感じられない作品でした。 囁きシリーズこれで、終わってもいいのかも。 | ||||
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