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掟上今日子の退職願



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【この小説が収録されている参考書籍】
掟上今日子の退職願
掟上今日子の退職願 (講談社文庫)

掟上今日子の退職願の評価: 4.00/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

まずまず

シリーズ5作目。
眠ったり意識を失うと記憶が消去されてしまう忘却探偵。
今回は4つの事件が収録されています。
良くも悪くも、いつも同じようなテイストなので、
外さない分、当たりもないかなという感じです。
掟上今日子の退職願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:掟上今日子の退職願 (講談社文庫)より
4065197376
No.4:
(3pt)

気軽に読めて、そこそこ楽しめる連作集

今日子さんの相方が若い女性警察官と言う共通点があり、一日で記憶をなくすため、最速で事件を解決に導く民間の探偵今日子さんに協力をあおぐ事に、少なからぬ葛藤を覚えている。そして外見からは想像も付かない、アクティブな今日子さんの特異な探偵術や思考法に触れて、自身の仕事に対するアプローチを再考するーそういう理屈っぽい流れは西尾維新らしいが、今日子さんが特殊過ぎて、単に屁理屈を聞かされてる気になった。
 
 そして死体の様子が不可解で、その謎を解き明かすと言う共通点もあり、発想の転換により解決するのはミステリらしく面白かった。ただ個人的に感心するような鮮やかな解決ーとばかりとはいかなかったのは残念。
 
 気軽に読めて、そこそこ楽しめる連作集と言う評価。
掟上今日子の退職願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:掟上今日子の退職願 (講談社文庫)より
4065197376
No.3:
(3pt)

4人の女性警官と今日子さんとのコラボレーション!!

今回は4つの短編集
4人の女性警官と今日子さんがタッグを組んで事件を解決

事件は全部、殺人事件で、バラバラ死体、飛び降り死体、絞殺死体、水死体の4つ
いずれもサクサク読みやすく安定の面白さ!!
掟上今日子の退職願Amazon書評・レビュー:掟上今日子の退職願より
4062199068
No.2:
(3pt)

読む人によって評価はバラつくだろう

本レビューには細心の注意を払っていますが、未読者にとってはネタバレとなるおそれがあります、ご注意ください

こんな人におすすめ
・職業婦人たちのガールズトークが好きな人
・人情ものミステリ好きな人
・今日子さん可愛い
・西尾維新をデビュー当時から追っている人

バラバラ
トリックは、とある古典の名作を想起させられる。
推理面でそれ以上にみるべきところはない。
ここでみられる今日子さんは、今まで書かれてきた今日子さんと変わらない
死体があった場所で死体になりきる、守銭奴な今日子さんである

ミステリ☆☆
今日子さん☆☆☆
西尾節☆☆☆☆

飛び降り
作中でフォローはいれられているものの、やはりちょっと警察が無能すぎるんじゃないだろうか。
人海戦術で、あるいは鑑識結果で、落下地点に繋がる痕跡は2日では見つからないものか。
どんなにありえないとおもわれる可能性でも、一応考慮する今日子さんは可愛いが
意外にアテが外れることもあるのだということもわかった1編

ミステリ☆☆
今日子さん☆☆☆
警察☆☆

絞殺
この作品で使われたトリックも、とある古いミステリを想起させられる。
古典という程ではないが、そろそろ発表されてから10年は過ぎている西尾維新自身の作品である。
その作品では多数のハイスペックな人外たちが跋扈する舞台の中で使われたために、ある程度の説得力も伴っていた。
しかし、今日子さんのいる世界はこの現実とおおよそ同じ、今日子さんはそれなりにハイスペックだが、まあ人間の範疇に収まっている。
その世界で説得力をもたせようというのであればどうするか、西尾維新が出した結論は。

近年の記憶が無いために、自分にとっての未知に驚く今日子さんの姿は、あるいはかつてを知り、かつての西尾維新から抜け出せない読者への
現在の西尾維新からのメッセージなのかもしれない。

問題は、これはこれで本当にこのトリック稼働するのかやや疑問に思う点が残ってしまったところだろうか。安全装置とか、ないのかな?

ミステリ☆☆☆
今日子さん☆☆☆☆☆
深読み☆☆☆☆☆


ホワイダニットもの、なのだろうか。
あまりに怪しすぎる、犯人にほぼ間違いない容疑者のとった、ただひとつの不可解な行動を今日子さんが解き明かす。
とりあえず、わかりやすすぎる犯人に狼狽える今日子さん可愛い
多分、タイトルはこの1編が由来なのだろう、本巻に収められた4編のなかで一番今日子さん可愛い

ミステリ☆☆
今日子さん☆☆☆☆☆
シリーズお約束の伏線?☆☆☆☆
掟上今日子の退職願Amazon書評・レビュー:掟上今日子の退職願より
4062199068
No.1:
(3pt)

探偵として生きる強い矜持と信念を見た

なぜか,毎回誰が語り部を務めるのかが気になり,話題にもなるシリーズの五作目.
そして,この巻では四篇全てで異なる女性が語り部となり,彼女たちの内面を通じて,
時には比べ,直接問い掛け,『外側』から今日子さんを映し出すという構成となります.

また,荒唐無稽感は相変わらずも,一・二話の言葉遊びのような逆転の発想は面白く,
語り部らが教訓めいたことを語り,それらと今日子さんを重ねるやり取りも印象的です.
その反面,ページ数が減る三・四話では内容も薄めで,事件周りにもやや物足りなさが.

とはいえ,タイトルの『退職願』に絡め,探偵を辞めたくなるほどの嫌で辛いことも,
次の日には忘れてしまうという,当たり前となった事実に改めて衝撃を受けるとともに,
彼女が退職願を行使するためには,さらに,文字通りそれを抱えて今日も謎を解き,忘れ,
また新しい一日を迎えるというその生き方に,探偵としての強い矜持と信念を見た思いです.
掟上今日子の退職願Amazon書評・レビュー:掟上今日子の退職願より
4062199068

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