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キャロル
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キャロルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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レズビアンを描いた作品はとにかくキャラが無個性というか、無色・無臭で印象に残らない。 ストーリーも感動も無いし、つまらないという感じで空っぽとしか言いようがない。 ヘテロ男のイメージするレズビアンを描いてるだけだからストーリーもキャラも語るところが無い作品ばかりになる。 パトリシア・ハイスミスは男性を主人公にした作品が多いからそういう意味では珍しい作品と言えるかも。 映画では、「男の観客が多かった」という感想ばかり見て「だろうな」と思った。 如何にも男が好きそうだし、男ばかりになるのは必然的。レズビアン映画では、男の観客ばかりで女性が殆どいなかった、という感想をよく見るけど女性が見に行ったらキモ男タのズリネタにされるだけだし、碌な事にならない。男からの承認に固執してる女性でなければ、自分から男のズリネタになるようなことはしないだろう。 | ||||
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忘れられない小説になりました。 テレーズの成長していく姿が印象的で、ラストもとても良かったです。 映画も素晴らしいので、両方照らし合わせて見ると尚いいと思います。 | ||||
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映画とはまた違った場面も結構あり楽しめました。 愛とはなんなのかを改めて考えることができました。 映画と本も素晴らしい | ||||
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ケイト・ブランシェットが神的に美しい!!!!!!! あんな眼で見つめられて微笑まれたら、あたしは難なく未知の世界にだって踏み入っちゃうぞ!!!!!!って感じ | ||||
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映画とは違うところもありますが 素敵でした 作者の他の作品も違う目で読み返してみたいと感じました | ||||
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心情・情景とか細かい翻訳で分かりやすかったです。しかしハイスミスさんの小説は奥が深すぎて後、何回読んだら理解できるのだろうって感じです。とにかく買って良かったです。 | ||||
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文句なく良かった。最初の出会いから、そして最後の出会いまで感動的でした。 | ||||
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六十年近くも前にこれだけ完成度の高い、 海外恋愛物が書かれてたってすごい。 真摯に恋愛する二人が女性同士っていうのが、 女性に縁遠い人生の自分(オス)でも、コンプレックスを忘れて素直に読書できます。 リアリティ高い世界観だから尚更。 「リアリティ重視系でかつ恋愛メインの物語」だと、 特にイケメンとレディの恋愛物だと、 自分まず感情移入できないから、こういうの貴重。 テルマとルイーズ(うろ覚え)を悲劇とすると、 これは比較的後味良いので、本ジャンルで悲劇は食傷気味の方々にも。 これ好きな方々は映画の、 ローマ愛の部屋もおすすめ。 (原題はルームインローマでしたか・・・・・・) | ||||
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本書はアメリカでミリオンセラーになった。ではなぜ売れたのか? 売れた理由①:幸せなラブストーリー あとがきで著者は、本書の魅力は「ふたりの主要キャラクターが幸せな結末を迎える、あるいは少なくとも将来をともにしようとして終わる点だ」と述べている。そう、本書は、人が人を好きになる一瞬一瞬を描き、幸せな気分を読者に提供してくれる。 しかし、「ふたりの主要キャラクター」が女性で、本書が当時の(現在もそうだが)アメリカ社会のマイノリティーグループであるレズビアンを描いた小説である以上、幸せなラブストーリーだということだけで多くの読者を得たとは思えない。 