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薔薇十字叢書 神社姫の森
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薔薇十字叢書 神社姫の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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私はこれ好きです。序盤少し流れが遅いけど、最後の展開は、笑ってしまいました。 | ||||
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シェアワールドという世界観ながら、しっかりと百鬼夜行シリーズを踏襲している。 | ||||
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京極堂シリーズは「塗仏」で見限っていたので作者買い メインのラノベの縛りがキツくていろいろ溜まっているのか、ノンシリーズや新シリーズだとそのあたりのフラストレーションが一気に噴出してしまうようで「やりたいことはわかりますけどもっと抑えて抑えて」とか「エビ天4つは多すぎます!ふたつで充分ですよ!わかってくださいよ」な感じになってしまうのがいろいろ残念なのですが、 今回はネタが借り物なせいか、はたまた元の京極堂シリーズの懐が想像以上に深かったせいか、両者の良いところが合わさった好コラボとなっております。 前半おっさんふたりが延々としゃべってるだけ、だとか。一人称の語り手のポエマーな自分語りが延々と続く、とか。ゆえに全編通して展開が異様にもっさりしてるとか。素人レベルでもわかる設定年代では絶対ありえない思考や用語が乱舞するアナクロニズムの極み、とかも元の京極堂シリーズ自体がそうなんだから無問題。むしろこうも歪な構造の小説群がベストセラーを乱発していたことが京極夏彦という作家の並々ならぬ才を示しているわけで。 それがわかるだけでもこの作品は大成功。問題なのは京極堂シリーズを知らない読者が読んでも楽しめるかどうか謎だということ (と、いうか多分、読了しても「私」が「彼」である所以がわからない) この本に手を出すのは京極堂ファンだけだろ、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、前半のゴジラ論は東日本大震災以降の物としては出色の出来(怪獣文藝の続きが出るなら丸々再録すべきと思うぐらい)。おそらくは時間を見つけては調べまくったのであろう、後半の「憑き物落とし」用に用意された怒涛の薀蓄大奔流は一読の価値あり(詰め込みすぎて弁証法がなりたたなくなってしまったのが「憑き物落とし」としての不発に繋がってしまったのでしょうが)。「おっさん、年いくつや?」のツッコミ待ちなあたりも楽しいので何とか京極堂ファン以外にも読んで欲しいものです。と、いうかいい機会なのでこの機に本家の京極堂シリーズに手を出してもらいたいです。 んで 「京極堂 対 加藤保憲」 いいんじゃない、鬼太郎ともやりあったことあるしさ。なんですが、 版権云々以前に問題は、 ・加藤さんはベガにリスペクト(パクリともいいますが)されるだけあって基本肉体言語な人なので、鉄人28号でも持ち出さない限り超文系の京極堂ではかなり分が悪いということ(荒俣先生は一撃死。夢幻魔実也あたりでも太刀打ちできなかったわけですんで) ・このネタだったら御大の荒俣先生か京極先生ご自身が書きそうだ、ということ 七難八苦を乗り越えての実現を期待します。 | ||||
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最も「百鬼夜行」の世界観を忠実に再現している。 他の作者は人物に焦点を当てたがために、「二次創作」感が否めないが、本書は「百鬼夜行」の約束事を見事に踏襲している。 読んでる最中にやや中弛み感は感じたが、文庫本に収めるには申し分ない出来だと感じた。 また、最後に件の「漫画家の先生」が登場するのも気が利いている。 このようにレビューに感想を書かせるだけの影響力を持つ作品に仕上がっている。 この作品を読み、今一度「黒衣の男」が終わらせる「物語」の数々を読み返したくなった。 | ||||
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面白かったです。 少なくとも今までの「叢書」の中では一番自分の性に合いました。特に基本的な語り手が非常に百鬼夜行シリーズとマッチしてました。 てんこもりな蘊蓄、これでもかとばかりに全作を網羅した辺りはさすがだと思います。 星1つマイナスなのは、 ・榎木津があまりにもキャラ崩壊(効果かもしれぬが) ・不明人物の一人が最後まで曖昧 ・時代設定を生かしたのがあの映画だけでは惜しい。どうせ数年後なら、この作家の情報収集力ならもっと風俗的にも面白くできたと思う。生活のちょっとしたニュアンスとかを出してくれるとよかった。 ・谷崎がこの時点で「日本近代文学の~」と言うのは時代的に微妙。 ・やはり谷崎。佐藤春夫とのエピは文学史知らない人にもう少し説明が欲しかった。 ・登場人物(特に鳥口と木場と誰か)が頭よすぎる。京極堂が頭幾つも抜けていないとこの世界はバランスがとれにくいのでぱないか。 というところでしょうか。 しかしこうやって些細なところを見つけて「これさえなければ」と思わせるくらいに、やはり面白かったです。 | ||||
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「薔薇十字叢書」4タイトル読ませていただきました。 暫定一位で、1番本家に近い展開の仕方をしていると思いました。 本家シリーズ各タイトルで見知った名前やワードが出てくるので、わくわくせずには居られませんでした。 反面、「本家シリーズはさておき春日みかげさんのファンの方」が手にした時には不親切な作品でしょう。 また春日さんに参加していただきたいです! | ||||
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久保竣公ならぬ久保竣皇を名乗る覆面作家は一体誰? というのが物語前半の惹きなのだが、これは割合すぐに分かる。京極堂シリーズの数々の事件の詳細に通じていて、なおかつこの物語のなかでさっぱり姿を見せない主要キャラは一人しかいないのだから。 なので読み手の興味は、どういう決着に持って行くのかということ。物語の後半1/3は京極堂と久保竣皇の対話が延々と続いてちょっと疲れる。ストーリーライン自体は実にシンプルであっと驚くどんでん返しもないが、原典のスタイルをここまで模倣すれば、あっぱれと云うしかないね。 いよいよ本家の新作を読みたくなるというものだが、一体どうなっているのかしらん。京極堂シリーズの新作は文芸春秋社から発売のはずながら、恐らく版権の移動を巡る講談社との調整が捗々しくないのだろう。大人の事情はさっさと片付けて、早くお願いしますよ。 | ||||
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サクサク読めて内容にも満足。 本作の雰囲気を叢書の中で一番出しつつも 京極先生にはない新鮮な書き口で とても楽しめました。 また是非春日先生の百鬼夜行シリーズが 読みたいと思える一冊でした。 ありがとうございました。 | ||||
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