売れた理由②;アメリカ人の共感をよぶ移民の物語 本書は移民の物語でもある。主人公テレーズの祖先はチェコからの移民。悲しい生い立ち。6歳のとき父がなくなり、再婚した母はテレーズを捨てた。それでも彼女はニューヨークで、舞台美術家をめざしてがんばっている。 彼女のボーイフレンドのリチャードはロシア系。前の職場の社長ナスボームはドイツ系。今の職場の先輩マートウッチはイタリア系。同じく職場の先輩で、テレーズに親切にしてくれるロビチェクも、何系かの記述はないが、名前から推して祖先は移民だろう。 テレーズが一目惚れしたのがキャロル。キャロルは、自身はまだテレーズに恋愛意識のない状態で、ふたりきりの旅行に誘う。 キャロル「ワイオミングへ行ったことはある?」 テレーズ「ありません」 キャロル「あなたもそろそろアメリカを見て回ったほうがいいわ」 (205ページ) 車での2人のアメリカ横断旅行が始まった。ペンシルバニアからオハイオへ。オハイオからイリノイへ。イリノイからコネティカット、ミネソタ、コロラド、ネブラスカ、そしてワイオミングへ。 ミネソタで、ガソリンを売ってほしいと農家へ頼みに訪れた時、「テレーズの胸に熱い愛国心がほとばしったー『これこそアメリカだ』」(307ページ) アメリカを発見し、愛し、ますますキャロルへの想いをつのらせてゆくテレーズであった。 | ||||
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プレゼントする為にこの本を選びました!映画にもなった作品で喜ばれるかと思います!面白かったと喜ばれました! | ||||
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大筋映画と同じでした。特に違ったストーリーを期待しましたが、流れ的には同じでした。 | ||||
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なんて駄洒落抜きにクリスマスシーズンになると読みたくなる本だけど、映画のキャスティングや脚本の評価も高いようですね。 既出のようですが、巻末の解説を読むとパトリシアハイスミスの作家としての信念の部分に触れることが出来て読後感をさらに仕合せなものにします。 なので読み返す時はいつも、丁寧に、ゆっくり噛みしめるように読んでしまいます。 その時間が惜しくはありません。 | ||||
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映画版のDVD予約しました。原作を先に読んでしまうと、ネタバレになってしまうので、映画を観てから読む事にします。 | ||||
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パトリシア・ハイスミスにこんな小説があったとは全く思ってもみませんでした。 彼女の作品と言えば、「見知らぬ乗客」「リプリー」など、ミステリー作家とばかり思っていたからです。 いずれも映画化され、この「キャロル」も是非見たいと思っている作品です。 それにしても、今では「レズビアン」も認知度が高まっていますが、’50年代では流石にこの小説の通りでしょう。 それだけに、同性間の恋愛と言うテーマは衝撃的だったでしょう。 そうした社会状況の中で、「見知らぬ乗客」で成功した作者が、別のペンネームでこの小説を書いたことは意外です。 ただ、同性とは言うものの「恋愛」ものと言うことには変わらないと思えますし、今読む上では特段の違和感はありません。 私自身は男性なので、同性の女性を見て胸をときめかせる女性の気持ちと言う点では良くわかりません。 従って、冒頭のテレーズとキャロルの出会いが、現実的なのかどうかは分かりませんが、非常に印象的でした。 そして、ラストの二人の出会いも。 ただ、この最初と最後の二人の出会いの間には大きな差があります。 その間の二人の女性の体験が、二人を大きくさせているからです。 そのあたりの表現が実に見事で、非常に説得力があります。 ’50年代、レズビアンと言う条件を超えた何か普遍的なものを感じました。 「恋愛」の持つ「力」を強く感じた作品でした。 | ||||
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なかなか深いし、映画みた後に読んだから、『あーなるほど‼』って感じもあり。続編見たいくらいですよ。 | ||||
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サスペンス小説の大家パトリシア・ハイスミス(1921 - 1995)が最初の長編『見知らぬ乗客』執筆後の1952年、同性愛のロマンスを真正面から描いたという当時としてはセンセーショナルな題材ゆえに「クレア・モーガン」という別名義を使い、“The Price of Salt” (刺激の代償)という題名で出版した作品。 舞台は1950年代アメリカ。将来に不安を抱えた若い娘テレーズが美しい既婚女性キャロルと恋に落ち、その経験をとおして成長していく物語。 2016年に公開された映画版があまりにすばらしかったため、原作である本書を手にとってみました。ふたつのおおきな相違点として挙げられるのは語り口でしょう。原作ではテレーズの視点だけで物語が語られる一方で、映画版ではテレーズとキャロルふたりの視点が入れ替わりながら物語が進みます。したがって映画版ではキャロルの変化の過程にも光があてられていますが、本書ではほぼテレーズの成長のみに焦点があてられています。 くわえて映画版とは少し異なり、本書のテレーズは潔癖で「醜さ」や「老い」といったものを憎悪し、キャロルに象徴される「美しいもの」という幻想に恋する女性として登場します。しかしテレーズはキャロルとの出会いや恋をとおしてキャロルもまた完璧な存在ではないことを知り、その瑕疵までも受け入れられるようになります。つまり本書では、恋に恋する女性から、愛を知る女性へ、というテレーズの成熟により力点が置かれています。 けれども、「他者」ともっとも密接に関わる体験である恋愛をとおして成長する、そして同性愛をタブーとする社会的な束縛から自らを解き放つ、という本質的なテーマは小説と映画でまったく変わっていないでしょう。 また相反しながらも相補的なふたりの男というのはハイスミスが生涯にわたり描き続けた構図ですが、本書ではそれがふたりの女に置き換えられており、そのあたりに作家の特徴をうかがうことができます(犯罪は描かれませんが)。 難点を言えば、作家の初期作品だからか物語進行のテンポに統一感がないことでしょうか。それでも同性愛に対する色眼鏡が出版当時よりもずっと減っている現在の眼からすると、同性愛を特殊なものとしてとらえずに、むしろ純粋な恋愛小説として楽しむことができると思います。 | ||||
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後の作品のようなハイスミスらしさがなく、女性同士のラブストーリーに終始していて期待はずれ。 読まずとも映画で十分かな。 | ||||
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1950年代の雰囲気、パトリシア・ハイスミスの世界に引き込まれました。 | ||||
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映画化のおかげで陽の目をみた、パトリシア・ハイスミス久々の翻訳本。読む前は、楽しみな反面、クレア・モーガン名義で出版された同性愛、恋愛小説であり、長編第1作「見知らぬ乗客」直後の若いときの作品ということで、作風が全然違うものだったらどうしようといった不安半分、興味深々で読み始めたのですが・・・。始めっからもう、いかにもパトリシア・ハイスミス独特のサスペンスフルで不安をかきたてるような心理描写に惹きこまれてしまった。犯罪小説ではないのに、何かスリリングでいつものハイスミス節全開といった感じなのです。さらにその文章表現が、全く型にはまったものでないハイスミス独特なものでありながら非常に文学的な香りを漂わせた文体で魅了される。翻訳の素晴らしさもあるのでしょうが、是非原文でも味わってみたいなと思いました。途中までは、今までのハイスミスの作品と同様なサスペンス小説的な面白さを味わいつつ読んでいたのですが、後半に読み進むと、この二人の主人公に完全にのめり込んでしまい、もう読むのが止まらなくなり最後まで一気に読んでしまいました。そして最後の方は、もう胸が熱くなり、ホロリと涙がこぼれてしまった。パトリシア・ハイスミスの翻訳されたものは、大体読んでいるのですが、ここまでストレートに物語に惹きこまれて感動したのは初めてかもしれない。パトリシア・ハイスミスが好きな人には絶対満足できる作品でしょう。この唯一?の恋愛小説で初めてパトリシア・ハイスミスに接した人は、他の作品に入っていけるか?。この独特の心理描写、不安感が楽しめたら大丈夫だと思います。 | ||||
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とても繊細で美しい小説です。 文章も読みやすくテレーズの危なかしい心理描写が胸に迫るようでした。 映画ですが、こちらでは上映しないので残念です。 ケイトのキャロル観たいです。 | ||||
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